霜降り肉から赤身肉へ、健康志向の高まりと高齢化で消費者の嗜好がシフト

Eye fillet marbling - Little Creek Cattle Co Grass-Fed Beef

by Alpha(画像:Creative Commons)




牛肉「脱霜降り」…“畜産王国”九州でも赤身肉の消費者ニーズに舵

(2014/6/25、msn産経)

 高齢化とヘルシー志向によって、サシ(脂肪交雑)が目立つとろけるような霜降り肉ではなく、赤身肉を好む消費者が増えている。実際、赤身肉から売れ、霜降りが売れ残る小売店もあるという。

記事によれば、健康志向の高まりと高齢化によって、霜降り肉から赤身肉へ消費者の嗜好がシフトしているそうです。

ただ、こうした消費者の変化に気づく生産者である畜産農家は少ないようです。

 「野菜と一緒に肉の脂を楽しむすき焼きやしゃぶしゃぶに比べ、ステーキや焼き肉は、赤身の方がおいしい。赤身肉の人気は10年以上前から少しずつ高まっていましたが、特に、ここ数年は目立つようになった。ただ、生産者側はなかなか気付いていないのです」

カミチクの上村昌志社長がこう語るように、赤身肉の注目が高まっている。

なぜ、こうした変化に気づきにくいのでしょうか?

上村氏は「先代の父から『畜産業界の欠点は自分で作ったモノを自分で売らないことだ』と教えを受けました。販売まで手掛けることで、消費者の嗜好(しこう)の変化に気付き、赤身肉シフトを進めたのです」と語った。

販売を手がけないことで消費者の変化に気づくことができなかったため、消費者のニーズと離れてしまうようです。

飼育コストを考えても赤身肉のほうが良さそうです。

また、牛肉にサシを入れるには穀物飼料を多く与えなければならない。穀物飼料は米国やオーストラリアからの輸入に頼っており、世界的な天候不順や国際情勢の悪化によって、値上がりに歯止めがかからない。

<中略>

霜降り肉の肥育期間が30カ月前後なのに対し、赤身肉は20カ月前後。飼料も、価格変動の影響を受けにくい国産の飼料米や稲わらを活用できる。赤身肉シフトによって、生産コストを大幅に引き下げられる可能性が高いという。

世界的な健康志向の高まりで様々な食品の価格に影響が出ています。

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これからの生産者は世界的な流れをチェックすることが重要になってくるのではないでしょうか。







春一番さん、アルコール性肝硬変で死去

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■春一番さん、アルコール性肝硬変で死去

春一番さんアルコール性肝硬変で急死

(2014/7/4、デイリースポーツ)

春一番さんがアルコール性肝硬変でなくなったそうです。47歳でした。

大の酒好きで知られる春さんは、2005年に不全で入院。その後も肝臓すい臓などを悪くして、長期入院するなどしていた。最近でも3カ月に1回の検査は欠かしておらず、体調には気をつけていた。一方で、1日おきのペースで酒を飲んでおり、亡くなる前日夜も飲んでいたという。

記事の中には、体調には気を使っていたとありますが、お酒はやめられなかったようですね。

今回はアルコールが原因のアルコール性肝硬変ということでしたが、お酒を飲まない人も肝硬変になることがあり、最近では炎症や線維化を伴うNASH(非アルコール性脂肪肝炎)からの肝硬変も増えています。

肝臓は沈黙の臓器といわれ、肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

定期的に健診を受け、肝臓の数値をチェックしながら、肝硬変になる前にきちんとした食事・生活習慣を心がけましょう。

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Facebook、無断で行なった情動感染実験について謝罪・釈明

Texting

by Jhaymesisviphotography(画像:Creative Commons)




Facebook、無断で行った情動感染実験について謝罪・釈明

(2014/6/30、ITmediaニュース)

米Facebookで約70万人のユーザーのニュースフィードを操作して実施した実験論文が物議を醸したことを受け、この論文の著者で同社のデータサイエンティスト、アダム・クレイマー氏が6月29日(現地時間)、自身のFacebookで“公式な説明”を行った。

クレイマー氏はまず、この実験を行ったのはFacebookがユーザーに与える感情的な影響について気に掛けているからだと強調した。「ポジティブなコンテンツ(いわゆるリア充なコンテンツを含む)を見ると人はネガティブに感じたり、仲間はずれにされた気がするという懸念について調査する必要があると考えた」という。

以前、あなたがネット(LINE・FACEBOOK・TWITTER)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?という記事で、ネット上で表わされた感情は人から人へと伝染する可能性があることが分かり、また、前向きなメッセージは後ろ向きなメッセージより、ネット上の他人の感情に影響をもたらす傾向がずっと高いということを紹介しました。

Facebookはこうした感情の伝染に対する影響がどれほどのものかを研究したいと思い、実験を行ったようですが、一部の人々からユーザーに無断でこのような実験を行なったことに対して批判があったようです。

たしかに、無断でこのような心理実験をされたと思ったユーザーの中には気分を悪くする人もいるでしょう。

しかし、おそらくFacebookとしては無意識での影響を知りたかったはずであり、こうした実験を公開の上で行なったとしたら本当の意味での実験結果は得られないと思います。

今後はこうした実験を行なうことは難しくなっていくことでしょう。







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将来的にチョコレートは手に入らなくなる!?|カカオ豆生産者が天然ゴム栽培へ移行する理由とは?

