「肺炎」タグアーカイブ

要介護者の4割が低栄養傾向|家族の7割は「低栄養」の意味知らない




【目次】

  1. 要介護者の4割が低栄養傾向
  2. 低栄養とは?
  3. 家族の約7割は低栄養の意味を知らない
  4. 低栄養対策
  5. 10食品群チェックシート

■要介護者の4割が低栄養傾向

The Coopers

by Ted Van Pelt(画像:Creative Commons)

4割の要介護者が低栄養傾向も、家族の7割は「低栄養」の意味知らず

(2016/4/17、マイナビニュース)

要介護者100名の体重と身長を測ってもらい、BMIを計算したところ、低栄養傾向を示す数値である20以下の人が40%いたことがわかった。BMIは肥満度だけでなく、低栄養傾向にあるかどうかを判断する指標の1つにも使われており、要介護者の40%が低栄養傾向にあることが明らかとなった。

日清オイリオグループが60歳以上の要介護者(要介護度1~3)を在宅で介護しており、介護食を作っている100名を対象に実施した「低栄養に関する実態調査」によれば、要介護者の4割が低栄養傾向にあることがわかったそうです。

■低栄養とは?

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

■家族の約7割は低栄養の意味を知らない

低栄養という言葉とその意味を知っているか尋ねたところ、38%が「低栄養という言葉だけは知っていたが、その意味は知らなかった」、36%が「低栄養という言葉さえ知らなかった」と回答しており、74%が低栄養の意味を知らないでいることがわかった。

介護をする側の約7割が低栄養の意味を知らなかったそうです。

低栄養は、血液中の「アルブミン」が不足することによって起こります。

アルブミンとはタンパク質の一種で、血液を流れている血清タンパク質のおよそ6割を占めています。

つまり低栄養とは「タンパク質不足」のことなのです。

アルブミンが不足すると、次のようなことが起こると考えられます。

赤血球の材料が少ない→貧血

血管を作る材料が少ない→脳卒中(脳出血)」

免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」

筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」

つまり、要介護者が低栄養になってしまうと、さらに介護に負担がかかる恐れが高くなってしまうと考えられます。




■低栄養対策

●アルブミン不足を予防するには、肉を食べましょう。

アルブミンを上げる食事|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?で紹介した熊谷修教授(人間総合科学大学人間科学部)によれば、肉をよく食べてアルブミンを上げたグループはほとんど食べないグループに比べて死亡リスクが低いそうです。

また、アルブミン値を上げるためには、鶏のささみよりも牛肉のほうが良いそうです。

それは、牛肉に含まれる「飽和脂肪酸(アルブミンを作り出すエネルギーとなる)」を一緒に摂ることができるからなのだそうです。

お肉を選ぶ場合には、脂身のある肉(豚肉やもも肉)のほうが良いそうです。

アルブミンを上げる食事|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?によれば、「15の食生活指針」に沿った食生活を実践してもらったところ、アルブミンは増加し、血色素の低下も見られなり、つまり、栄養改善の効果があらわれたそうです。

  1. 3食のバランスをよくとり、食事を抜かずにきちんと食べましょう。
  2. 油脂類の摂取が不足しないようにしましょう。
  3. 肉、魚、乳製品、卵などの動物性たんぱく質を十分に食べましょう。
  4. 肉と魚の摂取は1:1の割合にしましょう。
  5. いろいろな種類の肉を食べましょう。
  6. 牛乳は毎日200ml以上飲むようにしましょう。
  7. 野菜は緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など)や根菜(大根、ごぼう、いもなど)など、いろいろな種類を毎日食べるようにしましょう。
  8. 食欲がないときは、おかずを先に食べ、ご飯の量を減らしましょう。
  9. いろいろな調理のしかたや、食品の正しい保存法を覚えましょう。
  10. 酢、香辛料、香り野菜(ねぎ、にんにくなど)を十分に取り入れましょう。
  11. 調味料を上手に使い、おいしく食べましょう。
  12. 和風、中華風、洋風といろいろな料理を食べましょう。
  13. 家族や友人との会食の機会をたくさんつくりましょう。
  14. 噛む力を維持するために、義歯は定期的に点検をしましょう。
  15. 「元気」のための健康情報をすすんで取り入れましょう。

※2から6までの5項目が、低栄養を防ぐための動物性食品や油脂類の摂り方に関する項目です。

お肉はタンパク質が豊富で、実はバランス栄養食品です。

野菜よりも鉄分が豊富で、かつ肉は野菜より鉄分の吸収率が5から10倍高い。

またビタミンも豊富で、特にビタミンB1は豚ヒレ肉100gでレモンの17倍含んでいるそうです。

さらにミネラルも豊富なのだそうです。

野菜不足が気になる方に!

