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ヨーグルト&納豆&スイゼンジノリの健康効果を引き出す方法|#サタプラ

2015年10月3日放送のサタデープラスのテーマは、「ヨーグルト&納豆&スイゼンジノリの新常識」でした。




■ヨーグルト>

Yogurt

by Kris Miller(画像:Creative Commons)

小林弘幸先生が紹介する体に効くヨーグルト活用術です。

【#金スマ】腸活・便秘解消7つのメソッド(便秘外来小林弘幸先生)によれば、40年以上も便秘に苦しんできた松本明子さんは、“便秘外来”で有名な順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の指導のもと、「腸活」を実践し、たった3週間で便秘が解消したそうです。

松本明子さんの状態は、腸のレントゲンをとってみると、手術一歩手前なほど宿便がどっさりで、胃にも届きそうな宿便の量は4㎏もあり、便秘の末期症状だったそうです。

●体に効くヨーグルト活用術

  • ヨーグルトを食べる時間は夜がおすすめ
    腸のゴールデンタイムで就寝から4時間が腸の活動が活発になるから
  • ヨーグルトを食べるタイミングは食後が効果的
    空腹時は胃酸がたまっているため、ヨーグルトの効果が落ちてしまう
  • ヨーグルトを食べる量は1日200グラム
  • ヨーグルトの種類はいろいろあるため、1か月ごとにヨーグルトの種類を変える
    乳酸菌の多い食品によれば、自分に合う乳酸菌はそれぞれ違うので、1週間食べ続けて効果がない場合には、別の乳酸菌のヨーグルトに変えたほうがよいです。乳酸菌がマッチすると、便通が良くなるだけでなく、疲れにくくもなるそうです。

 

●ヨーグルト(乳酸菌)に食物繊維とオリゴ糖で効果的

小林弘幸先生のおすすめの組み合わせは、「ヨーグルト」+「大根おろし」+「はちみつ」。

むくみ腸を改善して便秘解消!ヨーグルト+ハチミツ+大根(水溶性食物繊維)|あのニュースで得する人損する人 1月15日

  • ヨーグルト(善玉菌であるビフィズス菌の増殖を助ける)
  • はちみつ(ビフィズス菌の餌となるオリゴ糖)
  • 大根(水溶性食物繊維でビフィズス菌の育つ環境を作る)

 

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

→ 食物繊維の多い食品|水溶性食物繊維・不溶性食物繊維 について詳しくはこちら

●水切りヨーグルト

ヨーグルトの水分を抜いて、マヨネーズやチーズの代わりに使う。

ヨーグルトの水分ホエーには美肌効果が期待されていて、スープなどに活用するとよい。

<水切りヨーグルトの作り方>

  1. ヨーグルトをコーヒードリッパーに入れて置くだけ。

→ 便秘とは? について詳しくはこちら

→ 便秘の原因 について詳しくはこちら

→ 便秘解消方法 について詳しくはこちら

→ 腸内フローラを改善する食べ物 について詳しくはこちら

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■納豆

●納豆は、血管の老化や認知症、生活習慣病の改善に効果があるそうです。

納豆のマグネシウムは脳の血管を安定させ、片頭痛に効果的なのだそうです。

●納豆にはビタミンKがあり、カルシウムの吸収を助け、骨粗しょう症に効果的

骨粗しょう症が気になる人はカッテージチーズ、タレを入れずにポン酢を入れる

●納豆+大根

大根は消化酵素が多く、腸の働きが良くなる。

●納豆+アマニ油

アマニ油に含まれるオメガ3は、動脈硬化認知症予防も期待されています。

オメガ3は熱に弱いなので、納豆に加えるのがおススメ。

小さじ1杯でOK

→ オメガ3を含む食品 について詳しくはこちら

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■スイゼンジノリ

スイゼンジノリは、抗酸化活性作用が非常に高く、老化予防、腸内環境、免疫力アップ、骨粗しょう症予防など様々な効果が研究されているそうです。

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女性の股関節骨折は死亡リスクを高める|50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験|米研究

