トランス脂肪酸、2018年6月以降に食品への添加を禁止―米FDA

Nutritional Overlay

by David Goehring(画像:Creative Commons)




トランス脂肪酸、食品添加禁止=18年に、心臓病リスク増大―米

(2015/6/17、時事通信)

米食品医薬品局(FDA)は16日、マーガリンなどの加工油脂に含まれ、心筋梗塞などの発症リスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、2018年6月以降に食品への添加を原則禁止すると発表した。

トランス脂肪酸、食品への使用禁止へ-米FDAによれば、米食品医薬品局(FDA)はマーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の成分は「一般的に安全とはみなされなくなった」との仮判断を2013年に示していましたが、今回のニュースによれば、2018年6月以降にトランス脂肪酸の食品への添加を原則禁止するそうです。







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皮膚の下に埋め込むチップで血液検査を行う未来が来る!?




Microchips

by fdecomite(画像:Creative Commons)

※記事本文のチップとこの画像とは関係ありません。

これぞ究極のウェアラブル。皮膚に埋め込む血液検査チップ

(2015/5/30、GIZMODE)

記事によれば、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のチームが開発しているシリコン製の四角いチップで、血液のpHや温度、血液中に含まれるブドウ糖、コレステロールの値がわかるそうです。

APPLE WATCHの健康・フィットネス(ワークアウト)のデータを記録する機能とは?では、カロリーや運動量を測ることを目的としていますが、このチップは血液中のデータを半永久的に取得することができるそうです。

これまでにも、涙に含まれるグルコースを監視することで血糖値を管理するスマートコンタクトレンズ(GOOGLE、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発)や皮膚温度を送信するデジタル・タトゥー、緑内障のテストをするコンタクトレンズ上の透明なセンサー、心臓の周りの柔軟なペースメーカー、術後の痛みをコントロールし、不必要になれば害を及ぼさずに消滅するインプラント(生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ)を紹介しました。

また、生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズという記事で、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者の皮膚に超薄型で伸縮自在の電子装置を貼り付け、自動的に注射できるような仕組みというアイデアを考えてみました。

今回紹介したチップは身に着けたり、貼り付けるのではなく、皮膚の下に埋め込むことで健康を管理しようというものです。

チップを埋め込むというアイデアには抵抗がある人も多いかと思いますが、妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業によれば、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しており、デバイスを皮下に埋め込むことに抵抗はないそうです。

もしかすると、近い将来健康管理のためにチップを埋め込むような未来が来るかもしれませんね。







P.S.

もし皮膚の下に埋め込むチップが普及した未来では、血液検査に関する医療器具(注射器)への需要は少なくなるでしょうね。

ハプティックコントローラ「Oculus Touch」|触覚技術が当たり前の時代が来た!?

Woman holding Oculus Touch prototype (Half Moon) in left hand (rear view showing trigger button)

by eVRydayVR(画像:Creative Commons)




■ハプティックコントローラ「Oculus Touch」|触覚技術が当たり前の時代が来た!?

ハプティクスが医学を飛躍的に進歩させる?|「見えないものを感じる」触覚技術により腫瘍を手で感じられるCTスキャンが実現する日も近い!?では、近い将来触覚技術が当たり前の時代が来ると紹介しましたが、まずはゲームの世界からそのテクノロジーを実感できるようになりそうです。

Palmer Luckey (Founder, Oculus) wearing Oculus Rift consumer version and holding up Oculus Touch prototype (Half Moon) controllers (closeup headshot / bust)

by eVRydayVR(画像:Creative Commons)

Oculusが手に持つモーショントラック機能搭載のハプティックコントローラ「Oculus Touch」を紹介

(2015/6/21、TechCrunch)

今日のイベントでOculusはOculus Touchのプロトタイプを紹介した。この片手で持つモーションコントローラーを使用することでユーザーは、自身の手を仮想空間内でも認識することができる。「Half Moon」と呼ばれるこのプロトタイプは、物を持ったり、拳銃を打ったり、何かを指し示したりすることができる。このコントローラーは、慣性運動と360度の動きをトラックすることができ、またハプティックフィードバック機能の搭載により、手で何かを実際に触っているかのように感じる。

