ある研究によれば、普段のおやつをピーカンナッツに置き換えることでコレステロール値がよくなることがわかりました。
【参考リンク】
- Hart TL, Kris-Etherton PM, Petersen KS. Consuming pecans as a snack improves lipids/lipoproteins and diet quality compared with usual diet in adults at increased risk of cardiometabolic diseases: a randomized controlled trial. Am J Clin Nutr. 2025 Apr;121(4):769-778. doi: 10.1016/j.ajcnut.2025.01.024. Epub 2025 Jan 27. PMID: 39880306.
■実験内容
心臓病や2型糖尿病は持っていないけど、メタボリックシンドロームの基準(例:高血圧や高コレステロールなど)を1つ以上持つ人たち、つまり、心臓や代謝に関する病気(心臓代謝疾患)のリスクが高い138人(平均46歳、BMI約29.8)の参加者を1日57g(約一把)のピーカンナッツを間食として食べるグループといつも通りの食事を続けるグループの2つに分けて、12週間実験を行いました。
■結果
1)脂質の改善:
ピーカンナッツを食べたグループでは、血液中の「悪い」脂質が減ったため、心臓病リスクを下げる良い変化といえます。
総コレステロール:約8.1 mg/dL減
LDLコレステロール(悪玉):約7.2 mg/dL減
非HDLコレステロール:約9.5 mg/dL減
トリグリセリド(中性脂肪):約16.4 mg/dL減
2)食事の質の向上
ピーカンナッツグループの食事の質(HEI-2020スコア;Healthy Eating Index-2020という指標で評価)が、通常食グループより9.4ポイントアップしたことから、ピーカンナッツが栄養価の高い選択肢であると考えられます。
※Healthy Eating Index-2020(HEI-2020)は、アメリカ人の食事ガイドラインの順守度を評価する指標です。食事の栄養学的質を100点満点で評価し、高い点数ほど健康的な食事と判断されます。
3)血管の健康
血管の柔らかさや血流(FMDやcf-PWV)に変化は見られないという結果が出たため、ピーカンナッツを食べても血管そのものには影響しないと考えられます。
4)体重
ピーカンナッツグループは平均0.7kg体重が増える傾向がありましたが、統計的には大きな差ではありませんでした。
■まとめ
12週間、毎日57gのピーカンナッツを間食として食べると、心臓代謝疾患のリスクがある人の血液中の脂質が減り、食事の質が向上したことから、ポテチやクッキーよりピーカンナッツを選ぶと、コレステロールが減り、栄養バランスが良くなる可能性があるということがわかりました。
ただ食べすぎには注意!
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