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Googleの親会社のAlphabet傘下のVerily、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発中止

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■Google、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発

参考画像:Engadget

Googleがスマート コンタクトレンズを開発、血糖センサと無線内蔵の医療用。LED内蔵も検討

(2014/1/17、engadget)

Google の先端技術研究所 Google [x] が開発した Smart Contact Lens は、二層のソフトコンタクトに微細なセンサーとチップ、アンテナを挟んだ構造で、(当初の) 用途は医療用。

涙に含まれるグルコースを監視することで、糖尿病患者に血液検査より楽な血糖値管理の方法を提供するとともに、今後はLEDを内蔵して、着用者に血糖レベルの急激な変動を警告する機能も検討しています。

Googleはさまざまな分野に進出していることで話題になっていますが、今回は医療分野に進出しました。

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Googleが開発することを発表したスマートコンタクトレンズは医療用で糖尿病患者の血糖値管理をすることができるというもの。

血糖値の急激な変動をした際には、内蔵されたLEDで警告ができるようにする機能も検討されているそうです。

血糖値を測定するのは大変な手間だと思いますので、それがコンタクトレンズで自動で管理することができれば、すごく楽になるのではないでしょうか。

【追記(2018/11/19)】

Update on our Smart Lens program with Alcon(2018/11/16、Verily)によれば、Verily(べリリー)は血糖値を測定するコンタクトレンズの開発の中止を発表しました。







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大分の炭酸水素塩泉飲むと血糖状態が改善 糖尿病予防に期待

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■大分の炭酸水素塩泉飲むと血糖状態が改善 糖尿病予防に期待

Onsen 温泉

by Japanexperterna.se(画像:Creative Commons)

大分の炭酸水素塩泉飲み血糖状態改善

(2016/1/20、河北新報)

慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)などの研究グループは、特定の温泉水を飲むと血糖状態が改善するメカニズムの一端を、分子レベルで代謝物を調べるメタボローム解析などで初めて確認したと発表した。糖尿病予防への応用を期待する。

慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)などの研究グループの研究によれば、大分県竹田市の長湯温泉の炭酸水素塩泉の温泉水と市販の飲料水と1週間交互に1日0.5リットル、計4週間飲んでもらい、7日ごとに血液と便を調べたところ、血液検査の結果、温泉水の飲用後、一定期間の平均的な血糖値を反映する血中グリコアルブミン値(11~16%が基準値)が、19人中16人で下がったそうです。

メタボローム解析した結果、高いと糖尿病になりやすいとされる血中アミノ酸の一つチロシンの濃度が15人で低下した。腸内細菌の解析では、肥満防止効果がある細菌群を有していた13人のうち、10人で同細菌群が増えた。

今回の結果から考えられるポイントをまとめてみます。

  • 大分県の温泉水を飲むと血中グリコアルブミン値が19人中16人で下がった
  • 数値が高いと糖尿病になりやすいとされるチロシンの濃度が19人中15人で低下
  • 肥満防止効果がある細菌群を持っていた13人のうち、10人で肥満防止効果がある細菌群が増えた
  • 今回の実験は大分県の温泉水を飲んだが、その他の温泉水に同様の効果があるかはわからない
  • 炭酸水素塩泉のどのような成分が糖尿病の予防・改善につながるかはわかっていない




■温泉水による糖尿病予防効果のメカニズムの仮説

温泉水飲用の効果をメタボローム解析および腸内フローラ解析で明らかに

(2016/4/1、慶応大先端生命科学研究所)

血液のメタボローム解析の結果、温泉水飲用期間では解糖系が亢進している可能性が示唆された。これは、グルコースを消費してエネルギーを生み出すはたらきが、温泉水の飲用によってより強くなることを示唆する結果である。その他にも、温泉水飲用後は血中のアミノ酸濃度が減少しており、これは生体内でのタンパク質分解が抑制された結果ではないかと考えられる。また、腸内フローラ解析の結果から、肥満防止効果があることがマウス実験で証明されているChristensenellaceae科の腸内細菌が飲泉後に増加することが明らかとなった。以上の結果から、今回実験に用いた長湯温泉の温泉水の飲用は、解糖系の亢進、タンパク質分解の抑制、肥満防止効果がある腸内細菌の増加などを介して血糖状態を改善し、糖尿病の予防や改善につながる可能性が示唆された。

