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通学時間が1時間超の高校生、うつ症状リスク1.6倍増!|日本大学研究チーム




通学時間が1時間超、うつ症状リスク1.6倍増 志望校選びは慎重に(2024/9/2、朝日新聞デジタル)で紹介されている日本大学の研究チームによれば、通学時間が片道1時間を超える高校生ほどうつ病の発症リスクが1.6倍高いそうです。

【#金スマ】キラーストレスチェック表|一年間に経験したイベント(出来事)を合計して、どれくらいストレスが蓄積しているかでは、大きなイベントが多いほど病気を引き起こす可能性があるほどストレスが溜まっている可能性があるとありましたが、実は通勤・通学のようなストレスがたまることでもうつ病の発症リスクが高くなることから、子どもの志望校を決める際は、子供のメンタルヘルスの観点からも通学時間も含めて考える必要があるようですね。

【参考リンク】

P.S.

電車内でつながらないスマホの心理ストレスは「満員電車の2倍」によれば、電車の乗客が空いている車内でもスマホがつながりにくいだけで、満員電車に乗っている時以上のストレスを感じることがわかったそうです。

もしかすると通勤・通学のストレスは満員電車によるものだけでなく、スマホがつながりにくいことも関係していたりするかもしれません。

つまり、何にフォーカスするかによって見えてくるものが違い、通勤・通学のストレスは大きいだろうという予測を立ててしまうと、実は「スマホがつながりにくいこと」のストレスが見えなくなることがありうるわけです。







ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」「グルコラファニン」がうつ病予防に効果|千葉大学

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■ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」「グルコラファニン」がうつ病予防に効果

ブロッコリー( broccoli)
ブロッコリー( broccoli)

ブロッコリーがうつ予防に効果 千葉大教授ら発表 薬頼らず発症抑制の可能性

(2016/8/14、千葉日報オンライン)

千葉大学社会精神保健教育研究センターは、ブロッコリーなどの野菜に含まれる化合物「スルフォラファン(SFN)」が、うつ病の予防や再発防止に効果があることを突き止めた。

千葉大学社会精神保健教育研究センターの橋本謙二教授によれば、ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」がうつ病の予防や再発防止に効果があることがわかったそうです。

うつ病の病因に転写因子 Keap1-Nrf2 系が関与~野菜に含まれる化合物でうつ病を予防~ |PDF

(2016/7/27、千葉大学)

スルフォラファンの前駆体(グルコラファニン)を含む餌を3週間与えると、社会的敗北ストレスによって引き起こされるうつ症状の発症を予防できる可能性(ストレスレジリエンス)が示唆された。

スルフォラファンの前段階の「グルコラファニン」を与える実験でも、ストレスを与えてもうつ症状の発症を予防できる可能性があるそうです。

■スルフォラファンでなぜうつ症状の予防ができるの?

うつ病の病因に転写因子 Keap1-Nrf2 系が関与~野菜に含まれる化合物でうつ病を予防~ |PDF

(2016/7/27、千葉大学)

炎症やストレスに伴い、脳内の Keap1-Nrf2 系が低下し、うつ症状が起きていると推測される。今回の研究成果は、近年提唱されているうつ病の炎症仮説を支持する成果である。

うつ病の病因に炎症や酸化的ストレスに関わる転写因子 Keap1-Nrf2 の異常が関与していることをわかったそうです。

うつ症状は炎症やストレスに伴い、脳内の Keap1-Nrf2 系が低下しているために起きていると推測され、スルフォラファンを投与することで、このうつ症状のメカニズムに何らかの影響を与えたことによって、うつ症状の炎症が抑えられていると考えられます。

■まとめ

うつ病を予防するためにも「ブロッコリー」を食べるようにしてみてはいかがですか?







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葉酸がうつ病予防に効果がある|多目的コホート研究

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■葉酸が自殺の原因となるうつに効果的

食事パターンと自殺との関連について|多目的コホート研究

今回の研究では、男女ともに、野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などが関連した健康型食事パターンにより自殺のリスクが低下するという結果が得られました。この理由として、この食事パターンのスコアが高い群では、葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)の摂取が多いことによると考えられます。葉酸や抗酸化ビタミンは、自殺の危険因子として知られているうつに対して予防的に働くことが報告されており、食事パターンとして総合的にみることで、これらの栄養素の相乗効果も期待できます。

葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)は、自殺の危険因子の一つであるうつに対して予防的に働くそうです。

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うつ病予防にエゴマ油に含まれるαリノレン酸がいい!?