青汁通販オンラインショップ

【最大18%OFF】有機国産ケールの青汁を今ならオトクな価格でご提供しています。

■10食品群チェックシート

「10食品群チェックシート」は、様々な種類の食材が摂れているかをチェックするシートです。

  • 牛乳(チーズなど乳製品)
  • 大豆
  • 緑黄色野菜
  • 果物
  • 海藻

10食品群チェックシート|PDF(NHKチョイス@病気になった時)

http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/pdf/160430.pdf

10品目チェックシート|PDF(NHKためしてガッテン)

http://www9.nhk.or.jp/gatten/pdf/10hinmoku.pdf

■まとめ

多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥る|厚生労働省
多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥ります。加齢に伴う変化(食欲の低下・活動量の低下・社会交流の低下・筋力低下・認知機能低下・多くの病気をかかえている)→危険な加齢の兆候(低栄養・転倒・サルコペニア・尿失禁・軽度認知障害(MCI))

参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット

高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省

「フレイル」とは加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態。

「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!で紹介した厚生労働省によれば、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て徐々に要介護状態に陥るそうです。

食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れますが、このタイミングで適切な介入・支援を行うことができれば、要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できると考えられます。

低栄養になる理由の一つとして、メタボ対策からフレイル対応への移行ができていないことが考えられます。

フレイルという考え方を知り、生活習慣を変えることによって、要介護になる人が減っていくといいですね。







【低栄養 関連記事】
続きを読む 要介護者の4割が低栄養傾向|家族の7割は「低栄養」の意味知らない

「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学

> 健康・美容チェック > 肺の病気 > 「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学




■「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学

「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学
「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学

参考画像:What is ResApp?|Vimeoスクリーンショット

[vimeo]https://vimeo.com/140138524[/vimeo]

What is ResApp?

Diagnosis in the palm of your hand

(2015/7/22、The University of Queenslad)

UQ’s Associate Professor Udantha Abeyratne said the mobile application was based on an automated algorithm that could use sound alone to diagnose respiratory conditions such as pneumonia and asthma, without the need for additional hardware.

“The technology is based on the premise that cough and breathing sounds carry vital information on the state of the respiratory tract,” Dr Abeyrante said.

病気の診断から予測まで! 現在開発中の医療アプリ3選

(2015/8/1、ギズモード)

オーストラリアのクイーンズランド大学が開発したこのアプリはiPhoneに向かってゴホゴホッと咳をするだけで音を分析して診断をして重症度も判定してくれます。気道の状態が変わることで咳の性質が変わるということを利用しています。咳の時間帯や頻度も病気によって変わるので意外と分かることは多いのかも。

数年前の研究ではこのResAppは91人の患者で90%もの精度で肺炎と喘息を診断できたそうです。

オーストラリア・クイーンズランド大学Udantha Abeyratne准教授によれば、「この技術は、咳や呼吸音が気道の状態に関する重要な情報を伝えるという前提に基づいている」そうで、ResAppは、咳の音を分析して肺炎やぜんそく、気管支炎などの呼吸状態を診断することができるそうです。

以前肺がんを診断する方法として、息に含まれる臭い成分や息の温度から診断する方法について紹介しました。

【関連記事】

将来は、肺の病気・気管支の病気を診断する方法として、咳の音、息の臭いの成分、息の温度などを総合して診断する方法ができるかもしれませんね。

→ 肺の病気 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学

約3億人の子どもが高レベルの大気汚染の中で生活している|#ユニセフ #UNCEF




■約3億人の子どもが高レベルの大気汚染の中で生活している|ユニセフ

Rainy day

by Kristina Servant(画像:Creative Commons)

7人に1人の子供が大気汚染下で生活、大半は南アジア=ユニセフ

(2016/10/31、ロイター)

国連児童基金(ユニセフ)は31日、世界の子どもの約7人に1人に相当する約3億人の子どもが、高レベルの大気汚染の中で生活しているとの報告書を発表した。うち2億2200万人は南アジアだという。

<中略>

ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、大気汚染が「毎年、5歳未満で死亡する約60万人の子供たちの主要な死因となっている」と指摘。肺炎などの疾病を引き起こし、肺にダメージを与えるばかりでなく脳の発達も阻害すると声明で述べた。

ユニセフの報告書によれば、約3億人の子供が高レベルの大気汚染の中で生活しており、その大気汚染が肺炎や脳の発達を阻害しており、毎年、5歳未満で死亡する約60万人の子供たちの主要な死因となっているそうです。

【関連記事】




■大気汚染の影響

汚れた空気(大気汚染)にさらされていると高血圧になりやすい!?によれば、世界では大気汚染のために年間550万人以上がなくなっているそうです。

米ワシントン大学保健指標評価研究所では、大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっているそうですが、大気汚染と高血圧には何らかの関係があるのではないかという研究がおこなわれています。

