by Steven Depolo(画像:Creative Commons)
サプリあげるのちょっと待って 「栄養は食事で」が基本
(2010/1/6、産経新聞)
大人に比べて体格も格段に小さく、成長途上の子供たちのサプリメント利用について、同研究所情報センター長の梅垣敬三さんは「厚労省の国民健康・栄養調査をみてもほとんどの子供は栄養が不足している状態にはないのに」と、その必要性に否定的だ。
アンケート結果について、梅垣さんは「子供に手厚く食事を作るような保護者が間違った情報を得て、『子供でもサプリメントが必要』『これをとれば賢くなる』などと利用する」と分析。
「食品では表示の添加物に気をつけ、天然や自然のものにこだわるのに、(サプリメントには)インターネットや雑誌に出た情報をうのみにして極端な情報に反応している」と語る。
◆安易に与えないで
NPO法人日本サプリメント評議会(同)の広報を務めるサプリメントアドバイザーの宮城真弓さんも「6歳未満では、子供たちの食べ物への関心を高めるためにも食事での栄養摂取が大切。
サプリメントは、食べ物では摂取できない栄養素を取るために活用すべき。
子供は体格や体調などで適正な摂取量の加減も難しいので、安易に与えないで」と適正な利用を促す。
親としては、子供に少しでも栄養を取ってもらいたいという思いがあるのでしょう。
※脳の発達に良いとされるDHAなどのサプリメントを摂っていることから、少しでも賢く、元気でいてもらいたいというように考えているのだと思います。
しかし、適切な摂取量を子供に与えるのは難しいようです。
できれば、食事の中で栄養を摂れるように、バランス良い食事を心がけるようにしたいですね。