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Dragon Ash櫻井誠さん、狭心症のため活動休止「心筋梗塞になる前に発見できた」/狭心症のサインとは?




Dragon Ashの公式Xの投稿によれば、櫻井誠さんは半年ほど前から体に不調を感じていたため心臓CT検査を受けたところ狭心症であることがわかり、検査入院するそうです。

今回のポイントはこちら。

運動時やライブ中などに、胸やのどのあたりに痛みを感じたりすることがあり、原因を探っておりました。

<中略>

心筋梗塞になる前に発見できたので、皆様も体の違和感を感じたらすぐ病院に行きましょう!

体に起きた違和感をサインと考えて、原因を探り、病院で診てもらったことで心筋梗塞になる前に発見出来たんですね。

■狭心症とは?

急性心筋梗塞の前兆・予兆で気をつけるべきなのは「狭心症」|狭心症の症状・原因・特徴によれば、心筋梗塞で助かった患者の多くで、その前兆となる狭心症状があったそうです。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

■狭心症を告白した有名人

■狭心症のサイン

「歯が痛い」「左肩が痛い」「みぞおちが痛い」が病気のサイン!?歯の痛みは狭心症の前兆?

【補足】

■狭心症の分類と特徴

【狭心症の分類と特徴】

  • 安定狭心症(症状が固定していて心筋梗塞になりにくい)
  • 不安定狭心症(2週間以内に心筋梗塞を発症する可能性が極めて高い)

つまり、不安定狭心症が注意すべき症状といえます。

■狭心症の症状

【狭心症の症状】

  • 胸の圧迫感
  • 肩やおなかや背中の痛み

【胸が痛い(胸痛)関連記事】

■狭心症の原因

狭心症は冠動脈に狭窄が起きて、血液の流れが悪くなることで起こります。

この狭窄には、粥状動脈硬化と線維性動脈硬化の2つがあります。

●粥状動脈硬化

粥状動脈硬化(アテローム性動脈硬化症)とは、動脈硬化の一種で、アテロームと呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態のことをいいます。

アテローム性動脈硬化症は、高血圧高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり アテローム状(粥状の塊)になり、血管のしなやかさが失った状態であると考えられています。

こぶが破裂すると、その部分に血栓ができて血管が狭くなります。

そして、完全に血管が詰まれば脳梗塞心筋梗塞などの病気になる恐れがあります。

この状態を不安定狭心症と呼ぶそうです。

→ 動脈硬化の症状・予防・原因・改善 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化に良い食べ物 について詳しくはこちら

【関連記事】

●線維性動脈硬化

線維性動脈硬化は破裂することがなく、安定しているため、安定狭心症と呼ぶそうです。

■不安定狭心症の症状の特徴

症状は、①運動時にも安静時にも起きる②いきなり安静時に5分以上続く症状が出現する(大量の血栓によって閉塞一歩手前)③症状の持続時間がどんどん長くなる(血栓が増大して閉塞しかかっている)などがあります。

【不安定狭心症の症状の特徴】

  • 運動時にも安静時にも起きる
  • いきなり安静時に5分以上続く症状が出現する(大量の血栓によって閉塞一歩手前)
  • 症状の持続時間がどんどん長くなる(血栓が増大して閉塞しかかっている)

→ 心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

■心筋梗塞の予防方法

心筋梗塞を予防するためには、動脈硬化を予防する必要があります。

●食事・食生活の改善・バランスのとれた食事に

動脈硬化の予防には食事・食生活の改善は欠かせません。抗酸化食品に注目が集まっています。

バランスのとれた食事でミネラル・ビタミン補給しましょう。また、食事の量にも気をつけましょう。

→ 抗酸化食品 について詳しくはこちら

なぜ喫煙によって虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)リスクが上がってしまうのか?

