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大坂なおみ選手、急激な成長の陰にはどんなトレーニングをしていたの?|テニス




■大坂なおみ選手、急激な成長の陰にはどんなトレーニングをしていたの?|テニス

Naomi Osaka

by Carine06(画像:Creative Commons)

大坂なおみ選手が女子テニスのBNPパリバ・オープン決勝でカサキナ選手を破り、悲願のツアー初優勝を飾りました。

急激な成長の陰にはどのような変化があったのでしょうか?

それには新しいコーチによるオフシーズンでのトレーニングの成果が現れているようです。

大坂、サポート体制の充実で躍進 新コーチはセリーナの元練習パートナー/テニス

(2018/3/19、サンケイスポーツ)

バイン氏はセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=やビクトリア・アザレンカ(28)=ベラルーシ=らトップ選手の練習パートナーを務めた経験がある。米国人のトレーニング担当コーチも付いたことでフィジカルが向上。さらに今大会からは茂木奈津子トレーナー(40)が専属で同行するようになり、体のケアにも時間を割けるようになった。

圭に続きたい!7キロ痩せた大坂なおみキレキレ4強

(2018/3/16、日刊スポーツ)

オフシーズンの昨年末に新たに就任したベージン・コーチと、1日平均4時間、体力トレーニングを行った。約7キロも痩せ、体が締まった。昨年までは左右に振られると体幹がぶれ、イチかバチかのショットでミスの山を築いた。

オフシーズンに就任したサーシャ・バイン・コーチと体力トレーニングを行ない、7キロ体を絞ったそうで、それまで左右に振られるとミスしていたショットをミスをしなくなったそうです。

また、トレーナーが専属で同行することにより、体のケアも充実できているようです。

テレビを見ていると、カサキナ選手は大坂なおみ選手とそのチームに対して称賛を送っていましたので、テニスは一人でやるスポーツのようで、実際はチームが上手く機能していることが大事なのではないでしょうか。

錦織圭選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)|テニスでは、栄養管理やトレーニングへの取り組み方、ケガの予防について取り組みを変えたことが錦織圭選手の成長に大きく影響していると紹介しましたが、大坂なおみ選手も同様にいいチームを作り、いいトレーニングができたからこそ、今回のような結果を生むことができたのだと思います。

■大坂なおみ選手のトレーニング風景

Ladders on grass takes cruelty to a whole other level.

Naomi Osaka 大坂なおみさん(@naomiosakatennis)がシェアした投稿 –

First time attempting to box 🥊 I couldn’t lift my arms in between sets 😩

Naomi Osaka 大坂なおみさん(@naomiosakatennis)がシェアした投稿 –

■2020年は新コーチと新コンディショニングコーチ

大坂なおみ躍進の理由…フィセッテコーチが明かす「フットワーク改善」(2020/9/13、スポーツ報知)によれば、ウィム・フィセッテコーチは、中村豊トレーナーの主導で「常に安定して、ボールの後ろから強く踏み出せる土台」を作るために、新型コロナウイルスの影響で3月からツアーが中断した間の約10週間をかけて、大坂なおみ選手にフットワークを体に覚えさせたことにより、凡ミスを減らすことに成功。

“成熟”の大坂なおみ、サーブに進化 コロナ中断の取り組みが結実 理論派新コーチから吸収(2020/9/12、東京新聞)によれば、苦戦した試合での得点力の低さが顕著に表れるセカンドサーブの改善をしたことで、ファーストサーブをより思いきりよく打てる相乗効果が生まれたそうです。

大坂なおみ「とても良い仕上がり」日本人名トレーナーとのコンビ結成後、初試合で実感したフィジカルの進化(2020/8/25、DIGEST)によれば、中村豊コンディショニングコーチはツアー中断中に機動力と可動域の向上に取り組みその成果が現れているそうです。

つまり、持って生まれたフィジカルを引き出すための身体の動かし方を学び、フットワークとセカンドサーブを改善したことが全米オープンの結果として現れているんですね。







P.S.
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錦織圭選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)|テニス




