関節痛・変形性膝関節症の予防|膝が痛い
関節痛・変形性膝関節症になる前に予防しましょう。
変形性膝関節症は、そのままにしておくと、悪化して、元に戻せなくなるので、次に挙げる変形性膝関節症になりやすい方の特徴に当てはまる方は早めに対応することをおすすめします。
- 年齢が55歳以上、またはそれに近づいている方
- 女性の方
- 標準より体重が重い方
- 姿勢が悪い方
- O脚など足の変形が気になる方
- 同じ動作を繰り返す職業や趣味、スポーツを続けている方
関節まわりの筋肉を鍛える
関節、特に膝まわりの関節の筋肉を鍛えることで膝への負担を軽くし、膝痛を予防しましょう。
●コルセット筋トレーニング
おへそを引っ込める運動で腹横筋を鍛えると腰痛、ひざ痛によいそうですが、それはなぜなのでしょうか?
おへそを引っ込めると「腹横筋(ちょうおうきん)」が働くそうです。
腹横筋は、腰骨よりちょっと内側の柔らかいところで、軽く咳をしてみると動くところです。
おへそを引っ込めるトレーニングをすると、腹横筋が太く強くなっていきます。
腹横筋は、腰周りを支え、姿勢を維持するのに重要な働きをする、いわば「天然のコルセット」です。
腹横筋を鍛えることによって、姿勢が安定し、腰痛の予防・改善につながるそうです。
しかも、姿勢よく歩けることにつながるため、ひざへの負担も減らせる効果があるそうです。
【おへそ引っ込め体操1】
呼吸を止めずに、おへそを引っ込めたまま、30秒間キープ
※腰骨の左右のでっぱりの内側の部分が、硬くなることを確かめる
【おへそ引っ込め体操2】
手とひざを床について、背中が反らないようにして、おへそを引っ込めながら、片手を上げて、その反対側の足を上げ、体の水平を保つ。
※おへそ引っ込め体操はジャンプやゆっくりジョギングなど運動中に取り入れると効果的。
肥満を解消する
体重が増加すると、膝関節への負担も大きくなり、膝の痛みをそれだけつらくなります。
肥満を解消するためにも、バランスの良い食事を摂り、栄養が足りない場合は、健康補助食品などを利用し、変形性膝関節症を予防しましょう。
しょうが
1.ジンゲロールの抗炎症作用がヒザ痛に効果がある
ショウガに含まれる辛味成分ジンゲロールには、抗炎症作用があり、ひざの痛みに効くそうです。
マイアミ大学の実験によれば、ショウガエキスを6週間摂取したグループでは変形性膝関節症の人の4割の痛みが和らいだそうです。
また、2014年の国際変形性関節症学会でも、生姜を摂取すると、変形性膝関節症の痛みが軽減させると発表されています。
2.しょうがは軟骨の変形を防ぐ
軟骨の炎症を放置しておくと、痛みが悪化していき、軟骨のすり減りが進んでいくそうです。
そこで、しょうがを摂取すると、炎症を抑えることにより、軟骨のすり減りを防ぐことができるそうです。
一日に食べると効果的な摂取量は、1日60g(しょうが1個分)で、より高い効果を求める場合には、1日120g摂るぐらいではないといけないそうです。
ただ、一日しょうが1個を食べるのは大変なので、おすすめしていたのは「乾燥しょうが」。
乾燥ショウガとは、ショウガを天日干しなどで乾燥させたものです。
しょうがは約9割が水分なので、乾燥ショウガにすると、1日6gでよいそうです。
→ しょうがの健康効果 について詳しくはこちら
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