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筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?|子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?




【目次】

■筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?

Soccer Kids

by Chip Griffin(画像:Creative Commons)

15歳至宝、久保建英は超飛び級でハリルJ入りできるのか

(2016/12/26、THE PAGE)

残されたフィジカルについては、久保自身も「体を大きくするのは課題なので、引き続き頑張りたい」とまだ成長途上にあると認めている。帰国時の163cm、52kgがいま現在では167cm、60kgになったが、J3でもかなり華奢なのは否めない。

立石GMも「体重はまだ軽い」と認めながら筋力トレーニングは解禁させず、身長の伸びを優先させたいとしている。

FC東京U―18のFW久保建英(当時15)選手は、すでに技術面においては大器の片りんを見せていますが、フィジカル面については課題があり、FC東京の立石敬之GMは身長の伸びを優先させるためにも筋トレはやらせない方向で育成を行っているそうです。

ここで気になったのが、「筋トレをすると背が伸びなくなるのか?」という疑問です。

競技スポーツとフィットネスの分野で活動するトレーニング指導者の団体であるJATI(日本トレーニング指導者協会)の活動を支援するザバスのページから筋トレと身長の関係について調べてみました。




■子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?

ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

身長が伸びるメカニズムには、男女ともに意外にも女性ホルモンの働きが深く関わっています。成長期を迎え女性ホルモンが分泌されると成長ホルモンの分泌を介して、身長が伸びるように働きます。一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させる働きがあります。男子より女子の方が約2年成長期が早く、また身長が低いのは、成長期前の女性ホルモンの濃度が男子より女子の方が高いこと、さらに成長期になると女性では女性ホルモンが素早く増加することが関係しているのです。

身長が伸びるメカニズムは女性ホルモンの働きがかかわっており、女性ホルモンが分泌されると、成長ホルモンの分泌を介して身長が伸びるように働くのですが、その一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させてしまうそうです。

つまり、身長が伸びるメカニズムは筋肉の量との関係というよりも、ホルモンの分泌量との関係が深いというわけですね。

身長は遺伝が大きな要因を占めていますが、食事・運動・睡眠といった環境要因も影響を与えているそうです。

どうすればもっと身長を伸ばすことが出来るのか?|ぬかたクリニック

①たんぱく質や亜鉛をしっかりと摂る。
②体をまんべんなく動かす全身運動をする。
③1日9時間から10時間 すいみんをとる。

■食事

額田医師によれば、わかりやすくいうと「背が伸びる=骨が伸びる」ということである。骨の末端部分に「骨端線」といわれるものがある。この部分は軟骨細胞が集まってできたもので成長ホルモンなどの働きかけによって増殖し、層のように積み重なって骨は伸びるのである。軟骨細胞の原料となるのが肉、魚、卵、チーズなどに含まれるたんぱく質。

高校球児が体を大きくする方法として炭水化物をたくさん食べさせている映像を何度も見ていますが、栄養バランスを考えると、タンパク質が不足しているように感じます。

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益子さんの食事に含まれていた亜鉛。亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質。ところがWHO(世界保健機構)が定める1日に必要な亜鉛摂取量は15mgに対し、日本人の1日平均亜鉛摂取量はわずか10mg。

亜鉛は、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルです。

亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質なのだそうです。

■運動

実際に背を伸ばすのは、ジャンプに限らず、身体を「ひねる」「そらす」「曲げる」というまんべんなく動かす全身運動であるという。

背を伸ばすための運動としては、バレーボールやバスケットボールのようなジャンプをするスポーツがいいといわれていましたが、どういった運動をしたほうが伸びるというよりも体全身をまんべんなく動かす「全身運動」であればよいようです。

■睡眠

額田医師「夜しっかり眠ると骨の成長に最も重要な成長ホルモンの分泌がよくなります。つまり、寝る子は育つというのは科学的にも正しいことなんです。」

埼玉貧乳問題(なぜか女性の平均バストサイズが埼玉県だけがAカップ)|#月曜から夜ふかしで紹介した島田菜穂子院長(乳房健康研究会副理事)によれば、夜10時から深夜2時くらいの間に成長ホルモンや色々なホルモンがしっかり出るタイミングがあり、成長期の子供がその重要な時間帯に睡眠がちゃんととれているかがポイントなのだそうです。