触感覚を仮想的に再現できるシステムで医療が進歩する?でも書きましたが、遠隔地医療においては、視覚と聴覚だけに限られていましたが、この触覚技術が進歩していけば、また新しいデータが生まれることでより良い治療につながることが期待されます。

身近なところでいえば、「触れる」と言う感覚もハプティクスが入ってくれば、ネットショッピングで洋服を買う際に生地の肌触りも確かめられるようになっていきます。

今までは仮想空間とリアル空間とでは明らかに違いがありましたが、触覚技術が身近になってきたことで、その境目がわからなくなってくるようになるかもしれません。







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【追記(2015/7/9)】

■仮想力覚提示デバイス「Traxion」

ARの次は『拡張人間』 東大 暦本純一教授の世界

(2015/7/3、Sensors)

「Traxion」は、すごい力で押されたり、引っ張られたりするような「力」を体験できる装置なのだそうです。

他人の「触覚」を伝達することができることによって、医学に活用されるようになるかもしれません。

パナソニックヘルスケア、バイエルの糖尿病医療機器事業を買収

Health Screening and Disparities Press Conference

by Maryland GovPics(画像:Creative Commons)

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【追記(2016/6/11)】

パナソニックヘルスケアホールディングスは、独バイエルの糖尿病患者用血糖測定器などの事業買収が完了し、その買収額は約1320億円で、血糖測定器の世界シェアは約20%で3位となるそうです。

パナソニックヘルスケア、1380億円で糖尿病医療機器会社を買収

(2015/6/11、朝日新聞デジタル)

パナソニックヘルスケアホールディングス(東京都港区)は10日、独医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>の糖尿病向け医療機器事業BDCを買収すると発表した。買収額は、約1380億円(10.22億ユーロ)。糖尿病患者は世界中で増加しており、今回の買収を機に、高品質で低価格な製品を提供できる体制を強化する。

糖尿病患者向けの血糖値測定センサーの増産へ-パナソニックヘルスケア(2010年)によれば、パナソニックヘルスケアは、世界的に糖尿病患者が増加するとみて、糖尿病患者向けの血糖値測定センサーの増産のため、新工場建設するというニュースをご紹介しました。

→ 糖尿病 について詳しくはこちら

今回のニュースによれば、パナソニックヘルスケアは、バイエルの糖尿病向け医療機器事業を買収することで、高品質で低価格な製品を提供できる体制を強化するそうです。

糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでもによれば、世界の糖尿病人口は増加しており、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人となっていて、10年で約2倍になっているそうです。

今後も、大きな変化がなければ、糖尿病人口の増加が予想されます。







糖尿病関連ワード

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iOS9のHealthKitでは生理(リプロダクティブ・ヘルス)をトラッキングできるようになる




iOSのHealthKitでは生理をトラッキングできるように #WWDC2015

(2015/6/9、ギズモード)

iOS 9で女性の生理についてトラッキングできるようになりました。

APPLEが健康管理アプリ「ヘルスキット」で健康分野に進出によれば、「Healthkit」を使えば、血圧や体重などの健康データを集約・統合することができ、健康管理を行なうことが出来ましたが、iOS9では、リプロダクティブ・ヘルス(性や生殖に関する健康)についてもデータを追跡することができるようになったそうです。

生理をトラッキングすることで、生理痛を緩和するために使われるようになるかもしれません。

→ 生理不順(月経不順)の原因・対策 について詳しくはこちら

→ 生理痛の症状・原因・緩和する方法 について詳しくはこちら

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また、妊娠を希望する人は、妊活のために役立つ可能性がありますし、また、人生設計に合わせて妊娠を希望しない人にとってもこうしたデータを役立てることができるようになるかもしれません。

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今後どのようにリプロダクティブ・ヘルスについて取り組んでいくのか注目したいと思います。







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