「Health」カテゴリーアーカイブ

オメガ3のサプリメントを飲むとストレス、不安、うつ症状の症状が大きく改善




ある論文によれば、オメガ3のサプリメントを飲むとストレス、不安、うつ症状の症状が大きく改善したことがわかりました。

■実験

ストレス・不安・うつ・記憶が悪い・眠りが悪という症状が強く出ている人たち64人を2つのグループに分けて実験を行いました。

1)毎日 EPA 500mg + DHA 250mg のオメガ3サプリを3ヶ月飲み続けたグループ
2)見た目そっくりだけど中身は何も入っていない偽薬を同じく3ヶ月飲み続けたプラセボグループ

■結果

オメガ3を飲んだグループは、ほぼ全部の項目で大きく改善しました。

ストレス、不安、うつ症状 → 統計的にめっちゃ有意に下がった(p < 0.001) 睡眠の質 → 明らかに良くなった 日常の記憶(「あれ、鍵どこ置いたっけ?」みたいなやつ) → 大幅改善

■まとめ

心理的にかなりしんどい状態の人はオメガ3サプリ(EPA+DHA)を飲むと症状が軽くなることがわかりました。

「魚をあまり食べない」「イライラしやすい」「寝つき悪い」「最近集中できない・物忘れする」みたいな状態が続いている人は、オメガ3(特にEPA・DHA)を意識的に摂ってみては?

【参考文献】

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら

→ DHA・EPAを含む食品 について詳しくはこちら

長崎県産えごま油(50g)
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同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

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この記事は、
「人の生活を、断定せず、文脈ごと残す」
という この街の憲法 に基づいて書かれています。

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水の代わりにコーラを毎日3リットル飲み続けた男性の体内から30個以上の結石が発見される!?どんな飲み物を飲むと腎臓に石ができやすい?できにくい?




水の代わりにコーラを毎日2-3リットル飲み続けた男性の体内から30個以上の結石が出てきたというXの投稿がありました。

理由としては、水の代わりにコーラを飲むことで、水分が不足し、尿内の成分が結晶化したためとのこと。

そこで、どんな飲み物を飲むと腎臓に石ができるリスクが変わるのかについて調べた、2013年にアメリカの腎臓専門誌に掲載された研究を紹介します。

→ 腎臓結石 について詳しくはこちら

■結果

【腎結石のリスクが上がる飲み物(たくさん飲むと危険)】

砂糖入りコーラ → リスク 約23%アップ
砂糖入り炭酸飲料(コーラ以外) → リスク 約33%アップ ← これが一番高かった
砂糖入りパンチ(フルーツ風味の甘い飲み物) → リスク 約18%アップ
人工甘味料入り炭酸飲料(ノンコーラ) → 少しだけリスクアップ(ほぼギリギリ有意)

→ つまり甘い炭酸飲料や甘いジュース系をガブガブ飲む人は、腎結石になりやすいということです。

砂糖たっぷりの飲み物は尿中のシュウ酸やカルシウムが増えたり、尿が酸性に傾いたりして石ができやすくなると考えられます。

【腎結石のリスクが下がる飲み物(飲むと予防になる傾向)】

カフェイン入りコーヒー → リスク 約26%ダウン
カフェインレスコーヒー → リスク 約16%ダウン
紅茶 → リスク 約11%ダウン
ビール → リスク 約41%ダウン ← かなり強い効果
ワイン → リスク 約31〜33%ダウン
オレンジジュース → リスク 約12%ダウン

■まとめ

腎臓結石を予防するためには、毎日飲む飲み物の選び方が大事。

喉が渇いたら、水、無糖のコーヒー、紅茶、オレンジジュースを選ぶようにしましょう。

【参考文献】

結石対策|尿路結石予防に抗酸化物質を摂取してオステオポンチンの働きを抑制しよう|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、「結晶」を固めて「結石」へと成長させているのは、「オステオポンチン」で、お茶や青魚、ブルーベリー、大豆、かぼちゃ、にんじんなどに含まれる「抗酸化物質」を摂取することで、オステオポンチンの働きを抑制できるそうです。

