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脂肪肝と糖尿病改善に小分けダイエット|たけしのみんなの家庭の医学 6月28日

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by Michael Stern(画像:Creative Commons)




2011年6月28日放送のたけしのみんなの家庭の医学のテーマは「家庭でできる!内蔵若返りSP 絶対知っておきたい4つの法則」でした。

一番気になったのは、肝臓若返りの法則。

番組で紹介されたケースでは、ダイエットとリバウンドを繰り返した女性を紹介。

リバウンドした彼女があるとき血液検査を受け、肝臓の検査を受けたところ、彼女の肝臓は、脂肪がついた状態の「脂肪肝」になっていたのです。=肝臓の老化現象

それだけではなく、肝臓の老化は、糖尿病まで招いていました。

脂肪肝と糖尿病は表裏一体。

カロリーオーバーの食事を続けると、余った等が脂肪に変わり、肝臓に蓄積します。

これが、脂肪肝=肝臓の老化。

脂肪肝になると、インスリン(糖分をエネルギーに変える働きを持つ)の働きを妨げる物質が分泌されます。

血糖値を下げようと、すい臓はさらに大量のインスリンを分泌し、その結果、すい臓が疲れてしまい、糖尿病を発症してしまうのです。

■小分けダイエット

肝臓若返りのために、番組で紹介したのは、小分けダイエットというダイエット方法。

※減量させ、肝臓の脂肪を基準値以下にまで戻すには、ダイエットが欠かせません。

小分けダイエットとは、「食事」と「運動」を小分けにするというもの。

●食事

リバウンドを避けるためにも、3度の食事をしっかりと食べる。

また、お腹が空いたら我慢せずに食べてもいい。

ただし、間食は野菜だけにする。

●運動

食後すぐに運動することで、摂取した糖はエネルギーとして消費され、新たな脂肪は蓄積されません。

そこで、毎食後に10分、1日3回のウォーキングを行うようにする。

→ 脂肪肝の改善方法 についてはこちら

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武田薬の糖尿病治療薬、膀胱がんリスク高める恐れ=米FDA




武田薬の糖尿病治療薬、膀胱がんリスク高める恐れ=米当局

(2011/6/16、ロイター)

米食品医薬品局(FDA)は15日、武田薬品工業<4502.T>の糖尿病治療薬「アクトス(Actos)」について、同剤を1年以上服用した場合、膀胱(ぼうこう)がんにかかる危険性は高まる可能性があるとし、同情報をラベル記載項目に追加するとの判断を示した。

同剤については、フランスの医薬安全当局が9日、服用により膀胱がんにかかるリスクが多少高まるもようだとして、新規患者への投与を停止する決定を下したばかり。

ドイツも同様の決定を行っている。

今回のFDAの決定は、膀胱がん患者はアクトスを使用するべきではないとしているものの、新規患者への処方を禁止したフランス・ドイツ両国の対応とは異なっている。

FDAの判断を受け、武田は同社の北米子会社がアクトスの処方箋情報を更新するためFDAと調整している、とのコメントを発表した。

そのうえで、アクトスとアクトス関連薬剤へのコミットメントは変わっておらず、アクトスによる治療効果と糖尿病治療薬としての重要性に対し自信を持っているとしている。

FDAは武田薬品工業の糖尿病治療薬「アクトス」が膀胱がんにかかるリスクが高まるとし、ラベルに記載するようにとの判断をしたそうです。

また、フランスやドイツでも膀胱がんにかかるリスクが多少高まる可能性があるとして、新規患者への処方を禁止しているそうです。

糖尿病に対する治療効果と膀胱がんリスクを比較して、処方されるということなのでしょうか。

こうした情報を聞くと、現在この治療薬を使用している人は不安になるでしょうね。

この糖尿病治療薬を使用している人の不安を少しでもなくすためにもきちんとした情報を提供して欲しいものです。

糖尿病 の症状についてはこちら。







超悪玉コレステロールが悪さをする仕組みを発見|英ウォリック大チーム

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by Romain Toornier(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > コレステロール > 超悪玉コレステロールが悪さをする仕組みを発見 英チーム




「超悪玉」コレステロール、分子の形に原因 英チーム

(2011/5/30、朝日新聞)

悪玉コレステロールよりも心筋梗塞(こうそく)を起こしやすい「超悪玉」として注目される新種のコレステロールが、悪さをする仕組みを英ウォリック大チームが突き止めた。米糖尿病学会誌の最新号に論文を発表した。

超悪玉コレステロールが悪さをする仕組みがわかったそうです。

超悪玉は、生活習慣病である2型糖尿病の患者や高齢者の血中に最近見つかった。

悪玉であるLDLコレステロールより、分子が小さく、比重がやや高いのが特徴だった。

詳しく調べたところ、LDLコレステロールに糖が結び付いて表面の形が変化すると「超悪玉」になり、血管の壁につきやすくなる性質を持つことがわかった。

血管が詰まると心筋梗塞などの原因となる。

超悪玉コレステロールは、LDLコレステロールより分子が小さく、比重がやや高いのが特徴で、LDLコレステロールに糖が結びついて表面の形が変化すると、超悪玉コレステロールになるそうです。

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■超悪玉コレステロールとは

●悪玉コレステロールと超悪玉コレステロールの違いとは?

悪玉コレステロール:直径26~27nm

超悪玉コレステロール:直径25.5nm以下

超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールよりも小さい。

●では、サイズが小さいと何が起こるのか?

