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筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?|子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?




【目次】

■筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?

Soccer Kids

by Chip Griffin(画像:Creative Commons)

15歳至宝、久保建英は超飛び級でハリルJ入りできるのか

(2016/12/26、THE PAGE)

残されたフィジカルについては、久保自身も「体を大きくするのは課題なので、引き続き頑張りたい」とまだ成長途上にあると認めている。帰国時の163cm、52kgがいま現在では167cm、60kgになったが、J3でもかなり華奢なのは否めない。

立石GMも「体重はまだ軽い」と認めながら筋力トレーニングは解禁させず、身長の伸びを優先させたいとしている。

FC東京U―18のFW久保建英(当時15)選手は、すでに技術面においては大器の片りんを見せていますが、フィジカル面については課題があり、FC東京の立石敬之GMは身長の伸びを優先させるためにも筋トレはやらせない方向で育成を行っているそうです。

ここで気になったのが、「筋トレをすると背が伸びなくなるのか?」という疑問です。

競技スポーツとフィットネスの分野で活動するトレーニング指導者の団体であるJATI(日本トレーニング指導者協会)の活動を支援するザバスのページから筋トレと身長の関係について調べてみました。




■子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?

ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

身長が伸びるメカニズムには、男女ともに意外にも女性ホルモンの働きが深く関わっています。成長期を迎え女性ホルモンが分泌されると成長ホルモンの分泌を介して、身長が伸びるように働きます。一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させる働きがあります。男子より女子の方が約2年成長期が早く、また身長が低いのは、成長期前の女性ホルモンの濃度が男子より女子の方が高いこと、さらに成長期になると女性では女性ホルモンが素早く増加することが関係しているのです。

身長が伸びるメカニズムは女性ホルモンの働きがかかわっており、女性ホルモンが分泌されると、成長ホルモンの分泌を介して身長が伸びるように働くのですが、その一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させてしまうそうです。

つまり、身長が伸びるメカニズムは筋肉の量との関係というよりも、ホルモンの分泌量との関係が深いというわけですね。

身長は遺伝が大きな要因を占めていますが、食事・運動・睡眠といった環境要因も影響を与えているそうです。

どうすればもっと身長を伸ばすことが出来るのか?|ぬかたクリニック

①たんぱく質や亜鉛をしっかりと摂る。
②体をまんべんなく動かす全身運動をする。
③1日9時間から10時間 すいみんをとる。

■食事

額田医師によれば、わかりやすくいうと「背が伸びる=骨が伸びる」ということである。骨の末端部分に「骨端線」といわれるものがある。この部分は軟骨細胞が集まってできたもので成長ホルモンなどの働きかけによって増殖し、層のように積み重なって骨は伸びるのである。軟骨細胞の原料となるのが肉、魚、卵、チーズなどに含まれるたんぱく質。

高校球児が体を大きくする方法として炭水化物をたくさん食べさせている映像を何度も見ていますが、栄養バランスを考えると、タンパク質が不足しているように感じます。

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益子さんの食事に含まれていた亜鉛。亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質。ところがWHO(世界保健機構)が定める1日に必要な亜鉛摂取量は15mgに対し、日本人の1日平均亜鉛摂取量はわずか10mg。

亜鉛は、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルです。

亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質なのだそうです。

■運動

実際に背を伸ばすのは、ジャンプに限らず、身体を「ひねる」「そらす」「曲げる」というまんべんなく動かす全身運動であるという。

背を伸ばすための運動としては、バレーボールやバスケットボールのようなジャンプをするスポーツがいいといわれていましたが、どういった運動をしたほうが伸びるというよりも体全身をまんべんなく動かす「全身運動」であればよいようです。

■睡眠

額田医師「夜しっかり眠ると骨の成長に最も重要な成長ホルモンの分泌がよくなります。つまり、寝る子は育つというのは科学的にも正しいことなんです。」

埼玉貧乳問題(なぜか女性の平均バストサイズが埼玉県だけがAカップ)|#月曜から夜ふかしで紹介した島田菜穂子院長(乳房健康研究会副理事)によれば、夜10時から深夜2時くらいの間に成長ホルモンや色々なホルモンがしっかり出るタイミングがあり、成長期の子供がその重要な時間帯に睡眠がちゃんととれているかがポイントなのだそうです。

また、寝る子は「海馬」も育つ|脳で記憶や学習を担う部分によれば、よく寝る子どもほど「海馬」も育つということがわかったそうです。

体の成長だけでなく、脳の成長にとっても、睡眠は欠かせないことがわかります。

そして、もう一つ額田医師によれば思春期が来る時期と身長の伸びには関係があるそうです。

額田医師「思春期到来のきっかけとなる性ホルモンには身長の伸びを加速する効果と同時に骨を固めて成長を止める作用があるんです。」

額田医師「実はですね、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いんです。これには睡眠不足や肥満が関係しています。」

