メタボの腹囲基準が国際的に統一され、必須条件から外れるそうです。
メタボ:腹囲が必須条件から外れる 診断基準を国際統一(2008/8/20、毎日新聞)
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準が国際的に統一され、腹囲が診断の必須条件から外れることが分かった。年内にも暫定基準が公表され、今後、世界のメタボ診断や治療・研究は、統一基準に基づいて行われる。一方、日本が今年度から始めた特定健診・保健指導(メタボ健診)では、腹囲測定が必須でシンボル的存在。今回の統一は、国際的に日本の特異さを際立たせることになる。
メタボの診断基準が国際的に統一されたことで、今後は、世界的にも統一された基準を基にメタボ診断やメタボに関する治療・研究がおこなわれるようです。
世界には複数のメタボ診断基準が存在し、混乱していたようです。
同じ基準でなければ、共同でのメタボ治療に関する研究も難しいことがあるからでしょう。
しかし、日本は世界に先駆けてメタボ健診をスタートさせました。
ぜひリーダーシップをもってメタボリック研究を進めていってもらいたいものです。
by Mike Kalasnik(画像:Creative Commons)
薬局で買える大衆薬、メタボ対策で“やせ薬”に注目
(2008/8/17、読売新聞)
薬局やドラッグストアなどで買える大衆薬(OTC医薬品)市場が、一時の低迷を抜け出して急回復している。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に関心が高まる中で、肥満対策薬が急成長しているのが大きな理由だ。
小林製薬の推計では、肥満対策薬の市場規模は2007年7月~08年6月で前年同期比34%増と大きく伸びた。08年4月から始まったメタボリックシンドロームに関する特定健診をにらんで、“やせ薬”に注目が集まったためだ。
メタボ対策が注目され、肥満対策薬が急成長しているそうです。
生活習慣病などになる可能性がある肥満の方には、肥満対策薬は必要だと思います。
しかし、そうでない方は、できれば薬に頼らず、食生活の改善や運動などでやせにくいカラダづくりをすることをお勧めします。
by Jeff Masilungan(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高める
これまで、受動喫煙の配偶者への健康の影響についてさまざまな意見がありますが、今回は、受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高めるということが発表されたそうです。
受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高める(Yahoo!ヘルスケア)
喫煙者を配偶者に持つ非喫煙者では、脳卒中のリスクが有意に高いことが、新しい研究によって示唆され、米医学誌「American Journal of Preventive Medicine(予防医学)」9月号に掲載された。
喫煙は喫煙者本人だけの健康を害する恐れがあるだけでなく、喫煙者の配偶者にも受動喫煙によって配偶者の健康へ悪い影響を与える可能性があります。
受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大によれば、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。
今井教授によれば、国民全体の平均最高血圧を2mmHg低下させられれば、脳卒中による死亡者を年間9000人減らすことができるとし、「受動喫煙対策を行い、国民の血圧水準を下げることが重要」と話しています。
禁煙をすることによって、配偶者の脳卒中リスクは低下するのではないかと考えられますので、できるだけ配偶者のためにも禁煙を心がけましょう。
→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら
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by Alexander Mueller(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > メタボリックシンドローム > <メタボ>中国人のウエスト成長率、世界一!|米ブルームバーグ社
<メタボ>中国人のウエスト成長率、世界一!―米社
(2008/7/11、Record China)
2008年7月10日、「新華網」の報道によると、米国ブルームバーグ社が「富の増加に伴い、中国の肥満人口は11年間で2倍に」という題名の評論の中で、中国人のウエスト周りは現在世界で成長が一番速い、と評したという。
また、米国の保険雑誌「ヘルス・アフェアーズ」の研究レポートでは、中国の肥満者数を1989年と2000年で比較すると、女性肥満者の数は2倍に、男性肥満者の数は3倍に達している。肥満人口は現在約3億2500万人で、20年後には2倍に膨れ上がると予想している。
中国では最近まで、肉や乳製品などの高カロリー食品をあまりとっていなかったが、生活水準の向上により、高カロリー食品が簡単に手に入るようになったことで、中国人の食生活が大きく変わったことが原因ではないかと考えられるそうです。
また、生活水準の向上で、車を利用するなどして運動不足になっていることもその要因の一つと考えられるようです。
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by nicolethewholigan(画像:Creative Commons)
<北大>海馬の神経細胞、カフェインで増強 研究チーム発表
(2008/8/5、毎日新聞)
記憶や学習に重要な役割を果たす脳の「海馬」の神経細胞が、心筋の細胞が収縮するのと同じ仕組みで記憶を形成し、その働きがコーヒーなどに含まれるカフェインによって増強されることを、北海道大などの研究チームが明らかにした。
北海道大などの研究チームによれば、コーヒーなどに含まれるカフェインによって、脳の海馬の神経細胞の働きが増強されることが分かったそうです。
北大の神谷温之教授(神経生物学)らは、マウスの海馬の切片にカフェインを加えた。その結果、細胞内のカルシウムの濃度が高まり、30~60分間、神経回路の信号伝達が良くなった。
カルシウム濃度が高まったのは、「2型リアノジン受容体」と呼ばれるたんぱく質の働きが高まったためとみられる。このたんぱく質は心筋細胞に多く存在し、細胞内の「小胞体」という小器官に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させる。研究チームは、心筋収縮と同様の仕組みで、海馬での記憶形成が増強されたとみている。
マウスの海馬に高濃度のカフェインを加えたところ、細胞内のカルシウム濃度が高まり、神経回路の信号伝達が良くなったそうです。
そのメカニズムは、心筋収縮と同様の仕組みで、「2型リアノジン受容体」という心筋細胞に多く存在するたんぱく質は細胞内の「小胞体」に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させているのですが、この「2型リアノジン受容体」の働きが高まったことで、カルシウム濃度が高まり、海馬での記憶形成が増強されたと考えられるそうです。
今後、この研究によってカフェインが認知症や記憶障害の薬の開発につながる可能性もあるそうです。
期待したいですね。
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