「肺の病気」カテゴリーアーカイブ

健康な肺とタバコで真っ黒くなった肺の比較

Panlobular emphysema

by Yale Rosen(画像:Creative Commons)




■健康な肺とタバコで真っ黒くなった肺の比較

美しさは肺から! 健康な肺とタバコで真っ黒くなった肺の比較

(2011/8/25、Pouch!)

テーブルの上には、タッパーに入った人間の肺がふたつ並べられています。

ひとつは、非喫煙者のピンク色の健康な肺、もう一方は喫煙者のガサガサに乾いて艶のない真っ黒な肺。

両方の肺にはそれぞれポンプがつながれており、空気を入れてその膨らみ方を観察できるようになっています。

タバコを吸っている人と吸っていない人の肺はこれほど違うんですね。

記事によれば、健康な肺は、空気を入れると、まるで風船のように膨らみますが、タバコで真っ黒になった肺は、なかなかふくらまないそうです。

タバコを吸う事でこんなに肺が変わってしまうとは驚きです。







糖尿病の治療薬が肺がんを抑制、マウスの実験で証明|米研究

Anatomy of the lungs and heart

by University of Liverpool Faculty of Health & Life Science(画像:Creative Commons)

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糖尿病の治療薬が肺がんを抑制、マウスの実験で証明 米研究

(2010/9/2、AFPBB)

マウスの実験で、代表的な糖尿病治療薬であるメトホルミンがタバコに起因した肺の腫瘍(しゅよう)を大幅に縮小させたとする論文が1日の医学誌「Cancer Prevention Research(がん予防研究)」に発表された。

糖尿病の治療薬であるメトホルミンが肺がんを抑制するという論文が発表されたそうです。

肺がんの予防・治療に活用できるかどうか検討されるようになるかもしれません。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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生活習慣点検(禁煙・食事の改善)+検診=がん予防




Medical examination

by John Christian Fjellestad(画像:Creative Commons)

【健康】生活習慣点検+検診=がん予防

(2009/8/25、MSN産経)

■タバコ(喫煙)とがん予防

がん発症の要因のトップは喫煙。

肺がんだけでなく口腔(こうくう)や咽頭、食道、胃、膵臓(すいぞう)、肝臓などさまざまながんで、発がん性が認められている。

日本人の非喫煙者に対する喫煙者のがん死亡のリスクは男性が2倍、女性で1・6倍程度。

日本人のがん死亡の約20~27%は喫煙が原因という。

喫煙は、がんのリスク要因のトップで、肺がんや口腔がん、咽頭がん、食道がん、胃がんすい臓がん肝臓がんなどで発がん性が認められています。

タバコを吸っている人はもちろんのこと、タバコを普段吸わない人も周りにタバコを吸っている人がいる場合には注意が必要です。

厚生労働省の調査では、非喫煙女性でも夫からの受動喫煙がある場合、肺がんのリスクは受動喫煙がない場合と比べ、1・3倍に高まる。

受動喫煙によっても、がんになるリスクが高まるため、注意が必要です。

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■生活習慣とがん予防

がん予防には生活習慣の見直しは欠かせません。

生活習慣もがん予防に重要だ。

各種疫学調査から危険分子を示すと、食事35%、たばこ30%、感染症・ウイルス10%など。

タバコと食事ががんになる危険因子のほとんどを占めているようです。

がんの原因物質が特定されていないため、どんな食べ物にも発がん性が含まれる可能性がある。

偏りのない食事が奨励されるのは、未知の発がん性物質を過剰に摂取してしまうリスクを分散させるためだ。

偏りのない、バランスよい食事がすすめられていたのは、健康的なからだを維持するためだと思っていましたが、偏りない食事をすることで発がん性物質の過剰摂取を分散させる意味合いがあったとは知りませんでした。

記事の中では、ほかにも食事面のアドバイスが。

胃がんになりやすいとされる塩分は1日10グラム未満とし、塩辛や練りウニなどは週1回以内に控える。

野菜(穀物とイモ類は除く)と果物は消化器系のがんや肺がんに予防効果があり、目安は1日400グラム。

野菜なら小鉢5皿、果物なら1皿だ。

ハムなどの加工肉、牛や豚などの赤肉(鶏肉と魚は除く)は動物性脂肪が多く、がん発生にかかわる化合物も含むため大腸がんになりやすいという。

熱かったり刺激の強い飲食物も禁物で、森山さんは「食道表面の防御機能を焼き切ってしまう。飲む人は『のど元過ぎれば熱さを忘れる』でも、がんは忘れてくれない」と指摘する。

