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■ウイルス感染の予防対策が効果を上げ、C型肝炎が原因の肝臓がんが激減している
by Philip Dean(画像:Creative Commons)
C型肝炎の予防進み 肝がん激減
(2008/10/29、読売新聞)
C型肝炎ウイルス(HCV)感染が主な原因の「肝細胞がん」を多く発症する60歳代で、この種のがんと診断される人が過去10年で激減していることが、愛知県がんセンター研究所疫学・予防部の田中英夫部長らの調査でわかった。
感染後20~30年かけて発症する肝細胞がん患者の激減は、ウイルス感染の予防対策が効果を上げたことを示すもので、世界的に珍しい。
愛知県がんセンター研究所疫学・予防部の田中英夫部長らの調査によれば、C型肝炎が原因による肝臓ガンは減少しているそうです。
医療用注射器や注射針の使い捨てや献血時の検査などのウイルス感染の予防対策が効果的だったのでしょう。
また、02年に健康診断での肝炎検査が始まった。今年4月には、C型肝炎ウイルス感染に有効な治療の治療費助成制度が導入され、今後、さらに肝臓がんを減らせる可能性がある。
しかし、この助成制度を利用している人は以前の記事(インターフェロン治療助成制度、受給者は目標の1割)によると、まだまだ少ないようです。
今後さらに肝臓ガンを減らしていくためにもこのような制度をPRしていく必要があるようです。
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