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【目次】

■うつ病が疑われる身体的症状の特徴

oil and water

by Martin Cooper(画像:Creative Commons)

  • 睡眠障害(眠れない・不眠)
  • 疲労感・倦怠感(疲れやすい・体がダルい)
  • 食欲不振(食欲がなく、体重が減っている)
  • めまい・耳鳴り
  • 肩こり・首のこり
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 腹痛・腹部の不快感
  • 下痢・便秘
  • 性欲減退

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エゴマはうつ病のリスクを軽減

エゴマ油に含まれるαリノレン酸はうつ病のリスクを軽減してくれるそうです。

アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院の発表によると、10年間にわたって5万人以上の女性を対象にした研究によれば、リノール酸の摂取を控え、α-リノレン酸を与えたところ、うつ病の発生が減少したそうです。

→ エゴマ油 についてさらに詳しくはこちら

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!
島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!

【新物】島根県産えごま油(50g)|低温圧搾生搾り|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう! 1,944円(税込)




→ オメガ3で心も変わる|オメガ3を摂っていないと母性の発動が遅れたり、産後うつになりやすい について詳しくはこちら

→ エゴマに含まれるαリノレン酸はうつ病のリスクを軽減―ハーバード大|NHKあさイチ について詳しくはこちら




【参考リンク(論文・エビデンス)】
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魚介類を多く食べる人はうつ病の発症率が低くなる傾向|オメガ3(EPA・DHA)が多いと発症率が低くなる|国立がん研究センター・慶応義塾大学

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【目次】

■魚介類を多く食べる人はうつ病の発症率が低くなる傾向

Tuna

by Steve Snodgrass(画像:Creative Commons)

<疫学調査>魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減

(2017/9/27、毎日新聞)

研究チームは1990年に40~59歳だった長野県南佐久郡の住民1181人を25年間追跡調査し、19種の魚介の摂取量とうつ病との関係を調べた。1日当たり摂取量の多い順に4グループに分けると、2番目(中央値111グラム)の集団は最下位(同57グラム)の集団より発症率が56%低かった。

国立がん研究センターと慶応義塾大学のチームが「トランスレーショナル・サイカイアトリー」に発表した疫学調査によれば、魚介類を多く食べるグループは、そうでないグループに比べてうつ病の発症率が低くなる傾向にあることがわかったそうです。

<疫学調査>魚たくさん食べる人、うつ病リスク半減

(2017/9/27、毎日新聞)

また、脂肪酸の摂取量を計算すると、オメガ3脂肪酸に分類されるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサペンタエン酸(DPA)が多いと発症率が低くなる傾向があった。

オメガ3に含まれるEPA・DHAが多いと発症率が低くなる傾向にあることから、魚介類を積極的に食べることがうつ病予防につながることが期待されます。

魚介類・n-3不飽和脂肪酸摂取とうつ病との関連について|多目的コホート研究によれば、魚介類を1日に111g食べるグループの方が、1日に57g(中央値)魚介類を食べるグループと比べると、うつ病リスクの低下がみられ、また、エイコサペンタエン酸(EPA)を1日307mg摂取するグループの方が、1日に200mg(中央値)摂取するグループと比べると、うつ病リスクの低下がみられました。

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【参考リンク】




■まとめ

国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁
国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁

参考画像:水産物の消費動向|水産庁(スクリーンショット)

オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?で紹介した麻布大学の守口徹教授によれば、オメガ3は青魚などの魚から摂るのが一番効率よいそうですが、水産庁による国民一人当たりの魚介類と肉類の摂取量推移によれば、平成18年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回り、21年には肉類と魚介類の摂取量が上回り、その差が拡大しているそうです。

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一日に必要なオメガ3の摂取量としては、いわし・あじで100g程度、クロマグロ(大トロ)で30g程度、サバの缶詰約70gです。

調理方法によってはオメガ3が減少してしまいます。

大阪ガスの実験結果によれば、油で揚げると残るのは50%、フライパンで焼くと残るのは80%、グリルで焼くと残るのは90%なのだそうです。

オメガ3が減少しないように青魚を調理して、積極的に魚介類を摂取しましょう。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら







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