→ 抗酸化作用・抗酸化物質を含む食品 について詳しくはこちら

また、肉や卵などの尿を酸性にする食品を多く摂取していると、尿中の結晶が増え結石のリスクが高まるので、野菜や海藻類、果物などを摂取して、バランスの良い食事に改善することによって結石のリスクは減るそうです。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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オレンジなど柑橘類を1日1個食べるとうつ病リスクが20%低下する可能性/ハーバード大学




ハーバード大学の研究によれば、オレンジを1日1個食べると、うつ病のリスクが20パーセント低下する可能性があるそうです。

これは、柑橘類が人間の腸内に生息する細菌の一種であるフェカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(F.プラウスニッツィイ)の増殖を刺激し、神経伝達物質である幸せホルモン(セロトニンとドーパミン)を作りやすくしてくれて、それが脳に届き気分を良くしてくれるそうです。

今回のポイントは、同じリンゴやバナナなどの果物には同じ効果は見られなかったのですが、オレンジやミカンのような柑橘類にだけ見られたそうです。

■さらに詳しく!

●柑橘類の摂取量が多い人は、うつ病発症リスクが約**20-22%**低下する関連が見られた(「1日1個程度」の摂取でこの効果が示唆される)。

●柑橘類摂取により、腸内細菌のうちFaecalibacterium prausnitzii(F. prausnitzii)の存在量が増加する傾向が確認された。

●F. prausnitziiは善玉菌の代表格で、抗炎症作用のある短鎖脂肪酸(特に酪酸)を産生し、腸のバリア機能を維持したり、全身の炎症を抑えたりします。

●うつとのつながり:この菌が産生するSAM(S-アデノシルメチオニン)という物質が、セロトニンやドーパミンといった脳内神経伝達物質の合成を助け、腸-脳軸(gut-brain axis)を通じて精神状態に良い影響を与える可能性が示唆されました。うつ病患者ではこの菌が少ない傾向も複数のコホートで一致しています。

●柑橘類(オレンジ、みかん、グレープフルーツなど)にはフラボノイド(ナリンゲニン、ヘスペレチンなど)や食物繊維、ポリフェノールが豊富に含まれ、これらがプレバイオティクス(善玉菌のエサ)のような働きをしてF. prausnitziiなどの有益な菌を増やしやすいと考えられています。

●オレンジなどの柑橘類を日常的に摂取することは、腸内細菌叢のバランスを善玉寄りにシフトさせ、特にF. prausnitziiを増やして腸-脳軸経由でメンタルヘルスをサポートする有望な手段の一つと言えます。

■【補足】Dietary flavonoid intake and risk of incident depression in midlife and older women123

「食事でとるフラボノイドっていう成分が、うつ病を予防できるのか?」を調べた研究で、フラボノイドの種類(アントシアニンとかフラバノンとか)や、それが入ってる食べ物(ベリーとかオレンジとか)をたくさん食べる人が、うつ病になりにくいか、また65歳以上の看護師さんたちに絞って、お年寄りのうつ病にも効くかをチェックしたところ、フラボノイドをたくさん食べる人は、うつ病になる確率が少し減るそうです。

特に、アントシアニン(ブルーベリーとかに多い)やフラバノン(オレンジとかに多い)が効いていると考えられ、またお年寄りでも同じ傾向が見られました。

つまり、果物や野菜をいっぱい食べると、うつ病になりにくくなる可能性があるということです。

【補足】

腸内細菌の加齢が記憶力の低下・物忘れ・認知症の原因の一つ!?によれば、腸を整えて腸内細菌を若くすることが老化予防になる可能性があることがわかりました。

その一つの方法として、オレンジを食べることによって腸内環境を整えるのがいいかもしれません。

■まとめ

オレンジを1日1個食べるだけでうつ病リスクが20%下がる!