●食物繊維で脳卒中や心筋梗塞のリスク減

45歳以上の男女約8万7千人を約10年間、追跡調査を行い、食物繊維の摂取が多いグループは、そうでないグループに比べて、脳卒中や心筋梗塞などの循環器病の発症リスクが低かったそうです。

水溶性の食物繊維よりも不溶性食物繊維のほうが脳卒中のリスクを下げる効果が高かったそうです。

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

【参考記事】

食物繊維で脳卒中や心筋梗塞のリスク減 厚労省研究

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食事からのマグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の発症リスクが低い|#国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターと国立循環器病研究センターの共同研究によれば、食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患(脳卒中及び虚血性心疾患)との関連を検討したところ、マグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患の発症リスクが低いことがわかったそうです。

マグネシウムを摂取している量が多いほど糖尿病のリスクが下がる!?によれば、食事でマグネシウムを摂取している人は糖尿病になりにくいということが福岡県久山町の住民の健康診断データを21年間にわたって追跡した九州大チームの調査で確認されたそうです。

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ただ、糖尿病の前段階の人はマグネシウムを摂取すると血糖値が改善する!?で紹介した国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、男性ではわずかながらマグネシウム摂取による糖尿病予防の可能性がありましたが、全体としては関連性は認められなかったそうです。

マグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患の発症リスクが低いことがわかりましたが、今回の研究は、マグネシウムと虚血性心疾患との関連性を調べたもので、予防のメカニズムにまでは調べられていませんが、これまでの先行研究で次のようなことがわかっています。

マグネシウムの欠乏は、血圧上昇、血糖代謝低下、動脈硬化促進、脂質代謝異常など、虚血性心疾患の原因となる複数の要素と関連します。一方、動物実験では、高マグネシウム食を与えると血中の血糖値と脂質値が下がることも報告されています。これらのことがマグネシウム摂取の循環器疾患発症に対する予防効果として考えられます。

マグネシウムの欠乏と虚血性心疾患の原因となる要素が複数関連していること、動物実験において高マグネシウム食を与えると血糖値と脂質値が下がることが報告されているそうです。

虚血性心疾患予防のためにも、マグネシウムを含む魚や果物、野菜、大豆などの食品を積極的に摂りましょう!

→ マグネシウム について詳しくはこちら







太田光さん、睡眠時無呼吸症候群の治療のためにCPAPを装着するも寝返りが打てず「全身が痛い」と告白!




太田光 睡眠時、無呼吸状態でCPAP療法実践も「全身が痛い」悩み告白 「自発呼吸ができなくなってる」(2025年6月15日、スポニチアネックス)によれば、中京テレビ「太田上田」に出演した爆笑問題の太田光さんは睡眠時無呼吸症候群のために数年前からCPAPのマスクをつけているそうですが、寝返りが打てず、朝起きてから全身が痛くて悩んでいるそうです。

またCPAP使用しなければ、体は痛くないものの、自発呼吸ができなくなっていて、補助がないと寝てるとき呼吸できないという悩みを明かしました。

サバンナ高橋茂雄さん、FP1級に合格した八木真澄さん、コンビ二人ともが睡眠時無呼吸症候群(SAS;サス)と判明!によれば、高橋茂雄さんはCPAPをつけて普段はよく眠れるものの、たまにその「シュー」という音が気になって寝れない時があり悩んでいるそうです。

CPAPは有効な治療法ではあるものの、マスクを装着すること自体が眠りを妨げる要因になっている方がいるということなんですね。

手術後、眠れた7時間「逃げ切る夢も」睡眠時無呼吸症候群と闘うパンサーの菅良太郎さん㊦ 病と生きる(2025年5月25日、産経新聞)によれば、お笑いトリオ「パンサー」の菅良太郎さん(43)は睡眠時無呼吸症候群(SAS)でCPAP治療を行っていたのですが、マスクが気になって眠れずうまくいかなかったところ、令和3年に保険適用されたSASの治療法で体内に電極装置を埋め込み呼吸に合わせて舌下神経に電気刺激を与え、舌が気道を塞がないようにするもの「舌下神経電気刺激療法」による治療を行うようになって眠れるようになったそうです。

