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サンフランシスコの自転車レーンとTwitter社

Rain Dogs

by Doctor Popular(画像:Creative Commons)




TechWave編集長・湯川 鶴章さんのTweetで興味深いものがあったのでご紹介。

Twitter社がサンフランシスコから出て行かないように「自転車レーンを増設した。Twitterの人たちは自動車通勤したがらないので」(サンフランシスコ市長)@TechCrunchDisrupt

@tsuruaki

湯川 鶴章

Twitter社がサンフランシスコから出て行かないように「自転車レーンを増設した。Twitterの人たちは自動車通勤したがらないので」(サンフランシスコ市長)

おそらく冗談だとは思うのですが、Twitter社の人たちは自転車通勤したがらないので、サンフランシスコ市長はTwitter社がサンフランシスコから出て行かないように、自転車レーンを増設したのだそうです。

サンフランシスコの自転車事情について興味が湧いてきたので、調べてみました。

http://twitpic.com/2iqcjb

サンフランシスコの素敵な自転車レーン。

路駐車やバスが止まるのを大前提として、それでも自転車が安全かつスムーズに走れるようにできている。

サンフランシスコ自転車事情(CamCam)

街なか、郊外など大きな幹線道路にもちゃんとバイクレーンがあってロードバイクやクロスバイクに乗った人が結構たくさん走っていきます。

驚いたのは、電車など公共の乗り物で自転車持ち込みOKなのです。自転車専用車両もあって、駅のホームで自転車乗った人がずらっと並んでたりします。

サンフランシスコには、自転車レーンがあったり、電車は自転車持ち込みOKなど自転車乗りの人にとっては非常に便利みたいです。

サンフランシスコで自転車通勤が拡大

(2010/5/14、Medicalmedia)

サンフランシスコでは、朝の通勤時に道路の75%を自転車が占めているとSan Francisco Bay Areaは伝えています。市長自らがサンフランシスコマーケットストリートを自転車で通勤しているそうです。健康のためにも自転車は良さそうです。自転車専用道路があると更に安全ですね。

図表1:市長自らがサンフランシスコマーケットストリートを自転車で通勤

ニュースソース:Bicycles account for 75% of morning roadway traffic on Bike to Work Day
ニュースソース:Cyclists get early start on Bike to Work day

サンフランシスコでは自動車通勤が拡大しているそうです。

ただサンフランシスコの道路事情を実際に目にしている方のコメントを見ると、サンフランシスコは坂が多いので、自転車は大変そうだと書かれています。

サンフランシスコ市がTwitterでの苦情受付を開始

(2009/6/3、TechCrunchJapan)

サンフランシスコのGavin Newsom市長とTwitter共同ファウンダーのBiz Stoneが、今後サンフランシスコ市民は、道路清掃、落書き、道路の穴、放置自転車、ゴミ問題、騒音問題等々に関する苦情を、Twitter経由で市当局(@SF311)に送れるようになったと発表した。

<中略>

Newsom市長は大のTwitterファンで、自身のカリフォルニア州知事への立候補宣言もTwitterで行ったほどだ。

最初のTweetの話に戻りますが、サンフランシスコ市長がTwitterの大ファンであることが関係しているのかもしれませんね。

【感想】

このように自転車が乗りやすい環境が整えられているのは、地球環境のためであったり、健康のためであったりするのだと思います。

自動車を利用せずに徒歩や自転車で移動すると肥満の予防になる

定期的な運動が健康に良いことを示す証拠はすでに十分にあるが、新しい研究から、自動車を利用せずに徒歩や自転車、公共交通機関で移動すると肥満の予防になることが明らかになった。

<中略>

米国では、徒歩や自転車、公共交通機関で移動するのは人口のわずか12%で、3人に1人 肥満だ。

<中略>

米国の都市はスプロール化[都市が無秩序に拡大していくこと]が進み(アトランタやダラス、フェニックスに行かれたことがあるだろうか?)、公共交通機関のインフラは一般にそれほど整備されていないので、車を使わずに徒歩や自転車で移動するのが難しい場合がある。

こうしたことを踏まえて、自転車が利用しやすいような環境づくりを行ったのかもしれませんね。







放射線・放射性物質に効く食品はあるの?|味噌・ビタミンC・ペクチン・サプリメント

Japanese Miso Soup Gaia Cafe IMG_0578

by Steven Depolo(画像:Creative Commons)




放射線が健康に与える影響を減らす食品がほんとうにあるのかという記事をご紹介します。

<食の安全>「放射線に効く」本当?

