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スマホなどのデジタル端末を見続けることで起こる3つの不調

Feeling rather shafted

by Soon(画像:Creative Commons)

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もはや”小さな太陽”? 「夜スマホ」が招く眼病

(2013/10/10、東洋経済オンライン)

スマホなどのデジタル端末を見続けることで起こる3つの不調

1.ドライアイ

DSP 77: Eye Montage 2007-08-02

by Vern Hart(画像:Creative Commons)

スマホなどを見続けて起こりやすいのは「ドライアイ」。人間は、無意識のうちに1分間に平均14回のまばたきをするが、「スマホなどに熱中していると、1分間に5回程度までまばたきは減ってしまう」(後藤院長)。

 まばたきの回数が減ると、涙の量は減り、目の表面の角膜や結膜が傷つく。さらに、目が乾燥するだけでなく、目に必要な栄養分の補給や目の修復の妨げにもなるそうだ。

パソコンや携帯電話の画面を注視するとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。

この油の膜は10~15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。

しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。

→ ドライアイ について詳しくはコチラ。

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目の表面の涙の膜に出る黒い筋がある状態のことをダークスポットと言います。

黒い筋が出ているということは、涙の膜に筋状の穴が開いた状態ということです。

涙の分泌量が減少し、涙の蒸発が増えると、ダークスポットが出現します。

ダークスポットが出ていると、黒目が露出しているので傷がつきやすい=ドライアイ

ダークスポット

3つのコン

  1. エアコン
    ダークスポットは目の表面が乾くとできやすい
    長時間エアコンが聞いている場所は空気が乾燥しやすい
    知らない内に涙が蒸発している
  2. コンタクトレンズ
    一般的にコンタクトレンズの装用時間は一日12時間から16時間以内が適切
    しかし、装用時間を超えてつけ続けたりすると、レンズの表面に汚れが付着し、涙の膜が崩れやすくなり、涙が不足するばかりか、角膜の栄養となる酸素が減少し、目が傷つくリスクが高まります。
  3. パソコン
    人は、まばたきを通常3秒に1回しているといわれています。
    一日16時間起きているとすると、まばたきを約2万回していることになります。
    目を閉じるとき:古い細胞を拭きとる
    目を開けるとき:汚れた涙を排出、新しい涙を分泌
    パソコン作業に集中すると、脳が見ることを優先し、まばたきをさせなくなってしまい、涙の蒸発が進んでしまうそうです。
    パソコンだけでなく、ケータイやテレビに集中することで涙が蒸発し、ダークスポットができてしまう。
    パソコン使用中は、不完全なまばたきが起こることがある。
    不完全なまばたき:しっかり見ようと集中しているために無意識のうちに現れてしまう。目の下半分が露出するので、涙が蒸発しやすくなる。




2.ブルーライトの影響

Blue Light

by melanie cook(画像:Creative Commons)

ブルーライトの人体への影響は研究が始まったばかりで、まだはっきりしていないことは多い。ただし、そもそも人間の歴史上、光源の光そのものをこれほど近くで長時間見つめるようなことが少なかったでしょう。そのため、目への光の影響が心配されているのです。ブルーライトを多く含むLEDディスプレーの機器は、いわば『小さな太陽』のようなもの。夜間の長時間の使用で不眠が引き起こされるなど、生体リズムへの影響にも注目が集まっています

ブルーライトの影響はまだはっきりと分かっておらず研究段階ですが、パソコンやスマホなどブルーライトが原因の目の疲れによれば、ブルーライトを浴びすぎると、目の疲れや痛み、肩こりや腰痛、また、加齢黄斑変性になる可能性もあるようです。

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3.姿勢が悪くなる

People with phones at the station - texting

by Susanne Nilsson(画像:Creative Commons)

あなたのクセが姿勢を崩し体調不良の原因に!?でも紹介しましたが、現代人の生活(デスクワーク・パソコン・ケータイなど)は前かがみ・下向きになりやすい生活をしています。

テーブルに肘を付くクセ・頬杖をつくクセ・顎だし猫背といった姿勢を長時間続けていると、肩こり頭痛腰痛・疲れやすい・便秘・めまい・不眠などの体に様々な不調が起きてきます。

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日本人は猫背になりやすい!?

スマホの使い過ぎでアゴがたるむ「スマホ顔」とは?