サバンナ高橋茂雄さん、FP1級に合格した八木真澄さん、コンビ二人ともが睡眠時無呼吸症候群(SAS;サス)と判明!によれば、高橋茂雄さんはCPAPをつけて普段はよく眠れるものの、たまにその「シュー」という音が気になって寝れない時があり悩んでいるそうです。

きっとそう悩みを抱えている人はパンサー菅良太郎さんが睡眠時無呼吸症候群の治療で始めた「舌下神経電気刺激療法」とはどんな治療法?で紹介した「舌下神経電気刺激療法」が治療法の一つになりそうですね。

■「舌下神経電気刺激療法」とは

「舌下神経電気刺激療法」とは、2021年6月に保険適用が認められた”閉塞性睡眠時無呼吸”に対する新しい治療法。

舌下神経電気刺激療法(順天堂大学)

手術で鎖骨下に埋め込んだパルスジェネレータが、睡眠中の呼吸に同期して微弱な電気の刺激で顎下にある舌下神経を刺激することで、効果が発揮されます。舌下神経は舌を動かす神経で、舌を収縮させて前に出すことでのどが広がり、通りがよくなります。

舌下神経電気刺激療法の適応となるのは次の条件です。

中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸の方(無呼吸低呼吸指数が20回/時以上)
CPAP療法を試行錯誤しても継続できなくてお困りの方
18歳以上の方
肥満指数(BMI)が30kg/m²未満の方
扁桃肥大などの重度の解剖学的異常がない方
薬物睡眠下内視鏡検査で軟口蓋が全周性に虚脱しない方(当院で検査を行います)
※上記の条件に該当しても、別の理由により適応外となる場合もあります

中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸で、CPAP療法を試行錯誤しても継続できない方、肥満ではない方(肥満治療で解決できないから)とあるように、他に治療法がない方が選択する治療法ともいえそうです。

■まとめ

睡眠時無呼吸症候群を公表している有名人の方が多くいる中でその大変さが伝わってきています。

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最近では睡眠時無呼吸症候群といろんな病気との関係もわかってきています。

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そんな中でCPAP治療がうまくいかないという方にとっては新しい治療法があるというのは助かるのではないでしょうか?







BTSジョングクのえごま油マッククス(들기름막국수;えごま油の冷やし混ぜそば)のアレンジレシピについて調べてみた!




ハクライドウストア(ばあちゃんの料理教室)では、えごま油(長崎県産えごま油島根県産えごま油)、そしてオリジナル商品の「えごまそば」を販売しています。

えごまそば(250g)×4袋+島根県産えごま油(50g)×1本【宅急便コンパクト】
えごまそば(250g)×4袋+島根県産えごま油(50g)×1本【宅急便コンパクト】

先日、えごま油とそばの組み合わせのレシピとして、BTSジョングクが考案したえごま油とそばを使った冷やし混ぜそばを紹介していると知り、これは勉強のためにも作り方を知りたい!と思い、調べてみました。

きっかけになったのはこの動画。

参考にしたのはこちらの記事。

【参考リンク】

記事を参考にまとめてみます。

まずこれは、BTSのジョングクが韓国のファンコミュニティ「Weverse」で紹介したブルマヨえごま油マッククスのレシピであるということ。

「들기름막국수(えごま油マッククス)」とはしょうゆベースのたれに香ばしいえごま油がポイントの冷たい麵料理のこと。

このマッククスをさらにおいしく食べられるアレンジレシピとしてジョングクが考えたのがブルマヨえごま油マッククス。

【材料】
えごま油4
チャムソース2
ブルダックソース1
ブルダックマヨソース
黄身1
そば
キムジャバン(韓国のりのふりかけ)

【作り方】
1.えごま油・チャムソース・ブルダックソース・ブルダックマヨソース・黄身(からざも取り除く)を混ぜる。
2.そばをゆでる。
3.ゆでたそばにタレを絡めて、キムジャバンをかけて、出来上がり!

