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イヤホン難聴の若者が増えると、将来的に認知症患者が増えるかも!?




イヤホン難聴とは?突然の耳鳴りで左耳不調となった当事者「人の声の周波数が聞こえない状態」「医師からは『治らない』と言われた」(2026年1月17日、ABEMA TIMES)で解説したよし耳鼻咽喉科の山中弘明院長によれば、イヤホン難聴は基本的に治らない病気と認識を持ったほうがよいそうです。

予防には音量と時間が重要で、耳鼻科の学会によれば、音量は最大音量の60%、一時間使ったら10分休むというのが大事なのだそうです。

これから心配になってくるのが実は「認知症」です。

「なぜここで認知症?」と思う方も多いと思います。

難聴になると認知症になりやすい!難聴は認知症の最大の原因!!!によれば、難聴によって、音の刺激や脳への情報量が少ない状態になると、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきているそうです。

【関連記事】

イヤホン難聴によって難聴の若者が増えると、将来的に難聴によって認知症になるリスクが高まることが予想されます。

■まとめ

難聴が認知症と深い関係にあるという事実は、難聴にしっかりと対処することが認知症リスクを少しでも下げることにつながるということですね。

補聴器をつけるなどの対策をすることで、1)音の刺激や脳への情報量が多い状態を維持し、脳の萎縮や神経細胞の弱まりを遅らせる、2)家族や友人、周りの人々とのコミュニケーションをすることにより認知症の予防につながることが期待されます。

また、耳垢栓塞(いわゆる耳アカ)も認知症のリスクを高めるそうです。

耳垢をほっておくと、認知症のリスクを高める!?(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)によれば、高齢者の中には耳垢を排出する力が弱くなり、耳垢が栓のように詰まった状態になって、聞こえにくいという方がいるそうです。

アメリカの高齢者向け施設での調査では、耳垢栓塞を取ることで入所者の聴力が改善しただけでなく、認知機能も改善されたことも報告されているそうです。

気になる方はぜひ耳鼻咽喉科で診てもらってくださいね。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

【家庭料理の視点から】お酒を飲まない20代男性のALTが高値で脂肪肝の理由は毎日水代わりにコーラやカフェオレを飲んでいたことにあった!




肝臓専門医の尾形医師のXの投稿では興味深い例が紹介されています。

20代男性で酒は飲んでいないのに、5年前から肝臓の数値ALTの値が高く、今年の健診でALT>100のためにCT検査を受けたところ、肝臓は真っ黒で、脂肪肝炎だったそうで、その原因は毎日水代わりにコーラやカフェオレを飲んでいたことにあったそうです。

ポイントは3つ。

1)お酒を飲まないのに脂肪肝になること

2)ALTの値が重要なこと

3)甘いものの飲みすぎで脂肪肝になること

1)【あさイチ】女性が注意したい脂肪肝の原因(甘いものの食べ過ぎ)|オリーブオイルと脂肪肝|肝臓を守る方法は「おさかなすきやね」によれば、脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が蓄積された状態のことをいいますが、その原因の中には、「甘いものの食べ過ぎ」があります。

お菓子や果物には「糖質」が多く含まれており、糖質が肝臓で中性脂肪になり、それがたまることで脂肪肝になってしまうのです。

脂肪肝の主な原因はアルコールじゃない!?脂肪肝の主な原因とは?によれば、3万人の肝臓を診てきた権威・栗原毅医師によれば、脂肪肝の主な原因は糖質のとりすぎと早食い、運動不足なのだそうです。

2)【トリセツショー】肝臓のトリセツ/脂肪肝になると病気になるリスクが高くなる!/ALT(エーエルティー)の数値をチェック/肝臓エクササイズ(ヘパトサイズ)のカギはマイオカイン!?によれば、ALT(GPT)は、肝臓の細胞が障害を受けると、血液中に酵素が流れ出すことで、ALT(GPT)の数値が上がります。

