「乳がん転移を抑制」たんぱく質「CHIPS」発見|筑波大チーム

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by Army Medicine(画像:Creative Commons)

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「乳がん転移を抑制」たんぱく質発見…筑波大チーム

(2009/2/9、読売新聞)

細胞に含まれる「CHIP」というたんぱく質が、乳がんの増殖や転移を強く抑制することを、筑波大の研究チームが突き止めた。

乳がんの転移に関連するたんぱく質が見つかるのは初めて。

筑波大の研究チームによれば、乳がんの増殖や転移を抑制するたんぱく質「CHIP」が発見されたそうです。

乳がんの死因の9割は、他の臓器への転移。

これまで乳がんの増殖を防ぐ、抗エストロゲン剤やハーセプチンといった抗がん剤が幅広く使われているが、転移を防ぐ治療法はない。

<中略>

人間の乳がん細胞のCHIPの量を減らして、マウスに移植したところ、がん細胞は大きな塊を作り、盛んに他臓器に転移した。

対照的に、CHIPの量を増加させた乳がんだと、乳がんの増殖が抑制され、転移率はCHIPが少ないがんの1割程度に激減した。

これまで、乳がんの転移を防ぐ治療法は見つかっていなかったようですが、今回の発見により、乳がん転移を防ぐことができるようになるかもしれません。







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