炭酸水素塩泉を飲むことによって、1.生体内の代謝アップ、2.腸内環境の改善、という2つの効果によって、血糖状態の改善がみられ、一定期間の平均的な血糖値を反映する血中グリコアルブミン値が低下したと考えられます。

1.生体内の代謝アップ

●解糖系の亢進

グルコースを消費してエネルギーを生み出すはたらきが、温泉水の飲用によってより強くなることから

●タンパク質分解の抑制

温泉水飲用後は血中のアミノ酸濃度が減少したことから

2.腸内環境の改善

肥満防止効果があるといわれる腸内細菌が飲泉後に増加したことから

■まとめ

今回の研究は、大分の炭酸水素塩泉を飲むと血糖状態が改善したということはわかりましたが、具体的にどのような成分が血糖状態の改善に役立ったのかというのはわかっていません。

ただ、今後温泉水を健康に活用しようというところがますます増えていくのではないでしょうか。

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【糖尿病の症状】
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人工甘味料で糖尿病リスク増!?|人工甘味料は腸内細菌のバランスを崩して、血糖値が下がりにくい状態にする作用がある!?

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■人工甘味料で糖尿病リスク増!?|人工甘味料は腸内細菌のバランスを崩して、血糖値が下がりにくい状態にする作用がある!?

Sugar Dish

by Steve Snodgrass(画像:Creative Commons)

人工甘味料で代謝異常 腸内細菌のバランス崩す

(2014/9/18、神戸新聞NEXT)

菓子や清涼飲料に広く使われているサッカリンなどの人工甘味料には、代謝に関わる腸内細菌のバランスを崩して血糖値が下がりにくい状態にする作用があるとする研究結果を、イスラエルの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に17日発表した。

イスラエルの研究チームによれば、サッカリンやスクラロース、アスパルテームなどの人工甘味料は腸内細菌のバランスを崩して、血糖値が下がりにくい状態にする作用があるという研究結果が発表されました。

虫歯予防やカロリー摂取量を抑えるのに役立つ一方で、糖尿病肥満といった生活習慣病のリスクが高まる可能性を指摘。

ダイエット清涼飲料の飲みすぎの人は、胴囲の増加が飲まない人の6倍にで紹介した記事によれば、今回の記事とは考え方が違うものの、アステルパームという人工甘味料が健康に対して何らかの影響を与えていると考えられていました。

  • 糖尿病の初期段階に起こりやすい膵臓(すいぞう)内の損傷に少なからず影響を与えている
  • 人工甘味料は食欲を促進させ、満足感を感知する脳の細胞に損傷を与える。
    砂糖のような自然の糖分の不足により、さらに甘いものへの欲求が増す。

両方の記事に共通するのは、人工甘味料には、糖尿病へのリスクを高める要因があると考えられるというものであり、今回の記事は、人工甘味料が腸内細菌のバランスを崩すことによって、代謝異常を引き起こす可能性があるということですね。

肥満やメタボの第3の要因に腸内細菌叢が関係している?和食を食べて予防しよう!という記事によれば、肥満やメタボリックシンドロームを引き起こす第三の要因として腸内細菌叢が関係しているのではないかと考えられているそうです。

やせない原因は腸にあった!?やせ型腸内細菌と肥満型腸内細菌|腸サビ|世界一受けたい授業 10月29日によれば、腸内細菌の中に肥満型腸内細菌とやせ型腸内細菌がいることが分かってきたそうです。

肥満型腸内細菌とヤセ型腸内細菌は両方とも誰もが持っており、同じものを食べていても、肥満型腸内細菌が多い場合は、栄養の吸収をどんどん促進させて肥満になってしまうのだそうです。

ヤセ型腸内細菌を多く持っている人は太りにくい体質ということになります。

米ワシントン大学の研究によると、肥満型腸内細菌を与えたマウスとやせ型腸内細菌を与えたマウスを同じエサで育てた実験で、肥満型腸内細菌を与えたマウスは体脂肪が47%も増えたのに対し、やせ型腸内細菌を与えたマウスは27%しか増えなかったという結果になったそうです。

アメリカ人には肥満型腸内細菌を持つ人が多いと言われており、日本人にはヤセ型腸内細菌を持つ人が多いと言われています。

それは和食や食物繊維の多い野菜をよく食べているため、肥満型腸内細菌が抑制されているのではないかと考えられるそうです。

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食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認

