「アセトアルデヒド」タグアーカイブ

酒を飲み過ぎて嘔吐するのは、体が緊急事態のサイン!




Someone who drink an Orval beer

by Alexandre Dulaunoy(画像:Creative Commons)

飲み過ぎて吐くのは、「生命維持装置」の発動

(2015/7/18、スポニチアネックス)

 「酒を大量に飲み、血中のアセトアルデヒドの濃度が閾値(いきち)を超えると、延髄の最後野に存在する『化学感受引き金帯』という場所に信号が入ります。続いて、口腔(こうくう)咽頭反射や味覚、腹部臓器感覚に関与する孤束核(こそくかく)を通じ、嘔吐中枢へ信号が送られることで嘔吐が起こると考えられています。酒を飲み過ぎて嘔吐するのは、“体が緊急事態にひんしている”というシグナルなので、自然な生体反応に従って、吐けばいいのです」(古川教授)

川崎医療福祉大学・医療技術学部の古川直裕教授の解説によれば、酒を飲み過ぎて嘔吐するのは、“体が緊急事態にひんしている”というサインなのだそうです。

吐きたくないという人もいるでしょうが、生命維持装置の働きによるものなので、そういう場合には吐いた方が良いようです。







【関連記事】
続きを読む 酒を飲み過ぎて嘔吐するのは、体が緊急事態のサイン!

なぜお酒を飲むとくさくなるの?




お酒飲むとくさくなるのは“ガス”が原因だった 翌日に残さない口臭対策(2023/12/23、TBS NEWS DIG)

日本歯科大学付属病院総合診療科 小川智久 准教授
「その正体はアセトアルデヒドという物質です。アルコールを体内で分解するとアセトアルデヒドという物質が出てきます。それが体内を周り、肺から出てくると“ガス”となり、『お酒くさい』という状態になるわけです」

なぜお酒を飲むとくさくなるの?その理由は「アセトアルデヒド」でした。

体内に入ったアルコールの大半は肝臓で代謝され、アルコールはアセトアルデヒドを経てアセテート(酢酸)に分解され、そのアセテートは血液によって体内を流れ、筋肉などで水と二酸化炭素に分解され、尿・汗・呼気として体外に排出されるというのが一連の流れです。

このアルコールの代謝・分解する過程で出てくる「アセトアルデヒド」がガスとなり、「お酒臭い」という状態になるそうです。

ちなみに、このアセトアルデヒドには注意が必要です。

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?|「舌苔」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高い!?|岡山大学岡山大学大学院の森田学教授、横井彩(医員)の研究グループによれば、舌の表面についた白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きい人ほど、発がん性物質アセトアルデヒドの呼気中濃度が高いことがわかったそうです。

またアセトアルデヒドには、発がん性があることが分かっており、食道や口の中のがんの原因になると考えられているそうです。

口腔内アセトアルデヒド濃度と舌苔の付着面積との関係
口腔内アセトアルデヒド濃度と舌苔の付着面積との関係

参考画像:舌表面の汚れはアセトアルデヒドの発生源|岡山大学スクリーンショット

舌表面の汚れはアセトアルデヒドの発生源|岡山大学

舌苔を取り除くと呼気に含まれるアセトアルデヒドの濃度が減少することから、舌の清掃をすることががん予防につながる可能性がありそうです。







【関連記事】

舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?|「舌苔」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高い!?|岡山大学




【目次】

■「舌苔」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高い!?