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■女性の股関節骨折は死亡リスクを高める|米研究

Woman, Quad, Bikes and a Trash Can

by Sascha Kohlmann(画像:Creative Commons)

女性の股関節骨折は死亡リスクを高める、米研究

(2011/9/28、AFPBB)

65~69歳の女性が股関節を骨折した場合、1年以内に死亡するリスクは健康な同世代の女性に比べて5倍高くなるとする論文が26日、米国医師会(American Medical Association)の内科専門誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表された。

同様のリスクは、70~79歳の女性では2倍、80歳以上の女性では3倍だった。

65歳から79歳の女性および80歳以上の女性が股関節を骨折した場合、死亡リスクが高まるという論文結果が発表されました。

考えられる仮説としては3つ。(※仮説はこのブログによるもので、研究内容とは異なります。)

1.高齢の女性が股関節を骨折すると、リハビリが大変で、散歩するなど運動する機会が減ってしまうために、健康を悪化させてしまうから

2.骨折のそもそもの原因が低栄養にあるから

お年寄りは低栄養に注意|低栄養になると、免疫の低下、筋肉の減少、骨が弱くなることで、感染症や骨折の恐れが高くなるによれば、低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

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3.オステオネットワークの破たん

オステオカルシン(骨ホルモン)を増やして血糖値を下げる!|オステオカインが全身の臓器を制御している|#ガッテンによれば、近年の研究によって、骨は単なる運動器の一部ではなく、外界の環境変動やストレスを感受し、骨が分泌する生理活性物質「オステオカイン」と骨免疫の作用により、全身臓器を能動的に制御していることが示唆されています。

この骨による全身の制御メカニズムを「オステオネットワーク」といいます。

骨と免疫力に関係があると仮定すれば、股関節の骨折により、骨への刺激がなくなることで免疫力が弱まるということは考えられないでしょうか?

■50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験

米国の骨粗しょう症財団によると、50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験している。

国際骨粗しょう症財団(International Osteoporosis Foundation)は、股関節の骨折は世界で年間160万例にのぼっていると発表している。

米国の骨粗しょう症財団によると、50歳以上の女性の約半数が骨粗しょう症による骨折を経験しているそうです。

ただ、骨粗しょう症は若いうちは関係ないと思い込んでいる人もいると思いますが、骨粗しょう症のリスクは若い人にも十分あります。




カルシウムチェック|カルシウムと骨粗鬆症

それはカロリーを気にするあまり冒頭のような食事の摂り方をして、栄養不足を招いていることが原因だ。

特に調査によると肥満度の判定方法の一つにBMI値が低い人ほど3食きちんと食べなかったりするため、骨粗しょう症になりやすいという。

血中のカルシウム濃度は一定で、不足し始めると骨のカルシウムから補填をするようになる。

すると、血中のカルシウムが不足すればするほど骨のカルシウムも減っていき、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていくのだ。

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大江医師によると、ロコモの要因となる病気は3種類。

骨の強度が低下する骨粗鬆(こつそしょう)症
▽関節の軟骨がすり減り、痛みが出たりする変形性関節症
▽神経の通り道である脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり、神経の通りが悪くなる脊柱管狭窄(きょうさく)症
-で、この3つの病気などが複合して起きたり、積み重なって運動器の機能が低下し、移動能力が落ちてしまうという。

ロコモティブシンドロームの要因となる病気は、骨粗鬆症・変形性関節症・脊柱管狭窄症の3つの病気。

こうした病気になることで、運動器の障害が生まれ、要介護状態になる危険性が高くなります。

要介護にならないように 「ロコモ」に注目

記事には、ロコモティブシンドロームかどうかを点検する「ロコチェック」が紹介されていました。

点検項目は、
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり、滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号の間に渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
-の5種類。