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■食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認

Grapefruit Tomato Juice

by Tella Chen(画像:Creative Commons)

野菜ジュースに食後の血糖値を抑制する効果 – カゴメがヒト試験で確認

(2015/1/8、マイナビニュース)

カゴメは1月8日、食前に野菜ジュースを飲むことで、食後の血糖値の上昇を抑えることができることをヒトを対象とした試験で確認したと発表した。

食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑えることができることがヒト試験で確認されたそうです。

→ 食前野菜ジュースダイエットのやり方・効果|なぜ食前に野菜ジュースを飲むとダイエットできるの?【#初耳学】 について詳しくはこちら

→ 血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品 について詳しくはこちら

食前、または食事中の野菜ジュースの飲用が食後の血糖値の上昇に与える影響
食前、または食事中の野菜ジュースの飲用が食後の血糖値の上昇に与える影響

参考画像:野菜ジュースを食前に飲むことで、メタボの原因の一つである食後の血糖値の上昇が抑えられることをヒト試験で確認〜食事中に野菜ジュースを飲んだ場合は食後の血糖値が速やかに低下〜(2015/1/8、カゴメニュースリリース)|スクリーンショット

野菜ジュースを食前に飲むことで、メタボの原因の一つである食後の血糖値の上昇が抑えられることをヒト試験で確認〜食事中に野菜ジュースを飲んだ場合は食後の血糖値が速やかに低下〜

(2015/1/8、カゴメニュースリリース)

野菜ジュースを白米摂取前に飲むと、白米のみを摂取した場合に比べて食後の血糖値の上昇が低く抑えられ、特に白米摂取の30分前に野菜ジュースを飲んだ場合に最も高い効果が見られました。また、野菜ジュースと白米を同時に摂取した場合は、白米のみを摂取した場合に比べて、食後の血糖値が速やかに低下しました。

その結果、野菜ジュースを食前に飲んだ場合、飲まなかった場合に比べて、食後の血糖値の上昇が低く抑えられた。同時摂取の場合は、食後の血糖値の上昇は抑えられなかったものの、上昇した血糖値が速やかに低下した。

野菜ジュースを白米摂取前に飲んでも、同時に摂取しても、白米のみを摂取した場合に比べて、食後の血糖値の上昇が低く抑えられるという結果が出ており、特に、白米摂取の30分前に野菜ジュースを飲んだ場合が最も効果が高かったそうです。

ただ、今回の研究結果によれば、野菜ジュースに含まれるどの成分が血糖値抑制に役立っているのかどうかは分かっていないようです。

血糖値を下げる食品・食事方法によれば、食物繊維の多い野菜から先に食べると、糖分が食物繊維に絡まり、通常よりゆっくりと吸収されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができるそうです。

もしかすると、野菜に含まれる別の成分が血糖値の上昇を抑えることにつながっている可能性があるので、今後の研究に注目したいですね。

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→ 野菜ジュースにメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防・改善効果を確認|カゴメ について詳しくはこちら

→ 食前に野菜ジュースを飲むことによる食後高血糖抑制効果はベジタブルファーストと同等の効果がある! について詳しくはこちら







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オートファジー(自食作用)が血糖値を下げるインスリンの正常な分泌に関わっている!?|2型糖尿病の治療に役立つ可能性|順天堂大

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■オートファジー(自食作用)が血糖値を下げるインスリンの正常な分泌に関わっている!?|2型糖尿病の治療に役立つ可能性

Uranium Particles (06410126)

by IAEA Imagebank(画像:Creative Commons)

オートファジー:たんぱく質分解機能、インスリンの正常分泌を保つ

(2008/11/9、毎日新聞)

血糖値を下げるインスリンの正常な分泌に、「オートファジー」(自食作用)と呼ばれる細胞内のたんぱく質分解機能が深くかかわっていることを、順天堂大などが突き止めた。

この機能を活性化できれば、インスリンの働きが悪くなる2型糖尿病の治療や、発症抑制に役立つ可能性があるという。

順天堂大などによれば、血糖値を下げるインスリンの正常な分泌に、「オートファジー」(自食作用)と呼ばれる細胞内のたんぱく質分解機能が関わっており、この機能を活性化させることで2型糖尿病の治療に役立つ可能性があるそうです。