また、寝る子は「海馬」も育つ|脳で記憶や学習を担う部分によれば、よく寝る子どもほど「海馬」も育つということがわかったそうです。

体の成長だけでなく、脳の成長にとっても、睡眠は欠かせないことがわかります。

そして、もう一つ額田医師によれば思春期が来る時期と身長の伸びには関係があるそうです。

額田医師「思春期到来のきっかけとなる性ホルモンには身長の伸びを加速する効果と同時に骨を固めて成長を止める作用があるんです。」

額田医師「実はですね、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いんです。これには睡眠不足や肥満が関係しています。」

額田医師によれば、睡眠不足や肥満によって、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いそうです。

そこで、十分な睡眠をとり、太らないようにすることによって、思春期を迎える時期を遅くすることができれば、身長を伸ばすことが期待できるそうです。

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最後に額田医師が子供の身長を伸ばしたいと考えている親に対してアドバイスしたのは「過剰なプレッシャー」をかけないこと。

実は人がストレスを感じたときに出るホルモン、コルチゾールには成長ホルモンの分泌を阻害する作用がある。親が子供の背がなかなか伸びないと気にし過ぎると今度はそれがストレスとなってより背が伸びにくくなってしまうのである。

久保選手もこのアドバイスに当てはまると思いますが、体格に関しては自分自身でも課題と言っている通り、周りの選手と比べて体が小さいことを大人たちがプレッシャーをかけるのが一番よくないことではないでしょうか。

子供の身長を伸ばしたい親は、タンパク質や亜鉛を含むバランスの良い食事、体をまんべんなく動かす全身運動、十分な睡眠ができる環境を整え、子供の成長を見守るということが重要だと思います。







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心肺持久力と握力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高い!|心肺持久力が低いと血圧やnon-HDLコレステロールは高い!|新潟大学

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■心肺持久力と握力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高い!|心肺持久力が低いと血圧やnon-HDLコレステロールは高い!|新潟大学

Cross Country ISST Paris: Varsity Boys Race

by Roman Boed(画像:Creative Commons)

新潟大学と新潟県阿賀野市による共同研究によれば、体力テストで心肺持久力を測るシャトルランと上肢筋力を測る握力の両方が低い中学生は代謝異常(メタボまたは生活習慣病)リスクが高いことがわかったそうです。

また、血圧および動脈硬化促進性の血中脂質であるnon-HDLコレステロールは、心肺持久力が低いと有意に高くなったそうです。

■より詳しく!

体力テストが中学校の生活習慣病高リスク者の発見に有用であることを明らかにしました

(2018/2/28、新潟大学)

●心肺持久力と握力の両方が低い中学生は、共に高い中学生に比べ代謝異常リスクを持つ可能性が統計的に有意に、しかも相乗的に約 4.3 倍まで上昇

●代謝異常リスクのうち、肥満度の指標である BMI は、心肺持久力、上肢筋力、下肢筋力が低いと有意に高くなり、血圧および non-HDL-C(非 HDL コレステロール)*は、心肺持久力が低いと有意に高くなった。

新潟大学大学院医歯学総合研究科血液・内分泌・代謝内科の曽根博仁教授・森川咲子客員研究員、同健康寿命延伸・生活習慣病予防治療医学講座(阿賀野市寄附講座)の藤原和哉特任准教授らと新潟県阿賀野市は、阿賀野市の中学生を対象とした共同研究において、中学生の体力テストの結果とを併せて解析したところ、心肺持久力(20m シャトルランの成績)と筋力(上肢筋力は握力の成績)の両方が低い者は、両方が高い者と比べると、統計学的有意かつ相乗的に約4.3倍代謝異常リスク(=生活習慣病あるいはメタボ傾向)が高いことがわかったそうです。

また、同様に心肺持久力と下肢筋力が共に高い者と比べても、両方とも低い者では代謝異常リスクを持つ可能性が、約3.2倍有意に高まることがわかったそうです。

しかし、低筋力であっても、同時に心肺持久力も低くなければ、心肺持久力も筋力も高い者と比較して代謝異常リスクは有意に高まらないことも確認できたそうです。

体力テストの、心肺持久力(20m シャトルラン)、上肢筋力(握力)、下肢筋力(立ち幅跳び)、筋耐久力(上体おこし)の成績と健康診断の結果との関連を重回帰分析で検討したところ、肥満度の指標であるBMIは、心肺持久力、上肢筋力、下肢筋力が低いと統計的に有意に高くなり、血圧および動脈硬化促進性の血中脂質である non-HDL-Cは、心肺持久力が低いと有意に高くなったそうです。




【補足】Non-HDLコレステロール

日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省
日本人のコレステロールの評価にはnon-HDLコレステロールが望ましい|厚生労働省