額田医師によれば、睡眠不足や肥満によって、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いそうです。

そこで、十分な睡眠をとり、太らないようにすることによって、思春期を迎える時期を遅くすることができれば、身長を伸ばすことが期待できるそうです。

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最後に額田医師が子供の身長を伸ばしたいと考えている親に対してアドバイスしたのは「過剰なプレッシャー」をかけないこと。

実は人がストレスを感じたときに出るホルモン、コルチゾールには成長ホルモンの分泌を阻害する作用がある。親が子供の背がなかなか伸びないと気にし過ぎると今度はそれがストレスとなってより背が伸びにくくなってしまうのである。

久保選手もこのアドバイスに当てはまると思いますが、体格に関しては自分自身でも課題と言っている通り、周りの選手と比べて体が小さいことを大人たちがプレッシャーをかけるのが一番よくないことではないでしょうか。

子供の身長を伸ばしたい親は、タンパク質や亜鉛を含むバランスの良い食事、体をまんべんなく動かす全身運動、十分な睡眠ができる環境を整え、子供の成長を見守るということが重要だと思います。







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中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症|目の紫外線対策を|金沢医科大学

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■中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症

ringdingdong

by inna dee(画像:Creative Commons)

中学生の約4割が「瞼裂斑」初期変化を発症~ジョンソン・エンド・ジョンション発表

(2012/4/23、オリコン)

金沢医科大学が行った調査によれば、中学生の約4割が瞼裂斑の初期変化を発症していることがわかったそうです。

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■今回の調査のポイント

今回の調査結果で興味深い点を抜き出してみたいと思います。

学年別にみると1年生は25.9%だったが、2年生は41.4%、3年生41.9%となり、学年が上がるほど有所見率が高くなった。
また、所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長く、眼部の紫外線総被ばく量が多かったという。また、メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かったという。

●学年が上がるほど有所見率が高くなった。

●所見変化が見られた生徒は所見がなかった生徒より部活動など屋外で活動している時間が長い。

●メガネを使用している生徒より、使用していない生徒のほうが、有所見率が約3倍高かった。

こうしたことから、メガネを使うことが目の紫外線対策として効果的だと考えられます。

■瞼裂斑とは?

金沢医科大学眼科学・佐々木洋教授によれば、

「瞼裂斑は失明につながる疾患ではなく自覚症状がないことも多いため、あまり知られていないものの、見た目の問題だけではなく、進行すると充血ドライアイの原因になることも少なくない」

そうです。

瞼裂斑は、たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気です。

たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもので、肉眼では良く見えません。

瞼裂斑が大きくなって盛り上がってくると、充血・ドライアイなどの症状が出るそうです。

瞼裂斑は一度出来るとなくならないため、紫外線対策をして、進行しないようにすることが大事です。

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小学生の5人に1人が便秘!?|なぜ子供が便秘になってしまうのか?その原因

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■小学生の5人に1人が便秘!?

Trampoline Kids

by RichardBH(画像:Creative Commons)

小学生の便秘、大阪最多29・8% 全国平均20%も「成人女性と同程度」 NPO調査

(2016/6/6、産経ニュース)

小学生の5人に1人が便秘状態であることが6日、トイレを通し健康を考える活動を行っているNPO法人「日本トイレ研究所」の調査で分かった。47都道府県で最も便秘状態の児童が多かったのは、大阪府で29・8%。

NPO法人「日本トイレ研究所」が行なったインターネットによる調査によれば、「排便頻度が3日に1回以下」「便を我慢することがある」などと便秘状態と判断された児童は20・2%に上ったそうです。

この数字は、成人女性の便秘で悩んでいる人と同じ程度なのだそうです。




■なぜ子供が便秘になってしまうのか?その原因

なぜ子供が便秘になってしまうのでしょうか?

