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白内障の手術でMCI(軽度認知障害)になりにくくなり、抑うつ状態が改善し、QOLが改善する!?

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【目次】

■見えにくいと認知症になりやすい?

Cataract

by National Eye Institute(画像:Creative Commons)

視力の悪い人は認知症になりやすい!? 白内障手術で認知機能が改善することも

(2017/8/16、AERA.dot)

認知機能の低下に結びつく原因として、視力が低下して眼からの情報が減るために、脳に送られる情報が減少し、その状態が長く続くことで脳の働きが低下することが考えられる。

認知機能低下の原因が視力の低下にあるという仮説を参考にすれば、ぼやけた映像(解像度の低い映像)を見ている、つまり解像度の低い情報が脳に送られてしまう状態が長く続くことで脳の働きが低下してしまうということも考えられそうです。

度数が合っていないメガネを着けていると、物忘れがひどくなる(健忘症になってしまう)!?で紹介した慶應義塾大学理工学部・満倉靖恵准教授は生体信号・脳波の研究をされているのですが、目の情報は脳波に大きな影響があり、合っていないメガネを付け続けると、脳に負担がかかってしまい、脳波に影響を与え、テクノストレスによって認知症や健忘症につながるのだそうです。

【参考リンク】

大鹿哲郎 筑波大学教授によれば、水晶体が濁り、網膜に光が当たらないことでホルモンの状態が変化することによって、睡眠障害や生活リズムの乱れ、意欲の低下がみられるようになり、認知機能に影響を及ぼす可能性があるとコメントしています。

視力の悪い人は認知症になりやすい!? 白内障手術で認知機能が改善することも

(2017/8/16、AERA.dot)

 健康な状態では、光が網膜に届くことで、脳の下垂体などから分泌されるホルモンがコントロールされ、体内時計が正常に働いている。しかし、水晶体がにごり、網膜に光が当たらないことでホルモンの状態が変化するという。

「それによって睡眠障害や生活リズムの乱れ、意欲の低下などがみられることがあり、認知機能に影響を及ぼす可能性が考えられます」(大鹿医師)




■白内障の手術でMCI(軽度認知障害)になりにくくなり、抑うつ状態が改善し、QOLが改善する!?

見えやすさと認知機能改善についての研究が進められています。

認知症患者への白内障手術による QOL 向上|日本老年医学会

軽度認知症や高齢者うつによる偽認知症では,白内障手術によって日常生活機能(ADL)が改善するケースを時に経験する.

石井晃太郎、加畑隆通2、大鹿哲郎 高齢者の認知機能障害と抑うつ状態に対する白内障手術の影響 Am J Ophthalmol 146:404-409,2008.

高齢者の抑うつ状態は、認知機能障害の主な原因の一つである。今回の我々の検討では、白内障手術によって視覚関連QOLが改善した患者ほど認知機能および抑うつ状態が改善していた。白内障手術は、視覚に関連したQOLを有意に改善するとともに、高齢者の抑うつ状態および抑うつ偽認知症を改善し、患者の社会生活機能を大きく改善することが示された。(日眼会誌 113:54,2009から転載)

「高齢者における白内障手術の認知機能への影響

(2018/5/1、奈良県立医科大学)

過去には 2873 名の対象者のうち80歳以上の対象者の約40%で白内障手術が施行され視力が改善していることや(Miyata K, et al. Biores Open Access. 2017)、視力障害があると認知症のリスクが約2倍高くなること(Mine M, et al. Biores Open Access. 2016)を報告しています。

奈良県立医科大学眼科学教室が行った、奈良県在住の地域高齢住民を対象とした藤原京アイスタディによれば、白内障手術を受けている患者さんの方が軽度認知障害(MCI)になりにくいことが分かったそうです。(認知症とは有意な関連を認められなかったそうです。)

【参考リンク】

これらの研究によれば、白内障手術によって物が見えやすくなったことで、認知機能が改善し、抑うつ状態が改善し、QOLの改善という結果が得られています。

視力の悪い人は認知症になりやすい!? 白内障手術で認知機能が改善することも

(2017/8/16、AERA.dot)

また、ものが見えにくくなることで、活動量が減ったり、閉じこもりがちになり人とのコミュニケーションが減ったりすることも、認知機能の低下につながる可能性が考えられる。

ただ、白内障の手術によって認知症の改善はできていなかったことや物が見えやすくなって活動量が増えたりコミュニケーションが増えたことによって認知機能が改善したということもあり、ものが見えやすくなったことというよりも、見えたことによって活動的になったことがこうした効果を生んだ可能性がありそうです。

あなたがもしご両親の元気がなくなったように感じた時には、モノが見えづらいことで活動的でなくなった可能性もあるので、「見えにくくなってない?」と話しかけてみてくださいね。