参考画像:第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直しについて(2016/5/16、厚生労働省)|スクリーンショット

「レムナント」と「Non-HDLコレステロール」とは?基準値・計算・対策|#ガッテンによれば、Non-HDLコレステロール」は、言葉通り、HDLコレステロールではないコレステロールという意味で、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版より導入されているそうです。

LDLコレステロールだけでなく、レムナントやsmall dense LDLコレステロールも動脈硬化を促進する因子であるにもかかわらず、LDLコレステロールだけを測定すると、それらの因子を見逃してしまうことがあるため、注目を集めています。

Non-HDLコレステロール=総コレステロールの数値-HDLコレステロールの数値

健康診断の数値をチェックする際に、総コレステロールが記載されていない場合もあります。

その場合には、LDLコレステロールに30を加えてみると目安になるそうです。

基準値の目安となる数値は、「150-169mg/dl やや危険」、「170mg/dl 危険」なのだそうです。

肥満気味の人や中性脂肪が高い人、糖尿病の人はNon-HDLコレステロールが高くなる傾向にあるので注意しましょう。

■持久力

全身持久力の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクは低い|#東北大によれば、ランニングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動によって高めることができる「全身持久力」の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクが低いことがわかりました。

また、50歳の時、速足が無理なくできる体力があれば、心筋梗塞などで死亡する危険性が低くなる|筑波大で紹介した筑波大の研究チームが米医師会誌(JAMA)に発表した研究によれば、50歳のとき、速足(時速6.4キロ程度)での歩行に相当する身体活動が無理なくできる体力があれば、心筋梗塞など冠動脈疾患で死亡する危険性が低くなることがわかったそうですが、どのくらい持久力があるかが病気のリスクを判断する基準になるかもしれません。

■握力

【たけしの家庭の医学】握力を鍛えて血管年齢若返り|NO分泌入浴法のやり方によれば、握力を維持できていない人は心血管疾患による死亡リスクが高いと考えられ、反対に握力が維持できている人は心血管疾患による死亡リスクが低いそうです。

握力が強いほど長生き?|循環器病の発症リスクも低い|厚生労働省研究班(2012/2/20)で紹介した厚生労働省研究班の約20年間にわたる追跡調査によれば、握力が強いほど長生きする傾向があり、死亡リスクだけでなく、心臓病や脳卒中といった循環器病の発症リスクも下がっていたことがわかったことで、健康状態を表す指標として、握力が使える可能性があるそうです。

握力は健康のバロメーター!?|握力低下は心臓発作・脳卒中リスク増加に関連(2015/5/15)で紹介したカナダ・マクマスター大学(McMaster University)が主導した国際研究チームは、握力が健康のバロメーターになる可能性についての研究を行ない、その結果、握力が低下すると、心臓発作や脳卒中の発症リスクの増加に関係していることがわかったそうです。

具体的には、握力が5キロ低下するごとに、何らかの原因による死亡リスクが16%増加する関連性が認められ、この握力低下は、心臓発作リスクの7%増、脳卒中リスクの9%増にそれぞれ関連していたそうです。

”#血圧サージ”が危ない~命を縮める血圧の高波~|タオルグリップ法(ハンドグリップ法)|#NHKスペシャル #ガッテンで取り上げたカナダ・マクマスター大学の研究者によれば、8週間のアイソメトリックハンドグリップ(IHG)トレーニングをしてもらったところ、血圧が低下し、動脈の拡張能力が増加することがわかったそうです。

高血圧の代替療法として効果的なのはウォーキングなどの「有酸素運動」と「ハンドグリップ法」であるとして、その理由として、有酸素運動やハンドグリップ法をすると、血管の内皮細胞から血管の壁を柔らかくして血管を広げる作用がある一酸化窒素が出てくるためと紹介されています。

■まとめ

今回の研究のポイントは2つ。

1.体力テスト(シャトルランと握力)で中学生の生活習慣病リスクの発見につながる可能性がある

2.心肺持久力と筋力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高いことから、運動をすすめる指導を行っていく必要がある

コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている|神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸に関する研究結果

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■葉酸は妊婦の味方|日本での二分脊椎の発症は増えている

Yin & Yang

by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)

妊婦の味方 葉酸…多く取って元気な赤ちゃんを

(2009/8/26、読売新聞)

