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■プラズマ照射溶液を用いた加齢黄斑変性の新たな治療法を開発-名大
名大,プラズマ照射溶液を用いた加齢黄斑変性の新たな治療法を開発
(2015/1/21、OPTRONICS)
名古屋大学の研究グループは,開発したプラズマ照射溶液(プラズマ活性溶液と呼ぶ)を用いて加齢黄斑変性の新たな治療法を開発した(ニュースリリース)。
以前iPS細胞を使った加齢黄斑変性の治療が話題になりました(IPS網膜を使った加齢黄斑変性の治療、厚労委が了承 安全性を確認)が、名大の研究グループは、プラズマ活性溶液を用いた新しい加齢黄斑変性の治療法を開発したそうです。
→ 加齢黄斑変性 について詳しくはこちら
加齢黄斑変性は脈絡膜から異常な脈絡膜新生血管(CNV)を生じることにより偏視,視力低下,失明などに至ることがある疾患であり,これまでも同大では,放射線治療法,光線力学的療法,抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の硝子体注射療法などの治療を行ない,黄斑疾患の治療成績を向上させてきた。
研究グループは今回,プラズマ活性溶液の硝子体注射療法による加齢黄斑変性の治療という新しい治療法を考案した。独自に開発した超高密度プラズマ装置を用いて,リン酸緩衝生理食塩水にプラズマ照射しプラズマ活性溶液(PAM)を作成した。In vitroの実験系を用いて,PAMはヒト網膜内皮細胞のチューブ形成を阻害することが分かった。
記事によれば、プラズマ活性溶液の硝子体注射療法は、レーザーによりマウスの眼に人工的に誘導された脈絡膜新生血管(CNV)を抑制することが分かったそうです。
より安全な治療法が生まれるといいですね。
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