■錦織圭選手のコンディショニング戦略(栄養管理・ピリオダイゼーション・ケガの予防)|テニス

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by angelicalbite(画像:Creative Commons)

【速報】錦織 日本人初のGS初優勝の快挙逃し、アジア勢最高位となる5位浮上ならず<男子テニス>

(2014/9/9、tennis365.net)

決勝では、チリッチに敗れて準優勝となるも、アジア男子勢初のグランドスラム準優勝を飾る活躍を見せた。

結果としては、日本人初のグランドスラム優勝の歴史的快挙を逃したものの、錦織圭選手の活躍は日本中をワクワクさせてくれるニュースでした。

今回は、錦織圭選手のコンディショニングサポートを行なっているウイダーの記事からUSオープン決勝の舞台に上がるまでにどのようなこと(準備)をしてきたのかを見てみたいと思います。

■栄養管理

記事一覧 錦織圭|ウイダー weider

錦織選手は、必要な各栄養素の量や試合時間から逆算した補給のタイミングなど、栄養管理の基本的な戦略についてすでによく理解しています。シーズン中は、毎度の食事内容をメールで知らせてもらいながら、現地での食材の選び方や補いたいサプリメントなどをアドバイスしています。

アスリートにとって最も重要なのは、試合や練習までに、いかに多くのエネルギー源=糖質を蓄えておけるか、そして運動で空になった糖質と、筋肉の材料となるたんぱく質をいかに素早く摂取できるかという点にあります。昨年、特に気を付けてもらったのは、運動直後の栄養補給。身体に備わっている回復力が最も発揮されるこのタイミングで、十分な糖質とタンパク質を取れていれば確実な回復ができますが、そうでなければ回復できる幅が狭くなってしまうからです。

ポイントをまとめてみます。

  • 栄養管理の基本戦略
    必要な各栄養素の量や試合時間から逆算した補給のタイミング
  • 試合や練習までに、いかに多くのエネルギー源=糖質を蓄えておけるか
  • 運動で空になった糖質と、筋肉の材料となるたんぱく質をいかに素早く摂取できるか
    身体に備わっている回復力が最も発揮されるこのタイミングで、十分な糖質とタンパク質を取る

マンチェスター・シティでは血液検査をして選手に食品のアドバイスや栄養ドリンクを準備しているによれば、マンチェスター・シティでは、血液検査を行なって、必要な食品のアドバイスを行ったり、選手一人ひとりに合わせて作られた栄養ドリンクを用意しているそうです。

現代のスポーツはフィジカル的要素の占める割合が高くなっており、その傾向はテニスにも現れているようです。

そのため、試合や練習前の栄養管理だけでなく、運動後の栄養管理が重要になっているようです。




■ピリオダイゼーション

記事一覧 錦織圭|ウイダー weider

まず最近のテニス界の傾向として、フィジカル的要素が占める割合が増えています。その点、私やロビー(オオハシ)から見ると、2年前までの錦織選手はシーズン中のトレーニング量が十分と言えるものではありませんでした。ロビーにトレー二ングをお願いする時には冗談で「彼を殺してくれ!」と言っていたぐらいです。

昨年は基礎作りのため大会数を減らし、ピリオダイゼーションを行なってきました。ただ、出場する試合は優先ですし、当初からの痛みでできないトレーニングもあったので、ケガのリスク管理をしつつ、長期的スタンスで取り組んできました。

テニス界でもフィジカル的要素の占める割合が増えている傾向があったのですが、以前の錦織圭選手はシーズン中のトレーニング量は十分とはいえなかったそうです。

錦織圭選手は基礎づくりのために、出場する試合を減らし、ピリオダイゼーションを行なっていたそうです。

ピリオダイゼーションとは、どういうものなのでしょうか。

ピリオダイゼーションとは?

