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カンニング竹山さんに医師が肝機能障害の疑いを指摘|中性脂肪・超悪玉レムナントコレステロールの数値が高い|#主治医が見つかる診療所

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2017年4月17日放送の「主治医が見つかる診療所」のテーマは「10歳若返るぞ!プロジェクト第5弾 糖と油を上手に摂って若返るスペシャル」でした。




【目次】

■カンニング竹山さんに医師が肝機能障害の疑いを指摘|中性脂肪・超悪玉レムナントコレステロールの数値が高い

今回出演されていたカンニング竹山さんが番組の検査を受けたところ「中性脂肪」に問題があることが判明しました。

中性脂肪の基準値は50~149mg/dlの範囲が正常範囲で、トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dL以上だと、脂質異常症(高トリグリセリド血症)の可能性がありますが、竹山さんの数値は489mg/dlで、基準値の3倍以上の数値でした。

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら

検査を行なった岡部クリニック院長の岡部正医師によれば、竹山さんの血液は「乳び血清」といわれる測る必要もないほど目で見て中性脂肪が多いとわかるほど血清(血液中から赤血球・白血球・血小板を除いた部分)が白く濁った血液なのだそうです。

【参考リンク】

  • 一滴からわかること|三越総合健診センター
    正常血清と乳び血清の違いの画像でチェックしてみてください。




■カンニング竹山さんの食事・生活習慣

竹山さんの食事・生活習慣は、炭水化物の重ね食べ、早食い、アルコールの飲みすぎ、たばこ(1日2箱)といったライフスタイルであり、こうした生活を続けていると、脂肪肝や動脈硬化肝臓がんになる恐れがあると医師から指摘されていました。

炭水化物の重ね食べや早食いは肥満や糖尿病になるリスクを高めますし、アルコールの飲み過ぎは中性脂肪が高くなる原因となり、喫煙は動脈硬化のリスクを高めると考えられます。

また、竹山さんの「超悪玉レムナントコレステロール」の数値は7.5mg/dl以下が基準値であるのに対して、34.9mg/dlと約4.5倍にもなることがわかりました。

vol.25 高脂血症で注意すべきは「レムナント」と「小型LDL」|OMRON

レムナントは、血液中のリポたんぱく(中性脂肪やコレステロールがたんぱく質と結びついた複合体)が分解され生じる残り屑です。白血球の一種であるマクロファージが異物として取り込み、血管壁に沈着して、動脈硬化を促進させます。中性脂肪が高くて、善玉のHLDコレステロール値の低い人に多く、糖尿病の人にはその傾向が強くみられます。

竹山さんは中性脂肪値が高いという検査結果が出ていましたので、超悪玉レムナントコレステロールが高くなるのもうなづけます。

→ 「レムナント」と「Non-HDLコレステロール」とは?基準値・対策|#ガッテン について詳しくはこちら

今回の検査結果を受けて、医師からは脂肪肝肝硬変といった肝機能障害があるのではないかと指摘されていましたので、心配なところです。

■番組に出演していた医師からのアドバイス

番組に出演していた医師からのアドバイスは次の通り。

  • タバコを止める
  • アルコールの飲み過ぎをやめる
  • 食べ過ぎをやめる

しっかりと対策を行なってほしいですね。

→ 肝機能障害の症状・原因・チェック|肝機能の数値が高い病気 について詳しくはこちら

■まとめ

中性脂肪の数値が気になっている方で、炭水化物の重ね食べ、早食い、アルコールの飲みすぎ、たばこといった生活習慣の方は見直す機会にしてくださいね。

→ 中性脂肪の減らし方(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら







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超悪玉コレステロールを下げる2つの方法|超悪玉コレステロールを増やす5つの危険因子とは?|#たけしの家庭の医学

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2010年6月1日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学のテーマは、「超悪玉コレステロールから血管を守るスペシャル」でした。

解説 横手幸太郎先生(千葉大学大学院医学研究院内科学教授)




【目次】

■動脈硬化のメカニズム

動脈硬化とは、血管が内側から盛り上がり血管をふさいでしまう状態。

⇒ 動脈硬化 についてはこちら。

動脈硬化は、加齢・肥満・高血圧・喫煙といった原因で発症しますが、主な原因の一つが大量に増えすぎた悪玉コレステロール。

※悪玉コレステロールは、全身に運ばれ、細胞やホルモン等の材料になります。悪玉といっても体には必要不可欠。

※善玉コレステロールは、余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す役割があります。

→ コレステロール についてはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

間違った生活習慣が悪玉コレステロールを増やすのです。

すると、増えすぎた悪玉コレステロールが傷ついた血管壁の隙間に入り込みます。

それが、白血球によって退治され、その残骸が血管壁にこびりつき、血管を狭め、動脈硬化を引き起こすのです。

■超悪玉コレステロールとは

●悪玉コレステロールと超悪玉コレステロールの違いとは?

悪玉コレステロール:直径26~27nm

超悪玉コレステロール:直径25.5nm以下

超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールよりも小さい。

●では、サイズが小さいと何が起こるのか?

血管は、高血圧や加齢等の要因で少しずつ傷ついていきます。

その傷が大きいと、悪玉コレステロールも超悪玉コレステロールも血管壁の内側に入り込んできます。

しかし、超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールが入ることのできないわずかな傷の隙間でも侵入可能であるため、動脈硬化を進行させてしまうのです。

超悪玉コレステロールは、誰でも持っているので、数を増やさないようにすることが大切です。

心筋梗塞の発症率は、超悪玉コレステロールは悪玉コレステロールに比べて3倍高くなるという報告もあるそうです。(Stampfer MJ JAMA 276:882,1996)

●なぜ、超悪玉コレステロールは作られたのか?

"Breaking Bad"

by Ted Van Pelt(画像:Creative Commons)

糖分の過剰摂取で血液中のブドウ糖が増加

⇒余ったブドウ糖は肝臓で中性脂肪に作り変えられた

肝臓で作られた中性脂肪とコレステロールは、同じ器に乗って、血液に流されます。

※通常の器の中の分量:中性脂肪4 コレステロール1

中性脂肪は、エネルギーとして消費され残ったコレステロールが悪玉コレステロールとなります。

⇒大量の中性脂肪が超悪玉コレステロールを生み出した

器の大きさは一定なので、コレステロールのスペースが減る。

この時に起こるのが、コレステロールの小型化。

つまり、超悪玉コレステロールが生まれることになるわけです。




■超悪玉コレステロールを増やす危険因子

●超悪玉コレステロールの多い人

メタボの人の割合と同じく40~70代男性の4人に1人、女性の10人に1人と考えられているそうです。

●超悪玉コレステロール値

超悪玉コレステロール値の危険値は40以上。

※超悪玉コレステロール値検査は、現在日本では数カ所の施設でしかできない検査。

■超悪玉コレステロール値を下げるには?

1.運動

超悪玉コレステロールを下げるには、適度の運動は必要。

中性脂肪は食事の量が少なくても運動をしないと体にたまりやすい。

※閉経後の女性は、コレステロール値が上がる傾向にあり、悪玉コレステロール値が上がると、超悪玉コレステロール値も上がる可能性が高くなると考えられます。

2.食事

食事面では、肉等の脂肪分や甘いものの摂り過ぎに注意が必要なようです。

バターや生クリーム等にも脂肪分が含まれているので、スイーツの食べ過ぎには要注意。

また、横手先生のアドバイスでは、おなか周りを数センチ減らすだけでも超悪玉コレステロール値はよくなるそうです。

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

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