2025年5月29日放送の「ひるおび」のテーマは「健康寿命を延ばす鍵!?デルワン(DEL-1)」でした。
解説:新潟大学・前川知樹教授
■デルワンとは?
デルワンとは、腎臓・腸管・血管・眼・脳神経で作られ、全身を巡り(脳のデルワンは脳にとどまる)炎症を抑えるたんぱく質です。
最近の研究で、デルワンは体内にある唯一の抗老化タンパク質であることがわかっています。
40代の年齢が同じ人の肌を比べてみても、「デルワン(DEL-1)」が多い人は肌ツヤがよくシミも少ないことが分かっています。
■デルワンの働き
●デルワンが老化細胞に自らを除去するように指令を出す。
●指令を出された老化細胞は、死ぬと同時に「食べてくれ」というシグナルを出す。
●免疫細胞と呼ばれるマクロファージが老化細胞を食べることで元気な細胞だけが残る。
デルワンは年齢とともに減少し、特に40代で激減していき、老化細胞がどんどん増え、炎症が起きると傷や病気が治りにくくなり、様々な病気の要因となってしまいます。
「なかなか傷が治りにくい」「風邪をひいたら治りにくい」というの「老化」のせいだと思われていたものが、実はデルワンが減少しているせいではないかということが最近の研究でわかってきました。
■デルワン(DEL-1)は健康寿命を延ばす鍵!?
歯周病・歯槽膿漏が起きると骨が溶けるのですが、歯周病のマウスに対してデルワンを投与すると骨の再生と、骨の吸収が抑制されます。
サルを使った実験でもデルワンを投与すると非常に炎症と腫れが改善するような効果が見られたそうです。
さらに、通常マウスは600〜800日で寿命を迎えますが、デルワンの値が常に高いマウスは800日〜1000日以上生きるなど、デルワンが全身の再生に関わっている可能性があり、健康寿命を延ばす鍵となると考えられています。
■デルワン減少チェックリスト
- □シミ・そばかす・シワ・たるみが増えた
- □傷やニキビ跡が治りにくい
- □目が見えづらくなった
- □疲れやすい、疲れが取れない
- □骨が痛む、骨折しやすくなった
- □歯や口の中に関する異常や違和感が増えた
(痛み、乾き、口臭など) - □急激な体重の増減があった
- □高血圧・血圧が高め
デルワンが一番よく作用するのは骨や歯の周りなので、デルワンが低くなると一番影響が出てくるのが、この中で注意すべきは(5)(6)。
■デルワンを増やす食材は「オメガ3」
DEL-1を増やす食材は、オメガ3脂肪酸を含む食品。
オメガ3脂肪酸がDEL-1を上げてくれることがわかってきました。
前川教授の実験では、毎日の食事に『オメガ3脂肪酸』サプリを与えたサルは、4か月後に「DEL-1」が約1.6倍になったという結果もあります。
オメガ3脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸で欠乏すると皮膚炎などを発症します。
●αリノレン酸を含む食品
・えごま油
・アマニ油
・クルミ
●DHA・EPA
・サバ・イワシ・アジ・マグロ
→ オメガ3脂肪酸を含む食品 について詳しくはこちら
■デルワンサプリ

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→ 抗老化タンパク質「DEL-1(デルワン)」の増やし方(食材)とは?【カズレーザーと学ぶ。】 について詳しくはこちら