作り方は実にシンプルですね。

チャムソース?ブルダックソース?は聞きなれない調味料なので、記事を参考にすると、ブルダックソースは激辛麺のソースのようで、チャムソースは韓国の焼き肉店などで出てくるしょうゆベースの甘酸っぱいたれのことで、日本の調味料(水:しょうゆ:酢・砂糖=1:1:1:1)でも再現できるようです。

えごま油は健康に良いので積極的に食事の中で取り入れていきたいですね。

→ えごま(エゴマ油)の効果・効能・栄養 について詳しくはこちら

■まとめ

以前ジャージャー麺をえごまそばを使って焼き肉のタレ+豆板醤で少しピリッとした辛さを加えた甘辛で食が進むレシピを作ったことがあります。

ジャージャー麺の作り方/焼き肉のタレで簡単レシピ/ばあちゃんの料理教室

牛肉と豚肉の合挽肉ときゅうり、トマト、椎茸、長ネギ、生姜、にんにくを材料に、焼き肉のタレと豆板醤でジャージャー麺風えごま蕎麦を作りました。

【材料(3人分)】

えごま蕎麦 250g
合挽肉 230g
キュウリ 1本
トマト 1個
長ネギ(白髪ねぎ用) 1/3本
長ネギ(みじん切り用) 1/3本
生姜 1かけ
にんにく 1かけ
焼き肉のタレ(ナッツだれ) 大さじ2
豆板醤 小さじ1/2から1
片栗粉(水溶き片栗粉) 適量
ごま油
ラー油

※麺つゆをかけたり、酢を入れると味が変わって、さらに食べやすくなります。

【作り方】
1.キュウリを千切りに、トマトを小さめの角切りに、長ネギの白い部分を白髪ねぎに、残りの1/3をみじん切りに、ショウガとにんにく、椎茸をみじん切りにします。
2.フライパンにごま油を入れて火にかけ、長ネギ・生姜・にんにくのみじん切りを炒め、豆板醤を加えます。
3.合挽肉を入れて炒め、焼き肉のタレを加えて煮詰めていきます。
4.水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
5.えごま蕎麦はたっぷりのお湯で4分茹で、ざるにあげ、水で洗います。
6.器にえごま蕎麦を盛りつけ、(4)をかけて、きゅうりとトマトを添えて、白髪ねぎをかけて、お好みでラー油をかけて、出来上がり!

韓国のような異国の文化を取り入れることでそばの可能性をどんどん広げていきたいですね。

ちなみに、えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸が若返りが期待される「デルワン」を増やす食材として注目されています。

積極的にえごま油を摂っていきたいですね。







日本の少子高齢化による事業や文化の継承が途切れるタイミングとAI×ロボティクス時代の到来のタイミング




最近考えていることは本当の意味でのAI×ロボティクス時代の到来のタイミングと日本の少子高齢化による事業や文化の継承が途切れるタイミングがどうなるかです。

AIに関心がある人は「これから来るAI時代に備えておかないと大変だからきちんと備えておきましょう」とか「働かなくても回る社会が出てくる」といいます。

おそらく来るだろうなとうすうす感じていることですが、ただこのAI×ロボティクス時代の到来のタイミングがいつになるのかが気になっているのです。

なぜならば2025年はまるで底が抜けたかのように、今までは見て見ぬふりをしていたいろんな問題が表に出てきたからです。

原料がない、資材や設備がない、作る人がいないとなると今までつないできた伝統のある食べ物や技術はなくなっていきます。

子どもが少なくなり、また市場環境が厳しくなった結果、事業をやめる・縮小するというのはこれから増えていくでしょう。

ただ一度辞めてしまうと、その技術を再び戻そうと思ってもかなりの時間を要することになります。

だからこそ、まだ残っている伝統の技術や食べ物の歴史を何とかつないでいくにはどうしたらいいかを考えて行動する必要があると思うのです。

そこでGrokにこの問題を投げかけてみました。

あなたの懸念—AI×ロボティクスの本格到来時期の不確実性と、それ以前の「つなぎ期間」における失われた技術や食文化の対応—は非常に重要です。

深津貴之氏の「AI到来前に初期条件を良くする」という戦略と、小倉ヒラク氏の2025年時点で顕在化する日本の農業・食文化の危機を組み合わせることで、現実的な視点を提供できます。