脳腸相関(腸から脳への神経伝達を通じて中枢神経へ働きかけること)という腸と脳の強いつながりを示唆する研究がありますが、これまで柑橘類と脳に関連があるとはわかっていませんでした。

魚は脳の栄養だとよく言われますが、これからは柑橘類は心と脳の栄養だといわれるようになるかもしれませんね。

国産ブラッドオレンジ
【予約販売】国産ブラッドオレンジ2.5kg(家庭用)【佐賀県太良町産】

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国産クレメンティン
幻のフルーツ!国産クレメンティンの予約販売

P.S.

起こせ!みかんmovement!みかんレシピの開発で日本のみかんを盛り上げたい!によれば、みかんの消費量は全盛期から77%ダウンになっています。

こころの病気の患者数の状況(平成30年版厚生労働白書)
こころの病気の患者数の状況(平成30年版厚生労働白書)

平成30年版厚生労働白書のこころの病気の患者数の状況を見ると、気分障害の患者数が年々増加傾向にあります。

疑似相関かもしれませんが、ミカンの消費量が減って、気分障害の患者数が増えている現状を考えると、予防的に柑橘類を食べる習慣を身につけるというのは大事なことかもしれません。

そしてもう一つ、こころの病気ではなく脳の病気であるということを改めて見直さないと本当の意味で予防はできないのではないでしょうか?

【参考リンク】

「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

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投稿日: 2025年11月28日 12:08

腸内細菌の加齢が記憶力の低下・物忘れ・認知症の原因の一つ!?




ある研究論文によれば、腸内細菌の加齢が年を取ると記憶力が落ちる(認知低下)の原因になる可能性があるようです。

よく詳しく言えば、物忘れは脳だけが原因ではなく、腸も超重要で、腸内細菌(マイクロバイオーム)の変化が、腸から脳への信号を弱めて、記憶を司る海馬の働きを悪くしていると考えられます。

■実験

老齢マウス(18〜24ヶ月齢)の腸内細菌を若いマウス(2〜3ヶ月齢)に移したところ、若いマウスなのに急に記憶テストの成績が悪くなりました。

反対に老齢マウスに抗生物質で腸内細菌をほぼゼロにすると記憶力低下がかなり防ぐことができました。

このことから、腸内細菌の加齢変化が認知低下の引き金になっていることがわかりました。

加齢で特に増える細菌は「Parabacteroides goldsteinii」でこの細菌は中鎖脂肪酸(MCFA)(特に3-ヒドロキシオクタン酸など)を作り、MCFAが腸の近くの免疫細胞(マクロファージなど)のGPR84という受容体を刺激し、炎症物質(IL-1β、TNFなど)が出て、これが迷走神経(腸と脳をつなぐ大事な神経)の感覚部分を邪魔した結果、脳の海馬に「ちゃんと信号が届かなくなる」=海馬の神経細胞が活性化しにくくなり、新しい記憶が作れなくなると考えられます。

そこで、1)特定の悪い細菌だけを減らすファージ(細菌を攻撃するウイルス)を使う、2)GPR84をブロックする薬、3)迷走神経を刺激する物質(カプサイシンやCCKなど)を使うことによって、老齢マウスの記憶力が若返るレベルで回復したそうです。

■さらに詳しく!