ALT(GPT)…30IU/L単位以下が正常値の目安です。

ただ肝臓の専門医の中には、ALTが10台の後半でも脂肪蓄積が診られることが経験上、わかっているので、20を超えたら「隠れ脂肪肝」と考えて、きちんと治療に取り組みましょう。

→ 肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP についてはこちら

3)ダイエット飲料や砂糖入り飲料を飲む習慣がある人は、肝疾患(NAFLD/MASLD)の発症リスクが最大60%高まる可能性によれば、ダイエット飲料や砂糖入り飲料を飲む習慣がある人は、「非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)」の発症リスクが最大60%高まる可能性があるそうです。

なぜ甘い飲み物を飲むと、脂肪肝になるリスクが高くなるの?

それは、砂糖入り飲料は糖分が多いので、血糖値やインスリンが急上昇し、体重増加や肝臓への脂肪蓄積を促進するため。

この研究には新たな発見もありました。

水に切り替えることで脂肪肝のリスクが低下していることです。

●ダイエットソーダを1日1缶飲むだけで、NAFLDのリスクが最大60%高まる。

●砂糖入り飲料(コーラやジュースなど)を飲むと、リスクが最大50%高まる。

●水に切り替えると、リスクが低下(砂糖入り飲料なら約13%、ダイエット飲料なら15%以上減)。

脂肪肝を改善する方法は筋トレをしてマイオカインを出すこと!/NHK「あさイチ」によれば、脂肪肝の人は水を飲まない傾向があるそうです。

なぜ脂肪肝の人が水を飲んだ方がいいの?

体の水分が少なく血液がドロドロになると、肝臓は脂肪を溜めやすくなるから。

1日1.5リットルを目安に、1回に100mlから150mlずつ飲むようにしましょう。

【関連記事】

■【家庭料理の視点から】

大事なことは脂肪肝は決してお酒を飲むからなる肝臓の病気ではなくて、食べすぎ、糖質の取りすぎ(甘い食べ物・甘い飲み物)、運動不足によってなってしまう病気だということです。

そのため、日ごろから食べる食事に気を付けることが一番の予防法になるんですね。

例えば、工藤公康さんの肝臓悪化を救ってくれたのは妻の食事によれば、工藤公康さんは、26歳の時、毎晩お酒を飲み歩くなどの不摂生により、肝臓を悪化させてしまったそうです。

そんな工藤さんを救ってくれたのは、奥様でした。

※過度のアルコール摂取によるアルコール性肝炎、カロリーオーバーの食事による脂肪肝、それと同時にほかの内臓にも脂肪がたまり内臓脂肪の炎症で肝炎を引き起こしていたと考えられる。

工藤さんの奥様が肝臓を回復させるため、たどりついた食事とは、出来る限り多くの食材を使うようにすることだったそうです。

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

「ま」は豆類。

「ご」はゴマ類。

「わ」はわかめなど海藻類。

「や」は野菜類。

「さ」は魚(魚介類)。

「し」はしいたけなどきのこ類。

「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

そして、継続しやすいように炭水化物をしっかり摂っていたこともポイントでした。

また、脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうなので、何を飲んでいるかを見直しましょう。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

■まとめ

1)お酒を飲まないのに脂肪肝になること

2)ALTの値が重要なこと

3)甘いものの飲みすぎで脂肪肝になること

大事なことは、おいしくて体に良い食事を続けることが大事ということなんですね。

それこそが無理なく続くコツだと思います。

それって家庭料理と同じなんですよね。

家庭料理の考え方については、こちらの記事でまとめています。

→ なぜ「ばあちゃんの料理」は体にやさしいの?─家庭の知恵から考える、食と健康

家庭料理と同じように、無理なく続けていくことが大切なんですね。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

【家庭料理の視点から】肝臓は70%切っても再生する!だけど脂肪肝になると再生できない!脂肪肝を予防する食事とは?