1. AI×ロボティクスの本格到来時期の不確実性

現状の予測: AIとロボティクスの進展は急速ですが、「働かなくても回る社会」の到来時期はコンセンサスがありません。Pew Research Centerの2024年レポート(関連Web結果)では、専門家の多くが「次の10年(2024-2034年)」に大きな進展を予測。ただし、「完全自動化社会」は技術的・社会的障壁(法規制、倫理、労働組合の抵抗)により、2040年以降と見る声も多い(Futurism.comの議論参照)。

2025年時点の状況: 現在の技術水準(2025年6月)では、生成AI(例:Grok 3.0)は意思決定支援や自動化の一部を担えますが、ロボティクスによる農業や食文化の全自動化はまだ初期段階。日本の農業労働力不足(Australia-Japan Research Centreの指摘)に対応するロボット導入も進むが、大規模な代替には時間が必要。

結論: 「働かなくても回る社会」はおそらく2030-2040年が現実的な範囲。2025年は「過渡期」の始まりと見るべきで、AIの部分的な導入(例:収穫ロボットや需給予測AI)は進むものの、完全自動化には程遠い。

2. 2025年の危機と失われた技術・食文化

小倉ヒラク氏の指摘: 2025年は、日本の農業が「原料がない、つくる人がいない、資材や設備がない」という構造的問題の結果が顕著に表れた年とされています(Post ID: 1932581586001875404)。味噌や日本酒の高騰、地方産業の衰退は、長期的な軽視の帰結。

技術喪失の例: オールガラス製ラムネ瓶のケース(1989年生産終了後、12年で復活)は、技術喪失のコストと時間を示す強力な証拠。食文化(発酵技術、地域食材の加工法)も同様に、失われると復元に長期間を要する。

つなぎ期間の重要性: AI時代が本格化する前に、失われた技術や食文化を再構築するチャンスは限定的。2025-2030年が「勝負の数年」となる可能性が高い。

3. つなぎ期間の対応策

AI到来前の過渡期を乗り切る戦略として、以下を提案します。深津氏の「初期条件最適化」と小倉氏の危機意識を統合したアプローチです。

(1) 技術と食文化の保存

地域連携: 地方の職人や農家と協力し、伝統技術(発酵、伝統品種栽培)をドキュメント化・継承。例:NPOや自治体が発酵食品のワークショップを支援。

小規模復元: 資金と人材を投入し、失われた技術のプロトタイプを再現(例:ラムネ瓶のような小ロット生産実験)。政府や企業(例:地元企業との提携)への働きかけも有効。