上記の5種類のうち1つでも当てはまれば、「ロコモ」の可能性があるそうです。

また、ロコモにならないための運動「ロコトレ」も紹介されています。

骨の強度が弱まることを防ぐとともに、バランス能力を鍛えて転倒しにくくする開眼片脚立ちと、お尻や太ももの筋肉の訓練であるスクワットの2種類だ。

方法が詳しく紹介されていました。

開眼片足立ちの方法

1日3回、左右1分間ずつ、床につかない程度に片足を上げる。

スクワットの方法

1日に3度(1度に5・6回ずつ)椅子に腰をかけるようにお尻をゆっくり下ろす。

骨粗鬆症、早期発見で骨折予防

骨粗鬆症の予防にはどのようなことをすればよいのでしょうか。

加齢による骨量の低下は避けられないが、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動で予防を心がけることが大切だ。

森部長は「閉経後の女性に限らず、骨粗鬆症が原因で骨折した家族がいる人や、喫煙・飲酒の習慣がある人はリスクが高い。50歳を過ぎたら早めに検査を受けてほしい」と呼びかける。

骨粗鬆症の予防には、

  • カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取
  • 毎日の適度な運動
  • 早期発見のため、検査を受ける

骨粗鬆症を病気だと認識している人も少ないでしょうし、また、骨粗鬆症の検査が行われていること自体知らないという方も多いと思います。

骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムやビタミンDを多く含む食品の摂取、毎日の適度な運動を行い、早期発見のため、検査を受けるようにしてくださいね。

【骨粗鬆症とは】

骨粗鬆症は、骨量が減少して若年成人(20~44歳)の平均値の7割未満に落ち込んだ状態。骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気だ。

骨量は男女とも20~30代をピークに加齢とともに減少する。

特に閉経後の女性の場合、女性ホルモンの分泌が低下して骨量が急激に減るため、発症率は60代で3人に1人、70代では2人に1人といわれている。

→ 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら

■まとめ

65歳から79歳の女性および80歳以上の女性が股関節を骨折した場合、死亡リスクが高まるという論文から3つの仮説を考えました。

1.高齢の女性が股関節を骨折すると、リハビリが大変で、散歩するなど運動する機会が減ってしまうために、健康を悪化させてしまうから

2.骨折のそもそもの原因が低栄養にあるから

3.オステオネットワークの破たん

これらの3つの仮説を正しいと考えるとすれば、予防するのに欠かせないのは、日ごろから運動をして骨・筋肉に刺激を与えること、低栄養や骨粗しょう症を予防する食事に切り替えていく(中高年(メタボ対策)から高齢者(フレイル対応)への食習慣の移行ができていないために低栄養になってしまっていると考えられるため)ことです。







【参考リンク】
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エリカ・アンギャルさんおすすめ!ダイエット7つの食材・食事|たけしの家庭の医学

ダイエット > エリカ・アンギャルさんおすすめ!ダイエット7つの食材|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学

2010年3月23日放送のたけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、「たくさん食べて美しく痩せる7つの食材スペシャル」を取り上げました。

【エリカ・アンギャルさんがおすすめするダイエット7つの食材】

  1. 海藻類が多い
  2. オリーブオイル
  3. 5色以上の野菜(5色以上)が多い
  4. 雑穀米
  5. 島豆腐
  6. いも




■エリカ・アンギャルさんがおすすめするダイエット7つの食材とは

ちゃんぷるー

by Ippei Suzuki(画像:Creative Commons)

