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投資をする前に「リスクの棚卸」をしよう!人によってリスクのとれる量は違う!




■投資をする前に「リスクの棚卸」をしよう!人によってリスクのとれる量は違う!

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by Mike Maguire(画像:Creative Commons)

与沢翼さんのTwitterでは、投資において重要なこととして、リスク、時間、配分、投資対象を見極める目の4つを挙げています。

この中で気になったのが、「リスクの棚卸」という考え方。

人によって、自分の置かれている立場、状況、性格などは異なり、どれくらいのリスクをとれるかは人さまざま。

ある人にとっては100万円をなくしてしまったぐらいでは、心が不安定にならない人もいるでしょう。

しかし、ある人にとっては、1万円が命取りになる人もいます。

同じお金であってもその人の様々な状況によって、取れるリスクの量は違うのです。

だからこそ、まずは自分がどれほどのリスクをとることができるのかを確認し、健康的な精神状態でやれるようにしたいものです。







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ダイエットを成功させる方法を投資のやり方に活かそう!




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by Elvin Lucero(画像:Creative Commons)

■ダイエットを成功させる方法を投資のやり方に活かそう!

ダイエット成功のため悪循環から抜け出そうでは、ダイエットを成功させる方法を5つのステップに分けて書きましたが、この考え方が生かせるのではないかと思い、ダイエットを成功させる方法を投資のやり方について比べてみました。

STEP1 ダイエット失敗の原因について考える

●ダイエットの目的・目標が明確でない

「あなたのダイエットの目的は何ですか?」

もし、そう尋ねられたら、あなたなら何と答えるでしょうか。

ここで、しっかりとした答えが出せる方なら、おそらく大丈夫だと思います。

あいまいな目標ほど目標達成が難しいものはありません。

例えば、「○○さんのようにスタイル抜群になりたい」と憧れの有名人を目標にするのもいいと思います。

そして、あなた自身の体型をどのようなスタイルにしたいのか、明確な目標を立てていくのです。

ダイエットをするのが目的ではないはずです。

ダイエットをした上で、どうなりたいか、どう見られたいかが目的です。

投資も同様に、なぜ投資をしたいのか?その目的を明らかにすることが大事です。

その目的を明確にしておけば、自分がどれくらいのリスクをとる必要があるのかがわかりやすいですよね。

●次々と新しいダイエット方法に目移りしてしまう

テレビや雑誌などでも様々なダイエット方法が紹介されています。

それを見た人は、

「このダイエットならやせられるかな」

「このダイエットやってみたい」

とすぐに新しいダイエットを始めてしまいます。

まだ結果も出ていないうちに、飽きてしまい、また次のダイエットへ…。

そして、常に新しいダイエットをしなければならないと考えてしまう悪循環にはまってしまうのです。

投資も同じように、「隣の芝生は青く見える」ということわざにあるような行動をとってしまって、もっと儲かる投資方法がないかと探すうちに悪循環にはまるケースもあるのではないでしょうか。

このときも、自分がとれるリスクと投資の目的が明確になっていれば、悪循環にはまることなく、自分のペースで投資ができるはずです。(もちろんよい投資先があれば移るのもよいことでしょう。)

STEP2 ダイエットの”本当の目的”を考える

●○kgやせたからといって、キレイとは限らない

ダイエットをした後、どうなりたいか、どう見られたいかを意識すると、よりダイエットの目的・やり方が明確になると思います。

ダイエットの目的をはっきりさせましょう。

ダイエットの目的がはっきりすると、どんなダイエットに取り組んだらいいのか、わかってきます。

もし、健康的できれいになるためにダイエットしたいと考えるのであれば、栄養バランスの良い食事をとり、代謝の良い体を作るために、運動をしようとするはずです。

そう考えると、あなた自身にあったダイエット方法がきっと見つかるはずです。

投資も同じように、本来はお金を持つことが目的ではなく、そのお金で何をするかが本当の目的のはずです。

将来の老後資産を作るために投資したいと考えれば、老後資産にいくらのお金が必要かを調べ、そのために必要な投資方法を調べながら、実践していくとよいでしょう。

STEP3 ダイエットの基礎知識を知る

ダイエットの基礎知識を勉強するとなると、面倒くさいと思う人もいるかもしれません。

ただ、ここできちんとしたダイエットの基礎知識・カラダの知識を知れば、半永久的に使える知識になります。

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかることで紹介した厚生労働省の平成13年国民生活基礎調査の概況|によれば、男性は15歳のころから84歳に至るまで、女性は15歳のころから74歳に至るまで、「収入・家計・借金」や「将来・老後の収入」についての悩みがあることからお金に関する悩みは尽きないということが分かります。