大気汚染物質と血圧値の関係について、およそ4万人の女性コホートを対象に調査した結果、微小粒子状物質(PM2.5)や二酸化窒素(NO2)などの大気汚染物質に長期間さらされると、血圧値が上昇すると考えられるそうです。

オゾンや一酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄などの大気汚染物質やほこり、粉塵などの化学物質以外の空気の汚れが血圧上昇に関連していると考えられるそうです。

最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙-WHO報告(2009/10/28)によれば、高血圧が最大の健康リスクだったそうです。

高血圧予防のためには、減塩などの食生活の改善などが重要になりますが、今後は大気汚染に注意することということも重要になるかもしれません。

実際に大気汚染と高血圧の関係が一般的な常識になったとしたら、空気清浄機を使うことが世界的にも一般的になっていくかもしれませんね。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【高血圧関連記事】
続きを読む 約3億人の子どもが高レベルの大気汚染の中で生活している|#ユニセフ #UNCEF

肺炎入院患者が地震後に急増 避難長期化で口腔ケアが不十分で誤嚥性肺炎に|熊本地震

waky.. waky..

by rhobinn(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 肺の病気 > 肺炎入院患者が地震後に急増 避難長期化で口腔ケアが不十分で誤嚥性肺炎に|熊本地震

【目次】




肺炎入院患者が地震後に急増 避難長期化で口腔ケアが不十分で誤嚥性肺炎に|熊本地震

肺炎入院患者が地震後に急増 熊本県内 避難長期化で口腔ケア保てず

(2016/5/23、西日本新聞)

地震による関連死疑い20人のうち、熊本県外に転院後に死亡した男性(87)は誤嚥(ごえん)性肺炎だったと確認された。

国立病院機構熊本医療センターで、肺炎による入院患者数が前年同期と比べて倍増していることがわかったそうです。

その原因としては、誤嚥性肺炎が考えられています。

高齢者は注意したい!誤嚥性肺炎の気づきにくい症状のサインとは?によれば、誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物、唾液に含まれた細菌が気管から入り込むことが起こる病気です。

高齢者の肺炎の7割以上は、細菌を含む唾液や食物が気管や肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎だと言われています。

避難生活が長期化する中、歯磨きなどの口の中のケアが不十分になると、特に高齢者は口の中の細菌が気管に入って引き起こす誤嚥性肺炎の危険性が高まるとされ、専門家は注意を呼び掛けている。

誤嚥性肺炎の予防は、細菌を含む食べ物や唾液の誤嚥を防ぐことが重要となるため、口の中を清潔に保つ口腔ケアと誤嚥を防ぐ対策が必要になるのですが、避難生活では、歯磨きなどの口の中のケアが不十分になっていることが考えられます。

また、寝たきりや脳血管障害、認知症の患者の場合は、嚥下反射やせき反射が低下し、細菌が気道を通じて肺に入り込みやすくなるため、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるそうです。

神戸常盤大短期大学部の足立了平教授(口腔保健学)によると、阪神大震災の関連死921人のうち約24%を肺炎が占め、その多くが誤嚥性肺炎とみられるという。東日本大震災でも危険性が指摘された。

阪神大震災でも肺炎で亡くなっている人が約24%を占めており、その多くが誤嚥性肺炎だったそうです。

また、東日本大震災でも誤嚥性肺炎による危険性が指摘されていたそうです。

【関連記事】




誤嚥性肺炎の症状
  • 発熱
  • 咳が出る
  • 喀痰(たんを吐く)
  • 元気がない
  • 倦怠感
  • 食事中にむせる
  • 喉が常にゴロゴロ鳴っている
  • 唾液が飲み込めない
  • 食事に時間がかかる
  • たんが汚い
  • 呼吸が苦しい

誤嚥性肺炎の場合は、眠っている間に細菌を含む唾液を少しずつ誤嚥することがあり、気づきにくいため、高齢者で上記に挙げた症状がみられる場合には、注意が必要です。

【関連記事】

誤嚥性肺炎の予防

誤嚥性肺炎の予防は、細菌を含む食べ物や唾液の誤嚥を防ぐことが重要となります。

そのため、口の中を清潔に保つ口腔ケアと誤嚥を防ぐ対策が必要になります。

1.口腔ケア

口の中の細菌を繁殖させないようにするために、歯磨き(入れ歯の人は入れ歯の洗浄)で口の中を清潔に保ちましょう。

また、唾液の分泌が減ると、口が乾きやすくなり、雑菌だらけの唾液が肺に入ることで、誤嚥性肺炎を引き起こすおそれがあるので、唾液の分泌をうながすようにしましょう。

●唾液がよく出る健口体操

童謡の「むすんでひらいて」に合わせて口を動かす

「むすんで ひらいて ベロを出して むすんで

またひらいて ベロ出して そのベロを鼻に

ベロを右に ベロを左 ベロをぐるぐる回します」

【関連記事】

また、ドライマウスにも気を付けましょう。

【関連記事】

2.誤嚥を防ぐ対策(嚥下反射を改善する嚥下障害対策)