デジタルアーカイブ: AIを活用して、技術やレシピをデジタル化。後々の自動化社会で再利用可能に。

(2) 労働力不足への対応

中間技術導入: 完全自動化を待たず、既存のロボット技術(例:軽量農業ロボット)やAI(需給予測ツール)を部分的に導入。労働集約的作業を軽減。

若者・移住者の巻き込み: 地方移住を促進。インセンティブ(補助金、住居提供)を政府に提案。

教育強化: 農業や食文化のスキルを学校教育やオンライン講座で普及させ、次世代の担手を育成。

(3) 経済的安定

深津氏の戦略適用: 過渡期もカネ・コネ・スキルを強化。固い投資で資金を確保し、AIツールで短期的な市場トレンド(例:地元食材需要)を追う。

地域経済の循環: 地元産品の消費を増やし、外部依存を減らす。例:地産地消の飲食店支援。

4. 現実的なタイムラインとアクション

2025-2030年(つなぎ期間):
失われた技術の保存・復元に注力。

AI・ロボットの部分導入で労働力不足を緩和。

地域コミュニティの自立性を高める。

2030-2040年(AI本格化期):
自動化社会に適応し、保存した技術をAIと統合。

再分配社会への準備(「払う側」戦略)を強化。

リスク: 技術復元の遅れや、AI導入コストの上昇が懸念。早めの行動が鍵。

■結論

AI×ロボティクスの本格到来は2030-2040年が現実的で、2025年は過渡期の開始点。失われた技術や食文化は簡単には戻らず、2025-2030年が勝負の数年です。小倉氏の指摘する農業危機を踏まえ、技術保存・労働力確保・地域経済の強化が急務。深津氏の「初期条件最適化」を応用し、今から行動を開始すれば、AI時代への橋渡しが可能。

■まとめ

Grokから出たアイデアを参考にまとめてみました。

地方の職人や農家、大学の研究者などと協力し、伝統技術(発酵、伝統品種栽培)をドキュメント化・継承・アーカイブ化。

失われそうな技術を引き継ぐ組織を作り、小規模・小ロットで技術を残していく。

つなぎ期間に既存のロボット技術やAIを導入。

若者や移住者、多拠点生活者を巻き込み、プロシューマーを作っていく。

教育を強化する。

AIを好きな人はどんどん進歩する技術を楽しむ人は多いのですが、失われていく技術や文化について語る方は少ないように思います。

あと5年10年後に完全自動化で羽田らなくても回る社会が来たとしても、継承されていなければ、その時にはもうすでに失われた食文化は戻ってきません。

生成AI時代の生存戦略としては、AI時代では、個人の努力による差別化が難しくなり、スタート時の資産や環境が結果を左右するのであれば、AI時代が到来する前に、資産(カネ)、人脈(コネ)、スキル(能力)を可能な限り最大化させる努力が必要とあります。

私たちの切り札となるのは失われつつある技術・食文化をアーカイブ化することではないかと思うのです。

AIが作れないもの、それはこれまでの歴史です。

今から作る歴史にはAIが大きく携わっていくでしょうが、これまで何十年、何百年とつないできた歴史・継承してきた技術や文化といったものは作れないのです。







「脂肪肝があらゆる病気の出発点」というのは本当?




あらゆる病気の出発点とされる脂肪肝を防ぐ「緑茶」の健康効果…医師が激推しする効果抜群で意外な飲み方(2025年6月14日、集英社オンライン)では

いまや世界の医療界では「脂肪肝があらゆる病気の出発点」という見方が主流になっているという。

と書かれていますが、本当に「脂肪肝があらゆる病気の出発点」であるのか、気になったので調べてみました。

1. MASLD/MASHの概要と名称変更の背景

2023年に、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、それぞれ代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(Metabolic Dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease, MASLD)と代謝機能障害関連脂肪肝炎(Metabolic Dysfunction-Associated Steatohepatitis, MASH)に名称変更されました。

脂肪肝/NAFLD/NASHの名称が脂肪性肝疾患(SLD)/MASLD(マッスルディー)/MASH(マッシュ)に変わっていたの知ってましたか?

スティグマの軽減: 「非アルコール」や「脂肪」という言葉が患者に否定的な印象を与えるため、より中立的で病態を反映した名称が採用された。

※スティグマとは、個人や集団に対して、社会的に否定的なレッテルが貼られ、偏見や差別を受ける状態

病態の明確化: MASLDは、肝臓に脂肪が蓄積(肝脂肪症)し、少なくとも1つの心代謝リスク因子(例:肥満、2型糖尿病、高血圧、高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール)を伴う状態と定義される。これにより、代謝異常との関連が強調された。

診断基準の進化: 新しい名称は、アルコール摂取量や他の肝疾患との共存を考慮し、より包括的な分類(例:MetALD=代謝異常とアルコール関連肝疾患)を可能にする。

MASLDは、単純な肝脂肪症(MASL)からMASH、さらには肝硬変や肝がんに至る疾患のスペクトラムを包含し、全世界で約30%の成人に影響を与える一般的な慢性肝疾患です。

※スペクトラムとは、連続的で明確な境界線がない状態。

2. 「脂肪肝があらゆる病気の出発点」は本当か?