肝臓専門医の尾形医師のXの投稿によれば、「肝臓は70%切っても再生する。3割あれば3か月で8〜9割まで戻る。でも脂肪肝になると再生できない。」そうです。

■肝臓は70%切っても再生する!

これがその根拠となる論文ですね。

Higgins GM & Anderson RM (1931)
“Experimental pathology of the liver. I. Restoration of the liver of the white rat following partial surgical removal”

肝臓の70%切除モデルを初めて確立した超古典論文で、マウス/ラットで70%切除後1週間でほぼ回復することを示しました。

これがすべての現代研究のスタート地点です。

■脂肪肝になると肝臓の再生を阻害する

なぜ脂肪肝で再生ができなくなるのでしょうか?

●肝細胞内の脂質過剰 → 酸化ストレス↑、ミトコンドリア損傷 → エネルギー不足で増殖できない。
●細胞周期のブロック(特にS期以降)。
●炎症・線維化が進むとさらに悪化(NASH段階)。
●軽度の単純脂肪肝ならまだ再生可能だが、重度・炎症ありで明らかに「再生しにくい」。

つまり、軽度の脂肪肝ならまだ再生できるのですが、重度・炎症ありの脂肪肝の場合は明らかに「再生しにくい」ので、肝臓の再生能力を保つには、いかに肝臓を軽い脂肪肝の段階までで食い止めるかが大事なんですね。

■【家庭料理の視点から】

工藤公康さんの肝臓悪化を救ってくれたのは妻の食事によれば、工藤公康さんは、26歳の時、毎晩お酒を飲み歩くなどの不摂生により、肝臓を悪化させてしまったそうです。

そんな工藤さんを救ってくれたのは、奥様でした。

※過度のアルコール摂取によるアルコール性肝炎、カロリーオーバーの食事による脂肪肝、それと同時にほかの内臓にも脂肪がたまり内臓脂肪の炎症で肝炎を引き起こしていたと考えられる。

工藤さんの奥様が肝臓を回復させるため、たどりついた食事とは、出来る限り多くの食材を使うようにすることだったそうです。

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

そして、継続しやすいように炭水化物をしっかり摂っていたこともポイントでした。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

■まとめ

肝臓は正常な状態(悪くても軽い脂肪肝)だと再生してくれるそうです。

そのためにも健康に良い食事を継続していきましょう。

大事なことは、おいしくて体に良い食事を続けることが大事ということなんですね。

それこそが無理なく続くコツだと思います。

それって家庭料理と同じなんですよね。

家庭料理の考え方については、こちらの記事でまとめています。

→ なぜ「ばあちゃんの料理」は体にやさしいの?─家庭の知恵から考える、食と健康

家庭料理と同じように、無理なく続けていくことが大切なんですね。







【補足1】

その後に出てきたのが、東京大学分子細胞生物学研究所の宮島篤教授らのチームによる2012年にCurrent Biologyに掲載された研究で、肝臓の再生能力についてこれまでの常識をひっくり返した面白い論文です。

肝臓は体の臓器の中でも一番再生能力が高い臓器で、マウスで肝臓の70%を切除しても約1週間で元の大きさと機能に戻り、人間でも手術で一部をとっても再生することがわかっています。

これまでの肝臓の再生に関する常識は、主に肝細胞が分裂して数を増やすことで起きると思っていました。

しかし、今回の研究によれば、これが間違いだったことがわかりました。

発見のポイントは2つ。

1)肝細胞の「肥大(大きくなる)」が重要であること

70%切除した場合:肝細胞は平均で約0.7回しか分裂しない(=数が増えるのは約1.6倍程度)。でも細胞自体が約1.5倍に大きくなる(肥大)。

→ 肝臓の70%を切除した後の肝臓の再生においては、分裂による細胞数の増加(約1.6倍)と細胞の肥大(約1.5倍)がほぼ同程度に貢献していることを意味しています。

しかも30%しか切除しない軽い場合 → 分裂ゼロで、肥大だけで完全に再生!