 葉酸は細胞の生産や再生を助け、体の発育を促す。

欧米では1990年代から、脊椎(せきつい)の一部が欠損した状態で産まれる「二分脊椎」の発症リスクを減らす効果が報告され、葉酸の摂取が勧奨されている。

葉酸は胎児の発達に欠かせない栄養素として、注目を集めていますが、日本での二分脊椎の発症は増えているそうです。

一方、日本での二分脊椎の発症は年間約500人で、ここ20年で約3倍に増えているという。

葉酸の研究者らは、妊婦の過剰なダイエットなど食生活に問題が見られ、葉酸奨励策が取られなかったことも一因としている。

妊婦の時(もしくはそれ以前)の過剰なダイエットによる食生活の乱れに問題があるのでしょうか。

先天性障害 妊婦の葉酸不足リスク改善せず 学会が声明

(2017/7/11、毎日新聞)

しかし、同年以降、発症率は出産1万人当たり5~6人で推移している。年間500~600人が発症している計算になる。

厚生労働省の通知があったものの、年間500人から600人発症しており、発症率が減少していないそうです。

■神経管閉鎖障害(二分脊椎、無脳症、脳瘤)と葉酸の関係

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

神経管閉鎖障害は、妊娠前及び妊娠早期に水溶性ビタミンの1種である葉酸を摂取することにより発症リスクが低減することが疫学研究によって示されている先天異常です。(1)。

英国での臨床研究で、過去に神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠したハイリスク群の女性に葉酸 4 mg/日を投与したところ、次の子どもでの再発防止効果が72%にのぼることが明らかになりました。1999 年には、初産婦が葉酸サプリメント0.4 mg/日を摂取することによって、同様の予防効果が見られたとの、中国での研究結果が報告されました(2)。

7つの国の33のセンターで、葉酸(B群のビタミンの1つ)または7つの他のビタミンの混合物(A、D、B1、 B2、B6、Cおよびニコチンアミド)は、神経管閉鎖障害(無症候性、二分脊椎、脳脊髄)を予防することができるという研究結果が発表されています。

また、英国のMedical Research Councilの研究では、4000μgの葉酸を毎日摂取した女性は、神経管閉鎖障害にかかるリスクが72%減少したそうです。

中国の研究でも、葉酸400μgを摂取することによって予防効果が見られたと報告されています。

【参考リンク】




■厚生労働省・日本先天異常学会が葉酸摂取を推奨している

こうしたことを受け、厚生労働省も葉酸摂取を推奨しているそうです。

厚生労働省は2000年から、妊娠が予定される女性は葉酸を1日400マイクロ・グラム(マイクロは100万分の1)摂取するよう推奨し、02年からは母子健康手帳の記述に盛り込まれた。

日本先天異常学会も妊娠を計画している女性または妊娠中の女性は神経管閉鎖障害(脳や脊髄の生まれつきの障害)を防ぐために葉酸の摂取を推奨しています。

日本先天異常学会からのメッセージ 葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう

妊娠を計画している女性、または妊娠中と考えられる女性が、妊娠前4週から妊娠12週までの期間、葉酸サプリメントによって毎日葉酸を 400 マイクログラム = 0.4 mgを摂取すると、お子さんに神経管閉鎖障害が起きるリスクが低下します。また、ご家族の中に神経管閉鎖障害患者を持つ方、あるいは過去に神経管閉鎖障害を持つお子さんを妊娠した経験がある方は、ハイリスク群と判断されます(神経管閉鎖障害を持つ児を妊娠する可能性が比較的高い)。

2000年に厚生労働省から妊娠を計画する女性は葉酸400μgを摂取するように推奨しています。

【参考リンク】

しかし、現状では葉酸サプリメントの摂取している妊娠を計画中の女性は少ないようで、神経管閉鎖障害の発生率は低下していないそうです。

しかし、現在わが国の妊娠女性の葉酸サプリメントの摂取率は10-20%に留まり(5、6)、神経管閉鎖障害の発生率は低下していません(3、7)。

葉酸の摂取率が少なく、その結果神経管閉鎖障害の発生率が低下していないのだとしたら、アメリカで行われている葉酸と鉄を強化した、強化小麦粉を義務付けるようなアプローチが必要なのかもしれません。