お金に対する悩みが尽きない理由は金融・保険・投資などお金に対する知識不足が原因!?では、老後に対する不安の原因には、金融や保険、投資などお金に関する知識不足があるのではないかと紹介しました。

金融リテラシーが低い人は老後の不安が多い!2つの理由|健康・お金のことを学ぶことが幸せな老後の秘訣|広島大学で紹介した広島大学大学院社会科学研究科の角谷快彦准教授とムスタファ・サイドゥ・ラヒム・カン研究助手が、大阪大学が約4,500人を対象としてアンケート調査から、複利や金利、リスク回避、国債などの質問の正答率で算出される金融リテラシーが、被験者の老後の生活不安の度合いにどのような影響を及ぼしているかを分析したところ、金融に詳しい人は老後に対する心配が少ない傾向があることがわかったそうです。

逆に考えると、金融に詳しくない人は老後に対する不安が多いということが言えそうです。

「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」

(2016/9/20、生命保険文化センター)

今回調査では、自分自身の金融や保険に関する知識がどの程度かを尋ねたが、「詳しい」の割合は、「金融に関する知識」で9.3%、「保険に関する知識」で9.2%となっており、いずれの知識についても「詳しくない」が7割強となっている。

「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」によれば、金融・保険に関するいずれの知識についても「詳しくない」と答えた人が7割強となっています。

つまり、老後に対する不安を減らすためには、金融・保険・投資といったお金に対する知識を若いうちから学んでいくことが重要になるということです。

STEP4 ダイエット方法を選ぶ

まずは、投資の目的について考えた後、そのプランを実現するためには、どれくらいの投資を行う必要があるのかを考えましょう。

「新産業構造ビジョン」(2017/5/29、経済産業省)によれば、⽼後の資産形成に向けた個⼈型確定拠出年⾦(iDeCo)や積⽴NISAなどの個人年金の仕組みを活⽤していくことが提案されていますので、今のご自分の状況を把握し、自分の性格・収入の状況に合わせたプランをお金のプロに相談をするのも一つの手段です。

そして、そのプランに合わせて実行していきましょう。

→ iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)とは?わかりやすく簡単に!|申し込みまでの流れ・金融機関の選び方・運用商品の種類・運用商品の選び方をアニメ動画でチェック! について詳しくはこちら

→ NISA(ニーサ)・つみたてNISAとは?簡単にわかりやすく!|NISAのメリット・NISA開設までの流れ・一般NISAとつみたてNISAの特徴 について詳しくはこちら

→ ロボアドバイザー(投資・資産運用アドバイスサービス)とは?簡単にわかりやすく!|#FINTECH について詳しくはこちら

STEP5 モチベーションを維持する仕組みを活用する

新年(2018年)の目標を達成するにはどうしたらいいの?|新しい習慣作りには「きっかけ」と「報酬」が重要!|毎日の人の行動の40%がその場の決定ではなく習慣!によれば、「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、

デューク大学の学者が2006年に発表した論文によると、毎日の人の行動の、じつに40%がその場の決定ではなく習慣

なのだそうです。

習慣の力 The Power of Habit

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また、「スイッチ 変われないを変える方法」(著:チップ・ハース ダン・ハース)によれば、セルフ・コントロールは消耗資源であり、例が挙げられています。

スイッチ! ──「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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例:ウェディングレジストリ(アメリカで結婚時に新郎新婦が作る結婚祝儀のほしいものリスト)の作成やコンピュータの購入など複雑な選択や検討をさせられた人々はさせられていない人々よりも集中力や問題解決能力が落ちる事が分かっている。

例:ある研究によると、感情を抑えるように支持された被験者は、自由に涙を流した被験者と比べて、その後の身体持久力が低下することがわかった。

私たちはあらゆる場面でセルフ・コントロールを消耗するものであり、一つ一つの行動をいちいち決定してしまうと疲れてしまうため、人は習慣として自動化された行動をしてしまうのです。

つまり、反対に考えると、変化を起こしたいときには、自動化された行動=習慣を変えなくてはならないのです。

では、どのようにすれば習慣を変えることができるのでしょうか?

