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糖分が多い飲料の広告を禁止する方針 シンガポール政府、糖尿病予防のため




糖分多い飲料の広告、初の禁止へ シンガポール、糖尿病予防(2019/10/11、共同通信)によれば、シンガポールで問題となっている糖尿病を予防するため、シンガポール政府は糖分が多い飲料の広告を禁止する方針なのだそうです。

砂糖に関しては、WHOが砂糖摂取の指針を出したり、地域によっては砂糖税・ソーダ税(清涼飲料水に課税)をかけたりと対策を行うことで、糖尿病を減らす試みがなされています。

WHOが体重の増加による肥満の数が増加傾向にあることや虫歯など健康上のリスクを防ぐため「一日の糖類25グラムまで」とする新指針を2015年に正式決定しました。

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世界全体で肥満の数は増加しており、また肥満は、糖尿病脂肪肝高血圧などの生活習慣病だけでなく、脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっています。

そして、医療費もそれに合わせて増加しています。

こうした流れを受けて、行政側は砂糖の摂取量減少と税収アップを目指して砂糖の入った食品・飲み物に対して税金をかけるようにしたり、企業は砂糖を減らす方法を開発しています。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルによれば、東京都足立区の平均年収は23区で最も低い300万円台前半(港区の3分の1程度)で、健康寿命は23区の平均よりも2歳短く、糖尿病の治療件数が最も多いそうです。

そこで足立区は区民が「自然と」健康になるようにする対策として行なったのが、飲食店にはお客のお通しに野菜を提供すること、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうようにお願いをし、また、区立のすべての保育園で野菜を食べる日を設け、調理は子ども自身が担当することで、楽しみながら野菜を摂取してもらうようにしたそうです。

この取り組みによって、足立区の1人当たりの野菜消費量は年間で5kg増えたそうです。

アメリカの炭酸飲料離れ 10年連続で販売量減|健康志向の高まり(2015/3/30)によれば、健康志向の高まりが影響しているのでしょうか、アメリカでの炭酸飲料の販売量が10年連続で減少しているそうです。

アメリカの2〜5歳の子供の肥満率が低下によれば、子供の肥満率が減少した理由として、CDCは、理由は明確ではないとしながらも、食生活の改善や運動、糖分の多い飲料を控える傾向などが寄与しているとの見方を示しています。

これからもプラスチック製品に対して世界各国で対策が行われているように、砂糖を多く含む飲料に対する広告規制を行うといった対策を行う国も増えていくのではないでしょうか?

→ 砂糖の摂取量を減らす方法|おすすめの健康的ライフスタイル10箇条

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ペットボトル症候群に注意|大量に清涼飲料水を摂取すると、急性の糖尿病のような症状が出ることがある!?




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by Mike Mozart(画像:Creative Commons)

■ペットボトル症候群に注意|大量に清涼飲料水を摂取すると、急性の糖尿病のような症状が出ることがある!?

ペットボトル症候群に注意「絶えず糖分意識して」

(2011/7/12、産経新聞)

ペットボトル症候群の正式名称は、「ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトーシス」。

継続して大量にジュースなどの清涼飲料水を摂取することで、血糖値が上昇。

血糖値を一定に保つホルモンのインスリンの働きが一時的に低下してしまう。

インスリンが欠乏するとブドウ糖をエネルギーとして使えなくなり、脂肪などを分解する。

その際に「ケトン体」と呼ばれる代謝成分が増え、血液が酸性に傾く。

「意識がもうろうとしたり、倦怠(けんたい)感があったり。

昏睡(こんすい)状態に陥ることがあります」と、大阪府内科医会会長で、ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)の福田正博医師は説明する。

「ペットボトル症候群(ソフトドリンク・ケトーシス)」は、大量に清涼飲料水を摂取することで血糖値が上昇し、インスリンの働きが一時的に低下してしまい、「ケトン体」が増え、血液が酸性に傾き、意識朦朧・倦怠感・昏睡状態に陥ることがあるそうです。

大量に清涼飲料水を摂取することで、急性の糖尿病のような症状が出ることがあるそうです。

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

熱中症にならないよう水分補給を忘れずにと思って、清涼飲料水を大量に飲んでいる人は要注意ですね。

福田医師によると、インスリンの投与などの治療によって、症状は比較的早期に治まるケースが多い。

しかし、注意が必要なのは肥満体型の人。

糖尿病予備軍と呼ばれる人たちはインスリンの働きが悪く、よりリスクが高まるという。

注意が必要なのは、糖尿病予備軍の人。

糖尿病予備群の人は、お茶など糖分の入っていない飲み物を利用するなどしていきたいですね。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

■イヌリン
イヌリン(食物繊維)を摂って糖尿病改善|イヌリンを含む食品・食べ物|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、腸内細菌の中には、腸でインスリンを分泌するように指令を出すスイッチを増やすものがあるそうで、その腸内細菌(「バクテロイデス」の仲間の細菌)を元気にすることで、血糖値が下がりやすい=糖尿病になりにくい体質を手に入れられるそうです。

慶應義塾大学の伊藤裕先生によれば、血糖値を下げる腸内細菌を元気にするためには、エサを与えてやる必要があるそうです。

そのエサとは、善玉菌の餌となるイヌリン。

イヌリンを多く含む食べ物の中で代表的なモノが菊芋(キクイモ)です。

→ イヌリンの多い食べ物 について詳しくはこちら

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焙煎菊芋茶には食物繊維「イヌリン」を多く含み、血糖値の上昇を抑えることで機能性表示食品を届出しています。

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糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

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1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

Soft drinks stall, Chowpatty Beach - Mumbai

by Ashok(画像:Creative Commons)




1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

(2010/2/9、デジタルマガジン)

最近発表された研究結果において、1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが通常の約2倍になるという。

1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は、すい臓がんのリスクが約2倍に増加するそうです。

この研究はミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士が発表したもので、博士はシンガポールに住む60,524人の男女の14年間の推移を調べた結果、1週間につきコップ2杯以上の清涼飲料水を飲んだ人は、飲まなかった人に比べて87%も膵臓ガンになるリスクが増加していることが判明したそうだ。

膵臓ガンは早期発見が非常に困難な上に進行が早く、5年後の生存率はたったの5パーセントしかないガンの王様だ。

清涼飲料水の飲み過ぎによる糖分の過剰摂取がインシュリンを増加させ、そして膵臓ガンを生むという。

ミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士によれば、清涼飲料水の飲みすぎによる糖分の過剰摂取がインスリンを増加させてしまい、すい臓がんになりやすくなるようです。

以前、「肥満がすい臓がんの危険高める」という記事を取り上げましたが、その記事によれば、若いころから肥満だとすい臓がんになるリスクが高くなるそうです。

また、清涼飲料水の飲み過ぎと肥満についての記事では、次のようなことを紹介しました。

ダイエットには食べ物より飲み物を見直す方がいい?

記事によれば、食べ物(固形物)によるカロリー摂取よりも飲み物(液体)によるカロリー摂取の方が体重に与える影響は大きいそうです。

液体による摂取カロリーは肥満の増加と並行して増加していて、ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校による以前の研究では、2015年にはアメリカの成人の75%が過体重あるいは肥満になることが予想されていているそうです。

成人人口の3分の2にも影響し糖尿病などのリスクを高める肥満のまん延は清涼飲料水と結びつけられていて、研究者らは減量や体重維持のために成人は砂糖で甘味をつけた飲料の摂取を控えることを推奨しています。

「清涼飲料水の飲み過ぎ」と「肥満」と「すい臓がん」については、深い関係があるのかもしれませんね。