便秘状態の背景には、学校で人目を気にする傾向が児童の間にあるためで、半数以上の52・8%が「便意があっても我慢する」と回答。理由については「友達に知られたくない」(55・9%)、「友達にからかわれる」(36・4%)という回答が目立ったという。

 また、便秘状態の児童は睡眠時間が短く、朝食を食べない割合が多い傾向もみられた。

理由は大きく分けると2つ。

1.友達に知られたくない、からかわれたくないという気持ちから便意があっても我慢しているから

我慢のしすぎも便秘の原因のひとつだと考えられます。

無理なガマンをしてしまうことで、排便のタイミングを逃してしまいます。

そして、その結果、便の水分が抜けて硬くなるため、出にくくなってしまう、つまり便秘になってしまうのです。

2.便秘になりやすい生活習慣になっているから

便秘状態の児童は睡眠時間が短く、朝食を食べない割合が多い傾向もみられた。

朝食抜きにすると、便を作る元がないため、便秘になると考えられます。

また、睡眠時間が短いこと(睡眠不足)も便秘になりやすい原因の一つと考えられます。

低体温の子どもが増加中によれば、低体温の子供に共通する特徴としては、「やせ気味」と「疲れやすい」というもので、その理由としては、生活習慣の乱れ(「睡眠不足」「就寝時刻が遅い」「食生活の乱れ」「冷暖房の使用による体温調節機能の低下」「運動不足」)が関わっているようです。

低体温の子ども、「意欲」が低下によれば、夜ふかしをすることなどによる生活リズムの乱れから、体温調節に関わるホルモンや自律神経の働きがおかしくなってしまうそうです。

自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識することによれば、自律神経とは、呼吸や心臓の動き、血の巡りなど体の基本的な働きをコントロールしていて、大きく分けると、交感神経と副交感神経に分けられています。

交感神経の働きが優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなり、肩こり・高血圧・むくみ・便秘になりやすくなるそうです。

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■まとめ

NPOが行なった調査によれば、小学生の5人に一人が便秘。

理由は大きく分けると2つ考えられます。

1.友達に知られたくない、からかわれたくないという気持ちから便意があっても我慢しているから

2.便秘になりやすい生活習慣になっているから

子供のころ、トイレに行くのは勇気がいることだったのを覚えていますが、それは今も昔も変わらないようです。

「トイレに行くことをからかう」ということ自体が恥ずかしいことだと思うようにできるとよいのでしょうが、良い解決策が見つかるといいですね。

→ 便秘とは|即効性のある便秘解消方法(ツボ・運動・マッサージ・食べ物)・便秘の原因 について詳しくはこちら




→ 便秘の症状で知る便秘の原因とは?|便(うんち)で体調チェック について詳しくはこちら

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→ 腸内フローラとは|腸内フローラを改善する食べ物 について詳しくはこちら




P.S.
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【子どもの運動神経を伸ばす方法】子どもの成長期(10~11歳まで)に必要なトレーニングは運動能力を伸ばすトレーニング!?




■子どもの成長期に必要なトレーニングは運動能力を伸ばすトレーニング!?

10 Kilometres for Kids

by CMRF Crumlin(画像:Creative Commons)

競技スポーツとフィットネスの分野で活動するトレーニング指導者の団体であるJATI(日本トレーニング指導者協会)は成長期に必要なトレーニングとしては運動能力を伸ばすトレーニングを勧めているようです。

具体的には「敏捷性トレーニング」と感覚器から入ってくる多くの情報を適切に処理して身体の各部へ伝える「コーディネーショントレーニング」を挙げています。

成長期に必要なトレーニング~「敏しょう性」~|ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

神経型とは脳や神経の働きを示しており、10歳頃までに大人と同じくらいまで発達していることが分かります。これをスポーツ選手に置き換えると、素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。

成長期に必要なトレーニング~「コーディネーショントレーニング」~|ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

「コーディネーション」とは、 1970年代に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論で、コーディネーション能力を7つの能力に分けてとらえています(図1)。その7つの能力とは、「リズム能力」「バランス能力」「変換能力」「反応能力」「連結能力」「定位能力」「識別能力」で、スポーツを行っている時は、これらの能力が複雑に組み合わさっているのです。
例えばサッカーをしている場合、身体をバランス良くリズミカルに動かす(リズム能力・バランス能力・連結能力)、ボールの落下地点へ身体を移動する(反応能力)など、さまざまな能力が絶えず複雑に機能しているのです(図2)。

体が大きく成長しても、運動能力が鈍ければ、その体を思うように動かせないというわけですね。

素早い身のこなしや反射神経という能力は10歳頃までに大人と同じくらい発達するそうで、10歳ころまではいかに敏捷性のトレーニングなどをすることで運動神経を良くすることが重要です。

運動神経とは、目や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が上手に処理して、からだの各部に的確な指令をだす神経回路のことです。

