> 健康・美容チェック > 抗酸化作用 > 「プラスオイル」|野菜の抗酸化成分を溶け込ませた新発想のオイル|肥後製油(熊本県)
先日熊本に取材に行き、以前展示会で興味を持ったプラスオイルを販売している肥後製油さんにお話を聞きに行きました。
■プラスオイルとは?
参考画像:プラスオイル|肥後製油 スクリーンショット
「プラスオイル」とは、トマト・人参・ほうれん草の脂溶性の抗酸化成分(リコピン、βカロテン、ルテイン、クロロフィル)を肥後製油独自の製法により、油に浸透させたものです。
プラスオイルには、全国で数社しか生産していない貴重な国産菜種を100%使用し、圧搾法による一番搾りの油が使用されています。
●プラスオイル とまと
「九州産とまと」を使用し、トマトの色素(リコピン由来)が油に浸透しているため、色が赤いのが特徴。
トマトの風味・酸味がほんのり残っているので、サラダや白身魚のカルパッチョにかけるのがおススメなのだそうです。
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●プラスオイル にんじん
「熊本県産にんじん」を使用し、人参の色素(βカロテン由来)が油に浸透しているため、色が黄色いのが特徴。
※人参の色といえば、オレンジ色を想像すると思いますが、色素成分を抽出する際に、黄色になってしまうそうです。
人参の甘みがほんのり残っているので、サラダやお豆腐にかけるのがおススメなのだそうです。
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●プラスオイル ほうれん草
宮崎県産ほうれん草を使用し、ほうれん草の色素(βカロテン由来)が油に浸透しているため、色が緑色なのが特徴。
お肉料理や魚介類との相性がピッタリなのだそうで、モッツアレラチーズにかけるのもおいしいそうです。
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【参考リンク】
「プラスオイル」は農業にかける熱い情熱から始まった
by Matt Biddulph(画像:Creative Commons)
肥後製油4代目社長の高木さんにお伺いして感じたのは、「農業にかける熱い情熱」です。
話をお伺いする前は、油に関する製品を検討する中で、野菜の抗酸化成分が注目されていることからヒントを受けて、プラスオイルを開発されたものと思っていました。
しかし、話をお伺いしていると、全く違っていました。
プラスオイルの始まりは、高木社長が人参の生産を行なっているご友人から聞いた農業に対する憂うべき現状からでした。
どんなにニンジンを作っても儲からず、例えば、ニンジンを多く作ってしまうと卸価格が下がってしまうため、人参を出荷しないこともあるそうです。
このままでは農業が衰退してしまうという思いから、農家の方に少しでも儲かってほしいと考えて、油屋としてできることはないかと取り組み始めたのが、そもそものきっかけだったのです。
高木社長は一から勉強をはじめ、研究開発を始めます。
その中で出会ったのがドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)研究の第一人者でノーベル化学賞の有力候補にも挙げられた、崇城大の前田浩・特任教授です。
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高木社長にとって、前田教授の言葉はまるで宇宙の言葉を話されているほどチンプンカンプンだったそうですが、少しずつ勉強をしていき、研究開発を進め、そして形になったのが、「プラスオイル」なのです。
参考画像:プラスオイル|肥後製油 スクリーンショット
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