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女性の8割超が「がんの罹患率」を現実の数字よりも低く予想している!|早期発見のためガン検診を受けよう!【リスク認知のバイアス】




■8割超が「がんの罹患率」を現実の数字よりも低く予想している!|リスク認知のバイアス

がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか?
がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか?

参考画像:auのほけん調べ|スクリーンショット

女性が、大きな病気への備えを考え始める年齢の平均は40.5歳 8割超が、「がんになる確率」を実際よりも低く予想 6割が、「1年以内に乳がん検診を受診していない」

(2018/1/12、KDDI)

「auのほけん」を提供するKDDIは、全国の30歳~59歳の女性1,000名を対象に「女性の将来への備えに関する調査」を実施したところ、日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性で62% (約2人に1人)、女性で46% (約2人に1人)なのですが、がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか聞いたところ、「2人に1人くらい」と正しい回答をした割合は13.2%と、大多数の人が現実の罹患率よりも低く予想している傾向となっています。

私たちは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もりがち!?|英エコノミスト「リアリティ・チェック:健康・経済プラン・QOLが映し出す未来像と現実のギャップ」によれば、人びとは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もっているようです。

【参考リンク】

人間には、自分のリスクを他者のリスクよりも低く見積もる傾向があるリスク認知のバイアスがあるようですので、客観的にリスクをチェックできるような仕組みがあるといいですね。

健康であるためには、健康的なライフスタイルと病気の早期発見が重要になってきます。

ぜひ病気の早期発見のためにも健診・検診を受けましょう!







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デーモン閣下、早期のがん手術を公表「がん検診に行くべし!」

デーモン閣下、早期のがん手術を公表「寒い季節にならないうちには元気な姿で」「がん検診に行くべし!」【報告全文】(2024/6/24、オリコンニュース)によれば、デーモン閣下は、2024年2月にかかりつけ医のすすめで内視鏡検査を行い、その際にステージ1のがんが見つかったため、4月から5月にかけて入院・手術を行なったそうです。

【追記(2024年10月16日)】

デーモン閣下、がん手術前に“大動脈破裂”の恐れ発覚「究極の選択だった」 「吾輩は悪魔だけど」“人間年齢”も公表(2024年10月16日、オリコン)によれば、術前検査で大動脈の一部に血管の壁が薄くなって、こぶのようになっている箇所が見つかれ、破裂の恐れがあると指摘され、どっちを先に治療をするか究極の選択であり、また動脈の方は、開胸手術をして、細かい神経が通っているところを切らないといけないので、何百万分の1の可能性で、声を失うこともある状況だったそうです。

■『かかりつけ医を持つことの必要性』や『がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。』

デーモン閣下は、これまで『かかりつけ医を持つことの必要性』や『がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。』ということを訴えてきていました。

今回実際にかかりつけ医の勧めで検査を行い早期のがんを発見し完治できたことにより、これまで伝えてきたことの正しさが証明されたというわけです。

平成28年国民生活基礎調査によれば、男性の胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診の受診率は上昇傾向にあるのがわかります。

また、女性の胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、子宮がん検診(子宮頸がん検診)、乳がん検診の受診率も上昇傾向にあるのがわかります。

性別にみたがん検診を受診した40歳から69歳の者の割合|平成28年国民生活基礎調査の概況
性別にみたがん検診を受診した40歳から69歳の者の割合|平成28年国民生活基礎調査の概況

参考画像:平成28年国民生活基礎調査の概況|スクリーンショット

がん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診、子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しています。欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20%程度ととても受診率が低いのが現状です。例えば、米国では子宮頸がん検診の場合、85.9%の女性が検診を受診しているのに対して、日本では24.5%にとどまっています。

欧米のがん検診受診率は70%以上であるのに対して、日本は20%と受診率が低いそうです。

厚生労働省(令和元年)によれば、国は、これまで、平成28(2016)年度までに、がん検診受診率を50%以上にすることを目標に掲げ、がん検診無料クーポンや検診手帳の配布、市町村と企業との連携促進、受診率向上のキャンペーン等の取組を行い、また地方公共団体においても、普及啓発活動や様々な工夫によって、がん検診の受診率の向上を図るための取組が行われてきましたが、現状のがん検診の受診率は30~40%台と目標を達成できていないのが現状です。

がんは早期発見・早期治療がもっとも重要ですので、がん検診を受ける機会を増やしていくようにしたいですね。







英キャサリン妃、がんの化学療法を終え、徐々に公務に復帰する予定




ウィリアム英皇太子の妻キャサリン妃はがんの化学療法を終え、徐々に公務に復帰する予定であることをXに投稿しました。

がんの種類は明らかになっていません。

Xの投稿によれば、「私たち家族にとって、この9か月は信じられないほどつらいものであり、がんの経過は、誰にとっても、特に身近な人にとっては複雑で恐ろしく、予測不可能なもの」と語っています。







米国で発生したがんによる死亡者のほぼ半数は生活習慣の改善で予防できる可能性がある!