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)自体を老齢マウスに1回腹腔内投与 → 記憶テスト(Novel Object Recognition: 新規物体認識テスト)の成績が有意に改善。

GLP-1受容体作動薬のリラグルチド(liraglutide)を同じく老齢マウスに投与 → 記憶機能が回復(Extended Data Fig. 6o)。

リラグルチドは、まさに「糖尿病・肥満で使われているGLP-1受容体作動薬」の代表格(Victoza®)。

オゼンペック(セマグルチド)と同じクラスです。

つまり、腸から脳への迷走神経信号を直接刺激する物質として、GLP-1やその作動薬が使われて、これで海馬の神経活性が回復し、老齢マウスの記憶低下が改善しました。

内因性GLP-1の量自体は加齢で変わっていないのに、外から投与すると効果が出る(=信号伝達が弱まっているのが原因)ことがわかりました。

この研究を参考にすると、腸を整える、具体的には腸内細菌を若返らせる(良い菌を増やす、悪い菌を減らす)、GPR84阻害薬、迷走神経を刺激することによって、認知症や物忘れの改善につながる可能性があるのではないでしょうか?

【参考文献】

■まとめ

今回の研究で面白いポイントは3つ。

1)腸内細菌の加齢が記憶力の低下・物忘れ・認知症の原因の一つの可能性があること

2)その治療が糖尿病・肥満で使われているGLP-1受容体作動薬でできる可能性があること

3)腸を整えて腸内細菌を若くすることが老化予防になる可能性があること

【モーニングショー】糖尿病治療薬SGLT2阻害薬を使って老化細胞の除去ができる!?では、「新薬」で「直接」老化細胞を除去をするのではなく、「すでに実績がある薬」で「人間に備わっている免疫システム」を活用して老化細胞除去を促進している研究があることを紹介しました。

新薬に比べて、すでにある程度の実績がある薬を応用することは安全性やコストの面でメリットが大きいですね。

もう一つ言えることは、この研究を参考にすれば、糖尿病と老化が密接に関係していて、糖尿病にならないような生活習慣をすることが老化予防につながるのではないかと考えられます。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

【補足】

これまでフルーツが認知症やうつ病の予防に役立つとする場合に、フルーツの持つ栄養素が脳に直接効果があると考えていましたが、実は腸内細菌叢のバランスを改善することが間接的に認知症予防やうつ病リスクの軽減につながっていたのではないでしょうか?

【関連記事】







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この街には、生活・料理・健康についての記事が、
同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

が少しでも気になったら、
この街の歩き方をまとめたページがあります。

▶ はじめての方は
👉 この街の歩き方ガイドから全体を見渡すのがおすすめです。

この街の地図を見る(全体像を把握したい方へ)

※ 無理に読まなくて大丈夫です。
 気になったときに、いつでも戻ってきてください。

この考え方の全体像(意味のハブ)

この記事で触れた内容は、以下の概念記事の一部として位置づけられています。

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この街の考え方について

この記事は、
「人の生活を、断定せず、文脈ごと残す」
という この街の憲法 に基づいて書かれています。

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【トリセツショー】体重のトリセツ/女性の低体重・低栄養症候群(FUS)/やせていると骨粗しょう症リスクが高い!?




2026年3月12日のNHK「トリセツショー」のテーマは「体重のトリセツ」でした。

冷え性、肩こり、眠りの不調、骨粗しょう症、筋肉の低下といった不調に体重が関わっているそうです。

■女性の低体重・低栄養が問題に!

日本肥満学会が提言「女性の低体重・低栄養症候群(FUS)」の確立を!
日本肥満学会は低体重や低栄養が原因で生じる骨密度の低下や月経周期異常、体格指数(BMI)が18.5未満、貧血、筋力低下、抑うつや不安などの精神・神経症状、代謝異常、徐脈・低血圧といった症状や状態を含めて、「女性の低体重・低栄養症候群(FUS)」として確立する必要があるとの提言を発表しました。

■BMIで健康体重の目安を知る!

BMIは(体重〔kg〕を身長〔m〕の2乗で割った値です。

女性の中には自分の見た目の認識と理想の体型にズレがあり、女性は思っている以上にやせている(BMIが低い)ようです。

■痩せていることで糖尿病のリスク増!

若い痩せている女性も糖尿病になるリスクはある?

