「おねしょ」タグアーカイブ

【続】ばあちゃん(母)、泌尿器科へ行く!/筋力(骨盤底筋)不足による尿漏れ




以前ばあちゃん(母)は泌尿器科に通っていたのですが、薬を飲んでも改善されなかったため、通院をしなくなりました。

以前のブログはこちら→ばあちゃん(母)、泌尿器科へ行く!/溢流性(いつりゅうせい)尿失禁とは?

しかし、最近は尿漏れが何度も起こり、おねしょをすることが増えてきました。(布団がびっしょりと濡れてしまうほど)

これでは普通の生活ができなくなってしまうので、改めて別の泌尿器科で診てもらうことにしました。

検査の結果、前回同様に膀胱に尿がたまっている状態であることがわかったのですが、もう一つ分かったのは筋力不足。

通常お腹に腹圧がかかると骨盤底筋という筋肉が尿道を支えることで尿道を占めて、尿漏れを防ぐのですが、肥満、加齢などが原因で骨盤底筋が弱くなると、尿道がうまく締められなくなって尿漏れが起きます。

先日整形外科で検査を受けた際に先生から言われたのが、「背中の筋肉が全然ないよ。背中の筋肉がないということは腹筋もないと考えられるからしっかりと腹式呼吸で鍛えていきましょう」というアドバイスでした。

ばあちゃん(母)は転倒したり骨折してからというもの、歩く機会がほとんどなくなり、家でじっとする機会が増え、家事もできなくなり、ただ食欲は旺盛なため、太ってしまいました。

「運動不足によって筋力がなくなり、尿漏れを起こしてしまう。」

つまり、すべてはつながっているんですね。

もちろん前回の病院で診てもらったように、「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」のために、尿を出し切ることができないためトイレに行く回数が増えたり、眠っている時に漏れてしまうことも関係しているとは思いますが、大事なことはできる範囲で体を動かすこと。

例えば、腹筋運動とはいっても体を起こすわけではなく、腹式呼吸をすることでも腹筋は鍛えられるそうです。

あまり運動ができない高齢者がお腹や腰回りの筋力を維持するには○○をするといい!によれば、「ドローイン」とは、「腹式呼吸でお腹を最大限にへこませた状態」のこと。

ドローインのやり方のコツは、まずは仰向けになって寝た状態になり、両ひざを閉じた状態で立たせて、鼻から大きく息を吸いながら、お腹を思い切り膨らませ、最大限まで膨らませたら、お尻を締め、口から息を吐きながら、お腹をへこませます。

ちゃんとできているかをチェックするには、両手をへその上に軽くのせて、お腹の動きを確認すること。

他にも今回は尿道、膣、肛門を閉める力を鍛える体操「骨盤底筋訓練」も紹介されました。

1)仰向けになって、両足を少し開いて膝を立てた姿勢をとる。
2)尿道・肛門・膣をキュッと閉めたり緩めたりして、これを2-3回繰り返す。
3)尿道・肛門・膣をぎゅうっと閉めて3秒ほど静止し、そのあとゆっくりと緩める。これを2-3回繰り返す。少しずつ引き締める時間を延ばしていくのがポイント。

はじめは1日5分ほどから始め、徐々に10分、20分と時間を延ばしていきます。

この「骨盤底筋訓練」は生活の中でもできます。

例)朝・晩に布団の中で、膝を床につき、肘をクッションに乗せて頭を支えて行う。
例)テーブルを支えにした姿勢で、両足を肩幅に開いて立ち、手を机の上にのせて、骨盤底筋訓練をする。
例)テレビを見ながらなど椅子に座った姿勢で、両足を肩幅に開いて、足の裏の全面を床につけて、骨盤底筋訓練を行う。

■まとめ

介護をしている人にとっても介護をされる側にとっても難しいのが下周りのお世話です。

大人用紙オムツの売上が子供用オムツの売上を追い抜いた!?|日本の紙おむつが国際規格化|高齢化社会がビジネスチャンスに変わる!?によれば、高齢化社会の日本ではすでに排泄トラブルは珍しいことではなく、4人に1人が排泄トラブルを経験したことがあるそうで、誰しもが経験する可能性があります。

厚生労働省の13年のまとめによると、尿失禁の経験者は約153万人で、このうち65歳以上は121万人と全体の約8割を占めています。

尿もれ、便漏れといった軽失禁商品の市場は前年比110%の伸びを見せ、団塊世代が後期高齢者となる2025年にはもっと多くの人が排泄トラブルを経験することが予想されます。

しかし、排泄トラブルを抱えているにもかかわらず、その対処をしていない人が46.3%いるという結果が出ています。

排泄トラブルを抱えている人は、根本的な対処をすることができずに、外出を控えたり(運動不足の可能性)、水分補給を控えたり(熱中症リスクが高まる可能性)といった健康にとってリスクある行動を選びがちになってしまうようです。

排泄ケアに取り組むことは高齢化社会の真っただ中にいる私たちにとって考える必要のある問題なのです。

→ 約1300万人が過活動膀胱に悩む!一番の悩みは「夜間頻尿」/男性は「チョイ漏れ」、女性は「力み漏れ」、高齢者は「腹圧性尿失禁」に悩み について詳しくはこちら

早めに筋トレを行っていきましょう!







【ばあちゃん(母)関連記事】

【頻尿 関連記事】

【#モヤさま】さまぁ~ず大竹さん・三村さんも「おねしょ」で悩む?|子供だけじゃない大人の夜尿症の原因とは?




2015年9月6日放送のボクらの時代でさまぁ~ずの大竹一樹さんと三村マサカズさんが「年齢を感じた瞬間」というテーマで「おねしょ」をしたことがあると告白しました。

おねしょのことは、別名「夜尿症」といいます。

そこで、今回は「夜尿症」について調べてみました。

■夜尿症とは?

215/8: Good morning Molly

by Loren Kerns(画像:Creative Commons)

大人のおねしょ最多は20代女子と判明!おねしょを軽く考えてはいけない理由とは?

(2015/8/4、T-SITEニュース)

大人になって「おねしょ」をした経験がある人はどのくらいいるのでしょうか? 調べてみました。結果はこちら。

結果は8.8%です。

記事によれば、大人になっておねしょをしたことがあると答えたのは、8.8%だったそうです。

この数字は、多いのか少ないのかわかりませんが、夜尿症の原因について調べると、少し心配な数字です。

■夜尿症の原因

まだおねしょ?子どもの「夜尿症」について

(2015/8/27、ママスタセレクト)

夜尿症は夜のホルモンの関係や膀胱に対しての尿の量が関係しているのです。ストレスという場合もあり、腎臓や臓器などに異常があって夜尿を引き起こしている場合もあります。

大人のおねしょ最多は20代女子と判明!おねしょを軽く考えてはいけない理由とは?

(2015/8/4、T-SITEニュース)

大人になってからのおねしょは現代病とも言われています。遺伝性の高いものからストレス性のものまで、様々な原因が考えられます。また大人のおねしょには一次性と二次性があります。一次性というのは幼少時から夜尿症が継続しているケースで、二次性とは数年後に再発したケースのことです。

お酒を飲み過ぎておねしょをしてしまうということもあるそうですが、気になるのは、ストレスが原因によるおねしょですね。

過度なストレスがかかってしまっておねしょをしてしまうのだとしたら心配です。

大人のおねしょ最多は20代女子と判明!おねしょを軽く考えてはいけない理由とは?(2015/8/4、T-SITEニュース)によれば、20代女子の17.6%がおねしょをしたことがあるということなので、もしかすると、過度のストレスがかかってしまっているのかもしれません。

ストレス過多、ケータイ・スマホ・パソコンの使い過ぎが「冷え」の原因?によれば、ストレス過多の方やケータイ・スマホ・パソコンの使い過ぎと感じる方に冷えを感じやすいという結果が出たそうです。

若い人ほど冷え性?20代では3人に2人が冷えを感じているによれば、ビジネスパーソンの54.5%が冷えを感じていると回答し、また男性の3割以上、女性は7割以上が冷えを感じているという結果でした。

これらの記事を合わせると、20代女子がおねしょをしてしまうのは、ストレスが原因の一つであると考えられそうです。

過度な飲酒によるおねしょであれば(原因がはっきりしているため)さほど気にすることもないのかもしれませんが、ストレス性のもの、尿道、膀胱に原因があるもの、睡眠に問題があるものだとするとしっかり病院の診察を受けてケアをするべきでしょう。

お酒の飲み過ぎ以外で「夜尿症(おねしょ)」で悩んでいる方は是非一度病院で診てもらいましょう。