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目の難病「網膜色素変性症」解明に期待 世界初、患者皮膚から視細胞

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by Army Medicine(画像:Creative Commons)

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目の難病解明に期待 世界初、患者皮膚から視細胞

(2010/8/19、神戸新聞)

理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)の網膜再生医療研究チームは、中途失明の三大原因の一つとされる遺伝性、進行性の難病「網膜色素変性症」の患者の皮膚から、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、視細胞に分化させることに世界で初めて成功した。

視細胞の分析から、同症の原因遺伝子の働きが解明できる可能性があり、根本的な治療法につながることが期待される。

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの網膜再生医療研究チームは、「網膜色素変性症」の患者の皮膚から視細胞を作ることに世界で初めて成功したそうです。

このことから、目の難病の解明・治療法ができる可能性があるそうです。

今後の研究に期待したいですね。

■網膜色素変性症とは

同症は、光を受け取る網膜上の視細胞が機能を失い、視野が徐々に狭くなっていく病気。厚生労働省が特定疾患に指定し、全国で約2万5千人が治療を受けている。







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手軽な遺伝子検査に専門家が警鐘

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by thierry ehrmann(画像:Creative Commons)




才能判定?手軽な遺伝子検査、科学的根拠は…

(2010/8/14、読売新聞)

インターネット通販で手軽に受けられる遺伝子検査が増えている。

がんやアルツハイマー病のリスクが分かるとするものや、子供の「才能」が分かるとうたうものまである。

ただ、科学的根拠は必ずしも明確でなかったり、説明が十分でなかったりするものも多く、日本人類遺伝学会や専門医らは「利用者に大きな誤解と不安を与える恐れがある」「遺伝情報は血縁者にも影響を与える重大な個人情報。

専門家のカウンセリングなしの検査は危険」と警鐘を鳴らしている。

手軽に受けられる遺伝子検査について専門家が警鐘を鳴らしている。

経済産業省の今年2月の調査では、遺伝子検査を行う業者は330あった。

インターネット通販やクリニックなどで販売され、肥満のタイプや生活習慣病のリスクのほか、がんやアルツハイマー病のリスク判定をうたうものなどがある。

健康食品などの販売につなげる例や、肥満や骨粗しょう症の遺伝子検査を客に受けてもらい、結果に応じてエステメニューの提案に利用するエステサロンもある。

自分の遺伝子について興味のある方は多いと思います。

将来自分はどんな病気になりやすいのか、また子どもがどんな病気になりやすいのか、はたまた子供にどんな才能があるのか等々遺伝子検査で知ることができるというものには興味深いものが多いです。

しかし、記事によれば、以下のような問題点があるようです。

  • 科学的根拠は必ずしも明確でなかったり、説明が十分でなかったりするものも多い
  • 利用者に大きな誤解と不安を与える恐れがある
  • 遺伝情報は重大な個人情報である

遺伝子検査の良い面だけを見ていて、少し安易に考えてすぎていたかもしれません。

確かに、遺伝子検査を受けて、あまりにも衝撃的な結果が出た場合、不安になってしまうおそれもあります。

また、日々医療は進歩しているので、その時には正しいと思われていた情報も数年後には誤っていた情報となる恐れもあり、それによって、誤った治療を行なってしまうおそれもあります。

遺伝子検査にも、より信用できるものと、気軽な気持ちでできるものをレベル・段階を設けて、提供されるといいのかもしれませんね。







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生活習慣点検(禁煙・食事の改善)+検診=がん予防




Medical examination

by John Christian Fjellestad(画像:Creative Commons)

【健康】生活習慣点検+検診=がん予防

(2009/8/25、MSN産経)

■タバコ(喫煙)とがん予防

がん発症の要因のトップは喫煙。

肺がんだけでなく口腔(こうくう)や咽頭、食道、胃、膵臓(すいぞう)、肝臓などさまざまながんで、発がん性が認められている。

日本人の非喫煙者に対する喫煙者のがん死亡のリスクは男性が2倍、女性で1・6倍程度。

日本人のがん死亡の約20~27%は喫煙が原因という。

喫煙は、がんのリスク要因のトップで、肺がんや口腔がん、咽頭がん、食道がん、胃がんすい臓がん肝臓がんなどで発がん性が認められています。

タバコを吸っている人はもちろんのこと、タバコを普段吸わない人も周りにタバコを吸っている人がいる場合には注意が必要です。

厚生労働省の調査では、非喫煙女性でも夫からの受動喫煙がある場合、肺がんのリスクは受動喫煙がない場合と比べ、1・3倍に高まる。

受動喫煙によっても、がんになるリスクが高まるため、注意が必要です。

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■生活習慣とがん予防

がん予防には生活習慣の見直しは欠かせません。

生活習慣もがん予防に重要だ。

各種疫学調査から危険分子を示すと、食事35%、たばこ30%、感染症・ウイルス10%など。

タバコと食事ががんになる危険因子のほとんどを占めているようです。

がんの原因物質が特定されていないため、どんな食べ物にも発がん性が含まれる可能性がある。

偏りのない食事が奨励されるのは、未知の発がん性物質を過剰に摂取してしまうリスクを分散させるためだ。

偏りのない、バランスよい食事がすすめられていたのは、健康的なからだを維持するためだと思っていましたが、偏りない食事をすることで発がん性物質の過剰摂取を分散させる意味合いがあったとは知りませんでした。