痩せている女性には、1)筋肉量が少なくて体重が低く、2)運動量が少ない、3)エネルギー摂取量が少ない、「エネルギー低回転型」の人が多い傾向があるそうです。

「エネルギー低回転型」のためか肥満者と同様のインスリン抵抗性が背景にあり、痩せているのに、インスリンの効きが悪く、糖や脂肪の代謝に異常をきたしてしまうような状態を“やせメタボ”(代謝的肥満)と呼ぶそうです。

※インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪などでのインスリンの働きが低下する状態で、インスリン抵抗性が強いと、糖尿病脂肪肝メタボリックシンドローム高血圧脂質異常症高脂血症)・動脈硬化を招く原因となります。

つまり、痩せている女性の糖尿病リスクを下げる方法としては、筋肉を増やす、正確に言えば、筋肉の質を向上させインスリンの効果を高めることが重要ということですね。

具体的な方法としては、1)筋トレ(少し強度のある運動)、2)たんぱく質の摂取、3)糖質を摂り過ぎない。

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■若いころの極端なダイエットが骨粗しょう症リスクを上げる?

初潮年齢が遅いと、なぜ腰椎骨折のリスクが高くなるの?実は子供の時の食生活が将来の骨粗しょう症のリスクを決めていた!?

骨密度は80%を切ると危険ゾーンで、70%以下になれば骨粗鬆症だとなるのですが、最近の研究では、「初経」前後に、骨密度が25~30%高まることがわかっており、この時期に25%上昇しないと、閉経後並みの骨密度と考えなくてはなりません。

そして大事なことは、米国スポーツ医学会によれば、「女性アスリートは無月経になったらどんな薬を使っても骨密度はあがらない」、「初経前後の骨密度上昇のチャンスを逃すと、大人になってから取り戻すことはできない」そうなのです。

つまり、骨粗しょう症を予防し、いつまでも若々しい顔でいる(頭蓋骨)ためには、「初経」前後に、骨密度を25~30%高められるか、骨量がピークとなる20歳までに栄養を蓄えられるかがカギなんですね。

若いころに極端なダイエットで栄養素が取れていないと、早い段階で骨粗しょう症になる可能性があり、頭蓋骨が縮んで、しわやたるみにつながる可能性があります。

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■【補足】骨粗しょう症

「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」とは、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症は、転倒から骨折、寝たきりになる危険性が高まることで知られていますが、自覚症状に乏しく、骨折してはじめて病気に気づく人も少なくありません。

60代女性の3人に1人がかかるとされる骨粗鬆症であり、骨粗鬆症の潜在患者は1千万人以上といわれるそうですが、自覚症状に乏しいため、実際に治療を受けている人は1割程度なのだそうです。

閉経後の女性の場合、女性ホルモン(エストロゲンは骨の形成に関わる細胞の働きを促進し、骨吸収を抑制する働きがある)の分泌が低下して骨量が急激に減るので、注意が必要です。

■【補足】老け顔は筋肉や肌の衰えだけが原因ではなく実は頭蓋骨の萎縮が原因だった!?初経前後の骨密度上昇のチャンスを逃すと、大人になってから取り戻すことはできない!

骨密度は年を重ねるにつれて減少していきますが、骨密度の低下は見た目にはわからないものです。

しかし、この研究を参考にすると、「顔面の骨(頭蓋骨)の老化は、最近、主に眼窩、中顔面、下顎の体積減少と形態変化に起因する」とあることから、骨の体積の減少によって、肌のたるみや頬のコケが現れて老けて見えるということであり、反対に考えると、老け顔に変わった=骨密度低下のサインと考えられるのです。

骨粗しょう症を予防し、いつまでも若々しい顔でいる(頭蓋骨)ためには、「初経」前後に、骨密度を25~30%高められるか、骨量がピークとなる20歳までに栄養を蓄えられるかがカギなんですね。