運動能力というと、速く走れる、素早く動ける、高く飛べるといった風に考えがちですが、実は情報を適切に処理して、体に的確な指令を出す能力なのです。

「ピアニストの脳を科学する」(著:古屋晋一)では、ピアノ演奏に必要な運動能力を獲得するには、幼少期の練習が重要ではないかという研究について紹介されています。

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灰白質のさらに下の、いわば脳の岩盤部分には、「白質」といって、脳の神経細胞同士が情報のやりとりをするために必要な、何百万本もの白いケーブルが詰まった部分があります。
このケーブルは鞘(ミエリン)に包まれていて、20歳までに少しずつ発達していきます。これまでの研究で、この鞘の発達のしかたが、運動能力や認知機能に影響を及ぼすことがわかっています。たとえばオーディオのケーブルを高品質のものに変えると音質が良くなるように、脳の中のケーブルを包む鞘が発達すると、運動技能が向上するといったことが起こるのです。

<中略>

彼は、「小さいころにたくさん練習を積んだピアニストは、この鞘が一般の人よりも発達しているのではないか?」と考え、プロのピアニストと、音楽家ではない人の脳を計測し、幼少期の練習時間と、ケーブルを包む鞘の発達との関係について調べました。
その結果、指を独立に動かしたり、両手の動きを強調させたりするときに使われるケーブルの周りの鞘は、11歳までの練習時間に比例して発達していました。ところが、12歳以降の練習時間とこの鞘の発達度合いとのあいだには、あまり関係がなかったのです。
これはつまり、11歳までにおこなう練習は、すればするほど鞘を発達させるが、12歳以降は、練習をたくさんすれば鞘が発達する、というわけではないということです。鞘が発達すると、たくさんの情報をより速く脳の中で伝達できるようになるので、複雑な動きをするには有利です。いわば、インターネットの回線をADSLから光ファイバーにするようなものです。

ピアノ演奏に必要な運動能力を獲得するには幼少期に練習をすることが重要で、練習時間に比例して、脳の中のケーブルを包む鞘が発達し、運動技能が向上するそうです。

近年不器用な子供が増えているといわれているのですが、園児の紐を結べない、箸が使えないといった日常生活の技能が低下|手を動かすことが、いかに脳を使うことにつながっているかによれば、全国国公立幼稚園・こども園長会が公表した調査によれば、幼稚園に通う子供たちに、紐(ひも)を結ぶ、箸(はし)を正しく持って使うといった日常生活の技能の低下が起きているそうです。

それは、紐を結ばずに済む靴が普及したことや握る動作が必要なジャングルジムなどの遊具の減少によって、手足を使う遊びの機会が少なくなり、手先の器用な動かし方や力加減を学びにくくなっているようです。

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手先を使う動作が減ったことで、生活技能が低下していることが心配されていますが、もう一つ心配されるのは手や指を動かすことが脳の発達とも関係している点です。

こちらの画像は有名なホムンクルス人形です。

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by Mike(画像:Creative Commons)

「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)によれば、ホムンクルス人形(体のそれぞれの部分を支配している「神経細胞の量」の割合を身体の面積で示した図)によれば、手や舌に関係した神経細胞が非常に多いそうです。

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また、「愛撫・人の心に触れる力」(著:山口創)でも同様の説明がなされています。

解剖学者のワイルダー・ペンフィールドによる有名なホムンクルスの図である。様々な身体部位を司る脳の部位は異なっており、その大きさも異なる。そこで、それぞれの身体部位に占める脳の割合の大きさから逆算して、体の大きさを描いたものである。これをみると、脳の中で背や腹よりもいかに手と口の周辺が占める割合が大きいかがよくわかるだろう。

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「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)によれば、指をたくさん使えば使うほど、指先の豊富な神経細胞と脳とが連動して、脳の神経細胞もたくさん働かせる結果になるそうです。

現代の幼児はスマホやタブレットなどを簡単に使いこなしているため、手先が器用なように見えるかもしれません。

ただ、それは同じような動作をしているからうまくやっているように見えるだけであって、実は手先が不器用な子供が増えているのです。

運動神経を伸ばすという視点からも様々なバリエーションの動きを持つ種目に取り組むことで、体に様々な刺激が加わるようになるのではないでしょうか?




→ 子供の運動能力を伸ばすトレーニング|10歳頃までに素早い身のこなしや反射神経という能力は完成してしまう!? について詳しくはこちら




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育児と介護を同時に行なう「ダブルケア」の原因と実態とは?

【目次】




■育児と介護を同時に行なう「ダブルケア」の原因と実態とは?