日本の女性の大きな勘違いは、やせる=きれい だと思っていること。

問題は、カロリーより栄養素をちゃんと摂っていないこと。

健康的な食生活を送れば自然とやせる。

エリカ・アンギャルさんは、健康食=正しいダイエット食

日本の伝統的な食材で健康的にやせられる。

伝統的な食事とは、沖縄の伝統食。

エリカ・アンギャルさんが話を伺ったのは、鈴木信先生(沖縄長寿科学研究センター センター長、沖縄の長寿研究の第一人者)。

※THE OKINAWA WAY(鈴木先生の研究チームが沖縄の長寿者の生活習慣をまとめた本)に、エリカ・アンギャルさんが興味を持ったそうです。


1 海藻類が多い

ビタミン・ミネラルが豊富

海藻は沖縄の代表的長寿食


2 魚

魚に含まれるDHA・EPAには生活習慣病を予防する働きが期待されている。

沖縄の高齢者の主菜は魚が多い


3 オリーブオイル

オレイン酸ががんや動脈硬化を予防する働きがあると考えられている。


4 5色以上の野菜(5色以上)が多い

野菜の多くには、抗酸化成分であるフィトケミカルが含まれている。

フィトケミカルには、動脈硬化や老化を防止する働きが期待されている。

沖縄の長寿者研究によると、色とりどりの野菜を多く摂っているそうです。


5 雑穀米

雑穀米には食物繊維やビタミンが多く含まれている。

食物繊維には、便通の改善、コレステロールの低減に効果がある。

エリカ・アンギャルさんが、食物繊維を薦めるには、もうひとつ理由があります。

それが、GI値。

GI値(グリセリック・インデックス:血糖値の上がりやすさの指標)はエリカ・アンギャルさんのダイエット法の中核をなす考え方。

消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がる。

インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまう。

つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。

GI値が低い繊維質の食べ物は血糖値が上がりにくい。


6 島豆腐

沖縄の長寿者研究によると、島豆腐などの大豆製品を一日に100g以上食べているそうです。

大豆に含まれるイソフラボンは 更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防効果が期待される成分。

沖縄の女性は、更年期になる年齢が平均より遅いと推測されるそうです。


7 いも

沖縄の長寿者研究によると、いも類をよく食べているそうです。

これらの頭文字から、番組では、「ざ・ごおかいしーさー」とまとめていました。

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やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響




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by mrhayata(画像:Creative Commons)

やせすぎも注意 月経異常、骨粗しょう症 子どもの健康に影響

(2008/10/28、東京新聞)

朝バナナダイエットがブームになるなど若い女性を中心に「やせ」志向は強い。

メタボリック症候群が注目され「太りすぎ」が健康によくないことは広く知られるが、「やせすぎ」も要注意。

小児科や産婦人科の専門家は「骨粗しょう症や月経異常につながる。

生まれてくる子どもの健康にも影響する」と指摘。過度なダイエットに警鐘を鳴らす。

メタボリックシンドロームなどの肥満・太りすぎが健康に良くないといわれていますが、やせすぎも体の健康にはよくないそうです。

特に妊婦のやせすぎは、子供の健康に影響を与えるそうです。

「特に妊婦のやせは低出生体重児が生まれやすく、子どもが将来、肥満高血圧糖尿病など生活習慣病になりやすい」と指摘する。

さらに記事によると、過度なダイエットを行うと、健康に影響が出てくるそうです。

「過度なダイエットをすると月経が止まる。低血圧や、疲れやすくなったり、便秘になったり。思考や記憶力も低下する」。

太りすぎも健康にとってよくありませんが、女性のやせすぎは、骨粗しょう症など自身の健康だけでなく、不妊症など将来の子供の健康にも影響する恐れがあるようです。

過度なダイエットには注意して、バランスの良い食事と運動で、健康的なカラダを目指しましょう。







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高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている!?|大阪市立大病院

健康・美容チェック > 骨粗しょう症 > 妊娠 > 高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている!?|大阪市立大病院

【目次】




■高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている

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by Vanessa Porter(画像:Creative Commons)

高齢出産で腰の骨折多発…妊娠、授乳に伴うカルシウム不足補えず

(2016/5/12、読売新聞)

晩婚化などで高齢出産(35歳以上)が増える中、出産前後に腰の骨を圧迫骨折するケースが目立つとして、大阪市立大病院(大阪市阿倍野区)の研究チームは、出産が母親の骨に与える影響の本格調査に乗り出した。

稲葉雅章教授(代謝内分泌病態内科学)によれば、日本骨粗鬆症学会内で「高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている」という報告が寄せられており、大阪市立大病院の研究チームは出産が母親の骨に与える影響に関する調査を行なうそうです。

記事の中から高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている理由についてまとめてみたいと思います。

■高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている理由について考えてみる

●腰椎は骨折しやすい

腰椎は、溶けやすいスポンジ状の「海綿骨」の割合が多く、妊娠中の体重増加などで骨折しやすい、と推測される。

腰椎は海綿骨の割合が多く、妊娠中の体重増加などで骨折しやすいと考えられますが、骨折の自覚症状が出にくく、胎児への影響を避けるためエックス線検査もできないため、これまでその実態を把握できなかったそうです。