若いころに極端なダイエットで栄養素が取れていないと、早い段階で骨粗しょう症になる可能性があり、頭蓋骨が縮んで、しわやたるみにつながる可能性があります。

■【補足】日本の女子中高生の8割超が無月経などのリスクを抱えている

日本の女子中高生の8割超が無月経などに陥る「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT)」のリスクを抱えている!|順天堂大学女性スポーツ研究センター

順天堂大女性スポーツ研究センターの調査によれば、日本の女子中高生の8割超が「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT:運動量に対するエネルギー不足から、女性が無月経や骨粗しょう症などに陥る)」のリスクを抱えているそうです。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いで紹介した女性アスリートを対象としたアンケート調査|日本産科婦人科学会によれば、次のような特徴があることがわかります。

●競技レベル別の無月経の頻度は、トップを目指して頑張る、全国・地方大会出場レベルのアスリートに、無月経が多い

●年齢別に見た疲労骨折の件数によれば、16~17 歳の件数が(全体の 40.2%)が最も多い

●競技系列別での無月経の頻度は、持久系(21.7%)と審美系(12.2%)が多い

●競技系列別での既往疲労骨折の頻度は、持久系で(49.1%)が高い

●BMI 低値群で無月経頻度や既往疲労骨折頻度が有意に高い

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

【関連記事】

■握力は健康のバロメーター

全身の筋力の目安として握力が紹介され、女性の握力が低いという結果が出ていました。

握力は健康のバロメーター!?|握力低下は心臓発作・脳卒中リスク増加に関連で紹介したカナダ・マクマスター大学(McMaster University)が主導した国際研究チームは、握力が健康のバロメーターになる可能性についての研究を行ない、その結果、握力が低下すると、心臓発作や脳卒中の発症リスクの増加に関係していることがわかったそうです。

握力が強いほど長生き?で紹介した厚生労働省研究班(研究代表者=熊谷秋三・九州大教授)の約20年間にわたる追跡調査によれば、握力が強いほど長生きする傾向があり、また循環器病発症リスクも低かったそうです。

■まとめ

■骨密度を維持する方法

「もう20代じゃないから骨密度を上げられないからどうしようもできない」とあきらめないでください。

大事なことは今の骨量をキープすること。

骨粗鬆症を予防するには大きく3つのポイントを抑える必要があります。

1)栄養 2)運動 3)糖尿病にならない

1)栄養

骨を健康に保つ6つの栄養素はこちらです。

1)カルシウム

2)タンパク質

3)ビタミンD

4)ビタミンK

5)マグネシウム

6)亜鉛

一番有名なのはカルシウム不足です。

血中のカルシウム濃度は一定ですので、カルシウムが不足し始めると、骨のカルシウムから補填をするようになります。

つまり、血中のカルシウムが不足すればするほど、骨のカルシウムも減っていくことで、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていきます。

しかし、骨粗しょう症の原因はカルシウム不足だけではありません。

他の栄養素も大事なんです。

6つの栄養素の中で現代女性に足りないといわれるのが、カルシウム、マグネシウム、亜鉛の3つの栄養素。

また、日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまいます。

2)運動

骨は、新しく強い骨を維持することで疲労骨折などを防ぐために、常に作り替えられていて、大人では3~5年で全身の骨が入れ替わっているそうです。

骨の中には、骨を作る「骨芽細胞(こつがさいぼう)」と骨を壊す「破骨細胞(はこつさいぼう)」があり、この2つの細胞が骨の作り替えを行なっているそうです。

作り替えのペースを指示するのが「骨細胞」であり、「骨細胞」が骨を作る・骨を壊すという「メッセージ物質」によって作り替えの指示を行なっているのですが、作り替えのバランスが崩れると骨粗鬆症を起こしてしまいます。

骨細胞には骨にかかる衝撃を感知するという働きを持っており、その衝撃があるかないかによって、骨を作るペースを決めているそうです。

骨に衝撃がかからない生活をすると、骨を作らないでよいと考えてしまい、骨細胞が「スクレロスチン」を大発生させることによって、骨芽細胞の数を減らし、骨を作ることを休んでしまい、骨量が減ってしまうのです。