See My Tongue?

by Chip Griffin(画像:Creative Commons)

舌の汚れ、がん関連か=原因物質濃度高く―岡山大

(2015/3/27、時事通信)

舌の表面に付着した白い汚れの面積が大きいほど、発がん性物質アセトアルデヒドの呼気中濃度が高くなることが分かったと、岡山大大学院の森田学教授らの研究グループが27日までに発表した。

岡山大学大学院の森田学教授、横井彩(医員)の研究グループによれば、舌の表面についた白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きい人ほど、発がん性物質アセトアルデヒドの呼気中濃度が高いことがわかったそうです。

アセトアルデヒドには、

発がん性があることが分かっており、食道や口の中のがんの原因になる

と考えられているそうです。

口腔内アセトアルデヒド濃度と舌苔の付着面積との関係
口腔内アセトアルデヒド濃度と舌苔の付着面積との関係

参考画像:舌表面の汚れはアセトアルデヒドの発生源|岡山大学スクリーンショット

舌表面の汚れはアセトアルデヒドの発生源|岡山大学

舌苔の付着面積が大きい人は、付着面積が小さい人に比べ、口の中のアセトアルデヒド濃度が高くなることを明らかにしました(図)。

理由として、舌苔に含まれる細菌の違いがアセトアルデヒド濃度に関与していると考えられます。

口の中のアセトアルデヒドの発生原因として、煙草やお酒が考えられていました。本研究では、舌苔からもアセトアルデヒドが発生していることを確認。舌苔を取り除く舌清掃を行うと、口の中のアセトアルデヒド濃度が減少することも確認しました。

舌苔を取り除くと呼気に含まれるアセトアルデヒドの濃度が減少することから、舌の清掃をすることががん予防につながる可能性がありそうです。

■まとめ

舌苔とがんにどのような関係があるのか(アセトアルデヒドがどのように生み出されているのか)などの研究が行なわれることで、今後舌の清掃ががん予防につながるのかどうかを証明することが期待されます。

→ がん最新ニュースまとめ について詳しくはこちら

■舌の清掃のやり方

舌の清掃ががんの予防につながるのかどうかはわかりませんが、可能性のひとつとして舌の清掃のやり方を紹介したいと思います。

「舌クリーナー(ゼツクリーナー)」を使うとよいそうです。

ゼクリン ブラック ソフトタイプ 1本

新品価格
¥379から
(2017/3/28 18:33時点)

スワン社 オラブラシ クリアブルー 1 本 ×2

新品価格
¥1,350から
(2017/3/28 18:34時点)

1.口の中が乾燥しているときは、専用の保湿剤で舌を湿らせておきます。

バイオティーン オーラルバランス ジェル 42g (グラクソ・スミスクライン)

新品価格
¥1,173から
(2017/3/28 18:34時点)

2.舌クリーナーは、軽い力でなでるように奥から手前へ数回動かします。

3.口をよくゆすいで舌の清掃は終了

ただ、舌の清掃は粘膜を傷つけやすいので専門家の指導を受けましょう。

【参考リンク】

【江田島市】歯科衛生士のマル秘テクニック 舌の清掃編 にき歯科チャンネル006(口腔ケアチャンネル)

Bad Breath Test – How to Tell When Your Breath Stinks|YouTube







【関連記事】
続きを読む 舌の汚れを清掃をすることがガン予防につながる!?|「舌苔」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高い!?|岡山大学

肝臓に負担のかからないアルコールの取り方・食事の選び方

> 健康情報 > 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓に負担のかからないアルコールの取り方・食事の選び方




Cheers

by Lars Plougmann(画像:Creative Commons)

『人生の幸せは肝臓で決まる』(青萠堂)という著書のある医師・阿部博幸先生の肝臓に関するインタビューをまとめた記事です。

お酒は飲みたい!でも肝臓は気になる…

(2009/8/4、R25)

「体質によってお酒に強い人と弱い人がいますから、一概にどれくらいなら大丈夫とはいえませんが、一般的に3合以上の日本酒を毎日飲んでいると肝障害が起こるといわれています」

