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生活を楽しんでいる意識が高い男性は脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低い!|厚生労働省研究班

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■生活を楽しんでいる意識が高い男性は脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低い|厚生労働省研究班

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by Leguminous(画像:Creative Commons)

「楽しい」は健康のもと 脳卒中リスク低、男性だけ

(2009/9/30、47ニュース)

生活を楽しんでいる意識が高い男性は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低いとの調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が30日、発表した。

厚労省研究班によれば、生活を楽しんでいる意識が高い男性は脳卒中心筋梗塞などの循環器疾患の発症、死亡リスクが低いと発表したそうです。

興味深いのが、このケースに当てはまるのは男性だけで、女性に関連はなかったという点。

その理由としては、

女性では関連はなく、男性の方がストレスの影響を受けやすいためではないかという。

ことが考えられるそうです。

また、意識の高い人には、生活習慣に特徴があったそうです。

意識の高いグループは、運動習慣のある人が多く喫煙者が少ないなど生活習慣の違いもあった。

このことから、運動習慣があることや喫煙していないことが脳卒中のリスクを低くしている要因であるとも考えられます。

ストレスを受けにくく、また解消しやすくするためにも、運動など自分に合ったストレス解消法を見つけることが脳卒中を予防する方法なのかもしれません。

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







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エノキタケのキチンキトサンで心筋梗塞など血管疾患対策

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2015年10月6日放送の林修の今でしょ!講座のテーマは「体の悩みを解消する最強の秋野菜ベスト6」でした。




第6位 エノキタケ(血管疾患に良い)

Saute of enokidake mushrooms

by pelican(画像:Creative Commons)

夏になると暑くなって、運動不足になりがちです。

運動不足になると、血管が細くなり血管疾患にかかりやすい状態になります。

心筋梗塞脳卒中といった血管疾患対策に良いとされる栄養素を含んでいる野菜は「エノキタケ」。

その栄養素とは、「キノコキトサン」

キノコキトサンには、血液中の悪玉コレステロール中性脂肪の値を下げる効果があるそうです。

エノキタケの栄養素を逃さないポイントは2つ。

1.汁ごと食べる

水溶性の栄養成分が多いため、汁ごと食べるのがオススメ。

2.細かく切る

おすすめレシピは「えのきあんかけ厚揚げ豆腐」。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







【林修の今でしょ講座】体の悩みを解消する秋野菜ベスト6|10月6日
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2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は低血糖でも高い脳卒中・心筋梗塞の危険性が高まる|神戸の医師らが調査

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■2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は低血糖でも高い脳卒中・心筋梗塞の危険性が高まる

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by Adams999(画像:Creative Commons)

低血糖でも高い脳卒中の危険 神戸の医師らが調査

(2010/4/7、神戸新聞)

生活習慣が主な原因となる2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は、血糖値が高すぎるだけでなく、低すぎる場合でも、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などになる危険性が高まることが、江原夏彦・神戸市立医療センター中央市民病院医師(循環器内科)らの調査で分かった。

国内で患者の血糖値を比較した大規模な追跡調査はほとんど例がなく、近く米医学誌で発表する。

2型糖尿病動脈硬化が進行した患者の場合は、血糖値が高すぎるだけでなく、低すぎても脳卒中心筋梗塞の危険性が高まるそうです。

血糖管理の目標値は、日本糖尿病学会が治療指針で、過去2カ月間の平均的な血糖値を反映する「ヘモグロビンA1c」を6・5%未満で管理するよう推奨。

健康な人の値は5・8%が上限とされる。

現在、血糖管理には、「ヘモグロビンA1c」の数値で管理するように推奨されてなっています。

基本的には、血糖値を下げるように治療を行っていきます。

しかし、今回の研究によれば、低血糖でもリスクが高まるという結果が出たようです。

ヘモグロビンA1cが6%以上7%未満のグループは、糖尿病のない患者と大差はなかったが、7%以上で発生率は高まった。

一方で6%未満のグループも、糖尿病のない患者に比べて約1・6倍発生率が高かった。

江原医師によると、血糖値が下がりすぎる「低血糖」になると、ストレスを感じたときに活性化される交感神経の働きで心拍数が上がる。

このため、もともと傷んでいた血管に、ダメージを与えることが考えられるという。

動脈硬化が進行した患者の場合は、低血糖になると、傷んでいた血管にダメージを与えられることが考えられるために、脳卒中のリスクが高くなると考えられるようです。

ただ、江原医師は「今回の結果はあくまで動脈硬化が進行した患者で、年齢など背景のばらつきもある。低血糖にも注意すべきだが、血糖値を下げるという治療の大前提は変わらない」としている。