骨に衝撃がかからない生活というのは、運動をしないで一日中座っているような生活です。

つまり、運動習慣がないというのは、骨粗しょう症になりやすいということになります。

運動の中でもポイントになるのが「衝撃」です。

スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法(ランニング・水中ウォーキング・ヨガ・ストレッチ)のコツと注意点|#NHKスペシャル #人体で紹介したNHKスペシャル「人体」で紹介された米ミズーリ大学のヒントン博士の研究によれば、週に6時間以上ランニングまたは自転車に乗っている男性の骨量を調べたところ、骨粗鬆症予備軍とされる人の割合が自転車に乗っている人が63%だったのに対して、ランニングしている人は19%だったそうです。

ポイントは、「自転車では骨への衝撃が伝わらないから」という点。

ヒントン博士の研究によれば、週3回30分の「ジャンプ運動」を骨粗鬆症予備軍の男性にしてもらったところ、スクレロスチンの値が下がり、骨量が増えたそうです。

高齢者は「水中ウォーキング」や「ヨガ」「ストレッチ」もおすすめなのだそうです。

【関連記事】

3)糖尿病にならない

糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大によれば、糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向があることがわかったそうです。

糖尿病でない人と比べ、一型糖尿病患者さんは6~7倍、2型糖尿病患者さんは1.5~2倍、骨折リスクが高いことが報告されています。

糖尿病はインスリンの作用不足によって起こりますが、インスリンが作用しないと骨を作り出す細胞を減らしてしまうことなどから、糖尿病になると骨粗鬆症のリスクが高まります。

また、糖尿病腎症になると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの働きが低下して、骨量が減りやすくなるそうです。

ちなみに、ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班によれば、ビタミンDとカルシウムを摂取することで、糖尿病を予防する可能性があるそうです。

先ほど紹介した栄養の話とつながってきたと思いませんか?

骨密度を高める栄養素であるビタミンDとカルシウムは実は糖尿病を予防する栄養素としても大事である可能性があるということなんです。

最後にまとめると、1)骨密度を高める栄養をとり、2)骨に刺激がある衝撃のある運動をして、3)糖尿病にならないように生活習慣を改善することが骨粗しょう症予防につながり、きれいな状態を保つことにもつながるというわけなんです。

もう一つ大事なポイントとして、骨粗鬆症によれば、閉経後の女性の場合、女性ホルモン(エストロゲンは骨の形成に関わる細胞の働きを促進し、骨吸収を抑制する働きがある)の分泌が低下して骨量が急激に減ってしまいます。

若いうちから骨密度を高めることを意識することがいつまでも若々しい顔を維持し、将来の骨折リスクを下げることにもつながりますので、ぜひやっていきましょう!

→ 骨粗鬆症を予防する方法 について詳しくはこちら







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「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

この街を初めて訪れた方へ

この記事は、例えるなら「ばあちゃんの料理教室(ハクライドウ)」という街の中の「ひとつの家」です。

この街には、生活・料理・健康についての記事が、
同じ考え方のもとで並んでいます。

ここまで書いてきた内容は、
単発の健康情報やレシピの話ではありません。

この街では、
「何を食べるか」よりも
「どうやって暮らしの中で調整してきたか」を大切にしています。

もし、

なぜこういう考え方になるのか

他の記事はどんな視点で書かれているのか

この話が、全体の中でどこに位置づくのか

が少しでも気になったら、
この街の歩き方をまとめたページがあります。

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※ 無理に読まなくて大丈夫です。
 気になったときに、いつでも戻ってきてください。

この考え方の全体像(意味のハブ)

この記事で触れた内容は、以下の概念記事の一部として位置づけられています。

料理から見る健康

この街の考え方について

この記事は、
「人の生活を、断定せず、文脈ごと残す」
という この街の憲法 に基づいて書かれています。

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