X線の代わりに超音波で骨の状態を精度よく測れる装置が開発され、導入したことで、今回の研究ができるようになったそうです。

●妊娠中や授乳中は母体から赤ちゃんへ大量のカルシウムが供給される

【若い女性の出産の場合】

若い女性では、食べ物からのカルシウム吸収量が増えたり、吸収を促すビタミンDが体内で多く作られたりし、一時的に骨の量が減っても数か月で回復するという。

【高齢出産の場合】

高齢出産の場合は、カルシウムの吸収力が低下し、不足分を補おうと母親の骨が多く溶ける。

妊娠中や授乳中は母体から大量のカルシウムが供給されますが、高齢出産の場合は、カルシウムの吸収力が低下するため、その不足分を補おうと母親の骨が多く溶けてしまい、骨折しやすくなると考えられます。

●妊娠前の過度なダイエットなどで骨の量が少ない女性も多い

【世界一受けたい授業】ビタミンA・カルシウム・ビタミンB1 日本人に足りていない栄養素ベスト3(佐藤秀美さん)|10月10日で紹介した佐藤秀美(日本獣医生命科学大学客員教授)によれば、日本人に足りていない栄養素ベスト3にカルシウムが含まれています。

20代女性の5人に一人が「やせ」|摂取カロリーは終戦直後よりも少なくなっている!?で紹介した国立健康・栄養研究所の滝本秀美・栄養疫学研究部長によると、20代の女性は食べる量が少ないこともあって、ビタミンやミネラルなどのいわゆる微量栄養素の摂取量も少なめなのだそうです。

BMI値が低い人ほど骨粗しょう症になりやすい!?|カルシウムと骨粗鬆症の関係によれば、BMI値が低い人ほど3食きちんと食べなかったりするため、骨粗しょう症になりやすいそうです。

血中のカルシウム濃度は一定で、不足し始めると骨のカルシウムから補填をするようになります。

すると、血中のカルシウムが不足すればするほど骨のカルシウムも減っていき、骨がもろくなり、骨粗しょう症につながっていくのです。

カルシウム、女性の99%超が不足 やせ傾向、朝食抜く人ほどによれば、女性の99%がカルシウム不足なのだそうです。

やせ傾向の人に不足が目立ち、朝食を抜いたり夕食を外食で済ませることが多い人ほど不足していたそうです。

⇒ カルシウムの多い食品 について詳しくはこちら

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■カルシウムチェック

1・□牛乳をあまり飲まない

2・□ヨーグルトをあまり食べない

3・□チーズをあまり食べない

4・□納豆をあまり食べない

5・□豆腐、大豆製品はあまり食べない

6・□ほうれん草、小松菜などの野菜をあまり食べない

7・□しらす、ししゃもなどの小魚はあまり食べない

8・□朝食を抜くことが多い

9・□ダイエットをしている

チェック数が少ない人は、カルシウムが十分摂取できていると考えられますが、チェック数が多い人は、カルシウムが不足していると考えられますので、ぜひカルシウムを含む食品を摂取しましょう。

→ 骨粗鬆症とは|骨粗しょう症の症状・原因・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

■まとめ

高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えていることから、大阪市立大病院の研究チームは出産が母親の骨に与える影響に関する調査を行なうそうです。

高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている理由として考えられるのは3つ。

●腰椎は骨折しやすい

●妊娠中や授乳中は母体から赤ちゃんへ大量のカルシウムが供給される

●妊娠前の過度なダイエットなどで骨の量が少ない女性も多い

現代女性が将来的に子供がほしいならば、パートナーがいなくても、妊娠のための準備をしておく必要があるでは、現代の女性は、妊娠しづらい、子供ができにくい身体になっているといわれていると紹介しましたが、出産しても母体の健康を維持するのが難しいということも今回の記事で分かりました。

だからこそ、妊娠する前からしっかりと体を整えることが重要になってくるんですね。







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