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リンゴ病(伝染性紅斑) 東京都に流行警報、手洗い・うがいで予防

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by Y0$HlMl(画像:Creative Commons)




リンゴ病 東京都が初の警報…手洗い、うがいで予防を

(2015/6/26、読売新聞)

東京都は、ウイルス感染症「伝染性紅斑(通称リンゴ病)」の患者数が警報基準を超えたとして、東京都全域に流行警報を発令したそうです。

リンゴ病とはどのような病気なのでしょうか?

■リンゴ病とは?

リンゴ病は頬に赤い発疹ができ、体や手足に広がることで知られる。妊婦が感染すると、胎児の異常や流産につながるおそれもある。飛まつや接触で感染するため、都は手洗い、うがいによる予防を呼びかけている。

頬に赤い発疹ができることから通称リンゴ病と呼ばれるようです。

名前はかわいらしい病名ですが、ニュース記事によれば、妊婦が感染すると、胎児の異常や流産につながる恐れがあり、また、飛まつ感染や接触感染で病気にかかってしまう怖い病気です。

手洗い、うがいによる予防が重要なようですので、注意してくださいね。







手足口病が九州で流行の兆し




手足口病、九州で流行の兆し-警報基準値上回る地域も

(2015/4/21、医療介護CBニュース)

手足口病は、水疱性の発疹を主な症状とした急性ウイルス性感染症で、乳幼児を中心に夏季に流行することが多い。主な病原ウイルスはコクサッキーA16、エンテロウイルス71で、感染から3―5日の潜伏期間後、口腔粘膜や手のひら、足底などの四肢の末端に2―3ミリの水疱性発疹が現れる。飛沫や接触によって感染する。

手足口病が、九州で流行の兆しを見せているそうです。

手足口病とは、主に乳幼児を中心に流行する口や手足に発疹を起こすウイルス性の感染症です。

手足口病といえば、夏のイメージがありますが、今年は早いのでしょうか。

【関連記事】

■手足口病を予防する方法

手足口病、近年最多ペース=重い合併症に注意―感染研 によれば、

・手洗いの励行(これは特におしめ等を交換した時重要です)
・汚れた衣服は洗濯する

しっかりと手洗いをすることが一番の予防方法のようです。







愛川欽也さん(80歳)の病気は肺がんだった

 > 健康・美容チェック > 肺の病気(呼吸器の病気) > 肺がん > オランダの至宝ヨハン・クライフさん死去(68歳) 病気は肺がん 

愛川欽也さん死去、肺がん隠し「アド街」司会も

(2015/4/17、日刊スポーツ)

肺がんと闘いながらも、最近まで仕事を続けた。

愛川欽也さん(80歳)が肺がんでなくなったそうです。

愛川欽也さん『出没!アド街ック天国』1000回ギネス認定まで乗り切った名司会者逝く

(2015/4/17、Mocosuku Woman)

■肺がんとは?

肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因によってがん化したものをいいます。

肺がんは肺の一部の細胞が何らかの原因によって、がん化したものだそうです。

肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。

愛川さんの肺がんは、一部の報道によれば、脊髄にまで転移していたそうですが、がんが増殖し、血液やリンパの流れに乗って広がっていくことから転移したものと思われます。

■肺がんの種類

●小細胞肺がん
小細胞肺がんは、肺がんの約15~20%を占め、増殖が速く、脳・リンパ節・肝臓・副腎・骨などに転移しやすく悪性度の高いがんです。しかし、非小細胞肺がんよりも抗がん剤や放射線治療の効果が得られやすいといわれています。

●非小細胞肺がん
非小細胞肺がんは、肺がんの約80~85%を占めています。腺がん、扁平(へんぺい)上皮がん、大細胞がんなど、多くの異なる組織型があり、発生しやすい部位、進行形式と速度、症状はそれぞれ異なります。いずれの場合も化学療法や放射線治療で効果が得られにくく、手術を中心とした治療が行われます。

肺がんを予防するにはどうしたらよいか。によれば、肺がんには大きく分けて小細胞がんと非小細胞がんの2種類があり、最も多いのは非小細胞がんに分類される腺がんです。

これは喫煙の有無とは関係なく発症する危険性が高く、たばこを吸わないからといって安心はできないそうです。

肺がんは喫煙者に多いですが、たばこを吸わない人でも発症することがあります。

また、受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸う)により発症リスクが高まることもわかっています。

■肺がんを予防するには?