記事の中では、ほかにも食事面のアドバイスが。

胃がんになりやすいとされる塩分は1日10グラム未満とし、塩辛や練りウニなどは週1回以内に控える。

野菜(穀物とイモ類は除く)と果物は消化器系のがんや肺がんに予防効果があり、目安は1日400グラム。

野菜なら小鉢5皿、果物なら1皿だ。

ハムなどの加工肉、牛や豚などの赤肉(鶏肉と魚は除く)は動物性脂肪が多く、がん発生にかかわる化合物も含むため大腸がんになりやすいという。

熱かったり刺激の強い飲食物も禁物で、森山さんは「食道表面の防御機能を焼き切ってしまう。飲む人は『のど元過ぎれば熱さを忘れる』でも、がんは忘れてくれない」と指摘する。

食習慣のポイントを抜き出してみます。

  • バランスよい食事
  • 塩分は1日10グラム未満
     → 胃がん予防
  • 野菜(穀物とイモ類は除く)と果物1日400グラム
     → 消化器系のがんや肺がんの予防
  • 加工肉、牛や豚などの赤肉(鶏肉と魚は除く)は動物性脂肪が多く、がん発生にかかわる化合物も含むため、少なくする
     → 大腸がん予防
  • 熱かったり刺激の強い飲食物に注意
     → 食道がん予防
■定期健診とがん予防

定期的な検診も重要で、早期発見が難しく進行が早い膵臓がんなど一部を除き、多くのがんは早期発見で治療後5年の生存率は高まる。

加齢によるリスクもあり、40歳では100人に1人、80歳なら男性は3人に1人、女性は5人に1人はがんになる。

定期的に、生活習慣の点検を行い、健診を受けることが、がん予防につながるようです。







失明の恐れもあるベーチェット病、発症は遺伝子変異

Eyes

by lizzerW(画像:Creative Commons)

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失明もあるベーチェット病、発症は遺伝子変異

(2010/7/14、読売新聞)

横浜市立大や北大などの研究チームは14日、目や皮膚などに炎症を引き起こし、失明することもある難病「ベーチェット病」の発症に関係する遺伝子を突きとめたと発表した。

治療薬開発に道を開く成果で、科学誌「ネイチャー・ジェネティクス」電子版に発表した。

横浜市立大や北大などの研究チームによれば、難病「ベーチェット病」の発症に関係する遺伝子がわかったそうです。

ベーチェット病は自己免疫疾患の一つで、国内には約1万5000人(2002年)の患者がいる。

研究チームは、患者612人と健常者740人のゲノム(全遺伝情報)を、約50万か所に及ぶ「SNP(スニップ)」(1塩基の違い)に着目して比較した。

その結果、患者では、過剰な免疫反応を抑える生理活性物質「インターロイキン(IL)10」や、免疫反応を制御するスイッチ(IL23R、IL12RB2)の遺伝子変異が多くみられた。

これらの遺伝子変異によって、免疫反応のブレーキがかからず、症状が出ると見られる。

ベーチェット病の患者には、過剰な免疫反応を抑える生理活性物質「インターロイキン(IL)10」や、免疫反応を制御するスイッチ(IL23R、IL12RB2)の遺伝子変異が多く見られたそうです。

この記事の中に気になる部分がありました。

ベーチェット病は、中東や東アジアなどの北緯30度~45度付近に住む人々に患者が多い。

今回もトルコ人、韓国人の患者でも同様の結果が得られた。

ベーチェット病は、中東や東アジアなどの北緯30度から45度付近に住む人々に多い病気なのだそうです。

何かそこに原因となることがあるのでしょうか。

研究チームの大野重昭特任教授は、「治療薬開発につながる成果。近い将来、この病気による失明がなくなるかもしれない」と話している。

今回の発見とは、ベーチェット病による失明がなくなるかもしれないほどの成果なのだそうです。

今後の研究に期待したいですね。







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エイズ治療薬含むゼリー、女性の感染防止に効果=南ア研究




エイズ治療薬含むゼリー、女性の感染防止に効果=南ア研究

(2010/7/20、ロイター)

エイズ治療薬を含むゼリーを性交渉時に使用することで、女性のエイズウイルス(HIV)感染を大幅に減らせるとの研究結果を、南アフリカの研究チームが19日に発表した。

研究チームは、同国のダーバンなどに住む女性889人を対象にテストを実施。

その結果、エイズ治療薬を含むゼリーを塗った人は、偽薬を使用した人に比べて感染のリスクが39%低下し、薬をより定期的に使用した人はさらに感染リスクが低くなった。

また、陰部ヘルペスの感染リスクも51%低下したという。

南アフリカの研究チームによれば、エイズ治療薬を含むゼリーを性交渉時に使用することで、女性のエイズ感染が大幅に減らせるとの結果が出たそうです。