血管は、高血圧や加齢等の要因で少しずつ傷ついていきます。

その傷が大きいと、悪玉コレステロールも超悪玉コレステロールも血管壁の内側に入り込んできます。

しかし、超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールが入ることのできないわずかな傷の隙間でも侵入可能であるため、動脈硬化を進行させてしまうのです。

超悪玉コレステロールは、誰でも持っているので、数を増やさないようにすることが大切です。

心筋梗塞の発症率は、超悪玉コレステロールは悪玉コレステロールに比べて3倍高くなるという報告もあるそうです。(Stampfer MJ JAMA 276:882,1996)

●なぜ、超悪玉コレステロールは作られたのか?

糖分の過剰摂取で血液中のブドウ糖が増加

⇒余ったブドウ糖は肝臓で中性脂肪に作り変えられた

肝臓で作られた中性脂肪とコレステロールは、同じ器に乗って、血液に流されます。

※通常の器の中の分量:中性脂肪4 コレステロール1

中性脂肪は、エネルギーとして消費され残ったコレステロールが悪玉コレステロールとなります。

⇒大量の中性脂肪が超悪玉コレステロールを生み出した

器の大きさは一定なので、コレステロールのスペースが減る。

この時に起こるのが、コレステロールの小型化。

つまり、超悪玉コレステロールが生まれることになるわけです。

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

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元Google HealthのAdam Bosworthが“健康ゲーム”Keasを立ち上げ




Adam Bosworth

by Kevin Krejci(画像:Creative Commons)

【追記(2016/6/12)】

Keasの個人別健康プログラムで医療費削減へ

(2015/6/16、medinew)

SmartHealth Engineを使えば、人口統計データや健康診断結果、リアルタイムのユーザーの行動なども考慮され、それらをもとに低コストな遠隔医療やジェネリック医薬品、そして糖尿病予防や禁煙のためのプログラムなど最適なプランをカスタマイズし社員に示すことができます。そして社員は、Keas+でソーシャルコミュニティやクイズなどを通して、ゲームのように楽しくプログラムを実践していきます。

米Keasは、個人別に最適な健康プログラムで、社員がゲームをプレイするように楽しく健康を目指すことにより、医療費削減につなげる提案をしています。

元Google HealthのAdam Bosworthが“健康ゲーム”Keasを立ち上げ

元Google HealthのAdam Bosworthが“健康ゲーム”Keasを立ち上げ

(2011/6/4、TechCrunch Japan)

構想では健康のためのMintを作るつもりだったが、でも、人びとは、自分の健康を測定したり数値で把握したいとは思っていないことを発見した。そこで彼は、Keasをゲームにした。

<中略>

Keasは、健康の維持増進のためのゲームだ。

毎週、3つの目標を選ぶ。エクササイズや、もっと果物と野菜を食べること、ストレスを減らすこと、など何でもいい。

目標を達成するとポイントがもらえ、また健康関連のクイズに正解してもポイントをもらえる。

自分の会社が会員になると、現金でごほうびをもらえる(一般的にアメリカの企業の人事部は、社員の健康や生産性の増進に貢献する企画に予算を割く)。

<中略>

Google Healthは”人びとがやりたいことは何か”を考えなかった。彼らはユーザに単純に”どこそこへデータを保存せよ”と言っただけだ。でも人は、データを保存することではなく、楽しいことを求めているのだ。

Keasとは、健康+ソーシャルゲームの組み合わせみたいです。

記事の中から判断すると、ビジネスモデルとしては、個人個人にアプローチするというよりも、会社に売り込むようにみえます。(BtoCというよりもBtoB?)

ある会社がこの健康ゲームを導入することで、会社側としては、社員の健康改善に役立つことが期待されます。

元Google HealthのAdam Bosworthが、健康の維持増進のためのゲームを考えたのは、人びとは、自分の健康を測定したり数値で把握したいとは思っていないことを発見したからなのだそうで、人々は楽しいことを求めているのであり、その答えが健康ゲームみたいです。

はたして健康ゲームが人々にどのように受け入れられるのか、注目です。







腎臓売ってiPad2購入 中国の高校生、体調悪化

iPad

by PROTatsuo Yamashita(画像:Creative Commons)




腎臓売ってiPad2購入 中国の高校生、体調悪化

(2011/6/8、47ニュース)

米アップルの多機能端末「iPad2」を買うため、中国安徽省の高校1年の男子生徒(17)が臓器ブローカーに自分の腎臓を売っていたことが分かった。広東省の深セン衛星テレビが8日までに報じた。生徒の体調は少しずつ悪化しているという。

iPad2がどうしても欲しくなった生徒は4月下旬、腎臓が高く売れると知り、ネット広告を出していたブローカーに連絡を取った。湖南省の病院に連れていかれ、腎臓を片方摘出された。

3日間の入院の後、2万2千元(約27万円)を受け取り、iPad2や携帯電話iPhoneを購入。高価な持ち物を母親に問い詰められて発覚した。

iPad2がほしいために、自分の腎臓を売った中国の高校生の話。

物欲しさに、自分の腎臓を売ってしまうだなんて・・・。

腎臓が自分の体にとってどんな働きがあるかということを知らなかったのでしょうか。

腎臓 について詳しくはこちら。

腎臓は、肝腎かなめといわれるように、肝臓と同様に重要な臓器の一つで、

血液を濾過し、余分な老廃物や塩分を取り除くという、重要な役割を担っています。

さらに、赤血球を作るホルモンを作り、全身に酸素を行き渡らせたり、血圧を調整したりするなど、生命を維持する上で欠かすことのできない臓器です。

27万円と引き換えにその後一生悩まされるであろう体調不良というリスクをかかえてしまったこの高校生は今どんな気持ちでいるんでしょうか。

気になるのは、普通の高校生がネット広告を通じて臓器ブローカーと簡単に(?)連絡がとれるというのには驚きです。







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