(2011/9/13、毎日新聞)

●みそ

よく知られているのが「玄米とみそ汁、海藻の食事には効果がある」という説だ。

1945年8月9日、長崎に原爆が投下された後、長崎市内の病院の医師だった故秋月辰一郎氏が献身的に進めた食事療法が基になっているようだ。

秋月氏は塩をふった玄米のおにぎりや、ワカメやカボチャなどをたくさん入れた濃いみそ汁を患者らに勧め、砂糖の摂取を禁じた。

この食事療法を実践した人たちが「長く生き延びた」とされている。

福島県郡山市で婦人科・心療内科「ロマリンダクリニック」を開業する富永国比古院長は秋月氏の食事療法について、「今の科学的な根拠から見ると、塩の取り過ぎは健康によくない。

しかし、穀類や豆類、野菜、果物を中心とした食事は、今でも健康によい食事であり、貴重な歴史的体験だった」と評価する。

みそを食べると放射線の障害を軽減できる、との説は他にもある。

渡辺敦光・広島大原爆放射能医学研究所元教授らが90年代に実施したマウスの注目すべき実験がある。

乾燥させた赤みそを10%混ぜたえさをマウスに1週間食べさせた後、放射線の一つであるX線(6000~1万2000ミリシーベルト)を照射したところ、普通のえさや食塩を混ぜたえさを食べたマウスに比べ、小腸の細胞がより多く再生されたという。発酵時間が長く熟成されたみそほど再生の効果が高かった。

詳しいメカニズムは分かっていないが、X線を照射した後にみそを食べさせた実験では再生効果はなかった。

「事前にみそを食べれば、放射線の害が軽くなる」という実験結果だが、渡辺さんは「人に当てはまるかは分からない」と話す。

ただ「みその料理を食べること自体に害はないので、個人的には勧めたい」とする。

記事を見ると、「事前にみそを食べると、放射線の害を軽減できる」という説があるものの、実際にそうした効果があるかどうかはわからないようです。

ただ、みその料理はからだに悪いものではないので、良いということみたいです。

●ビタミンC

抗酸化作用のあるビタミンCが放射線障害を防ぐ、との説もある。

防衛医科大などの研究グループは、マウスに大量の放射線を当てた場合、事前にビタミンCを与えておくと、胃腸の粘膜がはがれ落ちる度合いが減って生存率が上がる、という実験結果を昨年発表した。

ビタミンCが放射線の急性障害を軽くしたといえる。

海外でも、ビタミンCの事前投与でマウスの精子の生存率が上がるなど、ビタミンCの効果を示す動物実験の報告例が多数ある。

東京都健康長寿医療センター老化制御研究チームの石神昭人・研究副部長は「マウスの実験を人に適用できるかは疑問だ。現状では確実なことを言えるデータはない」とする。ただ、ビタミンCは健康維持に必要であるうえ、精神的なストレスなどで消費されやすいのも事実。

石神さんは「放射線障害の問題とは別に、被災者はビタミンCの摂取を心がけた方がよい」とする。

マウスの実験によれば、事前にビタミンCを与えておくと放射線の急性障害を軽くするという結果が出ているそうですが、それが人間に当てはまるかどうかはわからないようです。

ただ、みその場合と同様、ビタミンCは健康維持に必要なので良いようです。

●ペクチン

「食物繊維の一種であるリンゴのペクチンがよい」という説はどうか。

チェルノブイリ原発事故で被ばくした子供たちの治療の一環として、ウクライナの学者グループがリンゴなどに含まれるペクチン(1日2グラム)を加えた食品を18~25日間与える試験をした。