→ つまり、肝臓はまず「細胞を大きくする」ことで対応しようとし、それでも足りないときだけ「分裂して数を増やす」という順番だった!

2)肝臓の再生は肥大がメインで分裂は補助的

切除する肝重量を70%から30%にまで減らすと肝細胞は分裂せず、肥大のみによって肝臓が再生することも突き止めました。

つまり、肝臓はまず肝細胞の肥大によって再生し、肥大だけでは不十分である場合にのみ分裂してその数を増やすと考えられます。

【参考文献】

【補足2】

1. 脂肪肝が肝再生を明確に障害することを示した代表的な論文

Allaire M & Gilgenkrantz H (2018)
“The impact of steatosis on liver regeneration”
Horm Mol Biol Clin Investig
→ 脂肪肝(steatosis)は、肝移植後の初回機能不全や手術後の合併症・死亡率増加と関連。再生の初期段階(priming phase)でサイトカイン制御が乱れ、成長因子受容体活性化が弱まり、肝細胞増殖が抑制される。酸化ストレス、自食作用(autophagy)の異常、EGFR欠損などがメカニズムとして挙げられている。

Veteläinen R et al. (2007)
“Severe steatosis increases hepatocellular injury and impairs liver regeneration in a rat model of partial hepatectomy”
Ann Surg
→ 重度の脂肪肝ラットで70% PHx後、肝細胞傷害が増え、再生が明らかに遅れる。軽度脂肪肝ではまだ耐えられるが、重度になると再生能力が大幅に低下。

Shimizu Y et al. (2007)
“Mechanism of impaired regeneration of fatty liver in mouse partial hepatectomy model”
J Hepatobiliary Pancreat Surg
→ db/dbマウス(肥満・脂肪肝モデル)でPHx後、PCNA(増殖マーカー)は出るのに、mid-S期で細胞周期が止まる。Wee1/Myt1キナーゼの低下でCdc2が異常になり、分裂が進まない。

2. 脂肪肝の程度によって再生が異なる(軽度 vs 重度)

Tanoue et al. (various studies around 2010s)
高脂肪食 vs 高フルクトース食の比較で、高脂肪食による軽度脂肪肝では再生能力が正常に近いが、高フルクトースによる脂肪肝では明らかに障害される。遺伝子発現(特にTGF-β1)の違いが関与。
Some studies (e.g., 2002 J Hepatol)
“Steatosis is not sufficient to cause an impaired regenerative response after partial hepatectomy in rats”
→ 単純な脂肪蓄積(steatosis)だけなら再生は保たれるが、炎症を伴うNASHになると障害が顕著。

3. 臨床的・最近の関連レビュー

Michalopoulos GK & various reviews (2010s–2020s)
脂肪肝では肝再生が遅延し、肝不全リスクが高まる。特に生体肝移植のドナー/レシピエントで脂肪肝があると、再生が不十分になりやすい。
Recent papers (2020–2025頃)
MASLD(旧NAFLD)ではミトコンドリア機能障害や酸化ストレスが再生を阻害。ALR(Augmenter of Liver Regeneration)というタンパク質が保護的に働くが、脂肪肝ではこれが低下しやすい。

「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

【家庭料理の視点から】認知症の4割は予防できる!14のリスク要因とは?




東海大学とデンマークのコペンハーゲン大学の研究チームは、2024年のランセットの報告書で挙げられた14の「修正可能リスク要因」(生活や健康状態で変えられるもの)を基に、日本全国の代表的なデータを分析したところ、14のリスク要因をすべて改善した場合、日本で発症する認知症のうち、約38.9%(つまり約4割)が予防できることがわかりました。