「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、人間の心理には、2つの基本原則があるそうです。

1.シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること

2.具体的な報酬を設定すること

新しい習慣作りには、「きっかけ」と「報酬」が重要です。

「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)では、「きっかけ」と「報酬」についての具体的な例が紹介されています。

新しい運動習慣を身につけるのに成功した人々の研究では、職場から帰宅した直後にジョギングに行くといった特定のきっかけと、罪悪感から解放された夜のテレビ鑑賞やビールといった具体的な報酬を設定した人のほうが続きやすいことがわかっている。

食餌療法についての研究では、挫折せずに新しい食習慣をつくり上げるのには、前もってメニューを作成しておくなど、事前にきっかけを決め、シンプルな報酬を設定する必要が有ることも判明した。

あるグループでは、92%の人が、気持ちが良いから習慣的に運動すると話している。運動で分泌されるエンドルフィン等の神経伝達物質を期待し、求めるようになるのだ。

毎朝、走りたければ、シンプルなきっかけと明確な報酬を選ぶ必要がある。

しかし、その後の無数の研究によって、きっかけと報酬そのものには新しい習慣を長続きさせる力はないとわかった。脳が報酬を期待するようになってはじめて、つまりエンドルフィンや達成感を求めるようになってはじめて、毎朝、ジョギングシューズのヒモを無意識のうちに結ぶようになるのだ。きっかけはルーチンを生み出すだけでなく、その先の報酬への欲求を生み出すものでなくてはならない。

「きっかけ」と「報酬」は新しい習慣を作るうえで欠かせないものですが、「きっかけ」と「報酬」そのものには新しい習慣を長続きさせる力はなく、「〇〇したい」「〇〇がほしい」というような明確な欲求が習慣のための原動力となるのです。

投資も同じことで、「きっかけ」と「報酬」で投資できる新しい習慣を作っていきましょう。







【老後資金 関連記事】

『#落合陽一「日本人とお金」を語る』まとめ|日本人はお金が大好き(拝金主義)!?|お金ではなく価値を見るとよい!?|研究・リサーチになぜお金が集まるのか?|知名度は価値に変換できる?|金融教育は小学生からやるべき|人間に投資するのが一番価値が高い!




■日本人はお金が大好き!?お金ではなく価値を見るとよい!?

Education - Creative Commons

by NEC Corporation of America(画像:Creative Commons)

落合陽一「日本人とお金」を語る(2017/12/6、NewsPicks)では、「日本人とお金」について取り上げました。

日本人のイメージとしては、「清貧(私欲を捨てて富を求めず、正しい行ないをしているために貧しく質素なこと)」の思想からお金の話がタブーであったり、お金儲け=悪と考える人が多いことから、拝金主義とは程遠いようなイメージを持っていました。

しかし、実際の行動としては、メディア(ワイドショーなど)では芸能人の年収や貯金額を聞いたり、就職先を年収で選んだり、仕事の転職を考えている人が年収が低くなるという理由で奥様から転職をやめるように促される「嫁ブロック」を受けるなど、本当は日本人はお金が大好きであり、お金を価値基準の優先順位の上位に選んでいます。

日本は #ブロックチェーン 大国になれるチャンス!?|日本が #ビットコイン のような #仮想通貨 に熱狂しているのは、背景に日本の貨幣の歴史と国民性が隠されているから?では、日本人は投資や資産運用よりも投機(ギャンブル)性を好む国民性があるのではないかという仮説を紹介しました。

日本人はギャンブルにのめり込みやすい!?|カジノ、日本人はNGに=ギャンブル依存症懸念で働き掛け―厚労省によれば、厚生労働省は、日本人はパチンコなど、ギャンブルに比較的のめり込みやすい傾向が統計上見て取れるため、カジノ解禁に関し、ギャンブル依存症患者が増加する懸念があるとしています。

また歴史的に見ても、江戸時代の日本では、堂島米市場という世界最初の先物取引市場ができたという歴史やバブル経済という歴史があります。

【参考リンク】

決してお金が嫌いなわけではなく、むしろお金が好きなのではないでしょうか。

お金の話がタブーであるということの反動でこのようなことが起きているのか、本当にお金がないため求めているだけなのか、それともそもそもお金が大好きなのかどうか気になるところですが、落合さんの持つお金の考え方は興味深いものでした。