肺がんを予防するにはどうしたらよいか。

50歳あたりから発症頻度が高まり始め、70歳前後でピークになる。

会社や自治体の健康診断では単純レントゲン撮影しかメニューにないことが多く、これだと小さながんは見落とす危険性がある。

単に検診を受ければよいということではなく、手術が可能な早期の段階で見つけるためには、人間ドックで胸部CTを撮るなど、肺がん予防に対して自らが積極的な行動が必要になるようです。

肺がんを予防するためにも、定期的に人間ドックで自分の体の状態をしっかり把握していくことが肺がんの早期発見において一番重要なようです。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら

→ 肺の病気(呼吸器の病気)|肺がん・肺気胸・肺炎・肺気腫・COPD について詳しくはこちら




【肺がん関連記事】

アヴリル・ラヴィーンが5か月闘病した病気のライム病とは?その症状とは?




A・ラヴィーン、ライム病で5か月闘病 「死ぬかと思った」

(2015/4/2、AFP)

カナダのロック歌手、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)さん(30)が、ライム病のため5か月間寝たきりの状態が続き、「死ぬかもしれない」と思った時もあったと打ち明けた。

記事によれば、アヴリル・ラヴィーンさんは主にダニを媒介して感染するライム病に感染し、5ヶ月間寝たきりの状態で、息ができないと感じ、また話すことも、動くこともできなかったそうです。

ライム病とはどのような病気なのでしょうか?

ライム病|厚生労働省

■ライム病とは

マダニ(Ixodes属)刺咬により媒介されるスピロヘータ(ライム病ボレリア;Borrelia burgdorferi sensu lato)感染症である。

■ライム病の症状

感染初期(stageI)には、マダニ刺咬部を中心として限局性に特徴的な遊走性紅斑を呈することが多い。随伴症状として、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠感などのインフルエンザ様症状を伴うこともある。

<中略>

播種期(stageII)には、体内循環を介して病原体が全身性に拡散する。これに伴い、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状が見られる。

ライム病の症状は、皮膚症状、関節痛、頭痛、発熱などの症状があるそうです。

アヴリル・ラヴィーンさんはほぼ回復されたそうで、何よりです。

それにしても、世の中には知らない病気はあるものですね。







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炭水化物は飽和脂肪酸より健康に悪い!?

Spicy Char-Siu Onigiri

by Joey(画像:Creative Commons)




炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い? 研究

(2014/11/24、AFP)

心臓病など多岐にわたる健康上の問題に関連するとして長きにわたり悪者扱いされてきた飽和脂肪だが、摂取量を2倍~3倍近くにしても、その血中濃度は上昇しないことを明らかにしたとする研究論文が、21日の米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)で発表された。

飽和脂肪酸の摂取量を2倍から3倍にしても、血中濃度は上昇しないことが明らかになったそうです。

一方、炭水化物については、糖尿病と心臓病のリスク増に関連がある脂肪酸の血中濃度上昇に関係していることが、同じ研究で示された。

炭水化物が脂肪酸の血中濃度上昇に関係しているそうです。

飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?によれば、昔との食生活の違いの一つとして、飽和脂肪酸の摂取量が減ったものの、炭水化物の摂取量が増えているそうです。

炭水化物の摂り過ぎは、肥満糖尿病の原因になり、さらには心臓疾患になる可能性も高まります。

論文によると、炭水化物の少ない食事を与えると、体内の「パルミトレイン酸」と呼ばれる脂肪酸が低下したとされ、これは炭水化物の再導入で徐々に増加したという。パルミトレイン酸について研究チームは、「病気を促進する恐れがある、健康に有害な炭水化物の代謝」に関係するものとしている。

このパルミトレイン酸の増加は、炭水化物が体内で燃焼されずに脂肪に変換される割合が増加していることを示していると研究チームは指摘する。

つまり、先日の記事と今回の記事を総合すると、飽和脂肪酸の摂取が脂肪酸の血中濃度の上昇に関係しているのではなく、炭水化物の摂取が脂肪酸の血中濃度の上昇に関係していて、そのことが糖尿病や心臓病のリスク増に関係していると考えられます。

■まとめ

今回の記事をまとめてみます。

1.飽和脂肪と心臓病との関連性はない

2.炭水化物を摂取すると、脂肪酸のパルミトレイン酸が増加し、病気(糖尿病や心臓病)のリスクに関係していると考えられる。