ペクチンを摂取した子供たちは、比較のため偽の食品を摂取した子供たちより、体内のセシウム量が減少した。「ペクチンがセシウムと結合して排せつを促した」とされた。

この結果を疑問視する専門家もいる。

だが、ペクチンの作用を約30年間研究した田澤賢次・富山大名誉教授は「人の試験なので貴重なデータだ。

水溶性ペクチンは加熱すると増えるので、電子レンジでリンゴを温め、1日1~2個食べれば効果的ではないか」と話す。

ただし、ペクチンの取り過ぎは有用ミネラルを減らすため注意した方がよい。

ウクライナの学者グループによる試験によれば、食物繊維の一種であるペクチンを摂取した子供たちの胎内のセシウム量が減少したという結果が出ているそうです。

ただ、ペクチンを取り過ぎると、有用ミネラルを減らすために注意が必要なようです。

■サプリメント

各種のサプリメントに関する情報も多いが、動物実験が中心で、人に応用できるほど科学的根拠が確かなデータはほとんどない。

島田義也・放射線医学総合研究所医療被ばく研究プロジェクトリーダーは「低線量の放射線で問題になるのはがんになる可能性だ。がんを促す喫煙、食べ過ぎ、紫外線、運動不足などに注意すれば十分だ」と強調する。

現時点では、動物実験が中心で、人に応用できるほど科学的根拠がしっかりしたものはないようです。

■家庭でできる放射性物質を減らす方法とは

まず、台所では「水洗い」が基本。

ホウレンソウなどの野菜や魚を水洗いすれば、表面に付着した放射性物質は半分程度が除去できるとされる。

煮れば煮汁に溶け出すのでさらに減る。

ただし煮汁は捨てること。

また野菜は皮をむくことも大切。

ジャガイモやニンジンは皮をむけばセシウムが半分に減るという。

セシウムがどの部位に多いかを知っておくと便利だ。

米については、根からセシウムを吸い上げた場合、セシウムの約7割は茎に移り、食べる部分である白米には約7%しか移行しない。

「セシウム汚染は玄米より白米の方が少ない」(畜産草地研究所)ともいわれる。

魚は内部に放射性物質を取り込んだ場合、「内臓や骨より、身の部分に多く含まれる」(水産庁)という。ただ、魚の身には脳血管疾患の予防になるDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれており、健康維持には必要だ。

消費生活アドバイザーの蒲生恵美さんは「放射性物質を避けようとして野菜や魚を食べないと、逆に健康にマイナスになることもある。冷静な判断が必要だ」と強調する。

ポイントを纏めてみます。

  • 基本は、水洗い。
    野菜や魚の表面に付着した放射性物質は水洗いすれば半分程度が除去できるそうです。
  • 野菜は皮をむいて。
  • 玄米より白米。
■まとめ

期待して読んだ記事でしたが、現在の段階では、放射線・放射性物質に効く食品があるとは言えないようです。

大事なことは、放射性物質を取り込まないようにすることのようです。







ハンガリーで「ポテチ税」施行、脱メタボと税収アップに期待

Lays Potato chips

by Lisa Pinehill(画像:Creative Commons)




ハンガリーで「ポテチ税」施行、脱メタボと税収アップに期待

(2011/9/2、AFPBB)

ハンガリーで1日、塩分や糖分の高い食品に課税する、通称「ポテトチップス税」が施行された。

中道右派のオルバン・ビクトル(Viktor Orban)政権によると、課税対象は袋入りスナック菓子、クッキー、炭酸飲料、栄養ドリンクなどで、国内メーカーと輸入業者が納税義務を負う。

国民の食習慣の改善と肥満対策が目的だが、厳しい経済情勢の中で歳出削減に取り組む同国政府としては、年7400万ユーロ(約81億2300万円)相当の税収アップへの期待も伺える。

新税導入を推進した議員はAFPの取材に対し、「不健康で高価な食品は食べないように、という消費者に向けたメッセージだ。同時に、メーカーに食塩・砂糖の使用量を削減するよう促す意図もある」と説明した。