お金とは信用とか価値だったりするものであるにもかかわらず、貯金(=たまっている)とは状態としてよどんでいるとも考えることができ、その状態のほうが価値が高いと考えているというのは変な感覚だというのが落合さんのコメントの私なりの解釈です。

実際に、【老後資金】4割以上は公的年金のみで対策をしておらず、2割は預貯金やタンス預金のみ!で紹介した『保険クリニック』が、20歳から60歳の男女600名に行なった老後資金に対するアンケート調査によれば、「老齢年金の他に老後資金の対策をしていますか?」という質問に対して、約4割が老後資金の対策をしておらず、また、対策をしている人と答えた人でも、約20%が預貯金やタンス預金のみであると答えています。

預貯金をしている理由として、預貯金以外のお金の運用の仕方を知らないからというものがあったり、預貯金は美徳と教えられてきたからというものがあったりなど様々な理由があると思いますが、現実問題として「預貯金」という行動を選択をしている人が多いのです。

本来であれば、貯まったお金で投資したり、資産運用することで豊かになるために貯蓄をしましょうだったはずが、貯金のゼロの数が増えていくことが幸せだということに変換されてしまったのかもしれません。

【#お金の使い方】あなたの周りの世界を幸せなもので囲みたいという人は自分が本当に価値があると思うものにお金を使おう!では、お金の使い方に対する考え方の違いの中で、高須クリニックの高須院長のお金の考え方について紹介しました。

水が流れず、たまっている(よどんでいる)とゴミが溜まって腐ってしまうとよくいわれますが、人間の血液やお金も同様に循環してこそ価値が生まれるということなのでしょう。

その他にも、有名レストランのスペシャリテよりも好きな人が作った手料理のほうが価値が高いと考える人もいると思います。

どんな名工が作った作品よりもご自身の子供が作った手作り感あふれる誕生日プレゼントのほうが価値が高いと考える人もいると思います。

この考え方を基にすると、仕事を選ぶときも同様に、お金で選ぶのではなく、価値で選ぶとよいということなのかもしれません。




■研究・リサーチになぜお金が集まるのか?

「研究・リサーチになぜお金が集まるのか?」という質問に対しての回答は、「未来における商材の価格を予想するためにはプロトタイプするしかないから」というものでした。

プロトタイプ|Wikipedia(もっとも今回の説明にふさわしいと思って選びました)の意味を解釈すると、新しく生まれたテクノロジーやメカニズムの検証・実験(試験)のためには、本格的に動き出す前の原型となるものを設計・製作(仮組み)をして問題点などを洗い出すことであり、そのことが未来における商材の価格を予想することにつながるからこそ研究・リサーチにはお金が集まるということなのでしょう。

将来的に大きな投資をする前に、できるだけ小さい形で作って、いち早く未来の価値を定めることができれば、それが信用となり、価値になるということですね。

■知名度は価値に変換できる?

知名度は価値に変換できるとは、知名度を生かして価値に変換しお金を得ることで研究を深掘りすることができるようになったり、また、知名度が高いと知名度が高い人(=第一人者)と知り合いになることにより、何が必要かがわかることによってさらに時代が読みやすくなるそうです。

難しいことかもしれませんが、ポジションをとって何かで突き抜けることが知名度を高める方法なのだそうです。

■金融教育は小学生からやるべき

金融教育とは、今ある価値をベースに、未来の価値の上がる・下がるを予測する能力だと落合さんは語っています。

【未来予測】子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせでお金について教育しよう!|バンドルカードでマネー教育では、お金の使い方やお金の殖やす方といった視点でマネー教育が必要だと紹介しましたが、金融教育とは、今ある価値をベースに、未来の価値の上がる・下がるを予測する能力というコメントを聞いて、もっと広い視点で見る必要があることを実感します。

さらに「自分にとって価値があるものと市場にとって価値があるものを常にチェックしないと自分のやるべきことはわからない」と続きます。

自分にとって価値がありかつ市場にとって価値があることはお互いにとってWin-Winの関係です。

自分にとっていくら価値があっても市場にとっては価値がないものは趣味といえるでしょうが、自分にとって価値があり、現時点の市場にとって価値がないものでも、未来の市場にとって価値が上がることなら今すぐやったほうがよいそうです。