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ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステム




■ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステム

Drive

by Chase Elliott Clark(画像:Creative Commons)

運転者失神による死亡事故を未然に防ぐウェアラブル―、日本IBMがスタートアップと大企業連携のデモデイ開催

(2016/12/14、TechCrunch)

最近、高齢の運転手が突然意識を失って起こる交通事故が報道されることが増えているように感じているが、実際、日本やスカンジナビア諸国の研究調査によれば、全交通死亡事故のうち10%は運転者の体調変化に起因するのだという。多いのは脳疾患(28%)、虚血性疾患(26%)、失神(9%)。

そこでsdtechが発表したのは「生体データによる疾患の予兆検知をする」という新サービスだ。

<中略>

このリストバンドから得られる脈拍、心電図、体温、呼吸数、血中酸素濃度をクラウド上でモニターして、異常が検知されたらドライバーに警告したり、車両を安全に停止させるというのが狙いだ。

運転中に運転者の体調変化によって起こる交通事故は全交通死亡事故のうちの10%を占めているのですが、車に乗る前には健康(思い込みもあるかもしれません)であっても、突然脳卒中などの脳血管疾患や狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患に襲われるかどうかを予測することはできません。

そこで、sdtechが発表したのは、リストバンド型の血圧測定デバイスを運転手につけてもらい、脈拍、心電図、体温、呼吸数、血中酸素濃度をクラウド上でモニターすることで、病気の予兆を検知するサービスです。

【運転中の健康状態・病気に関する参考リンク】

これまでこのブログでは、筋肉の動きをモニタリングすることで運転中の居眠りを防止する電子タトゥーや脳波から眠気を検知するセンサーを紹介したことがありますが、運転手の突然の体調不良を防ぐデバイスというのは今回が初めてです。

【関連記事】

同じような考えで解決している製品がないか調べてみたところ、運転手の心拍数を送信する衣類についての実験が行われているという記事がありました。

「運転手の心拍数を送信」する衣類の可能性 交通事故防止へ京福バスで実験

(2016/9/21、東洋経済オンライン(福井新聞))

運転手が機能素材の衣類を身に着けることにより心拍数などがリアルタイムで分かり、疲労具合や、急ハンドル、急ブレーキといった車の動きの情報も含めて総合分析する仕組み。運転中の安全管理を運行指令室など遠隔地から行うことができ、事故を未然に防止する。

NTTとドイツのソフトウエア企業「SAP」の共同プロジェクトの一環。NTTと東レが開発した機能素材を使った衣類と、SAPのアプリ「CTS」を組み合わせたシステムで、運転手の動作や車両の動きのデータを収集して、CTSで分析する。さまざまな情報をリアルタイムで共有できるのが特長で、指令室から運転手に休憩を促すなどして事故を防ぐ。

福井の京福バスではIoTで交通事故を防ぐシステムの実証実験が行われているそうで、運転手がNTTと東レが開発した機能素材を使った衣類を着用することにより、心拍数をリアルタイムでチェックし、また運転手の動作(急ハンドル・急ブレーキ)や車の動きを総合して分析し、事故を未然に防止することを目的としています。

【参考リンク】

以前APPLE WATCHの心拍数を表示する機能によって、17歳の青年の命が救われた!?という記事をお伝えしましたが、心拍数や脈拍数の変化は病気を知らせるサインとなるので、運転の安全性を高める仕組みとしてよい仕組みなのではないでしょうか。




■まとめ

「大企業のほとんどが、IoTの価値を勘違いしている」–落合陽一×JSR・小柴満信対談

(2016/11/30、ログミー)

大企業に関してはいわゆる「ものづくり」から脱していない状態です。プロダクトを作る過程もそうですが、最近でいうと「IoTとは?」と言われても、そのイメージをなかなかつかめていなかったりします。

どういうことかというと、本来IoTとは、膨大なデータを使って新たな価値を生み出すための手段、データ駆動社会における1つの手段です。

しかし、大企業は「IoT向けに、どういった製品を出すか」ばかり考えてしまう。だから、ハードウェアスタートアップとも、まだ温度差があるように感じています。

メディアアーティストの落合陽一さんとJSR代表取締役社長の小柴満信さんの中で「IoT」について書かれていますが、「IoT向けに、どういった製品を出すか」を考えるのではなく、本来であれば、社会問題を解決する手段として「IoT」を活用するという順序でなければならないはずです。

今回紹介した運転者が失神したことによる事故を未然に防ぐ方法としては、「IoT」を活用して病気の予兆を検知するシステムでなくても、例えば、完全自動運転の社会になれば、そもそも運転手が運転しないのですから、運転中の突然の体調変化による事故というのは起こりません。