食習慣のポイントを抜き出してみます。

  • バランスよい食事
  • 塩分は1日10グラム未満
     → 胃がん予防
  • 野菜(穀物とイモ類は除く)と果物1日400グラム
     → 消化器系のがんや肺がんの予防
  • 加工肉、牛や豚などの赤肉(鶏肉と魚は除く)は動物性脂肪が多く、がん発生にかかわる化合物も含むため、少なくする
     → 大腸がん予防
  • 熱かったり刺激の強い飲食物に注意
     → 食道がん予防
■定期健診とがん予防

定期的な検診も重要で、早期発見が難しく進行が早い膵臓がんなど一部を除き、多くのがんは早期発見で治療後5年の生存率は高まる。

加齢によるリスクもあり、40歳では100人に1人、80歳なら男性は3人に1人、女性は5人に1人はがんになる。

定期的に、生活習慣の点検を行い、健診を受けることが、がん予防につながるようです。







新たながん患者1270万人=08年に世界で|国際がん研究機関(IARC)推計




新たながん患者1270万人=08年に世界で-WHO機関推計

(2010/6/1、時事通信)

世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が1日発表したがんに関する統計によれば、2008年の1年間で新たにがんと診断された患者は推計で1270万人に上った。

がんによる死者は760万人だった。

新規の患者をがんの部位別に見ると、肺が161万人で最も多く、胸部が138万人、大腸が123万人だった。

死因でも肺が138万人と最も多く、以下胃(74万人)、肝臓(69万人)と続いた。

IARCはまた、30年時点で、新規のがん患者が08年に比べ約70%増加して2140万人になり、死者も同70%増の1320万人に達すると予想した。

国際がん研究機関(IARC)によれば、2008年の一年間で新たにガンと診断された患者は1270万人と推計されるそうです。

部位別に見ると、

肺 161万人

胸部 138万人

大腸 123万人

だったそうです。

 

また、がんによる死者は760万人だったそうです。

死因を見ると、

肺がん 138万人

胃がん 74万人

肝臓ガン 69万人

だったようです。

日本では、大腸がんが多いというイメージがあるのですが、実際は、世界のがんに関する統計と日本とではどのような違いがあるのか気になるところです。







胃がん・肺がん・大腸がんのがん検診受診率低下

First Baptist Church 945

by Parker Knight(画像:Creative Commons)




がん検診受診率、「なかなかショッキング」

(2010/4/13、キャリアブレイン)

前年度と比べ「胃がん」は1.6ポイント、「肺がん」は3.8ポイント、「大腸がん」は2.7ポイント、それぞれ低下した。

<中略>

08年度に市区町村が実施したがん検診の受診率は、「胃がん」が10.2%、「肺がん」が17.8%、「大腸がん」が16.1%、「子宮がん」が19.4%、「乳がん」が14.7%。前年度に比べて受診率が上がったのは「子宮がん」と「乳がん」で、それぞれ0.6ポイント、0.5ポイントの上昇だった。

08年度に市区町村が実施したがん検診の受診率によれば、胃がん・肺がん・大腸がんなどのがん検診の受診率が低下しているようです。

このほか、公開シンポジウムも行われ、中川座長が「韓国が、がん検診受診率53%を達成した理由-訪問視察報告-」のテーマで発表。

「2年後に50%達成するんだ、がん検診が大事だ、予防医療が大事なんだということを、日本政府にはっきり打ち出していただくことが必要かなという気がしている」と述べた。

記事によれば、韓国ではがん検診受診率53%を達成したそうです。

がん検診の受診率を増やすことを目標にするのであれば、政府ががん検診が大事・予防医療が大事ということを示していかないといけないのかもしれません。

ただ、ここ数年は、日本では、メタボ健診を受けるように薦めてきており、そのために、がん検診ヘの関心が薄れてきているようです。

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メタボ健診やがん検診などをまとめて受診できるようなシステム・仕組みづくりが必要なのかもしれません。