●胃液の逆流を防ぐ

嚥下障害と誤嚥性肺炎

ゲップや胸焼けなどがある場合は、胃液の逆流が起こりえます。その場合、食後2時間ほど座って身体を起こしていることで、逆流を防止できます。

誤嚥予防のために、食後すぐに横にならずに、2時間程度座った姿勢を保つことで、胃液の逆流を防ぎましょう。

→ 逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事 について詳しくはこちら

【関連記事】

●嚥下体操

嚥下反射を改善させるために、嚥下体操を行ないましょう。

(1)腹式呼吸

鼻から息を吸って、口からゆっくり吐きます。

吸うのを4回、吐くのを8回。

(2)首の体操

  1. 前に後ろに動かします。
  2. 右に左に動かします。
  3. 首筋を伸ばします。

(3)肩の体操・腕の体操

肩をゆっくり上げてそのままにして、ストンと落とす。

片方の腕を上げて、もう片方の手で引っ張ります。

(4)発音練習

唇を使って、「ぱっ・ぱっ・ぱっ」「まっ・まっ・まっ」と発音し、舌を使って「たっ・たっ・たっ」「らっ・らっ・らっ」と発音します。

【参考リンク】







【関連記事】

【地震と関連する病気 関連記事】

梅宮辰夫さん、8つの合併症(肺炎・心不全・腎不全・糖尿病・高脂血症・狭心症・心房細動・高血圧)を発症し生死をさまよっていた

here it goes!

by craig Cloutier(画像:Creative Commons)




■梅宮辰夫さん、8つの合併症(肺炎・心不全・腎不全・糖尿病・高脂血症・狭心症・心房細動・高血圧)を発症し生死をさまよっていた

梅宮辰夫 8つの合併症で死の淵“意識不明”で「今夜がヤマ」

(2016/6/23、スポニチアネックス)

しかし「その2日間がいけなかった。8つ、合併症が出た」と告白した。肺炎、心不全、腎不全、糖尿病、高脂血症、狭心症、心房細動、高血圧。

2016年6月23日放送の「ダウンタウンDX」に出演した梅宮辰夫さん(78歳)は今年2月にひいた風邪から体調を崩し、入院を2日延ばしたところ、8つの合併症が出たそうで、入院時、梅宮さんの奥様クラウディアさんとマネジャーが呼ばれ医師から「今夜がヤマだ」と言われたそうです。

■梅宮辰夫さんを襲った8つの合併症とは?

●肺炎

厚生労働省の人口動態統計の死因別統計によれば、「肺炎」で亡くなる人が年間12万人を超え、肺炎は「がん」「心臓病」に次ぐ第3位となっています。

【関連記事】

●心不全

心不全とは、心臓の働きが不十分なことが原因で起きている体の状態のことで、病名ではないそうです。

心不全の症状としては、血液を送り出す能力の低下による症状と血液のうっ滞によって起こる症状があります。

血液を送り出す能力の低下による症状としては、心拍出量が減ったことが原因で、「疲れやすい」「だるい」「動悸がする」などの症状があります。

血液のうっ滞によって起こる症状としては、血液を送り出す能力が低下すると、心臓から前方へ血液が進みにくくなり、心臓の後方、血液を受け取る側で血液のうっ滞が起こります。

【関連記事】

●腎不全

慢性腎臓病がさらに重症化した状態を慢性腎不全といい、慢性腎不全とは、腎臓の機能が低下し、正常に働くことができなくなった(血中の老廃物が排泄できなくなる)状態です。

→ 腎臓の病気|腎臓病の症状・種類・原因・食事・検査 について詳しくはこちら

中性脂肪値が高くなると様々な病気を引き起こす原因になる!?

糖尿病

糖尿病の症状・初期症状の例

 

 

高脂血症脂質異常症

高脂血症は、血液中の脂質(コレステロール中性脂肪)が多すぎる病気のことをいいます。

●狭心症

【狭心症の症状】

  • 胸の圧迫感
  • 肩やおなかや背中の痛み

【関連記事】

●心房細動

通常心臓は規則的に一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動自体は命にかかわるようなことはありませんが、心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管に詰まると重症の脳梗塞につながるそうです。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

【関連記事】

高血圧

高血圧を放っておくと、動脈硬化によって、脳卒中心筋梗塞慢性腎臓病(CKD)糖尿病腎症など様々な病気の原因となります。