※もちろん完全自動運転にはトロッコ問題のような倫理的な問題がありますが、それはまた別のお話。

【参考リンク】

『サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る』(著:スティーブ・ケース)では、第三の波(あらゆるモノのインターネット)によって、あらゆるモノ・ヒト・場所が接続可能となり、従来の基幹産業を変革していく中で、企業や政府とのパートナーシップが重要になると書かれています。

サードウェーブ 世界経済を変える「第三の波」が来る (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

第二の波では、インターネットとスマートフォンの急速な普及によってソーシャルメディアが激増し、盛況なアプリ経済が誕生した。その中でもっとも成功を収めたスナップチャットやツイッターのような企業は、小規模なエンジニアリング・チームからスタートして一夜にして有名になり、第一の波の特徴であったパートナーシップをまったく必要としなかった。しかし、こうしたモデルは現在がピークであり、新たな時代は第二の波とはまったく違う―そして最初の波とよく似た―ものになることを示す証拠が増えている

この第三の波には「インパクト投資」も含まれているそうです。

社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド)とヘルスケア分野(認知症・がん)の可能性|#サキドリ↑(NHK)によれば、「社会的インパクト投資(ソーシャルインパクトボンド、SIB)」とは、障がい者支援や低所得者(貧困)支援、難民、失業、引きこもりの人の就労支援などの社会問題の解決と収益の両立を目指す社会貢献型の投資のことです。

「IoT」や「インパクト投資」といった「第三の波」で社会は大きく変化をしていきますが、社会問題を解決する手段として、一人の力ではなく、これからますますいろんな人たちとのパートナーシップが重要になってくるでしょう。

最後にこの言葉をご紹介したいと思います。(アフリカのことわざなのだそうです)

別所哲也(俳優)|有名人の英語ライフ|TOEIC SQUARE

「If you go fast, go alone. If you go further, go together. (早く行きたければ、一人で行きなさい。より遠くへ行きたいのであれば、みんなで行きなさい)」







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<脳卒中>夏こそ注意 体内の水分量減少で血栓ができ脳梗塞の恐れ

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■<脳卒中>夏こそ注意 体内の水分量減少で脳梗塞の恐れ

Drink More Water - 3/365 - 3 January 2009

by John Flinchbaugh(画像:Creative Commons)

脳卒中:夏こそ注意 体内の水分量減少で脳梗塞の恐れ

(2009/8/7、毎日新聞)

寒い冬に発症すると思われがちな脳卒中だが、意外にも夏に発症する例は多い。

特に脳の動脈が詰まることで発症する脳梗塞(こうそく)が要注意だ。

大量の汗をかくことなどで体内の水分量が減少し、血液の粘度が増すことが原因と考えられ、水分補給の大切さなど専門医らは注意を呼びかけている。

脳卒中は、夏こそ注意が必要なようです。

大量の汗をかくことにより、体内の水分量が減少して、脳梗塞が起こる恐れがあるそうです。

脳卒中は、脳梗塞および▽脳内の細い血管が破れる脳出血▽脳内の太い血管のこぶが破裂して起こるくも膜下出血--の3種類に大別される。

国内の脳卒中死亡は、かつて脳出血が大半を占めたが、近年、脳梗塞が主流を占めるようになった。

厚生労働省の人口動態統計によると、1960年の調査では脳出血が約77%、脳梗塞は約13%だったが、05年の統計では、脳出血が約25%に対し、脳梗塞が約60%と逆転した。

栄養の改善や薬の進歩によって、脳出血が減少傾向にあるのに対して、血管が詰まる脳梗塞対策は進んでいないようです。

高齢者は、のどの渇きに対する感覚が鈍り、実際は、体内の水分量が少なくなっているにもかかわらず、水分補給ができていないことが多いようです。

そのために、血液の粘度が上昇し、血栓ができやすくなり、脳梗塞になっていると考えられます。

周りに高齢者がいらっしゃる方は、水分補給をこまめにとるようにアドバイスしてあげてくださいね。

■脳卒中予防10カ条

最後に、この記事で紹介されている脳卒中予防10カ条を紹介したいと思います。

 ■脳卒中予防10カ条(日本脳卒中協会作成)

 1、手始めに 高血圧から 治しましょう

 2、糖尿病 放っておいたら 悔い残る

 3、不整脈 見つかり次第 すぐ受診

 4、予防には タバコをやめる 意志を持て

 5、アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

 6、高すぎる コレステロールも 見逃すな

 7、お食事の 塩分・脂肪 控えめに

 8、体力に 合った運動 続けよう

 9、万病の 引き金になる 太りすぎ

10、脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら