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<iPS細胞>肝臓がん細胞からの作成に成功|米ハーバード大




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■<iPS細胞>肝臓がん細胞からの作成に成功|米ハーバード大

ExeterUniMedSch April2013-7

by University of Exeter(画像:Creative Commons)

iPS細胞 肝がん細胞から作成…ハーバード大チーム成功

(2009/7/8、毎日新聞)

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、肝臓がんの細胞から作ることに森口尚史・米ハーバード大研究員らが世界で初めて成功した。

できたiPS細胞から正常な肝臓の細胞も初めて作成した。

iPS細胞はさまざまな細胞になるが、その過程でがん化するのが課題になっている。

研究チームは得られた細胞の分析から、がん化を防ぐ遺伝子の働きを解明したといい、再生医療の実現に向けた一歩になると注目される。

森口尚史・米ハーバード大研究員ら肝臓がんの細胞からiPS細胞を作ることにが世界で初めて成功したそうです。

また、できたiPS細胞から正常な肝臓の細胞も初めて作成したそうです。

今回の研究は、再生医療だけでなく、がん治療にも役立つことが期待されます。

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睡眠不足の中高年、高血圧の危険が高まる|米シカゴ大学

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■睡眠不足の中高年、高血圧の危険が高まる|米シカゴ大学

Man sleeping

by Timothy Krause(画像:Creative Commons)

睡眠不足の中高年、高血圧の危険が高まる=米研究

(2009/6/9、ロイター)

米シカゴ大学の研究チーム8日、睡眠時間が不足している中高年は高血圧になる可能性が強まるとの調査結果を発表した。

米シカゴ大学の研究チームによれば、睡眠時間が少なかった人は高血圧になりやすく、睡眠時間が少なくなるごとに高血圧へのリスクが高まるそうです。

なお、調査対象になった人の平均睡眠時間は6時間だったそうです。

十分な睡眠をとって、高血圧を予防しましょう。




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アルツハイマー病を予防する食習慣・食生活|たけしの本当は怖い家庭の医学




ししゃも

by fto mizno(画像:Creative Commons)

2009年7月7日放送のたけしの本当は怖い家庭の医学のテーマは、「アルツハイマー病にならないための食習慣スペシャル」でした。

■アルツハイマー病とは?

「アルツハイマー病」とは、脳の神経細胞が死滅し、委縮し、認知機能が低下してしまう病気のことをいいます。

■アルツハイマー病の4つの危険因子

アルツハイマー病の危険因子には4つあるといわれているそうです。

  1. 加齢
    アルツハイマー病は、50歳を過ぎたあたりから脳の神経細胞が生み出すアミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられているそうです。
  2. 遺伝
  3. 高血圧などの血管因子
  4. 生活習慣(特に食習慣)
■認知機能が低下している人に共通する食習慣の2つの特徴とは
  1. 魚介類をあまり食べないこと
  2. 野菜をあまり食べないこと

なぜ、魚介類や野菜を食べないことが認知機能低下につながるのでしょうか。

魚介類に関しては、n-3系脂肪酸(オメガ3)が関係していると考えられます。

n-3系脂肪酸(オメガ3)は、サバやサンマなどの青魚に含まれているDHAやEPA、αリノレン酸などのことをいいます。

このn-3系脂肪酸(オメガ3)がアミロイドβタンパクをたまりにくくしてくれると考えられているそうです。

野菜に関しては、ポリフェノールや抗酸化ビタミンがアミロイドβタンパクをたまりにくくしてくれると考えられています。

アルツハイマー病を予防するためには、魚介類と野菜を積極的に摂取していく必要があるようです。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







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世界一薄い「ナノばんそうこう」、癒着防いで傷ふさぐ|早稲田・防衛医大チームが開発




nano_plasters

参考画像:マイナビニュース|スクリーンショット

■「ナノばんそうこう」とは?

超薄ナノシートのばんそうこう、早稲田・防衛医大チームが開発

(2009/7/10、AFPBB)

透明で密着性の高いこのナノシートは、カニの甲羅から採取した物質と海草から採取した粘性物質を原料としており、厚さはわずか75ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)。

早稲田大学と防衛医科大学校の共同研究グループが開発に成功したしたのは、サランラップの1000分の一程度の薄さの高分子超薄膜(ナノシート)を応用した外科手術用の世界一薄い医療用創傷被覆シート「ナノばんそうこう」です。

早稲田大学理工学術院、先進理工学研究科研究助手の藤枝俊宣博士によれば、この「ナノばんそうこう」は「ものすごく薄いので、膜が非常に柔らかくて、のりがなくてもピタッとくっつく」という性質があるそうです。

この「ナノばんそうこう」にはどのようなことが期待できるのでしょうか?

外科手術では通常、傷口を縫合するか、たんぱく質の1種フィブリンを塗布した厚さ数ミリメートルの創傷被覆材を使用する。フィブリンは血液凝固を活性化し、のりのような効果を果たす一方で、周辺組織に癒着を引き起こす面もある。

イヌの肺に空いた6ミリ大の穴をふさぐ実験によれば、シートは呼吸による負荷にも耐え、傷は1か月以内に痕を残さず、きれいに治ったそうです。

「ナノばんそうこう」を使って治療した臓器は、縫合後のミミズ腫れができないので、次のステップとしては、皮膚への応用を行ない、乳がんの治療や床ずれの治療、美容分野への応用も期待できそうです。

【参考リンク】

【追記(2016/7/7)】

ナノ絆創膏を使い、大静脈の損傷部閉鎖による止血治療に成功 防衛医大・早稲田大(理工・武岡研)などが共同研究

(2013/6/10、読売新聞)

ナノ絆創膏はあらゆる臓器や皮膚の表面に接着剤なしで強固に接着し、かつ癒着を全く起こしません。透明なため止血の具合を明瞭に把握でき、しかも止血が不十分な時は重ね貼りが可能です。ウサギの下大静脈を7mm切開すると死に至る大出血となりますが、ナノ絆創膏を出血部位に貼ることですべてのウサギの止血救命に成功しました(肺や消化管、脳のクモ膜などの損傷もナノ絆創膏を貼るだけで簡単に被覆することができます)。血管縫合などの複雑な手技を用いなくても簡単に大血管の止血ができるナノ絆創膏は、大きな手術だけでなく大怪我で大量出血を来たした患者さんの止血治療にも大いに役立つと期待しています。

ナノばんそうこうによる治療のポイントは、次の通り。

  • 接着剤なしに接着ができること
  • 癒着を起こさないこと
  • 透明であるため、止血の確認が容易なこと
  • 止血が不十分な場合は重ね貼りが可能なこと

ナノばんそうこうは大量出血を起こした患者さんへの止血治療に役立つことが期待できます。







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メタボや高血圧、高血糖の改善に効果がある物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」の量産に道|産総研など




Honey

by John Loo(画像:Creative Commons)

産総研など、抗メタボ物質 量産に道

(2009/6/24、日経産業新聞)

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場は、内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)や高血圧、高血糖の改善に効果があるといわれる物質を、低価格で素早く作る技術にメドをつけた。

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場によれば、メタボリックシンドローム高血圧高血糖に効果的だといわれる、体の中の様々な分子に働きかけ、活性化する生理活性物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」を低価格で素早く作る技術にメドをつけたそうです。

この物質は、記事によれば、

はちみつなど様々な食品に含まれており、血圧降下作用や血液中の脂肪酸を減らす効果があることが研究からわかっている。

とのこと。

この物質が、はちみつ以外に、どんな食品に含まれているのか、気になるところです。

今後、この物質に注目してみていきたいですね。