Mom

by John Benson(画像:Creative Commons)

内閣府の「育児と介護のダブルケアの実態に関する調査」(2016年)によれば、一人や一つの世帯が同時期に介護と育児の両方に直面する「ダブルケア」の実態は次のようになっています。

ダブルケアを行う者の年齢構成|平成28年版厚生白書
ダブルケアを行う者の年齢構成|平成28年版厚生白書

参考画像:ダブルケアを行う者の年齢構成|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

ダブルケアに直面する前後の業務量や労働時間の変化|平成28年版厚生白書
ダブルケアに直面する前後の業務量や労働時間の変化|平成28年版厚生白書

参考画像:ダブルケアに直面する前後の業務量や労働時間の変化|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

●ダブルケアを行う者の推計人口は25万3千人

●男女別では、男性が8万5千人、女性が16万8千人と女性が男性の約2倍であり、女性に負担が偏っている

●ダブルケアを行う者は30歳~40歳代が多く、男女ともに全体の8割を占めている

●「業務量や労働時間を減らした」者は、男性で約2割、女性で約4割となっており、そのうち離職して無職になった者は、男性で2.6%、女性で17.5%となっている

晩婚化・晩産化(出産年齢の高齢化)が進んだ結果、子育てと親の介護を同時に行わなければならない問題である「ダブルケア」に注目が集まっているそうです。

このことは、日本だけでなく、アメリカにも同じような事が起きています。

アメリカのプライム世代の女性の36%が「介護」を理由に仕事に就けない!?|働き盛り世代が無償の介護をしなければならない問題を解決するアイデアによれば、アメリカにおける事情としては、アメリカのベビーブーマー世代が高齢化するにつれて介護を必要とする高齢者の増加や介護を必要とする期間の長期化、必要な介護を受けるための経済的な仕組みが整っていないことにより、親の介護を自宅でする結果、就労することができないというのが現状のようです。

この問題には、なぜか女性が無償の介護を請け負わざることをえなければならないこと、介護サービスを受けるための経済的な仕組みが不足していること、介護を必要とする高齢者の増加と介護期間の長期化ということが隠されています。

主要国の医療保障制度の概要|平成28年版厚生白書
主要国の医療保障制度の概要|平成28年版厚生白書

参考画像:主要国の医療保障制度の概要|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

今回取り上げるポイントは、女性への負担が大きいということです。

アメリカのプライム世代の女性の36%が「介護」を理由に仕事に就けない!?|働き盛り世代が無償の介護をしなければならない問題を解決するアイデアで紹介した米ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のハミルトン・プロジェクト(The Hamilton Project)が発表した報告書によれば、アメリカでは2016年、成人の3分の1(37.2%)以上が仕事に就いておらず、そのうち「働き盛り世代」(25~54歳)に当たる人たちの5分の1近くが就業していないそうで、その理由としては、女性の36%が介護のために仕事に就けないそうです。

女性が無償の介護を行なわずに就労していた場合の収入や年金を考えると、大きな損失を生んでいることがわかります。

【参考リンク】

本来であれば、男性と女性が介護の役割を分け合うというのが必要だと思うのですが、家族内で高齢者の主介護者役割を担うのはなぜか女性が圧倒的に多いそうです。

この問題を解決するためには、介護の役割は男女で分け合うと意識を改めて、両方にとって介護負担を軽くするために、テクノロジーや様々な仕組みを活用していくということが必要になるのではないでしょうか。




■まとめ

「ダブルケア」を身近な問題と思うか|平成28年版厚生白書
「ダブルケア」を身近な問題と思うか|平成28年版厚生白書

参考画像:「ダブルケア」を身近な問題と思うか|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

厚生労働省政策統括官付政策評価官室委託「高齢社会に関する意識調査」(2016年)における 「「ダブルケア」の問題はあなたにとって身近な問題だと思うか」という質問に対する回答に対しては、45.4%の人が「ダブルケア」の問題を身近な問題として「思う」「どちらかというと思う」と回答しています。

現役世代の多くが「ダブルケア」の問題を抱えてしまう可能性がありえます。

ダブルケアに関する調査2018(2018/7/18、ソニー生命)によれば、「育児より介護が先に始まった」という割合はダブルケアラーの12%、30代では20%に及び、また、過去にダブルケアが続いた期間は「3年超」39%、「10年超」10%となり、かなりの負担がかかることが分かります。

だからこそ、いかに育児の負担と介護の負担を軽くすることができるのかが重要になってきます。

特に、女性への負担が大きく、介護のために労働時間を減らしたり、無職になったりするケースもあり、無償の介護を行なわずに就労していた場合の収入や年金を考えると、大きな損失を生んでいることがわかります。

女性が働きながらでも、子育ても介護もできるようにするためにはどのようにしたらよいか、自分事として考えていく必要があるのではないでしょうか?







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