日本人の半数は、肝臓でアルコールを分解した際に生成される有害物質のアセトアルデヒドを分解する能力が高くないそうです。

肝臓がアルコールを処理する能力は決まっていますから、その能力を超えるほどのお酒を飲めば肝臓の負担になります。

肝臓の負担にならない程度の体にやさしいお酒の飲み方をしたいものです。

肝臓が“沈黙の臓器”といわれるのは、肝細胞の7割近くが壊れても自覚症状があらわれないため。

自覚症状が出て、気づいたときはアルコール性肝炎を通り越して肝硬変になっているなど、取り返しのつかないことになっていることも多いのだそうです。

肝臓は沈黙の臓器とも言われており、自覚症状が出た頃には、病気が悪化していることが多いようです。

それでは、お酒(アルコール)だけに注意しておけばよいのかといえば、そうではありません。

「アルコールを分解するのと同じように、肝臓では脂肪分の処理も行っています。

しかし、過食や脂っこい食事によって脂肪を処理しきれなくなれば、肝細胞に中性脂肪がたまってしまい、フォアグラのようになる脂肪肝という病気にかかります。

だから、脂肪分のとりすぎには注意。

脂っこい食事も肝臓に負担をかけてしまい、肝臓に脂肪がたまった場合は、脂肪肝になる恐れがあります。

食事にも注意が必要です。

また、意外と見落としがちなのが、ウイルス性肝炎です。

C型肝炎は輸血や注射器の使い回しによって感染するので、輸血経験のない人は油断しがちですが、40歳以上の人は小学校時代の集団予防接種によって感染しているケースもあります。

ウイルス性肝炎は普通の血液検査では分からないので、40歳以上の人は、一度ウイルス検査を受けることをオススメします」

ちなみに、A型肝炎は飲食物を介して感染するタイプで、日本の衛生状況が良くなかった時代に大流行したため40歳以上の人はほとんど抗体を持っています。

ですが、40歳以下の人は抗体を持っていないので、海外旅行先で感染するケースが多いそうです。

また、B型肝炎は性交渉、ピアス、タトゥーなどで感染し、自覚症状がないために感染を広げてしまう恐れがあるとか。

肝臓がんの原因として、注意が必要なのが、ウイルス性肝炎です。

肝臓がんを予防するためにも、一度ウイルス検査を受けてみましょう。

肝臓の病気にならないためにも、アルコール・食事などに気を付けましょう。







【関連記事】
続きを読む 肝臓に負担のかからないアルコールの取り方・食事の選び方

二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?

健康・美容チェック > 肝臓 > 二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?




■二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?

beer with girl

by Fabio Invernizzi(画像:Creative Commons)

二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」ってなんだ!

(2009/12/3、JCASTニュース)

二日酔いはどのようにして起きるのでしょうか。

二日酔いは、アルコールを摂取することによってできる「アセドアルデヒド」が原因であることは「お酒好き」でなくとも、よく知られている。

お酒を飲んで顔が赤くなったり、頭痛や吐き気がしたり、めまいや不快感に襲われるといった症状は、アセドアルデヒドの血中濃度が増えて「悪さ」するために起こる。

つまり、二日酔いを予防するためには、アセトアルデヒドの血中濃度を下げられれば良いのではないかという事が考えられます。

そうしたアセドアルデヒドの血中濃度を下げて働きを封じ込める働きがあるのが、記事によれば、「ウコン」や「肝臓水解物」なのだそうです。

肝臓水解物とは何なのでしょうか。

「肝臓水解物」とは、肝臓(レバー)に消化酵素を加えて加水分解し、アミノ酸や複数のアミノ酸が結合してできたペプチドのこと。

いわば、アミノ酸を凝縮したエキスだ。

肝臓水解物が二日酔い予防に効くメカニズムが紹介されています。

二日酔いに「効く」メカニズムについて、医学博士の中原英臣先生は「二日酔いの原因であるアセドアルデヒドを早く酸化して代謝を促進し、加えてその働きを抑制する作用が肝臓水解物にはあります」と説明する。

二日酔い以外にも、疲れやすい、だるい、貧血ぎみの人の体調を整えたり、脂肪燃焼や美肌を保つ効能もある。

アミノ酸やペプチドはレバーを食べても体内に吸収できるが、苦手という人も少なくないし、飲む前に食べるというのもなかなかむずかしい。

忘年会が始まった方もいらっしゃると思いますので、気になる方はうまく「肝臓水解物」が入ったサプリメントやドリンクを活用してみてはいかがですか。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?