「ほんの少しでも顔を下に向けてiPhoneなどを操作していると、アゴ部分に重力がかかって口の周りが下に引っ張られます。その姿勢が何時間も続くことで顔の皮膚は確実に下がり、『スマホ顔』になってしまうのです」ウッドフォード・メディカルのマーヴィン・パターソン医師は言う。

スマートフォン使用で体を痛める人が増加

専門家たちは、手の損傷だけでなく、小さい画面を長時間前かがみになってのぞき込む姿勢にも問題があると指摘する。

「人間の頭部の平均重量は4.5~5.5キログラム」とハッチフル氏。

耳から肩、そして腰、ひざ、足首まで一直線に垂直になるのが「体重が効果的に支えられる」理想的な姿勢だという。

だが、スクリーンを眺めるために頭部がいつも前かがみになっていると、姿勢の悪さから、頭部が最大で4倍重く感じられ、体全体に負担がかかることになる。

「テキスト・ネック」は、英国の勤労者の50人に1人がかかっている反復運動過多損傷(RSI)の1つだ。

筋肉やけん、神経などを損傷する症状で、特に首と上肢に多く、長時間コンピューターやPCのマウス操作をする人がかかりやすい。

スマホ症候群チェックをして、スマホの利用時間をチェックしてみましょう。







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ピンホールコンタクトレンズ、災害備蓄用としての可能性に期待

Matchbox pinhole

by Matt Callow(画像:Creative Commons)

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■ピンホールコンタクトレンズ、災害備蓄用としての可能性に期待

眼鏡がいらなくなる? 世界初の「ピンホールコンタクトレンズ」にびっくり

(2016/2/17、itmediaビジネスオンライン)

普段の生活を送っているときだけでなく、ピンホールコンタクトレンズは災害時にも役立つと思っているんですよ。東日本大震災が起きたとき、津波などによってメガネを失った人がたくさんいらっしゃいました。しかし、ピンホールコンタクトレンズであれば、度数をもたないので、ユニバーサルなレンズとして使っていただけるのではないでしょうか。

「ピンホールコンタクトレンズ」はレンズ1枚で、近視、乱視、老眼などに対応できるというもので、視力を計測する機器もいらず、度数に合わせたコンタクトレンズの在庫を用意する必要がないそうです。

災害備蓄用のコンタクトレンズとしての可能性や発展途上国のコンタクトレンズとしても可能性がありそうです。

今後ピンホールコンタクトレンズに注目が集まりそうです。

→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら

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災害備蓄用のメガネとしては、液体レンズを使ったメガネも考えられますね。

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コンタクトレンズの子供は眼鏡の子供より外見に自信|米オハイオ州立眼科大学調査

Glasses collection 1

by Jase Lam(画像:Creative Commons)

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コンタクトレンズの子供は眼鏡の子供より外見に自信――米大学調査

(2009/3/3、ITmediaニュース)

コンタクトレンズを装用している子供は、眼鏡の子供よりも自分の外見や運動能力、友人関係に自信を持っている――。

オハイオ州立眼科大学などがこのような研究結果を発表した。

<中略>

研究結果は、8歳の子供でも、眼鏡ではなくコンタクトレンズを装用する方が社会的なメリットがあることを示唆していると研究者らは語り、幼い子供にも眼鏡かコンタクトレンズかの選択肢を与えるべきだとしている。

オハイオ州立眼科大学などの研究によれば、コンタクトレンズを付けている子供の方が眼鏡の子供よりも自信を持っているそうです。

そのため、この研究結果では、幼い子供にも眼鏡かコンタクトレンズかの選択肢を与えるべきだとしています。

外見に自信がないと感じる場合には、コンタクトを付けることも選択肢の一つにするといいのではないでしょうか?

ただし、あくまでコンタクトレンズは医療機器であるということを考えた上で、選ばせる権利を与えるべきだと思います。

→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら

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近い将来はインプラント型のコンタクトレンズを着けるようになる!?

at the eye doctor (365-364)

by Robert Couse-Baker(画像:Creative Commons)

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■近い将来はインプラント型のコンタクトレンズを着けるようになる!?

「Fairy Lights in Femtoseconds」落合陽一さんインタビュー:「アートはもうテクノロジーでしかなくなる」

(2015/8/17、ギズモード)

茶目の上になんかのってるの見えますか? まだあんまりメジャーじゃないけどこれインプラント型のコンタクトレンズです。レーシックより光学収差が少ないのですごくくっきり見えるんです。

以前、加齢黄斑変性、望遠レンズのインプラントで視力回復!という記事で、目の病気である加齢黄斑変性の患者の視力回復のための望遠レンズのインプラントを紹介しました。

また、レンズを眼内に挿入して視力3.0!?効果が一生継続する視力矯正方法という記事では、白内障の眼内レンズ挿入と似た数分の無痛手術で視力を3.0にまで高められる方法について紹介しました。

今回落合陽一さんが記事の中で紹介したのは、インプラント型のコンタクトレンズです。

(インプラントレンズは)すぐズームレンズに変わるなあとも思ってるんです。目の横あたりに無線給電の電極がついてればいいだけの話ですからね。電磁誘導使って、すぐズームレンズにできるなあと。十分の厚さもあるんですよここに(眼球)。

