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やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響




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by mrhayata(画像:Creative Commons)

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響

(2008/10/28、東京新聞)

朝バナナダイエットがブームになるなど若い女性を中心に「やせ」志向は強い。

メタボリック症候群が注目され「太りすぎ」が健康によくないことは広く知られるが、「やせすぎ」も要注意。

小児科や産婦人科の専門家は「骨粗しょう症や月経異常につながる。

生まれてくる子どもの健康にも影響する」と指摘。過度なダイエットに警鐘を鳴らす。

メタボリックシンドロームなどの肥満・太りすぎが健康に良くないといわれていますが、やせすぎも体の健康にはよくないそうです。

特に妊婦のやせすぎは、子供の健康に影響を与えるそうです。

「特に妊婦のやせは低出生体重児が生まれやすく、子どもが将来、肥満高血圧糖尿病など生活習慣病になりやすい」と指摘する。

さらに記事によると、過度なダイエットを行うと、健康に影響が出てくるそうです。

「過度なダイエットをすると月経が止まる。低血圧や、疲れやすくなったり、便秘になったり。思考や記憶力も低下する」。

太りすぎも健康にとってよくありませんが、女性のやせすぎは、骨粗しょう症など自身の健康だけでなく、不妊症など将来の子供の健康にも影響する恐れがあるようです。

過度なダイエットには注意して、バランスの良い食事と運動で、健康的なカラダを目指しましょう。







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肝臓は、飲酒・過食・運動不足・ストレス・疲労によって悪化する

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■肝臓は、飲酒・過食・運動不足・ストレス・疲労によって悪化する

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by brando.n(画像:Creative Commons)

若い世代は飲酒より疲労とストレス 「人体の化学工場」肝臓

(2010/2/9、産経新聞)

◆飲酒は減少傾向

肝硬変脂肪肝の大きな要因とされてきた飲酒だが、肝疾患に詳しい須田都三男(とみお)医師(元慈恵医大准教授)は「(酒類の)飲み過ぎによる肝障害は50代以上に多い。

ライフスタイルの変化で、若い世代ではアフタファイブに同僚との一杯が減り、酒量も減った印象がある。

飲酒は以前ほど深刻な問題ではなくなりつつある」と指摘する。

飲酒(アルコール)による肝臓の悪化は、若い世代では少なくなってきているようです。

ただし、以前取り上げた記事(女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい。)によれば、20代前半では、飲酒する女性の割合が男性を上回っているそうですので、注意が必要ですね。

しかし、飲酒以外にも肝臓を悪化させる要因があります。

そのことが、脂肪肝などの肝臓の病気メタボリックシンドロームの原因ともなっているようです。

こうした中、職場の定期健診などで大きな問題になっているのが、過食や飽食、運動不足が原因とみられる脂肪肝。

太っていなくても過食などが原因で起こり、放置すると動脈硬化などの要因とされるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因にもなる。

食べ過ぎや運動不足による脂肪肝が多くなっているようです。

アルコールが原因ではなく、非アルコール性の脂肪肝のことをNASHといいます。

NASHの原因は、カロリーオーバーな食事。

通常、体内に取り入れられた脂肪は、肝臓の中で身体が利用できるエネルギー源として変化し、全身に送り出されます。

しかし、カロリーオーバーの食生活で内臓脂肪が溜まると、大量の脂肪が肝臓へと供給されることになってしまい、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまい、脂肪肝になります。

つまり、お酒を飲まないからといって、脂肪肝にならないわけではないんです。

「脂肪肝は働き盛り世代の肝障害のほとんどを占める。

肝臓は“沈黙の臓器”といわれるように自覚症状に乏しく、ゆっくりと悪化するため注意が必要」(須田医師)

脂肪肝のうち1割程度は重症化するが、多くの場合は食事中心の節制した生活で治りやすい病気だという。

脂肪肝の多くは食生活の改善で治る病気ですが、肝臓はほとんど自覚症状がないため、気づかない人も多いです。

定期的に食生活を見直したり、健康診断で見てもらうことが大事かもしれません。

肝臓を悪化させる要因には、ストレスなどの疲労にも注意が必要なようです。

精神的ストレスなどによる疲労にも要注意だ。

「体がストレスに適応しようとしてタンパク質の分解が進むため、タンパク質を十分含む食事を取ることが大切」という。

タンパク質は体内で分解され、有害なアンモニアとなる。

アンモニアが増えると体内のエネルギー生産が妨げられる。

そこで、肝臓内の「オルニチン」がアンモニアの解毒を促す。

こうした働きで肝臓が活性化し、エネルギー生産など肝臓のほかのさまざまな機能も活発になっていくという。

ストレスなどによる疲労にはタンパク質を十分に含む食事を摂ることが大事なのだそうです。

オルニチンは食品ではシジミなどに含まれるが、須田医師は「食品で取っても、よほど大量でない限り効果的ではない」と説明。

「社会生活ではストレスや不摂生は避けにくいこともあるが、肝臓の健康のためには栄養のバランスの取れた食事、十分な休息、適度な運動などのストレス解消を確保してほしい。