主なリスク要因と寄与度(上位のものをピックアップ)

|リスク要因|寄与度(%)|簡単な説明|
|壮年期の難聴|6.7|耳が遠くなると脳の刺激が減り、認知症リスクアップ。日本では高齢化で目立つ。|
|運動不足|6.0|座りっぱなしの生活が脳の健康を害する。|
|高LDLコレステロール血症|4.5|悪玉コレステロールが高いと血管が詰まりやすい。|
|糖尿病|3.0|血糖コントロールが悪いと脳にダメージ。|
|高血圧|2.9|血圧が高いと脳の血管が傷つく。|
|うつ|2.6|精神的なストレスが長期的に脳に影響。|
|喫煙|2.2|タバコは血管を悪くして認知症を招く。|

これらを合計すると38.9%になります。

日本特有のポイントとして、欧米に比べて高コレステロールの影響は少ないですが、難聴や運動不足が大きいそうです。

予防効果のシミュレーションによれば、すべてのリスクを10%減らせば、約20万8千人の認知症患者を防げ、20%減らせば、約40万7千人の減少が可能です。

2050年の推計認知症患者数(約587万人)に対して、20%低減で1割近く減らせるかもしれません。

■【家庭料理の視点から】

食生活を改善することで高LDLコレステロール血症糖尿病高血圧を予防することが、認知症の予防につながることが期待できます。

炎症を引き起こす食事をしている人は認知症のリスクが高い!によれば、地中海式ダイエット(野菜、果物、魚、オリーブオイルなどが中心)など健康的な食事をしている人は認知症のリスクが低く、反対に炎症を引き起こす食事をしている人は認知症のリスクが高いことがわかりました。

認知症予防のために毎日食べたい!抗炎症力や抗酸化力を持つ○○科の野菜とは何?によれば、認知症リスクを減らすために毎日食べたい食材としてアブラナ科の野菜を紹介しています。

その理由としては、アブラナ科の野菜には、認知症予防に欠かせない「抗炎症力」「解毒力」「抗酸化力」という3つの力が備わっているから。

ブルーベリーやイチゴなどフラボノイドを豊富に含むベリー類を摂取すると、高齢女性の記憶力低下を2.5年遅らせることができる!では、ブルーベリーやイチゴに含まれる**フラボノイド(特にアントシアニン)**が活性酸素(細胞を傷つける物質)を減らし、脳の神経細胞を老化やダメージから守る抗酸化作用があり、また、脳の炎症を抑え、認知症やアルツハイマー病のリスクを下げる抗炎症作用があると紹介されています。

つまり、認知症リスクを下げる方法の一つとして、抗炎症作用のある食品を選択するといいのではないでしょうか?

【関連記事】

■まとめ

認知症は生活習慣を改善することで日本の認知症の4割を予防することができます。

例えば、大音量の音楽を避けることで難聴予防をしたり、週に150分以上の散歩やジョギングといった運動する習慣をつけること、バランスの良い食事、禁煙など。

若いころからいい習慣をつけて認知症を予防しましょう!

【補足】

認知症の新たな2つのリスク要因(視力低下とLDLコレステロール値の高さ)が追加!認知症の45%は遅らせたり軽減できる可能性/ランセットによれば、医学誌『The Lancet』の新たな研究では、2020年の調査結果が修正され、視力の低下とLDLコレステロール値の上昇という2つの新たなリスク要因が特定され、リスク要因の総数は14となりました。

そして、認知症の45%は遅らせたり軽減したりできる可能性があることが明らかになり、これは2020年の調査結果から5%増加しています。

【子供・青年期】

1)子供たちに初等・中等教育を提供する 5%

【中年期】

2)難聴への対策(補聴器など) 7%
3)外傷性脳損傷を防ぐ(頭部のけがを防ぐ) 3%
4)高血圧対策 2%
5)過度のアルコール摂取を避ける 1%
6)肥満対策 1%

【晩年期】

7)禁煙 2%
8)うつ病予防 3%
9)社会的交流・社会的接触を増やして社会的孤立を防ぐ 5%
10)大気汚染を減らす 3%
11)運動不足を解消する 2%
12)糖尿病予防 2%

13)視力低下 2%
14)LDLコレステロール値の高さ 7%

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

【関連記事】

日本で発症する認知症のうち、約38.9%(つまり約4割)が予防可能! これは、14のリスク要因をすべて改善した場合の数字です

【参考文献】







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

座りすぎ生活の人は45分おきにスクワットをすると血糖値コントロールが30分ウォーキングよりも効果的!?