→ 白内障とは|白内障の症状(初期症状)・原因・治療・予防(食べ物・サプリ) についてくわしくはこちら

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目の手術を受けた後、片目がチカチカして見えづらくなった!【目の手術を受けた方へのインタビュー】




【目の手術を受けた方へのインタビュー】手術を受けた後見えづらくなった

selective focus photography of human eye
selective focus photography of human eye

unsplash-logoPatrick Brinksma

右目の視野の半分が見えなくなって「もうこれで失明かな」と気落ちしていた方が目の手術を受けたところ、視力が0.9になるほど回復したそうです。

これで話が終わればとても良い話なのですが、良く見えていた左目の手術では手術の糸(数か月すると溶けるという説明を受けていました)が残り、それがチカチカして目が開けにくくなってしまったそうです。

そして、その糸を取り除こうと再度手術を行なったところ、黒目の部分が傷ついてしまい、目がゴロゴロとして見えにくくなってしまったそうです。

「手術ミスがあったんじゃないですか!」と文句の一つも言いたいところだったそうですが、あまりにも優しい先生であるため、そのことをいうことができずにいて悩んでいました。

ここに病院(医師)と患者とのコミュニケーションのギャップが生まれているように感じます。

医師側としては、患者から何も言ってこないわけですから「問題ない」と思っていても、実際患者は思い悩んでいるという現状があるわけです。

病院(医師)と患者をつなぐもう一つの第三者機関的存在が必要なのではないでしょうか?

今ネット上では医療機関が検索の上位表示されるようになっており、個人の小さな声が挙がりづらい環境にあります。

しかし、本来であれば、医療機関と個人の声がバランスよく表示されていて、それをユーザーが参考意見として見られる環境が望ましいはずです。

現状それが難しいのであれば、医療機関や行政などが自主的に、そうした個人の小さい声を拾う第三者機関となるメディアを作り発信していく必要があるのではないでしょうか?

→ 医師からの信頼が高いメディアはインターネット!|医師の9割が「ネット検索で自分の症状に合った医療情報を得るのは容易ではない」|医師の9割が今後の発信についても消極的 について詳しくはこちら







なぜ眼精疲労によってめまい・ふらつき・吐き気が起こるのか?|眼精疲労の症状

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眼精疲労の症状には、目の疲れだけではなく、目の充血、肩こり・頭痛といった症状とともに「めまい」が起きることがあります。

なぜ眼精疲労によってめまいが起こるのでしょうか?




【目次】

■なぜ眼精疲労によってめまいが起こるのか?

Bed (of) Flowers

by Mish Sukharev(画像:Creative Commons)

脳には大量の血液が必要なため、首には左右で4本もの動脈が通っています。

ひどい肩こり(肩の筋肉の緊張)になると、首の動脈を圧迫するようになってしまい、血流が悪化します。

その結果、脳に対して十分な血液が届かなくなったり、静脈に血がたまってしまい「うっ血」を起こしたりします。

そして、酸素不足が起こり、めまいの原因となってしまうのです。

人によっては、めまいだけでなく、頭痛や吐き気、目の奥の痛みなどの症状を訴える人もいるようです。

→ 肩こり頭痛解消法 について詳しくはこちら




【関連記事】

眼精疲労解消法

スマホやパソコン(VDT症候群)をよく見ている人は、定期的に目を休める

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる

まばたきの回数を意識的に多くする

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

→ 眼精疲労解消法 について詳しくはこちら

【関連記事】

目を温める

目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

目の周囲をマッサージする

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら

サングラスをかける

紫外線などによる影響もあるため、サングラスをかける。

パソコン環境の改善・休憩をとる

パソコン作業時間が長くなると、眼に大きな負担をかけてしまいます。目を酷使することで眼精疲労が起こりますので、1時間毎に1回休憩をとりましょう。

遠くを見たりするだけでも眼は休まり、眼精疲労の解消に役立ちます。

同時に、肩や腕の緊張をほぐすと眼も休まりますので、全身の筋肉を動かしましょう。

また、机と椅子の高さ、姿勢、ディスプレイに対する目線の角度、ディスプレイまでの距離、部屋の明るさ、部屋の乾燥などにも注意。

メガネやコンタクトレンズの矯正

眼に合わないメガネやコンタクトレンズは、眼精疲労を起こし、しいては肩こり・頭痛につながります。

また、メガネやコンタクトレンズを装用する必要があるのに、視力を矯正しないでいることはあまりよくありません。

逆に、できるだけ遠くまで見えるように過度に矯正することもよくありません。

定期的に眼科などで検診を受けましょう。

目の病気でないか定期的にチェックする

眼精疲労の原因に目の病気があるので、定期的に眼科で目の病気がないかチェックする。

眼精疲労といっても、目を長時間酷使したことだけが原因ではなく、目の病気、加齢、体調、生活習慣による原因も考えられますので、目の疲れや眼精疲労の症状を感じた場合は、普段の生活習慣を考える良い機会だと考えてください。

