コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!

コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!





コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!
コロナ時代だからこそ「ロングズーム」のアプローチで物事を見よう!

フォトザック・ルセロのUnsplashフォトザック・ルセロのUnsplash

コロナ以降だからこそ生まれるサービスがあったり、コロナだからこそ一足飛びに進んだものもあります。

例えば、巨大都市への一極集中から地域のサテライトオフィス需要が増えるんじゃないかというものだったり、ハンコの廃止から電子契約の推進だったり、人がたくさん集まる必要性がないものをオンライン化する流れだったり。

ただ、それを様々なスケールで物事を見る「ロングズーム」のアプローチで見てみると違うのかもしれません。

「世界をつくった6つの革命の物語」(著:スティーブン・ジョンソン)が提案している「ロングズーム」の考え方を自分なりに解釈すると、ある物事を個人の単位で見るのか、国や民族単位で見るのとでは意味が違ってきたり、原子のサイズで見るのか、宇宙のサイズで見るのかによっても違ってきたり、1年単位で見るのと100年単位で見るのとは違っていたりと、ある物事を異なる様々なレベルで評価し解釈するアプローチのことをいいます。

例えば、Googleが発表した新型コロナ以降検索数が急増したワードから予想される未来とは?によれば、新型コロナでGoogke検索が急増したワードには、「ネットスーパー」「レシピ」「テイクアウト」「持ち帰り(外食チェーン店との組み合わせ)」「お持ち帰り 近くの店」「学童」「オンライン学習」「(YouTubeでの)教育・クイズチャンネル」、リモートワーク・在宅勤務による運動不足の解消に関する検索ワード、新型コロナウイルス終息後の期待に関する検索ワード(旅行、キャンプ)などがありました。

この結果だけを見ると、食事はネットスーパーやレシピを活用した自炊が増え、飲食店はテイクアウトや持ち帰り、デリバリーに転換し、学校はオンライン学習へ移行すると思っても不思議ではありません。

数年たった後もこの中から残るものがあるかもしれませんし、消えてしまうものもあるはずです。

コロナ以前はオフラインイベントへの関心の熱の高まりが感じられました。

それにはオフラインだからこそ話せることや一体感、お金を払ってその場所に行くなどの価値が必要とされていたからです。

それがコロナ以降は人が簡単に集めることができないから、イベントをオフラインからオンラインに簡単に移行しますといっても同じ価値を提供することはできないでしょう。

大事な価値が含まれていないものだから。

■アフターデジタル

これからの時代はオフラインがなくなる社会「アフターデジタル」が来るのではないかと予測されており、KDDIやZOZOの決算資料を見ると、アフターデジタルの要素が含まれているのがわかります。

■アウトドア

■シェアリング

■健康

■サステナビリティ

様々なスケールで物事を見ることによって、なぜコロナ以前に○○が求められていたのかを再度見直すことが新しいものやサービスをこれから作ろうとしている人にとって必要な考え方ではないでしょうか?

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