> 健康・美容チェック > コレステロール > 善玉コレステロール > 【主治医が見つかる診療所】最新コレステロールの真実!善玉アップ悪玉ダウン作戦|悪玉コレステロールを減らす2大食材は「海苔」と「杜仲茶」
2018年3月15日放送の「主治医が見つかる診療所」は『最新コレステロールの真実!善玉アップ悪玉ダウン作戦』がテーマです。
【目次】
- 日本動脈硬化学会は健常者の場合コレステロール制限の必要はないとの声明
- 動脈硬化の予防に大事なのは「血圧」「血糖」「コレステロール」
- 【補足】LH比
- 悪玉コレステロール値が基準値をオーバーしていた石倉三郎さんの食生活をどのように改善したらいいの?
- 悪玉コレステロールを減らす2大食材は「海苔」と「杜仲茶」
- 湯山玲子さんの場合
- 小沢真珠さんの場合
- 花田虎上さんの場合
- 善玉コレステロール改善プロジェクト
■日本動脈硬化学会は健常者の場合コレステロール制限の必要はないとの声明
コレステロールについては様々な意見があり、健康な人はそもそもコレステロールを制限する必要がなく、日本動脈硬化学会は健常者の場合コレステロール制限の必要はないとの声明を出しています。
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■動脈硬化の予防に大事なのは「血圧」「血糖」「コレステロール」
ただ、番組では、動脈硬化の予防に大事なものが血圧、血糖、コレステロールと説明した上で、悪玉コレステロールが増えすぎるとプラークを作り、血栓ができ、その血栓がはがれると脳梗塞や心筋梗塞になると紹介しました。
【補足】LH比
コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とはによれば、動脈硬化が進んでいるかどうかの目安として、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率「LH比」と呼ばれる新しい指標が注目されています。
悪玉コレステロールは、肝臓から全身に運ばれるコレステロールで、善玉コレステロールは細全身から肝臓に戻るコレステロールです。
善玉が少ないと悪玉コレステロールが血管内に残ることになり、動脈硬化を起こしやすくなると考えられており、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスが重要だというのが「LH比」の考え方です。
LH比は、「LDL(悪玉コレステロール)」÷「HDL(善玉コレステロール)」で求められます。
LH比はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値をHDLコレステロール(善玉コレステロール)値で割った数値で、2を超えてくると、動脈硬化のリスクが高くなります。
2・0以下が基準値で、それ以上は動脈硬化を起こしやすくなり、2.5以上になると、心筋梗塞などのリスクが急増します。
■悪玉コレステロール値が基準値をオーバーしていた石倉三郎さんの食生活をどのように改善したらいいの?
- 1日1食。
- ある日の昼食は品数豊富な和食。
塩サバと大根おろし、漬物が大好物。 - 別の日は牛タン定食とビール。
仕事のない日は昼からお酒を飲む。 - 週5回の晩酌
夜は酒が主で、つまみを少し。 - タバコ
悪玉コレステロールを上げる要因は、甘いもの・アルコール・脂っこいものであるため、石倉さんの場合は、アルコールとたばこを減らすことによって悪玉コレステロールが下がると考えられるそうです。
→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら
■悪玉コレステロールを減らす2大食材は「海苔」と「杜仲茶」
by Dennis van Zuijlekom(画像:Creative Commons)
慶応義塾大学の渡辺光博教授が紹介した悪玉コレステロールを減らす2大食材は「海苔」と「杜仲茶」。
渡辺教授によれば一日に食べる量の目安は海苔を2~3枚(平均的な大きさ)。
【補足】
胆汁酸の排出で肥満や糖尿病が改善|モズクやコンニャクを食べるとメタボ予防ができる?で紹介した慶應義塾大学大学院の渡辺光博教授とスイスのローザンヌ工科大学の研究チームによる研究によれば、肝臓から腸に分泌される「胆汁酸」の体外排出を促し、高コレステロール血症治療薬として使われている「胆汁酸吸着レジン」が肥満や2型糖尿病などを改善するメカニズムを解明したそうです。
胆汁酸吸着作用のあるもずくやこんにゃくなど食物繊維を含む食材を日頃から食べることで、肥満や糖尿病、高コレステロール血症、メタボリックシンドロームが予防できれば、脳梗塞や心筋梗塞といった日本人の死因の30%を占める血管疾患の発症抑制につながるかもしれないそうです。
■湯山玲子さんの場合
- 朝は食べない。
- 昼食はのり弁当。
- その2時間後にかき揚げそば。
- 夕食は仕事仲間と飲み会。
タンパク質が中心。
煮込みが大好物。
お酒は糖質が少ないもの。
〆は焼きそば。
湯山さんの場合は糖質の摂り過ぎで、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らす要因は「糖質」であり、糖質が中性脂肪に変わり、中性脂肪が増えると善玉コレステロールが減ってしまうそうです。
→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら
■小沢真珠さんの場合
- ある日の朝食はトーストにアマニ油、手作りの煮リンゴなど。
- 夕食はとんかつやさつまいもご飯など。
1杯の白ワイン。
中性脂肪を下げる働きを持つオメガ3を含むアマニ油は善玉コレステロール値を上げる効果が期待できるそうです。
目標摂取量はアマニ油大さじ1杯。
→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら
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■花田虎上さんの場合
- ある日の朝食は野菜サラダとベーコンエッグなど。
- 昼食はベーグルとカキスープ。昼は少なめ。
- 昼食後は有酸素運動でカロリー消費。
- 夕食は牛ステーキ400gとブロッコリーなど。野菜とタンパク質中心。いつでも野菜から順番に食べる。
- 甘いもの好き。
善玉コレステロールを減らす必要があり、糖質は善玉コレステロールを減らすため、いかに甘いものを減らすことができるかがポイント!
■善玉コレステロール改善プロジェクト
TKOの木下隆行さんは中性脂肪が基準値オーバー、善玉コレステロールはギリギリ基準値内ということで行なった善玉コレステロール改善プロジェクト。
【善玉コレステロールを改善する極意3か条】
- ビール1杯とチューハイ1杯まで
- ご飯の大盛りとおかわり禁止
- 1日15個のミニトマト
トマトに含まれる「リコピン」で善玉コレステロールが増える!?によれば、トマトに含まれる「リコピン」という成分に善玉コレステロールを増やす作用が期待できるそうです。
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中性脂肪を減らす大豆製品も摂るようにと追加のアドバイス。
■コレステロール関連ワード
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