Element5 Digital|unsplash
東京オリンピック2020の男子マラソン代表服部勇馬選手が深部体温40度以上で重度の熱中症の症状だったというショッキングなニュースがありました。
【参考リンク
- 服部勇馬は深部体温40度以上、執念の完走も重い熱中症…男子マラソンは湿度80%、30人棄権の過酷レースに(2021/8/8、東京新聞)
このタイミングでNHKの朝ドラ「おかえりモネ」では「深部体温とパフォーマンス」の関係が話題になりました。
#おかえりモネ 深部体温が話題に!
”暑い環境での運動では、深部体温の上昇や発汗による脱水が促進されることから常温環境よりも特に有酸素系のパフォーマンスが低下することが報告されています。”https://t.co/91kVTancES https://t.co/EbEjFZB7X3
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 9, 2021
調べてみたところ、女性アスリートの暑熱環境下における体温調節と水分補給によれば、「暑い環境での運動では、深部体温の上昇や発汗による脱水が促進されることから常温環境よりも特に有酸素系のパフォーマンスが低下する」ことが報告されているそうです。
深部体温の上昇を抑えるアイデアの一つが「アイススラリー」。
アイススラリーとは、微細な氷と液体がシャーベット状に混ざった飲料で、氷が水に溶ける際に体内の熱を多く吸収するため、冷たい飲料を摂取するときよりも高い冷却効果が期待されます。
"氷は溶ける際に体内の熱を吸収し、深部体温の上昇を抑えるのに効果がある。微細な氷と液体を混ぜたアイススラリーは固形の氷よりも飲み込みやすく、およそ零下1度と液体よりも温度が低い。体の芯から効率的に冷やす方法として、2010年頃に海外で提唱された。"https://t.co/7Md2VBqKT5
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 9, 2021
【参考リンク】
■アイススラリーの作り方
アイススラリーはコンビニや薬局などで購入もできるが、自作もできる。
【作り方】
✅スポーツ飲料を凍らせたものと、冷やしたものを3対1の割合でミキサーなどを使って混ぜるだけ。
✅魔法瓶など保冷効果の高い容器で保管する。https://t.co/7Md2VBqKT5— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 9, 2021
新たな冷却戦略の実践 深部体温の上昇を抑えるhttps://t.co/FTXWdIvWUr
深部体温の上昇には要注意!体を冷やすアイススラリーの可能性https://t.co/qp5TRNqHTO
【参考画像】競技者のための暑熱対策ガイドブックhttps://t.co/eFwz2CjLqo pic.twitter.com/yrJWlsw2HX
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 10, 2021
アイススラリーは専用機械で作られていてコンビニや薬局で購入できますが、自作でもアイススラリーに近いクラッシュドアイスで代用することが可能です。
作り方は、氷:スポーツ飲料=3:1でミキサーにかけて、魔法瓶に注いで保存しておきます。
■まとめ
アイススラリーはアスリートのコンディショニング・暑熱対策だけでなく、炎天下に屋外で過ごすときの熱中症対策に!活動前や休憩中など、少量ずつこまめに飲むとよく、一度に100g前後が目安で、大量に摂取すると胃腸を壊しやすくなり、体温も下がりすぎるため、注意が必要。https://t.co/7Md2VBqKT5
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 10, 2021
深部体温が高いままだと寝つきが悪く、睡眠不足から夏バテを起こし、熱中症にもなりやすくなるため、体を適度に冷やすことで体調を整えることが熱中症対策・夏バテ防止につながるということですね。
眠くなる時は体の深部の体温が下がる!深部体温を下げる工夫https://t.co/2kaF6hG1Br
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) August 10, 2021
アイススラリーはスポーツをする人にとってのコンディショニングや暑熱対策だけでなく、私たちが炎天下に屋外で過ごすときの熱中症対策や夏バテ防止にも役立ちます。
眠くなる時は体の深部の体温が下がる!就寝前の体温(深部体温)を下げる工夫によれば、良い睡眠のためには、就寝前に深部体温を下げることが重要なのですが、深部体温が高いままだと寝つきが悪く、睡眠不足から夏バテを起こし、熱中症にもなりやすくなります。
【関連記事】
アイススラリーなどのアスリートの暑熱対策から得られたアイデアを参考に熱中症対策・夏バテ防止を行ないましょう。
ただ、注意も必要で、アイススラリーは大量に摂取すると胃腸を壊しやすく、体温も下がりすぎるため、少量ずつこまめに飲むことを心がけましょう!