自分にとって価値があるということの本質は「ストレスなくやれること」であり、落合陽一「魔法使いの研究室」直方体型人類とタイムマネジメント時代の終わり(前編)(2017/6/6、ほぼ日刊惑星開発委員会)によれば、落合陽一さんはタイムマネジメントからストレスマネジメントの時代へという考え方を提案していましたが、これからは時間を売り買いするのではなく、その仕事をすることに対して、好きか嫌いかは別として、ストレスを感じる人とストレスを感じない人がいて、それを選択していくことや適材適所の考え方が重要になるのではないでしょうか。

■人間に投資するのが一番価値が高い!

最大の投資は「学生(投資価値のある人間を育てること)」と落合さんは語ります。

以前「魔法の世紀」(著:落合陽一)を基にコンピュータの歴史やメディアに影響を与えた人物についてまとめてみたのですが、それを見てみると、アイバン・サザランドを中心として、サザランドの指導教官(クロード・シャノン)、サザランドの指導学生(ボブ・スプロウル、ジェームズ・クラーク、アラン・ケイ、ジョン・ワーノック、エド・キャットムル)によって、現在のコンピュータ文化が築かれており、彼らの思想の範囲をはみ出ておらず、彼らが生み出した考え方・思想をもとに現代が出来上がっているといっても過言ではないくらいです。

魔法の世紀

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先日、日本の歴史上の偉人である高杉晋作、久坂玄瑞を生み出した松下村塾を作った吉田松陰が亡くなった年齢を知って驚きました。

なんと29歳の若さです!

吉田松陰は後の明治維新で重要な働きをする多くの若者に影響を与えた人物ですが、このことを考えても、人間に投資をするのが最もパフォーマンスとして価値が高いといえるのではないかと思います。

『サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る』(著:スティーブ・ケース)では、第三の波(あらゆるモノのインターネット)によって、あらゆるモノ・ヒト・場所が接続可能となり、従来の基幹産業を変革していく中で、企業や政府とのパートナーシップが重要になると書かれています。

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

第二の波では、インターネットとスマートフォンの急速な普及によってソーシャルメディアが激増し、盛況なアプリ経済が誕生した。その中でもっとも成功を収めたスナップチャットやツイッターのような企業は、小規模なエンジニアリング・チームからスタートして一夜にして有名になり、第一の波の特徴であったパートナーシップをまったく必要としなかった。しかし、こうしたモデルは現在がピークであり、新たな時代は第二の波とはまったく違う―そして最初の波とよく似た―ものになることを示す証拠が増えている

「IoT」などの「第三の波」で社会は大きく変化をしていきますが、社会問題を解決する手段として、一人の力ではなく、これからますますいろんな人たちとのパートナーシップが重要になってくるでしょう。

そうする中で同じような考え方を持つ仲間を育てることは重要なことではないでしょうか。

また、新しいことを始めようとする際には、既存の企業側からすると、仕事が奪われるかもしれないというイメージを持たれてしまうかもしれません。

しかし、これからの時代の変化は一人でまたは一つの企業だけでできることではなく、パートナーシップが必要になってくるのであり、パイの奪い合いではなくテクノロジーで市場を広げるイメージで、お互いを蹴落としあうのではなく、その人たちと協働していくことが必ず必要になってくるはずです。

そういう意味でも横のつながりを持つ仲間を増やしていくことは最も価値の高い投資といえるのではないでしょうか。

これからの世界をつくる仲間たちへ

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忙しい落合陽一さんがこうした本を執筆する理由もそうした仲間を増やすことも目的にあるのかもしれませんね。







【参考リンク】
続きを読む 『#落合陽一「日本人とお金」を語る』まとめ|日本人はお金が大好き(拝金主義)!?|お金ではなく価値を見るとよい!?|研究・リサーチになぜお金が集まるのか?|知名度は価値に変換できる?|金融教育は小学生からやるべき|人間に投資するのが一番価値が高い!