Chocolat de Bonnat tasting

by Everjean(画像:Creative Commons)




食品:ハム、チョコ値上げへ…内容量減で「据え置き」も

(2014/6/18、毎日新聞)

背景には、中国やインドなど新興国の経済成長に伴うチョコ需要の高まりで、原材料のカカオの価格が上昇していることがある。国際ココア機関によると、カカオ豆の価格はこの1年余りで4割程度上昇した。

<中略>

さらに、今夏はエルニーニョ現象の影響で、インドネシアなど主要生産国で天候不順に陥り、供給量が減るとの懸念も台頭している。

健康によいと言われているチョコレートですが、そのチョコレートの原材料であるカカオ豆の価格が上昇しているそうです。

その理由としては、記事の中では2つ紹介されています。

1.中国やインドなど新興国の経済成長に伴うチョコ需要の高まり

2.主要生産国で天候不順に陥り、供給量が減るとの懸念

ただ、その他の記事を調べてみると、カカオ豆の価格が上昇しているのには他にも事情があるようです。

Fèves de cacao

by Rog01(画像:Creative Commons)

チョコレートが7月から値上げ 「他の作物つくるほうが儲かる」カカオ生産者

(2014/6/17、ハフィントン・ポスト)

カカオ豆高騰の背景には、コートジボアールなどカカオ豆の生産地で、カカオ豆の生産をやめて天然ゴムといった収益性の高い農産物へ移行する生産者が増えていることがある。

カカオ豆不足、続く見通し-天然ゴム栽培への移行で

(2014/5/29、Bloomberg)

カカオ豆不足が2020年まで続くとの見方が広がっている。西アフリカの生産国で農場の経営不振が続いており、天然ゴムといった収益性の高い農産物への移行が進んでいるためだ。

西アフリカの生産国では、カカオ豆から天然ゴムへと収益性の高い農作物の移行が進んでいるそうです。

チョコレート産業の裏側、なぜカカオ農家は豊かになれないのか

(2014/2/28、CNN)

チョコレート産業は、全世界1100億ドル規模の産業であるにもかかわらず、カカオ農家の多くは貧困状態にある。

正確な数字を測るのは難しいが、西アフリカに位置するコートジボワール共和国では、およそ80万人にも及ぶ児童が、カカオ産業に従事していると言われ、要因はすべて貧困によるものだ。

<中略>

今日においては、チョコレートバーの収入のおよそ70%が製造元へと渡り、マーケティングや調査、開発などに使用されている。

チョコレート産業の市場規模は大きいものの、そのチョコレートの原材料であるカカオ豆から得られる農家の収入は少ないようです。

カカオ豆不足、続く見通し-天然ゴム栽培への移行で

(2014/5/29、Bloomberg)

世界のカカオ豆需要が拡大する一方、コートジボワールとガーナでは、農家の収入を押し上げカカオ豆農場の単収を増やす方策が検討されている。2年連続で供給が不足しているにもかかわらず、多くの農家にカカオ豆栽培を継続するよう促すほど十分な価格上昇に至っていない。他の農産物を栽培する方が収入が高くなっている。

トーゴのエコバンク・グループのソフトコモディティ調査責任者、エドワード・ジョージ氏は「農家はカカオ豆のバリューチェーンに加わることが不利であることに気付きつつある」と指摘。

カカオ豆への需要が増え供給が不足しているにもかかわらず、カカオ豆の生産を維持したくなるほどの価格上昇が見込めないため、カカオ豆を生産するよりも天然ゴムといった他の収益性の高い農産物に切り替えていこうとするのは自然な流れだと思います。

この状況を改善していくのは、3つ。

1.カカオ豆価格の上昇

2.カカオ豆生産量を大きく増やす技術

3.チョコレートにおけるカカオ豆の価値を上げること

状況が改善されなければ、将来的にチョコレートは手に入らない食べ物になっていくかもしれません。







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糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例|日本糖尿病学会

Caution Tape

by Eugene Zemlyanskiy(画像:Creative Commons)




■糖尿病新薬「SGLT2阻害薬」で低血糖や脳梗塞を起こす例ー日本糖尿病学会

糖尿病新薬で低血糖や脳梗塞…学会が注意喚起

(2014/6/28、読売新聞)

新しい糖尿病治療薬の服用後に、低血糖や脳梗塞などを起こした例が報告されており、日本糖尿病学会は、適正使用をするよう注意を呼びかけた。

新薬は、今年4月以降、相次ぎ発売されている「SGLT2阻害薬」。腎臓で、尿に出た糖を再び取り込むのを妨げる働きがあり、体重を減らす作用がある。

記事によれば、糖尿病治療薬「SGLT2阻害薬」を服用した後に、低血糖・脳梗塞・発疹の症状を起こした例が報告されており、適正に使用するよう注意を呼びかけています。

「SGLT2阻害薬」の注意するポイントはこちら。

低血糖は他の糖尿病治療薬を併用している場合が多いため、同学会は他の薬は減らすようにし、併用は原則2剤程度までを推奨する。新薬を服用すると、尿の量が増えて体内の水分が減り、脳梗塞の要因になるので、適度な水分補給など十分な脱水対策を求めた。

「SGLT2阻害薬」を服用すると、体内の水分量が減ってしまって脳梗塞の原因となるため、水分補給をすることや他の薬を減らすようにすることを推奨しています。

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