2型糖尿病は食事などの生活習慣が主な原因とされ、肥満の患者はインスリンの働きが悪いことが分かっている。

研究チームは、オートファジーがベータ細胞内の不要なたんぱく質を分解して健やかさを保ち、インスリンの正常な分泌を助けていると推定した。

このオートファジーという機能を活性化させることにより、インスリンの正常な分泌を促すことで、糖尿病の治療や予防につながるようです。

今後の研究に注目です。




【追記(2016/10/4)】

■オートファジー

<ノーベル賞>細胞内不要物リサイクル…オートファジーとは

(2016/10/3、毎日新聞)

オートファジーの働きによって、たんぱく質はアミノ酸というエネルギー源になったり、たんぱく質生成の材料に変化したりする。また、不要となった物質や病原体も分解することで、生命活動を維持している。

オートファジー(自食作用)は、不要物などを分解してリサイクルも行うする細胞内の働きです。

大隅良典東京工業大栄誉教授はノーベル医学生理学賞を授与されましたが、大熊氏は生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を分子レベルで解明しています。

大隅氏は、大きな膜でほぼ無差別に不要となったたんぱく質などが包み込まれ、その後、分解酵素を含んだ袋と結合し、膜内でたんぱく質などがバラバラに分解され、再利用されることを分子レベルで解き明かした。これらは液胞と呼ばれる小器官に蓄積。エネルギー源や自分自身を作る材料として再利用されているとされる。

「無精ひげです」…大隅さん一問一答(2)

(2016/10/4、毎日新聞)

 −−オートファジーを子どもたちにも分かるように教えてください。

 私たちは毎日、たんぱく質を70〜80グラムぐらい食べています。それはたんぱく質が必要なのではなく、それを分解して「アミノ酸」というたんぱく質の原料にしています。いろいろな計算があるのですが、私たちの体の中には300グラムくらいのたんぱく質が作られている。その(原料の)アミノ酸がいったいどこからきたのかというと、私たちの体の中のたんぱく質を(分解して)再利用している。私たちは非常に大事なリサイクルシステムを持っていて、(たんぱく質の)分解も生命を支える大事な要素です。

 もう一つの例は、よく「海で遭難して1週間、水だけで生きた」というニュースを見ます。その期間、私たちの体はたんぱく質合成を止めているわけではない。たんぱく質を分解しながら再利用していくシステムを私たちは持っている。たんぱく質を食べて消化するのは細胞の「外」の現象だが、細胞の「中」でも、たんぱく質を作っては壊し、作っては壊しで生命を維持している。

 また、細胞の中には変なたんぱく質がたまって、病気の原因になっていることが分かるようになった。細胞の中をいつもクリーンにしておくことが実はとっても大事なんです。それが全部とは言いませんが、オートファジーの大きな役割です。栄養源のリサイクルと同時に、細胞内部の質的なコントロールをしているのがオートファジーで、それがこれからの医学にとても大事なんだと考えています。

■まとめ

ヒトの2型糖尿病の発症抑制にはオートファジー(細胞の自食作用)が必須である

(2014/8/5、順天堂大学プレスリリース)

研究グループではこれまでに膵β細胞特異的にオートファジーを失ったマウスで2型糖尿病を発症することを報告しましたが(Ebato etal. Cell Metab 2008 (4):325-332)、オートファジーがヒトの2型糖尿病の発症に影響を与えるかどうかはわかっていませんでした。そこでヒトの糖尿病に近いモデルマウスを用いてオートファジーの役割を調べたところ、オートファジーが低下するとヒト膵島アミロイドポリペプチド(hIAPP)の有する細胞毒性が顕在化し、糖尿病を悪化させることがわかりました。

順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学の藤谷与士夫准教授、綿田裕孝教授らの研究グループは、ヒトの2型糖尿病の発症にオートファジーが重要な働きをしていることを発見しました。

ヒト膵島アミロイドポリペプチド(hIAPP)は通常状態では細胞毒性を示さないそうですが、オートファジーが低下すると細胞毒性を示し、糖尿病を悪化させることがわかったそうです。

そこで、オートファジー活性を調節することにより、2型糖尿病の予防や治療に役立つ可能性があると考えられるそうです。

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P.S.
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