インプラント型のコンタクトレンズをズームレンズにできるというのはすごい発想ですよね。

しかし、すでにそれが実現できるだけの想像はできているわけですから、近い将来できてくるでしょう。

人によって視力も眼球も違うけど、今は計測器が進歩したから人間の視力を数値化して、それを補うためにデジタル技術を駆使して製造したものを目に突っ込めるようになったんです。普段は電気が流れないだけで、やってることだいぶデジタルですよね。昔の計測器ってちゃんと合わせて測るのにすごくコストがかかった。だけど今はもう眼球の中にある、わずか数ミリの厚みの中にそれを閉じ込められるくらいに世界は進歩した。

よく目の構造はカメラに例えられますが、今回のような話を聞くと、目それ自体がカメラになるのもそう遠くはないかもしれません。

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【参考記事】

人工視覚システムのうち、体内にインプラントされる電極や刺激装置といったデバイスも、生体適合性材料をうまく用いて作製しなくてはなりません。しかし、人工視覚システムは、人工関節や眼内レンズとは大きく異なる要素を持っています。体内で機能するように、材料を設計・加工することが開発の大部分を占める人工関節や眼内レンズとは違い、人工視覚システムの場合、材料の開発のみならず、加えて、体内で作動する「電気刺激を行う電子装置」を開発する、ということです。

■まとめ

【追記(2015/8/21)】

攻殻機動隊の時代がやってきた!レーシックいらず、プチ義体化技術が2年後にも商品化

(2015/5/25、iphone mania)

Ocumetics Technologyは、瞳のレンズ部分を取り外し、代わりに生体工学レンズを移植することで、視力を一気に回復させる技術の開発に成功したことを明らかにしました。

瞳のレンズ部分を生体光学レンズに変えることで視力を回復することができるそうです。

手術時間は8分ということで手軽なことも注目を集める理由のようです。

アメリカ軍がズームイン・ズームアウト出来るコンタクトを開発している

技術的にはズームイン・ズームアウトできる技術もできるようですので、近い将来はインプラント型のコンタクトレンズをつけるということが主流になるかもしれませんね。

→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら







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「手足の冷えというサインから自律神経失調症」「目のかすみというサインから嚢胞様黄斑浮腫」|たけしの本当は怖い家庭の医学

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by Antoine K(画像:Creative Commons)




「自律神経失調症」「嚢胞様黄斑浮腫」|たけしの本当は怖い家庭の医学

2008年11月18日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学(テレビ朝日系)では、「手足の冷え」や「目のかすみ」がサインとなって現れる病を特集しました。

今回の病気は、

  • 手足の冷えというサインから自律神経失調症
  • 目のかすみというサインから嚢胞様黄斑浮腫

といった病気を紹介していました。

■自律神経失調症

自律神経失調症の症状例

  1. 手足の冷え
  2. 肩こり
  3. 目の奥の痛み
  4. 頭痛
  5. 吐き気

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経の2つの神経のバランスが崩れたことが原因でおこる病気なのだそうです。

今回番組で紹介されたケースでは、自己判断でコンタクトレンズの度数を上げたことが原因でした。

毛様体筋という筋肉は、水晶体の厚さを調整する筋肉なのですが、その筋肉の動きは、自律神経がコントロールしています。

しかし、コンタクトの度数が適正でなかったことにうより、毛様体筋に疲労が起こってしまい、自律神経失調症になってしまったというケースでした。

きちんとした適正度数のコンタクトや眼鏡をつけるようにしましょう。

■嚢胞様黄斑浮腫

白内障の症状例

  1. 目のかすみ
  2. 遠くのものが見づらい
  3. 照明がまぶしい
  4. 視力の低下

以上のような症状を感じた人が病院で診てもらったところ、白内障であることがわかりました。

白内障の手術は、技術の進歩により、最近では患者の負担が軽くなっているようです。

嚢胞様黄斑浮腫は、白内障の術後合併症の一つで、視力を司る網膜の黄斑という部分がむくんでしまう病です。

最悪の場合は、視野の中心にゆがみが残り、日常生活に重大な支障をきたしてしまいます。

この原因は、手術による眼球へのストレスによるものですが、どういう人がこの病気になるかが分からないため、術後の定期検診が重要になります。

しかし、今回は、その検診を怠ってしまったがために、嚢胞様黄斑浮腫という、白内障の術後合併症になってしまったというケースでした。

■まとめ

2つのケースに共通するのが、自分だけで判断してしまい、専門医である眼科医に診てもらうことをおろそかにしてしまったということ。

現代人の生活は、目に負担がかかる生活をしています。

目の健康を守るためにも、安心できるかかりつけの眼科医をもつことが重要になると思います。