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■人工透析減らせ、予備軍2500人を5年間徹底指導|厚生労働省
by Sadasiv Swain(画像:Creative Commons)
透析減らせ、予備軍2500人を5年間徹底指導 厚労省
(2008/8/18、朝日新聞)
増え続ける人工透析の患者を減らす方法を探るため、今秋、厚生労働省が全国規模の研究を始める。腎臓の働きに異常のある「透析予備軍」を対象に、5年にわたって最新の診療指針に沿った治療や生活指導を実施。透析患者数の増加を15%ほど抑えることをめざす。
<中略>
糖尿病や腎炎、高血圧などで腎臓の働きが低下すると、血液中の老廃物や余分な水分を尿として体外に排出しにくくなる。放置すれば生命の危険もあり、健康時の1割程度になると、腎臓の働きを代行する人工透析が必要になる。自覚症状がほとんどないため気づかないことも多い。いったん透析を始めると離脱するのは難しい。
日本透析医学会によると、昨年、新たに透析を始めた患者は3万6909人。前年より536人も増え、18年連続で過去最高となった。患者の合計は27万人を超える。
日本透析医学会によると、人工透析患者は増え続けていて、18年連続で過去最高となり、患者の合計は27万人を超えているそうです。
参考画像:糖尿病・人工透析の現状(PDF)|厚生労働省
参考画像:糖尿病・人工透析の現状(PDF)|厚生労働省
今回の研究では、尿たんぱくが陽性で腎臓の働きに異常があり、将来、透析が必要になる恐れのある40~74歳の2500人を、日本腎臓学会が昨年つくった「CKD(慢性腎臓病)診療ガイド」にもとづく投薬や食事療法などを実施して、定期的に検査し、評価を行なっていくそうです。
人工透析は身体的にも、経済的にも、時間的にも、患者に負担がかかってきます。
できるだけ人工透析を避けられるように生活習慣を改善していきたいですね。