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胃がん・肺がん・大腸がんのがん検診受診率低下

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by Parker Knight(画像:Creative Commons)




がん検診受診率、「なかなかショッキング」

(2010/4/13、キャリアブレイン)

前年度と比べ「胃がん」は1.6ポイント、「肺がん」は3.8ポイント、「大腸がん」は2.7ポイント、それぞれ低下した。

<中略>

08年度に市区町村が実施したがん検診の受診率は、「胃がん」が10.2%、「肺がん」が17.8%、「大腸がん」が16.1%、「子宮がん」が19.4%、「乳がん」が14.7%。前年度に比べて受診率が上がったのは「子宮がん」と「乳がん」で、それぞれ0.6ポイント、0.5ポイントの上昇だった。

08年度に市区町村が実施したがん検診の受診率によれば、胃がん・肺がん・大腸がんなどのがん検診の受診率が低下しているようです。

このほか、公開シンポジウムも行われ、中川座長が「韓国が、がん検診受診率53%を達成した理由-訪問視察報告-」のテーマで発表。

「2年後に50%達成するんだ、がん検診が大事だ、予防医療が大事なんだということを、日本政府にはっきり打ち出していただくことが必要かなという気がしている」と述べた。

記事によれば、韓国ではがん検診受診率53%を達成したそうです。

がん検診の受診率を増やすことを目標にするのであれば、政府ががん検診が大事・予防医療が大事ということを示していかないといけないのかもしれません。

ただ、ここ数年は、日本では、メタボ健診を受けるように薦めてきており、そのために、がん検診ヘの関心が薄れてきているようです。

【関連記事】

メタボ健診やがん検診などをまとめて受診できるようなシステム・仕組みづくりが必要なのかもしれません。







「メタボ健診」逆効果!?健診・がん検診受診者減 【青森】




「メタボ健診」逆効果…受診者減

(2009/4/15、Web東奥)

県内三十六市町村から特定健診(通称メタボ健診)の委託を受けている県総合健診センター(青森市)の二〇〇八年度の健診受診者が、〇七年度の基本健診受診者より約二万二千人減少。

同時にがん検診の受診者もダウンした。

〇八年度から新制度として始まったメタボ健診そのものが周知されていないことに加え、手続きの複雑化・煩雑化に伴って住民の負担が増えたのが要因。

生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的で始まったはずの新制度が、健診離れを引き起こすという本末転倒な現象が起きている。

青森県では、メタボ健診がスタートしてから、健診受診者が減少し、またがん健診受診者も減少したそうです。

その理由として、以下の要因があるのではないかとしています。

  • メタボ健診のPR不足
  • 手続きの複雑化・煩雑化
  • 住民の負担が増えた

メタボが注目されることによって、健診受診者は増加すると思っていましたが、現実として、健診を受診しない人が増えている結果となってしまっています。

これでは、メタボリックシンドロームや生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的でスタートしたメタボ健診が、反対に健診から遠ざけてしまったということになってしまいます。







メタボ健診に隠れ、胃がん・肺がん検診率過去10年で最低…07年度

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by Parker Knight(画像:Creative Commons)




メタボに隠れ、胃がん検診率過去10年で最低…07年度

(2009/3/27、読売新聞)

2007年度の胃がんや肺がん検診の受診率が過去10年で最低となっていたことが27日、厚生労働省の調査でわかった。

特に胃がん検診は、年々下がる傾向にある。

メタボ健診」が始まった今年度はがん検診への関心が薄れ受診率がさらに下がるとの指摘もあり、国が掲げる受診率50%の目標には遠く及ばない。

2007年度の胃がん・肺がん検診の受診率が過去10年で最低となっているそうです。

メタボ健診が始まったことにより、胃がん・肺がん検診の受診率がますます下がることも予想されます。

検診については、総合的に考えて行なうようにすべきだと思います。