高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究




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by Romel(画像:Creative Commons)

高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究

(2009/2/16、ロイター)

オランダの心理学者らは15日、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるとの研究結果を医学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した。

<中略>

研究者らは、脳内の神経細胞に働きかけるプロプラノロールにも、記憶を薄める効果があると話している。

オランダの心理学者らによれば、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるそうです。

この研究が進めば、今後、不安障害や恐怖症などの治療に活用できるかもしれないそうです。







かゆい所をかくとなぜ気持ち良くなるのか、その謎が解明




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by Stig Nygaard(画像:Creative Commons)

かゆい所をかくとなぜ気持ち良いのか、長年の謎が解明される

(2009/4/11、GIGAZINE)

ミネソタ大学のGlenn Giesler博士らの研究により、かゆい所をかくと、かゆみを伝達する神経細胞の活動が抑制され、脳が「かゆくなくなった」と判断するという仕組みが解明されました。

かゆいところをかくとなぜ気持ち良くなるのか、その仕組みが解明されたそうです。

その仕組みとは、かゆいところをかくと、痒みを伝達する神経細胞の活動が抑制され、脳が「かゆくなくなった」と判断するというもの。

この仕組みが解明されたことにより、「かゆみ」を抑える治療法につながる可能性がありそうです。

画期的な新薬やかゆみを止める治療法につながる発見とのことで、糖尿病や肝臓病、抗ガン剤の副作用などにより慢性的なかゆみに苦しむ人にとっては朗報となるかもしれません。

個人的にはちょっとした肌のかゆみやアトピー(アレルギー性皮膚炎)を想像していました。

しかし、かゆみとはいっても様々なかゆみがあり、記事によれば、糖尿病肝臓病、抗ガン剤の副作用などにより慢性的なかゆみに苦しむ人がいるとのこと。

こうした方々にとっては、かゆみを抑えるこの研究は画期的なものになるかもしれません。







老化によって白髪になる仕組み解明 再生医療応用に期待|東京医科歯科大や金沢大など

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by See-ming Lee(画像:Creative Commons)




<白髪>仕組み解明…再生医療応用に期待 東京医歯大など

(2009/6/12、毎日新聞)

老化によって白髪になる仕組みを、東京医科歯科大や金沢大などが突き止めた。

加齢に伴って、黒髪のもとになる色素幹細胞の遺伝子に損傷が蓄積するためという。

アンチエージングや再生医療への応用につながるといい、12日付の米科学誌セルに掲載される。

東京医科歯科大や金沢大などが、老化によって白髪になる仕組みを解明したそうです。

白髪は老化に伴って起こるものだと思っていましたが、年を重ねるにつれて遺伝子が損傷したために起きていたそうです。

この研究によって、アンチエイジングや再生医療への応用が期待されるそうです。

今後の研究に期待したいですね。







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喫煙者は野菜摂取でがんのリスクが増加する!?|オランダで新研究結果




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by Naotake Murayama(画像:Creative Commons)

喫煙者は野菜摂取でがんのリスク増加=オランダで新研究結果

(2009/4/16、時事通信社)

喫煙者が果物や野菜を食べることで、大腸がんにかかるリスクが増加する恐れ―。

こんな意外な研究結果が15日、オランダ国立公衆衛生・環境研究所により明らかにされた。

それによると、果物や野菜をたくさん摂ることは、非喫煙者にとってはがんのリスクを減少させるが、喫煙者には逆の効果があるらしい。

同研究所の声明によると、1日に600グラム以上の野菜や果物を食べる人は、220グラム以下の人より20―25%、大腸がんになる率が低いとみられるが、喫煙者の場合は、野菜や果物の摂取は逆に発症率を増加させるという。

このニュース記事を見ると、まるで、果物や野菜を摂取することで大腸がんになりやすくなるという誤ったイメージがつきかねません。

喫煙者の方が誤って野菜を食べないようになってしまう恐れがあります。

しかし、本当のメッセージは記事の最後にありました。

同研究所の担当者はAFP通信に対し「だからと言って喫煙者は野菜を食べるべきではないということにはならない。たばこをやめなさい、というのが結論だ」と話している。

記事のヘッダーに持ってくるべきメッセージが最後にあるために、「タバコをやめたほうがよい」というメッセージが伝わってこないのが残念です。

タバコをやめて、果物や野菜を摂るようにしましょう。







太り気味の人が、やせ型より7年長生きする!?|厚労省調査




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by peteandcharlotte(画像:Creative Commons)

やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査

(2009/6/10、読売新聞)

40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、太り気味の人が最も長命であることが、厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の大規模調査で分かった。

最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。

厚生労働省の研究班によれば、太り気味の人がやせ型より7年長生きだということがわかったそうです。

メタボ対策やメタボ健診に疑問を抱いている人には、うれしい情報となったかもしれません。

しかし、この記事にはもうひとつ注意してみてほしい部分があります。

同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。

肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。

どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。

太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性があるという。

この研究で分かったことは、肥満の人は、生活習慣病の治療が長期となることが多く、医療費負担が重くなるということです。

この記事から考えられる一つの考えとしては、太り気味の人は、定期的に病院に通うことになることが多く、そのため、やせ型の人に比べて体の健康の心配をする人が多いために、長生きになっているのではないでしょうか。

大事なのは、生活習慣病にかからずに長生きすること。

太っていいというわけでは決してないのです。







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