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

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【参考リンク】

■まとめ

葉酸はできれば、妊娠に気づく前から摂取したほうがよいようです。

二分脊椎については、「胎内で赤ちゃんの脊椎ができるのは妊娠初期なので、妊娠に気づいてからの摂取では遅い。

妊娠の可能性がある女性は、日頃から摂取を意識してほしい」と指摘している。

葉酸は妊婦だけでなく、すべての世代に必要な栄養素なので、葉酸を含む食品をバランスよく摂取していきたいものです。

→ 妊娠中に摂取したい葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら

PS.葉酸は、枝豆やホウレンソウに含まれる水溶性のビタミンB群の一種なのだそうです。






2010年6月29日 @ 07:43

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカ




■葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功|アメリカ

are you eating fruits?

by Rakesh Rocky (画像:Creative Commons)

葉酸の強制摂取は子どもの先天病の予防に有効

(2015/1/25、Medエッジ)

米国では国を挙げて、食品に葉酸を加える対策を進めてきた。結果として、子どもの先天病で脊髄の形成異常である「神経管欠損症(NTD)」を未然に防ぐことに成功したと報告した。

<中略>

1992年、米国では将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、1日400μg(μは100万分の1)の葉酸を摂取するよう推奨し、子どもの神経管欠損症などの先天性障害の予防への介入を始めた。

アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しているそうです。

→ 妊娠中に摂取したい葉酸の多い食べ物・食品・サプリ について詳しくはこちら



また、記事によれば、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いだのだそうです。

日本においても、厚生労働省が、葉酸の1日の必要量は、約240μg。妊娠の可能性のある女性は約400μgを推奨しています。

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ただ、葉酸を過剰に摂りすぎるのは注意が必要で、過剰に摂り過ぎると胎児に悪影響が出るおそれがあるということから、厚生労働省は、通常の食事以外に、加工食品やサプリメントで摂取する葉酸の1日の上限量を1ミリ・グラムと定めています。

今回の記事によれば、ヒスパニック系の女性については、葉酸摂取が低い状態が続いているということでしたが、肥満と生活保護・貧困との関係-米によれば、経済的に貧しい地域と肥満の地域に関連がある理由としては、栄養バランスのとれた食事の重要性を知らなかったり、どんな食品をとれば健康になれるのかということを知らないということが考えられます。

日本でいえば、葉酸は野菜と果物に含まれているものですから、余りにも偏った食事でなければ、ある程度の葉酸は摂取できるものであり、妊娠の可能性のある女性が少し心掛ける程度でいいのではないでしょうか。

ただ、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しない単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%ということもありますので、もしかすると、日本でも強制的に葉酸を摂取するようになることになるかも知れません。









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【子どもの運動神経を伸ばす方法】子どもの成長期(10~11歳まで)に必要なトレーニングは運動能力を伸ばすトレーニング!?




■子どもの成長期に必要なトレーニングは運動能力を伸ばすトレーニング!?

10 Kilometres for Kids

by CMRF Crumlin(画像:Creative Commons)

競技スポーツとフィットネスの分野で活動するトレーニング指導者の団体であるJATI(日本トレーニング指導者協会)は成長期に必要なトレーニングとしては運動能力を伸ばすトレーニングを勧めているようです。

具体的には「敏捷性トレーニング」と感覚器から入ってくる多くの情報を適切に処理して身体の各部へ伝える「コーディネーショントレーニング」を挙げています。

成長期に必要なトレーニング~「敏しょう性」~|ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

神経型とは脳や神経の働きを示しており、10歳頃までに大人と同じくらいまで発達していることが分かります。これをスポーツ選手に置き換えると、素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。

成長期に必要なトレーニング~「コーディネーショントレーニング」~|ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

「コーディネーション」とは、 1970年代に旧東ドイツのスポーツ運動学者が考え出した理論で、コーディネーション能力を7つの能力に分けてとらえています(図1)。その7つの能力とは、「リズム能力」「バランス能力」「変換能力」「反応能力」「連結能力」「定位能力」「識別能力」で、スポーツを行っている時は、これらの能力が複雑に組み合わさっているのです。
例えばサッカーをしている場合、身体をバランス良くリズミカルに動かす(リズム能力・バランス能力・連結能力)、ボールの落下地点へ身体を移動する(反応能力)など、さまざまな能力が絶えず複雑に機能しているのです(図2)。

体が大きく成長しても、運動能力が鈍ければ、その体を思うように動かせないというわけですね。

素早い身のこなしや反射神経という能力は10歳頃までに大人と同じくらい発達するそうで、10歳ころまではいかに敏捷性のトレーニングなどをすることで運動神経を良くすることが重要です。

