
by Carl Revell(画像:Creative Commons)
「濃い味」ブーム 濃い味一品の満足感に「味覚障害」リスク指摘
(2012/3/11、NEWSポストセブン)
時代を覆う濃い味ブームですが、その一方で、危険性も孕んでいます。
濃い味に慣れれば慣れるほど、薄い味の料理が楽しめなくなる。
微細な味の違いがわからなくなる。
「濃い」「濃厚」な味が流行していますが、その一方で「味覚障害」というリスクも潜んでいるそうです。
濃い味に慣れると、薄い味やかすかな味が感じられなくなってしまうそうです。
また、他の理由でも味覚障害になることがあります。
■亜鉛不足で味覚障害?
「食べたものの味がわからない」。毎年24万人もの人が「味覚障害」と診断されています。
「味覚障害」は、高齢者に顕著とされてきましたが、若年層にも広がっているのではないか、という指摘があります。
私たちの舌や口には約5000の味蕾と呼ばれる細胞があり、30日周期で絶えず生まれ変わっています。亜鉛は、その「味蕾」を再生するための重要な栄養素なのです。
亜鉛を多く含む食品には、牡蠣、緑茶、ココア、ナッツ、ゴマ、納豆、豆腐、そばなどがあります。
また、亜鉛はストレスや食品添加物によって体外に排出されやすいことも指摘されています。
亜鉛不足になると、味を感じる細胞「味蕾(みらい)」が再生しにくくなり、「味覚障害」のリスクが生じます。
→ 亜鉛 について詳しくはこちら

by Villanova Prep(画像:Creative Commons)
沢「良性発作性頭位めまい症」
(2012/3/12、日刊スポーツ)
原因不明の体調不良でアルガルベ杯決勝などを欠場したなでしこジャパンのMF沢穂希(33)が12日、病院で検査を受け「良性発作性頭位めまい症」と診断された。所属のINAC神戸が発表した。
「良性-」は耳の奥にある三半規管内のリンパ流が乱れたことで起こるめまいで、個人差によるが自然治癒で1週間から1カ月で完治するという。
体調不良が伝えられていた澤選手の病気は、原因不明で病名が分かっていなかったので、大変心配されており、メディアによっては妊娠ではないかとも取り上げていたところもありましたが、良性発作性頭位めまい症(耳の奥にある三半規管内のリンパ流が乱れたことで起こるめまい)であることがわかったそうです。
澤選手には、メディアへの露出や式典への参加など様々な環境の変化があったと思いますから、体をしっかり休めてほしいですね。
【追記(2012/3/15)】
「疲労とストレスが原因」沢、INACに合流
(2012/3/14、読売新聞)
沢は「3月4日夜、立っていられないほど頭がくらくらした。疲労とストレスが原因」と説明。
現在もめまいの症状があるが、投薬治療を受けて日ごとに回復しているという。
ペプチドワクチン療法 膵がん新薬開発 次期治験に期待
(2012/3/4、産経新聞)
がんの新しい治療方法として期待が高まる「がんペプチドワクチン」について、膵(すい)がんに対する最終段階(第2・3相)の臨床試験(治験)が行われ、有効性が確認できなかったとの結果が出た。
治験を主導した創薬ベンチャー、オンコセラピー・サイエンス(川崎市、角田卓也社長)が先月28日、発表した。世界初の可能性を持つ医薬品の誕生が期待されたが、治療効果を科学的データで裏付ける難しさが浮き彫りになった。
同社は今後、新しいワクチンの開発にシフトし、近く膵がんに対する別の治験(第3相)を開始する。
外科、抗がん剤、放射線といった治療法に次ぐ“第4のがん治療法”として期待されている「がんペプチドワクチン療法」についてすい臓がんに対する治験が行われましたが、有効性が確認できなかったそうです。
引き続き、開発を続けていくということですので、期待したいですね。