眼精疲労に良いツボ

→ 目の疲れ(眼精疲労)に効くつぼ:風池(ふうち)の位置・押し方 について詳しくはこちら

食事・栄養に気をつける

普段から目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用する。

→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら

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アスタキサンチン

アスタキサンチンで眼精疲労抑制・アンチエイジングによれば、天然の色素成分「アスタキサンチン」を摂取すると、眼精疲労が抑えられるというデータがあるそうです。

1日6mgのアスタキサンチンを2週間摂取してもらったグループと摂取しないグループに、1時間のVDT作業をしてもらい、作業直後と、その後30分の休憩後の調節微動(一定の距離にある物体を注視しているときの屈折値はリズミカルに揺れ動いています)の指標を測定した結果、アスタキサンチンを摂取したグループでは、調節微動の指標が低下したそうです。

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なぜ白内障になると、光が眩しいという症状が現れるのか?

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「光がまぶしい」

そんな目の症状で悩んでいませんか?

もしかすると「白内障」かもしれません。

なぜ白内障になると、光がまぶしいという症状が現れるのでしょうか?

【目次】




■なぜ白内障になると、光がまぶしいという症状が現れるのか?

Getting Old

by Conan(画像:Creative Commons)

水晶体は、眼の中でカメラのレンズの役割を果たしている部分で、本来透明で光をよく通します。

水晶体は、主にたんぱく質と水分からなっているのですが、年齢とともにたんぱく質が変性するなどして白く濁ってきます。

水晶体がまだらに濁るタイプでは、目に入ってきた光がうまく屈折しなくなったり、光を反射してまぶしい、外に出ると目を開けていられないという症状が出る人がいます。

→ 白内障の症状・原因・治療・予防 について詳しくはこちら

→ 光がまぶしい・目がまぶしい について詳しくはこちら




■白内障の治療・予防

点眼による治療

白内障は老化現象ともいえますので、手術するほどでない場合には、点眼薬や内服薬が用いて白内障の進行を遅らせるという方法をとります。

この際に、眼の栄養補助食品としてルテインを利用する人もいます。

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手術による治療

白内障の症状が進み、日常生活に支障がある場合は手術が行われます。

●問診で聞かれるポイント

  • いつごろから見えづらいのか。
  • 見えづらくなる前の矯正視力
  • 他の病気(糖尿病・高血圧・その他の目の病気)
  • どんな薬を飲んでいるか(抗凝固剤・前立腺肥大症の治療薬)

●白内障の手術

白内障の手術は著しく進歩し、かなり安全性が高く、患者さんの負担も少なくなってきています。

優れた眼科医師の中では、驚くほどの短時間で手術を行なうことが出来る方もいます。

白内障で生活に支障が出るほどになると、眼内レンズをはめ込む手術を行います。

手術時間は15分ほどで、日帰りでの手術も可能な病院があります。

ただ、高血圧高血糖などがある場合は、入院が必要になってくるそうです。

この点は医師としっかり相談してください。

●白内障の手術後のケア・合併症

ただし、白内障の手術後は、どんなに手術が進歩したとはいえ、眼球に手術によるストレスがかかっている場合もあり、術後の合併症(嚢胞様黄斑浮腫など)になる可能性もあります。

自己判断で、術後の定期検診をおろそかにしないように気をつけましょう。

●白内障を自覚した場合は、まずは眼科での受診をオススメします。

眼科の医師と白内障の治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。

自分ひとりで白内障について悩み、長く悩んでしまったために白内障の症状が進行するよりも、まずは眼科の医師に相談することをオススメします。

白内障の治療法について納得のいく説明が得られなかった場合には、他の眼科の医師にそのことを尋ねてみるのも一つの方法です。

白内障の予防

白内障の予防には、眼の老化を遅らせるためにも抗酸化作用の強いポリフェノール(ブルーベリーカシス)やルテイン、ビタミンC、ビタミンEなどを積極的に摂って、白内障を予防しましょう。

また、白内障は光(紫外線)などの影響が原因とも言われておりますので、目が健康な時期からの紫外線対策・白内障予防としてサングラスをかけることをオススメします。

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→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

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ただ、光がまぶしいという症状は、白内障だけでなく、ドライアイなどが原因で起こることもあるので、注意が必要です。

→ ドライアイとは|ドライアイ(目が乾く)の症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 光がまぶしい・目がまぶしい について詳しくはこちら




充血(目の充血)と出血(結膜下出血)の違い・特徴とは?

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「目が真っ赤に赤くなる」という症状には、主に2つの症状があり、一つが出血で、もう一つが充血です。




【目次】

■出血とは?