自身の生命維持に不可欠な肝臓に思いを至らせて」とアピールする。

最近になって特に注目されている印象をうける「肝臓」。

肝臓の健康を守るためにも、食生活の改善、休息、運動、ストレスの解消などに気を付けたいですね。

最後に、よく目にする「オルニチン(オルニチンサイクル)」についての説明がありましたので、紹介します。

【用語解説】肝臓とオルニチンサイクル

肝臓の大切な機能の一つが、アルコールやアンモニア、毒物などの解毒。

このうち、アンモニアは食べ物に含まれるタンパク質が体内で分解されてできる有害物質。

アミノ酸の一種「オルニチン」には肝臓でアンモニアを分解して毒性の少ない尿素に変える働きがあり、オルニチンサイクル(尿素サイクル)という。

尿素は尿に含まれて排出される。

アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされる。

オルニチン について詳しくはこちら







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肝臓がんリスク、メタボは2倍以上に高まる|厚労省研究班

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■肝臓がんリスク、メタボは2倍以上に高まる

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by Ryuta Ishimoto(画像:Creative Commons)

肝がんリスク、肥満は2倍以上 厚労省研究班

(2009/3/10、毎日新聞)

厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は10日、高血糖や肥満などメタボリック症候群の関連要因を抱えている人について、肝臓がんにかかるリスクが2倍以上に高まるとの大規模疫学調査の結果を発表した。

肝がんは大半が肝炎ウイルスに感染して発症するが、生活習慣に気をつければ発症を回避できる可能性があるという。

高血糖・肥満で肝がん発症リスクが2倍に 厚労省研究班

(2009/3/11、日本生活習慣病予防協会)

解析した結果、メタボ関連の要因が重なるグループでは、ないグループと比べ、肝がんの発症リスクが約2倍高くなることがあきらかになった。高血糖と過体重について詳しくみたところ、高血糖も過体重もない人に比べ、高血糖と過体重が重なると肝がん発生リスクが3.4倍に高くなっていた。

厚生労働省研究班によれば、高血糖や肥満などメタボリックシンドロームに関連した要因を抱えている人は、肝臓がんにかかるリスクが2倍以上に高まるそうです。

肝がんの最大のリスク要因は肝炎ウイルスにあります。

肝がんを予防するためには、まずは肝炎ウイルス検査を行うことが一番重要であり、感染していた場合には、医師と相談のうえ、しっかり治療することが大事です。

今回の研究結果によれば、肝炎ウイルスに感染していても、高血糖や肥満などを予防することにより、肝臓がんの発症リスクを下げることができる可能性があるようです。

つまり、メタボリックシンドローム対策のための生活習慣の改善が肝臓がんの予防にもなるということですね。

→ 肝臓がん|肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら

→ 肝臓がん予防によい食事・食べ物 について詳しくはこちら







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脂肪肝は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子だった!?

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■脂肪肝は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子だった!?

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by Edu Alpendre(画像:Creative Commons)

メタボリックシンドローム 酸化コレステロールに注目

(2010/1/20、msn産経)

--脂肪肝にもなりやすい

「ラードが使われている食品などを摂取し過ぎると、肝臓の細胞に脂肪がたまる『脂肪肝』になりやすいといわれています。

脂肪肝は実は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子なのです。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と同様に、脂肪肝からもTNF-αなどの炎症性サイトカイン(生理活性物質)が放出されて、さらに体内の酸化コレステロール濃度も高くなり、動脈硬化を促進するのではないかという疫学研究結果も出てきています。

脂肪肝の人も、こういうメカニズムから動脈硬化のリスクがあるということです」

脂肪肝は心筋梗塞や脳卒中の危険因子で、疫学研究結果によれば、脂肪肝からTNF-αなどの炎症性サイトカインが放出されて、体内の酸化コレステロールの濃度も高くなり、動脈硬化を促進してしまうということがわかっているそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・対策・食事 について詳しくはこちら







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慢性心不全患者:メタボの人の割合、一般の2倍|メタボを放置すると心筋梗塞を発症し、慢性心不全へと移行する可能性|厚労省の全国調査

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■慢性心不全患者:メタボの人の割合、一般の2倍

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by Andreas Wieser(画像:Creative Commons)

慢性心不全患者:メタボの人の割合、一般の2倍--厚労省が全国調査

(2009/2/5、毎日新聞)

慢性心不全患者に占めるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の人の割合は、国内の一般の人に比べ2倍以上に達していることが厚生労働省研究班の全国調査で確認された。

班長の下川宏明東北大大学院教授が4日発表し、「メタボを放置すると心筋梗塞(こうそく)を発症し、慢性心不全へと移行する可能性が示唆された」と指摘した。

厚生労働省研究班の全国調査によれば、慢性心不全患者の人は、メタボリックシンドロームの人の割合が一般の人の2倍以上であることそうです。

このことから、慢性心不全の予防には、メタボ対策が必要になることが考えられるようです。

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