(健康とトレーニング|ウェブリーグ)

試合当日にピークの状態で臨むために、年間のトレーニングをいくつかの段階に分 け、その段階ごとのトレーニングを体系的に組み合わせていくことを『ピリオダイゼ ーション(期分け)』と言います。

毎日同じ時間、同じ強度のトレーニングを行なっていると、あるところで壁にぶつかってしまいます。

その状態のままトレーニングをし続けると、場合によってはオーバートレーニングになってしまいます。

ピリオダイゼーションとは、トレーニングの量や強度を変えることでより効果的に身体能力を伸ばし、そして、試合当日にピークの状態で臨むことを目指すトレーニング理論と言えます。

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■ケガの予防

記事一覧 錦織圭|ウイダー weider

ケガの予防には色々と考え方がありますが、私は3つの点を注意しています。「アライメント(姿勢)」「正しい動き」「それを維持する筋力」です。骨の位置がそれぞれ正しい位置にあり、正しい動きができ、それを維持できれば、事故的なケースを除いて、ほとんどのケガを防ぐことができます。また痛めた場合でも、手術などによる長期の離脱は抑えることができます。

<中略>

最初は猫背で肩が前に出ている状況だったのでそれを治し、左右のバランスも改善していきました。自分が帯同し始めて3カ月位で、多くの人に身体が大きくなったと言われましたが、実は姿勢が改善して大きく見えたのが大きな理由でした。
じっとしている姿勢は意識をすればある程度修正できますが、これに動きが入ってくるとなかなか修正が難しくなります。一部の筋力が弱かったり、使うことが意識できないと、代償動作といって理想の動きとは違った動きになります。このため一部の筋肉や関節に負荷がかかり、ケガを起こしやすくなります。これは動きの癖になりますが、治すのもすぐには治りません。

パーソナル・トレーナーの中尾公一さんによれば、骨の位置がそれぞれ正しい位置にあり、正しい動きができ、それを維持できれば、ほとんどのケガを防ぐことができるそうです。

●「アライメント(姿勢)」

錦織圭選手の場合は、「アライメント(姿勢)」が良いとはいえず、猫背で肩が前に出ている状況だったそうで、猫背を改善し、また左右のバランスを改善したことで、姿勢が良くなり、周りからは身体が大きくなったと思われたのだそうです。

●「正しい動き」・「それを維持する筋力」

一部の筋力が弱かったり、使うことが意識できないと、動きの癖となって、筋肉や関節に負担がかかり、ケガを起こしやすくなるそうです。







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HカップがCカップに!シモナ・ハレプ(SIMONA HALEP)選手が胸を小さく手術!WTAランキング1位に|テニス




参考画像:livedoor|スクリーンショット

HカップがCカップに!巨乳美人テニス選手が胸を小さく手術!

(2010/5/28、ロケットニュース24)

女子テニスのシモーナ・アレ選手(18)の胸が小さくなったと、5月26日(現地時間)、英デイリーメール電子版が報じた。ルーマニア出身のシモーナ選手は、2008年全仏オープンのジュニア女子シングルスで優勝し注目を集めたプレーヤーだ。

<中略>

そして昨年の夏、手術を受けてシモーナ選手の34DD(日本のHカップ程度)のバストは、34C(日本のCカップ程度)になったという。彼女は現在行われている2010年全仏オープンテニスで胸が小さくなった姿を披露した。

テニス・シモーナ・アレ選手、「胸縮小手術」宣言 プレーに支障というニュースを以前ご紹介しましたが、そのシモナ・ハレプ(シモーナ・アレ|SIMONA HALEP)選手が実際に胸縮小施術を行い、全仏オープンでその姿を披露したそうです。

【手術前】


【手術後】


どれほどプレーに影響するのか、気になるところですね。

【追記(2018/1/22)】

シモナ・ハレプ|テニスデイリーによれば、結果は次のようになっています。

年末ランキング推移
年 ランキング
2017 1
2016 4
2015 2
2014 3
2013 11
2012 47
2011 53
2010 81
2009 210
2008 352

胸の縮小手術をしていない時の成績と比べることはできませんが、現在世界ランキング(WTAランキング)1位となっており、手術後の2010年以降成績が順調に伸びているのがわかります!







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