60歳以上の人が現在欲しいものは、「お金」 が 「幸せ」 を上回る|博報堂生活総合研究所




■ 欲しいものは、「お金」 が 「幸せ」 を上回る

Low on funds

by Damian Gadal(画像:Creative Commons)

「シルバー30年変化」 調査結果を発表

(2016/6/24、ひらけ、みらい。生活総研)

- 現在欲しいもの「お金」:1986年 28% → 2016年 41% (+13pt)
- 現在欲しいもの「幸せ」:1986年 31% → 2016年 16% (-15pt)

博報堂生活総合研究所が、1986年から30年間にわたり60歳~74歳を対象に行った調査によれば、現在欲しいものは、「お金」 が 「幸せ」 を上回るという結果が出たそうです。

このような結果が出た理由には、そのほかのアンケート結果が参考になります。

■ 約半数が、「先の見通しは暗い」 と回答

- 「先の見通しは暗いと思う」:1986年 32% → 2016年 47% (+15pt)

貯金を切り崩しつつ、年金で生活する生活を行なうということを考えた上で、先の見通しは暗いと考える人が多くなっているのではないでしょうか。

■ 1カ月のお小遣いも、30年前以下の水準に

- 1カ月のお小遣い(平均)の推移:1986年 28,830円 → 1996年 33,450円 → 2006年 31,620円 → 2016年 26,820円

デフレ傾向が続いていたことも関係するかもしれませんが、1か月に使えるお小遣いは30年前よりも低いそうです。

これは、先の見通しの暗さから、節約していこうという傾向があるのではないでしょうか。




■まとめ💰

『40・50 代の不安と備えに関する調査』

(2014/7/24、第一生命)

お金や就労に関する不安についてたずねたところ、図表4の通り、不安(「非常に不安」+「やや不安」)を感じる割合は、「自分の給与が下がること」(71.5%)や「自分が失業すること」(67.6%)、「子どもの学費が支払えなくなること」(54.4%)といった、現在の生活が営めなくなることへの不安よりも、「老後、生活費用が支払えなくなること」(79.3%)、「老後、生計維持のために必要な就労ができなくなること」(78.7%)といった老後生活について多くの人が不安に感じています。

40・50 代の経済的な不安は、現在の生活に対する不安よりも将来老後に対する不安のほうが大きいことがわかります。これは、年金支給開始年齢の引上げなどから生じる公的年金生活に対する不安や、老後の経済的準備が必要と思うほどには進んでいないという認識から生まれる不安によるところが大きいと考えられます。

第一生命が全国の40代・50代の男女3,376名を対象に行なったアンケート調査によれば、現在の生活に対する不安よりも、老後に対する不安の方が大きいようです。

その理由には、「公的年金だけでは生活できない」(64.7%)と答えていることや老後の資産形成の準備ができていないことがうかがえます。

老後保障と介護保障の十分な準備ができておらず老後生活の不安を抱えている|平成28年度生活保障に関する調査によれば、老後を夫婦2人で暮らしていく上で、「ゆとりある老後生活費」は月額34.9万円となっているのですが、老後保障・介護保障に関しては「充足感なし」と答えた人が7割を超えており、準備手段である個人年金保険の加入率や介護保険・介護特約の加入率をみても低水準であり、十分な準備ができていないことがうかがえます。

また、金融リテラシーが低い人は老後の不安が多い!2つの理由|健康・お金のことを学ぶことが幸せな老後の秘訣|広島大学で紹介した広島大学大学院社会科学研究科の角谷快彦准教授とムスタファ・サイドゥ・ラヒム・カン研究助手が、大阪大学が約4,500人を対象としてアンケート調査から、複利や金利、リスク回避、国債などの質問の正答率で算出される金融リテラシーが、被験者の老後の生活不安の度合いにどのような影響を及ぼしているかを分析したところ、金融に詳しい人は老後に対する心配が少ない傾向があることがわかったそうです。

老後に対する不安は、やはり金融や保険、投資に関する知識不足が原因にあるのではないでしょうか?

「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」

(2016/9/20、生命保険文化センター)

今回調査では、自分自身の金融や保険に関する知識がどの程度かを尋ねたが、「詳しい」の割合は、「金融に関する知識」で9.3%、「保険に関する知識」で9.2%となっており、いずれの知識についても「詳しくない」が7割強となっている。

金融・保険に関するいずれの知識についても「詳しくない」と答えた人が7割強となっています。

現役世代にとっては、金融・保険・投資に関する知識を若いうちから身につけていくことが自分の身を守る手段となるので、少しずつ勉強していきましょう。







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