ハンガリーでは、塩分や糖分の高い食品に課税する、通称「ポテトチップス税」が施行されたそうです。

目的は、食習慣の改善・肥満対策とのことですが、税収アップにも期待しているようです。

税収アップと国民の健康悪化(肥満や糖尿病など)に伴う医療費の増加を減らすために、世界的にこうした動きが見られますね。

【関連記事】







室伏広治選手のトレーニング(体幹トレーニング)の方法(やり方)とは




■室伏広治選手のトレーニング(体幹トレーニング)の方法(やり方)とは

Hammer Throw UCSD

by SD Dirk(画像:Creative Commons)

36歳・室伏、「鉄人」の秘密は“赤ちゃんトレ”…世界陸上

(2011/8/30、スポーツ報知)

「30歳を過ぎていろいろなところに故障が出てきた。若いころのようには(練習は)できない」。

一般の人から見ると、超人に思えるほどの体を持った室伏広治選手も30歳を過ぎてから、いろんな所に故障が出てきたそうです。

そこで、2年前から専属の理学療法士によるトレーニング・ケアを行うようになったそうです。

室伏「郵送じゃなくもらえる」金/世界陸上

(2011/8/30、日刊スポーツ)

2年前から理学療法士のロバート・オオハシ氏のもと、本格的な体幹トレーニングに励む。

故障の原因につながる筋力を鍛えることより、立ったり、座ったりする「ファンダメンタル(基礎運動)」の機能を高めることで、競技力を向上。

考え方としては、筋力を鍛えるというよりも、立ったり、座ったりする「ファンダメンタル(基礎運動)」の機能を高めることを重視しているようです。

スポーツ報知の記事では、そのトレーニング・ケアの中身が少し紹介されています。

根幹にあるのは「体の基礎」だ。

「そのバランスがしっかりしていないと、必ずけがをする」という。

ハンマーの投てき練習は、90年代から3分の1の20本程度に減ったが、体幹を鍛える練習やストレッチは入念に行っている。

特に今季は「筋肉が発達していないのに倒れない、あのバランス感覚は大人にはないもの」と赤ちゃんの「ハイハイ」をまねたストレッチを実践している。

四つんばいになって対称の手と足を伸ばしながら進む。

「全身の筋肉をうまく使うことができる」という。

投擲練習は以前の3分の1程度に減らし、その分体幹トレーニングやストレッチを入念に行っているそうです。

室伏広治選手は引退後もトレーナーやコーチとしても素晴らしい方になりそうです。




【関連記事】

マイリー・サイラス(Miley Cyrus)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)…子どものような文字しか書けない大人が増殖中|米国

Signature

by Jim Hammer(画像:Creative Commons)




左がマイリー・サイラスの、右がジャスティン・ビーバーの直筆 (C)HABBO.COM

今回の記事は、10代の米人気歌手、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の手書きの文字を例に上げ、10代スターたちの字が下手になっているという記事です。

子どものような文字しか書けない大人が増殖中 米国

(2011/8/11、CNN.co.jp)

米国ではほとんどの州で筆記体が必修ではなくなった。

約46州は筆記体を必修としない教育課程を採用。

インディアナ州は先ごろ、秋から始まる新学期では、筆記体の必修を廃止し、代わってキーボード入力の習得を義務付けると発表した。

<中略>

コンピューターが普及する中、筆記体は読めなくても問題はないという意見はある。

しかし、字が汚いと中身も良くないと読み手に思われてしまうことは研究でも示されている。

米バンダービルト大学のスティーブン・グラハム教授は「字がへたな人は、思考の質までマイナスの評価をされてしまう」と警鐘を鳴らしている。

記事によれば、アメリカのほとんどの州では、筆記体の必修を廃止しているそうです。

筆記体の必修を廃止するということは、将来筆記体で書かれた文章を読むことができない子供が出てくる可能性があります。

この記事にも書かれている通り、コンピューターが普及する中で、筆記体は読めなくても問題はないかもしれません。

こうした変化は時代の流れだからしょうがないのでしょうか?

 

P.S. 大人になって、字を書くことが少なくなり、たまに字を書くことがあると、字が汚くなったと感じたり、漢字を思い出せなかったりして、恥ずかしいと思うときがあります。

海外の人は、そんな感覚ってあるんでしょうか?