運動神経とは、目や耳など感覚器から入ってきた情報を脳が上手に処理して、からだの各部に的確な指令をだす神経回路のことです。

運動能力というと、速く走れる、素早く動ける、高く飛べるといった風に考えがちですが、実は情報を適切に処理して、体に的確な指令を出す能力なのです。

「ピアニストの脳を科学する」(著:古屋晋一)では、ピアノ演奏に必要な運動能力を獲得するには、幼少期の練習が重要ではないかという研究について紹介されています。

ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム

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灰白質のさらに下の、いわば脳の岩盤部分には、「白質」といって、脳の神経細胞同士が情報のやりとりをするために必要な、何百万本もの白いケーブルが詰まった部分があります。
このケーブルは鞘(ミエリン)に包まれていて、20歳までに少しずつ発達していきます。これまでの研究で、この鞘の発達のしかたが、運動能力や認知機能に影響を及ぼすことがわかっています。たとえばオーディオのケーブルを高品質のものに変えると音質が良くなるように、脳の中のケーブルを包む鞘が発達すると、運動技能が向上するといったことが起こるのです。

<中略>

彼は、「小さいころにたくさん練習を積んだピアニストは、この鞘が一般の人よりも発達しているのではないか?」と考え、プロのピアニストと、音楽家ではない人の脳を計測し、幼少期の練習時間と、ケーブルを包む鞘の発達との関係について調べました。
その結果、指を独立に動かしたり、両手の動きを強調させたりするときに使われるケーブルの周りの鞘は、11歳までの練習時間に比例して発達していました。ところが、12歳以降の練習時間とこの鞘の発達度合いとのあいだには、あまり関係がなかったのです。
これはつまり、11歳までにおこなう練習は、すればするほど鞘を発達させるが、12歳以降は、練習をたくさんすれば鞘が発達する、というわけではないということです。鞘が発達すると、たくさんの情報をより速く脳の中で伝達できるようになるので、複雑な動きをするには有利です。いわば、インターネットの回線をADSLから光ファイバーにするようなものです。

ピアノ演奏に必要な運動能力を獲得するには幼少期に練習をすることが重要で、練習時間に比例して、脳の中のケーブルを包む鞘が発達し、運動技能が向上するそうです。

近年不器用な子供が増えているといわれているのですが、園児の紐を結べない、箸が使えないといった日常生活の技能が低下|手を動かすことが、いかに脳を使うことにつながっているかによれば、全国国公立幼稚園・こども園長会が公表した調査によれば、幼稚園に通う子供たちに、紐(ひも)を結ぶ、箸(はし)を正しく持って使うといった日常生活の技能の低下が起きているそうです。

それは、紐を結ばずに済む靴が普及したことや握る動作が必要なジャングルジムなどの遊具の減少によって、手足を使う遊びの機会が少なくなり、手先の器用な動かし方や力加減を学びにくくなっているようです。

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手先を使う動作が減ったことで、生活技能が低下していることが心配されていますが、もう一つ心配されるのは手や指を動かすことが脳の発達とも関係している点です。

こちらの画像は有名なホムンクルス人形です。

homunculus

by Mike(画像:Creative Commons)

「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)によれば、ホムンクルス人形(体のそれぞれの部分を支配している「神経細胞の量」の割合を身体の面積で示した図)によれば、手や舌に関係した神経細胞が非常に多いそうです。

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また、「愛撫・人の心に触れる力」(著:山口創)でも同様の説明がなされています。

解剖学者のワイルダー・ペンフィールドによる有名なホムンクルスの図である。様々な身体部位を司る脳の部位は異なっており、その大きさも異なる。そこで、それぞれの身体部位に占める脳の割合の大きさから逆算して、体の大きさを描いたものである。これをみると、脳の中で背や腹よりもいかに手と口の周辺が占める割合が大きいかがよくわかるだろう。

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「海馬 脳は疲れない」(著:池谷裕二・糸井重里)によれば、指をたくさん使えば使うほど、指先の豊富な神経細胞と脳とが連動して、脳の神経細胞もたくさん働かせる結果になるそうです。

現代の幼児はスマホやタブレットなどを簡単に使いこなしているため、手先が器用なように見えるかもしれません。

ただ、それは同じような動作をしているからうまくやっているように見えるだけであって、実は手先が不器用な子供が増えているのです。

運動神経を伸ばすという視点からも様々なバリエーションの動きを持つ種目に取り組むことで、体に様々な刺激が加わるようになるのではないでしょうか?




→ 子供の運動能力を伸ばすトレーニング|10歳頃までに素早い身のこなしや反射神経という能力は完成してしまう!? について詳しくはこちら




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