あるXの投稿が気になったので調べてみました。

簡単にまとめると、次の通り。

「8.5時間座りっぱなしの間に、45分ごとに10回のスクワットを行うことで、血糖値の調節が、30分のウォーキング1回よりも効果的に改善される。その秘密は、強力なシグナル分子である乳酸にある。それは、GLUT4トランスポーターを細胞表面に移動させるのを増加させ、血流からグルコースを筋肉に引き込むのを助ける。驚くべきことに、この効果は最大48時間持続する。」

このことに関連する論文はこちら。

【参考文献】

■研究内容

18人の過体重・肥満の若い男性(平均21歳、BMI約28.8)を対象に、長時間の座りっぱなし(座りがちな生活)が血糖値に与える悪影響を、スクワットやウォーキングのような短い運動で中断した場合、1回の長いウォーキングより血糖コントロールに優れているかを調べたという研究です。

■結果

SIT(8.5時間連続で座りっぱなし)で血糖値が最も高く変動しました(10.2 mmol/L/h)。

ONE(座りっぱなしを30分のウォーキング(時速4km)1回で中断。)で 9.2 mmol/L/hに低下。

WALK(頻繁ウォーキング)とSQUAT(頻繁スクワット)ではどちらも7.9 mmol/L/hに低下し、ONEよりさらに効果的だった(約21%の血糖スパイク低減)。

その中でも、筋肉活動の強度が高いほど(特に四頭筋と臀筋のEMG振幅増加)、血糖制御が良くなった。

つまり、スクワットは筋肉をより強く活性化するため、ウォーキングより優位だった可能性があります。

■まとめ

長時間座りすぎの人は45分ごとにスクワットで中断すると、血糖値の調整が大幅に改善し、それが1回30分ほどの長いウォーキングより効果的であることがわかりました。

Xの投稿と該当の論文で気になるポイントは3つ。

1)対象は主に過体重男性であるため、すべての人に当てはまるかどうかはわかっていないこと

2)Xの投稿にある「乳酸」や「GLUT4」についてはこの論文では直接触れていないこと

運動後のインスリン感受性向上(GLUT4増加による)は、回復期に続き、最大48時間(または72時間)持続する。これは他の研究(例: 2週間の高強度インターバルトレーニングで血糖13%低下、GLUT4 369%増加)で確認されていて、48時間持続はこの知見に基づくもの。

【補足】

グルット4(GLUT4)は糖の保管に関わっている。

グルット4は筋肉の中にあるたんぱく質で、筋肉内に血液中の糖を取り込むという作用を持つ。

有酸素運動や筋トレといった筋肉の収縮を伴う運動をすることによって、インスリンなしで直接グルット4が活性化される。

【関連記事】

3)運動の効果ではなく、立ち上がる自体に血糖値コントロールに役立つ効果があるのではないか?

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!

耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっています。

耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうです。

しかし、耳石があまり動かないと状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、免疫力低下、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起きてしまうそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

長時間座り続けることがなぜ健康に良くないのかということについて、これまでは体を動かす時間が少なくなることでエネルギー消費が減ってしまうためとか、座ることによって代謝に必要な仕組みがストップしてしまうためなどと考えていましたが、今回の放送で「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。

※(一日(24時間)-睡眠時間(8時間))÷32回=30分

今回番組では、座る時間が長い方に30分に1度立ち上がることを2週間続ける実験を行なったところ、中性脂肪が15%減少・悪玉コレステロールが5%減少、善玉コレステロールが11%増加するという結果が出たそうです。

このことを参考にすると、大事なことは座りすぎがよくなくて、定期的に立ち上がることが健康にとって欠かせないことなのではないかと考えられます。







「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」