by Osamu Kaneko(画像:Creative Commons)
(2015/6/29、NHK)
この中で齊藤医師は海外の研究データを示しながら、男性も年を重ねるとともに、精子の遺伝子に異常が見られる割合が増えるなど、精子の老化が進むと説明しました。
そのうえで「男性が子どもを持ちたいと希望したときから、相手が妊娠するまでの期間」について、30代から40代前半の場合、平均で10か月を超え、20代の時と比べておよそ1.5倍の時間がかかることや、男性が年を重ねるごとに相手の女性が流産するリスクが高くなることなどを解説していました。
精子も35歳から老化する!?不妊原因の半分は男性にあるによれば、35歳未満の男性の精子では約7割に活性化能力がありますが、35歳を境に低下するそうです。
卵子が老化するというニュースが以前話題になりましたが、精子も同様に老化するということを知ったうえで、人生設計をしていく必要がありそうです。
【関連記事】
- 女性の不妊原因「卵子の老化」が約半数
- 産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャル 6月23日
- 卵子老化の衝撃。35歳を超えると妊娠が難しくなる。|NHKクローズアップ現代
- 高齢出産のメリットとリスク
- 高齢での妊娠・出産のリスク
それに加えて、健康的なライフスタイルを送ることが精子にとってもよい影響があると考えられています。
運動してる男性の精子は優れている!?によれば、適度に運動している男性は、ホルモンの働きが改善されることで、運動をしていない男性の精子と比べると、形が優れ、より速く移動することができるそうです。
また、食事の面で言えば、魚や植物油に含まれるオメガ3脂肪酸は精子によい影響があり(オメガ3脂肪酸は精子によい影響がある)、男性機能低下には、亜鉛が良いと言われています。(男性機能低下は亜鉛で防げる?|ホンマでっかTV)
⇒ オメガ3脂肪酸を多く含む食品についてはこちら
⇒ 亜鉛 を多く含む食品について詳しくはコチラ
【関連記事】
- 運動してる男性の精子は優れている!?
- くるみを一日に75g食べると精子の質が向上するという研究結果
- オメガ3脂肪酸は精子によい影響がある
- 男性不妊には「精巣を温めてしまう生活習慣」に注意!
- えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分?!
ちなみに、「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査によれば、年収が高い人ほど健康的なライフスタイルをしているものです。
こう考えると、女性が経済力の高い男性を選ぶというのは、子供を産み育てるという観点からいってもごく自然なことなのかもしれません。
【関連ワード】