All Seeing Eye

by Dani Mettler(画像:Creative Commons)

出血とは、血管が破れてしまい、白目が血液によって、真っ赤になった状態です。

出血する目の病気として私たちに身近なものといえば、「結膜下出血」です。

結膜下出血とは、結膜の下の血管が破れて、血液で目がべたっと赤くなる目の病気です。

●結膜下出血の特徴

目が真っ赤! 結膜下出血・充血に気をつけよう

(2015/2/7、nikkei style)

  • 痛みや違和感などの症状はない
  • 目やには出ない
  • 重いものを持ったり咳をしたりした程度で起きる
  • 一週間程度で消える

結膜下出血は咳やくしゃみといった刺激によって血管が切れてしまうことによっても起こります。

目から血が出ている場合に、目に痛みや視力低下などの症状がない場合には、結膜下出血と考えられるそうです。

●結膜下出血になりやすい人の特徴

年を取ると眼球結膜がたるむ結膜弛緩(しかん)症も増える。すると血管が曲がり、出血しやすくなると考えられている。血圧が高い人も結膜下出血を起こしやすく、重い物を持ち上げたり息んだりした拍子に出血する例もある。脳梗塞の経験があり血液を固まりにくくする薬を服用する人なども、出血しやすい。

目の不快感に悩む方の下まぶたのあたりには、たるんだ結膜(眼球の表面に飛び出している透明な物体)があります。

たるんだ結膜によって目がゴロゴロするといった症状を「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」といいますが、この結膜弛緩症になると、血管が曲がり、出血しやすくなるそうです。

また、血圧が高い人や脳梗塞の経験があって血液を固まりにくくする薬を服用している人も出血しやすいそうです。

●結膜下出血の対処法

出血したら冷やすのがよいと思いがちだが、この症状の場合は逆に蒸しタオルで温めると血液の吸収が促される。

出血した場合には、傷口を抑えたほうが良いと考えてしまいますが、結膜下出血の場合には、蒸しタオルで温めることによって、血液の吸収が促されるそうです。

●目の出血で結膜下出血以外に疑われる病気

ただ、目の周辺をぶつけたり、叩かれたりした場合には、網膜が傷ついている恐れがあり、視力低下などの障害が起こる場合もあるので、注意が必要です。

出血から何日もたつのに血が止まらず増えていく場合は、白血病など血液の病気も疑われる。患者数は少ないが主にエンテロウイルスへの感染で起きる急性出血性結膜炎という病気もある。

<中略>

網膜の血管が破れ、ゼリー状の球である硝子体に血液が入る。外からは赤く見えないが眼底検査でわかる。稲妻のような光が走り、小さなごみや虫が飛んでいるように見える飛蚊症(ひぶんしょう)になりやすい。2、3日以内ならレーザー光で穴が開いた部分を固めて治療できる。

結膜下出血との違いは、目に痛みがあるかどうか、視力低下があるかどうか、出血が1週間程度で止まるかどうかを見分けるサインとして考えてもらい、気になる場合にはぜひ眼科医に診てもらうことをおすすめします。




■充血とは?

My red eye.. WTF

by Stefanos Kofopoulos(画像:Creative Commons)

充血とは、白目の細い血管が広がって太くなることです。

血液量が増えたことで白目の部分が赤く見えます。

目の充血には、結膜の炎症(結膜炎)による「結膜充血(けつまくじゅうけつ)」と、ぶどう膜炎や急性緑内障などの眼球の中の病気による「強膜充血(きょうまくじゅうけつ)・毛様充血(もうようじゅうけつ)」があります。

●目の充血の原因

●流行性角結膜炎

「流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)」は、一般的に「はやり目」と呼ばれる、結膜炎と角膜炎の症状が同時に出る目の病気です。

「まぶたが腫れる」「目やにが出る」といった症状とともに結膜の充血が起こります。

●アイメイク

まぶたの内側には「マイボーム腺」という、目の表面の涙が蒸発しないための油が出る腺があります。

目の潤いは、ここから出る油によって保たれていますが、まぶたの内側にアイメイクをするような濃い化粧をするとマイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなり、ドライアイになり、充血という症状が起こってきます。

また、アイメイクによるドライアイが充血になる原因となるだけではなく、それ以外にもアイメイクが充血の原因となることもあるそうです。

「アイシャドーも目の細菌やウイルス感染の原因になりやすい」(堀教授)。まつげの生え際の脂が出る部分が詰まって炎症を起こす。繁殖したウイルスや細菌が角膜に移り感染が広がる。

「目が赤い」、「目の充血で痛みがある」、「目に不快感が続く」という場合は、すぐ眼科で診てもらいましょう。

目の充血で目の痛みがない場合は、まずはゆっくり目を休めましょう。

→ 目の充血の原因・治し方|目が赤いのは目の病気のサイン? について詳しくはこちら

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