by Osamu Kaneko(画像:Creative Commons)
<がん>五つの生活習慣の実践でリスク4割低下
(2012/3/5、毎日新聞)
90年代後半に45~74歳だった7万8548人(男性3万6964人、女性4万1584人)を06年まで追跡し、がんのリスクを下げると言われている五つの生活習慣とがんの発生率との関係を調べた。
その結果、禁煙▽節酒(1日日本酒1合以下を週6日以内)▽塩分控えめの食事(タラコ4分の1腹を月1回程度)▽活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)▽適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)の五つの生活習慣のうち、二つを実践しているグループは、ゼロまたは一つだけ実践しているグループに比べ、がんのリスクが男女とも14%低下した。
さらに実践している生活習慣の数が多いほど、男女ともリスクが直線的に低下し、五つすべてを実践すると、男性で43%、女性で37%低下することが分かった。
禁煙・節酒・塩分控えめの食事・活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)・適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)の5つの生活習慣を実践すると、がんのリスクが4割減少するそうです。
5つの習慣のうち、1つでも多く実践するほどリスクは減少していくそうです。
1.禁煙
【関連記事】
2.節酒
【関連記事】
日本人のためのがん予防法 – 国立がんセンター がん予防・検診研究センター
飲むなら、節度のある飲酒をする。
(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度)
- 1日1杯のアルコール、がんになるリスク高める可能性=研究
食道がんや胃がん、大腸がん、肝臓がん、前立腺がんの発症リスクが高くなるそうです。
3.塩分控えめの食事
【関連記事】
- 塩分とりすぎが生活習慣病・がんに影響 厚労省8万人調査
4.運動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)
【関連記事】
日々の活発な身体運動
高齢者医療のスペシャリスト 新開省二先生
体をよく動かしていることが、食欲の増進、それに伴う十分な栄養の摂取につながっている。
それらがトータルとして、病気に対する抵抗力・防衛体力を高めている。
つまり、がんに対する抵抗力が高まっていると考えられる。
- 長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい
- 運動すると乳がんリスクが低下-国立がん研究センター
5.適正体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)
【関連記事】

by Kai Schreiber(画像:Creative Commons)
ビタミンE過剰摂取で骨減少=ネズミで確認、人の調査必要―慶大など
(2012/3/5、時事通信)
マウスやラットにビタミンEを過剰に摂取させる実験を行ったところ、骨が減ってもろくなる骨粗しょう症になったと、慶応大や東京医科歯科大、大阪医科大などの研究チームが4日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
マウスによる実験によれば、ビタミンEを過剰に摂取させると、骨が減少し、骨粗しょう症になることがわかったそうです。
ビタミンEは植物油やマーガリン、アーモンドなどに多く含まれるが、通常の食生活で過剰摂取になることはない。
しかし、細胞レベルの抗酸化作用が知られ、美容や老化防止に役立つとしてサプリメントの人気が高い。
サプリメントを多くのんでいる人の集団で、骨量に影響がないか調べる必要があるという。
厚生労働省の食事摂取基準では、ビタミンEの大人の目安は1日7ミリグラム程度で、上限は同800ミリグラム。米国では上限が同1000ミリグラム。
今回の記事で大事な点をまとめてみます。
- 通常の食生活でビタミンEを過剰摂取することはない。
- ビタミンEサプリメントを多く飲んでいる人は骨量に影響がないかチェックしたほうが良い。
- ビタミンEの大人の目安は1日7ミリグラム程度で、上限は同800ミリグラム。米国では上限が同1000ミリグラム。
カルシウムチェック|カルシウムと骨粗鬆症によれば、「骨粗しょう症は若いうちは関係ない」と思いこんでいる人も非常に多いそうですが、若い人にも骨粗しょう症の危険性が十分にあるそうです。
それはカロリーを気にするあまり食べない系のダイエットをして、栄養不足を招いていることが原因なのだそうです。
しかし、今回は栄養の過剰摂取によっても骨粗鬆症になるおそれがあるということであり、何でも適量であることが大事なのだと改めて認識しました。
健康美容ブログ「HAKUR」は、ばあちゃんの料理教室レシピもまとめています。また、女性が知りたい!ダイエット(筋トレ)・スキンケア・料理・恋愛・お金・介護・ライフスタイルに関する情報をまとめています。