米国がん協会の研究によれば、がんと生活習慣の関係を調べたところ、2019年に米国で発生したがんによる死亡者のほぼ半数は生活習慣が要因になっている可能性があるそうです。

がんの危険因子には、喫煙、受動喫煙、肥満、アルコール摂取、赤肉および加工肉の摂取、果物や野菜、食物繊維、カルシウムの摂取不足、運動不足、紫外線(UV)、およびエプスタイン・バーウイルス(EBV)、ヘリコバクター・ピロリ、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトヘルペスウイルス8型(HHV-8、カポジ肉腫ヘルペスウイルスとも呼ばれる)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、およびヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が含まれます。

つまり、がんを減らすためには、これらの危険因子に対して対処することにより、がんを減らすことが期待できます。

例えば、喫煙を減らすためにタバコに税をかけること、HPV感染のワクチン接種によって、予防策を実施することにより、がんの罹患率と死亡率を大幅に減らすことができます。

ただ行政や社会がどこまで個人の健康(肥満、不健康な食事、運動不足)に対して介入していくのか、それとも個人の自由に任せるのかがこれから問題になっていくでしょう。

その理由は「健康格差」です。

健康格差とは、所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなるといわれている格差のことです。

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例えば、低所得者ほど穀類摂取が多く、野菜・肉類は少ない、喫煙者の割合が多いによれば、歯の本数が20本未満の人の割合が多いそうで、所得の高さと健康な歯の本数とには関連があると考えられそうです。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルによれば、低所得者は精神疾患肥満脳卒中骨粗しょう症になりやすいというデータがあるそうです。

所得が少ないと炭水化物中心の食事になり、カルシウムやビタミンなどの摂取量が少なくなることが指摘されています。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

社会経済的な地位が低いと不健康が多くなることから社会全体で対応していこうという取り組みが始まっています。

【イギリスの事例】

例えば、イギリスではイギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことにより、脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功したそうです。

【東京都足立区の事例】

東京都足立区の平均年収は23区で最も低い300万円台前半(港区の3分の1程度)で、健康寿命は23区の平均よりも2歳短く、糖尿病の治療件数が最も多いそうです。

そこで足立区は区民が「自然と」健康になるようにする対策として行なったのが、飲食店にはお客のお通しに野菜を提供すること、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうようにお願いをし、また、区立のすべての保育園で野菜を食べる日を設け、調理は子ども自身が担当することで、楽しみながら野菜を摂取してもらうようにしたそうです。

この取り組みによって、足立区の1人当たりの野菜消費量は年間で5kg増えたそうです。

つまり、がんによる死亡者のほぼ半数は生活習慣が要因になっている可能性があり、このように行政が社会に介入することによって個人の健康問題は改善するという結果は出ているのですが、どこまで介入すべきなのかが課題になっていくのではないでしょうか?







【参考リンク】

がん予防に効果的な食べ物はブロッコリースプラウト(抗酸化作用のあるスルフォラファンが豊富)・黒にんにく・ハト麦・大豆製品(星野泰三)|#ジョブチューン

> 健康・美容チェック > がん > 抗酸化作用 > がん予防に効果的な食べ物はブロッコリースプラウト(抗酸化作用のあるスルフォラファンが豊富)・黒にんにく・ハト麦・大豆製品(星野泰三)|#ジョブチューン




2016年3月26日放送のジョブチューンのテーマは「ベストセラーの医療本を書いた日本の名医が大集合!医者ぶっちゃけスペシャル」でした。

■がん予防に効果的な食べ物

星野泰三(腫瘍内科医)

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●ブロッコリースプラウト

broccoli sprouts

by Julie Gibbons(画像:Creative Commons)

ブロッコリースプラウトには抗酸化作用を持つスルフォラファンが多く含まれています。

抗酸化物質が、全身の細胞内にある有害な活性酸素を無毒化してくれることにより、がんの発生を抑制してくれると考えられています。

ブロッコリースプラウトには「スルフォラファン」という抗酸化力の高い成分が含まれており、スルフォラファンの抗酸化力は3日間も持続するそうです。

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●黒にんにく

黒にんにくにはがんの増殖を抑える成分が多く、黒にんにくには普通のニンニクに比べて8倍以上含まれているそうです。

1日2から3片を食べるとよいそうです。

【有機栽培にんにく100%】健美黒にんにく45粒(160g入)|長崎県平戸のオーガニック農園で栽培したにんにくを熟成・発酵

黒にんにく
黒にんにく(有機栽培にんにく100%)

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●はと麦

●大豆製品

大豆イソフラボンには、大腸がん、乳がん、前立腺がんの予防効果があるそうです。

●牛肉は摂り過ぎないほうが良い

国立がん研究センターの10年に及ぶ追跡調査によれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いそうです。

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら

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