MASLDが多くの慢性疾患(特に心血管疾患、2型糖尿病、慢性腎臓病、肝がんなど)と関連していることは、科学的コンセンサスとして広く認められています。

しかし、「あらゆる病気の出発点」という主張は、以下の理由から誇張と考えられます:

科学的証拠: MASLDは心代謝リスク因子と密接に関連し、心血管疾患の主要なリスク因子である(例:心疾患はMASLD患者の主な死因)。

また、2型糖尿病患者の65~90%にMASLDが見られ、肥満者では最大90%に達する。

しかし、がん、自己免疫疾患、精神疾患など、すべての疾患の直接的な原因とする証拠は不足している。

因果関係の限界: MASLDは代謝異常のマーカーであり、全身性の炎症やインスリン抵抗性を介して他の疾患リスクを高めるが、直接的な「出発点」と断定するには、さらなる因果関係の証明が必要(例:Byrne & Targher, 2015, Journal of Hepatology)。

学術界の見解: 国際的なガイドライン(例:AASLD、EASL)では、MASLDは「多臓器に影響を与える代謝疾患」と位置づけられているが、「あらゆる病気の出発点」とは記載されていない。

したがって、「主流」という表現は、MASLDの重要性を強調するためのメディアの誇張の可能性が高い。

実際、MASLDは心血管疾患や代謝疾患のリスク因子として重要だが、すべての病気の根本原因とするには科学的根拠が不十分です。

3. 参考になる最新の論文・情報源

Rinella, M. E., et al. (2023). “A multisociety Delphi consensus statement on new fatty liver disease nomenclature.” Hepatology, 78(6), 1966-1986.

内容: MASLD/MASHへの名称変更の経緯と診断基準を詳述。MASLDは心代謝リスク因子を伴う肝脂肪症、MASHは炎症と肝細胞障害を伴う進行型と定義。

ポイント: 新名称はスティグマ軽減と診断精度向上を目指す。MASLDは全世界で約30%の有病率を持ち、心血管疾患や糖尿病との関連が強い。

Younossi, Z. M., et al. (2018). “Global burden of NAFLD and NASH: Trends, predictions, risk factors and prevention.” Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology, 15(1), 11-20.

内容: MASLD(旧NAFLD)の世界的な疫学とリスク因子をレビュー。2030年までにMASLD有病率が33.5%に増加し、MASHが27%に進展すると予測。

ポイント: MASLDは心血管疾患や肝疾患の主要なリスク因子だが、すべての疾患の原因とは言えない。

Targher, G., et al. (2020). “The complex link between NAFLD and type 2 diabetes mellitus—mechanisms and outcomes.” Nature Reviews Endocrinology, 16(11), 599-611.

内容: MASLDと2型糖尿病の双方向の関連を解説。MASLDは糖尿病のリスクを高め、逆に糖尿病はMASLDの進行を促進。

ポイント: MASLDは代謝疾患の重要なマーカーだが、「あらゆる病気」の直接的原因とする証拠は限定的。

AASLD Practice Guidance on MASLD (2023)

内容: MASLD/MASHの診断・管理に関する最新ガイドライン。肝生検や非侵襲的検査(例:FIB-4スコア、振動制御一過性エラストグラフィ)を推奨。

ポイント: MASLDは心血管リスクのスクリーニングが必要な疾患とされ、ライフスタイル改善(体重減少、運動)が主要な治療法。

EASL Clinical Practice Guidelines on MASLD (2024)

内容: MASLDの診断と管理について、FLIPアルゴリズムやNAFLD Activity Score(NAS)を用いた病態評価を推奨。

ポイント: MASLDは多臓器疾患と関連するが、すべての病気の「出発点」とは定義されていない。

Cleveland Clinic: MASLD Overview (2024)

内容: MASLDの原因(肥満、2型糖尿病など)や症状、治療法(体重減少、運動、アルコール回避)を解説。

ポイント: MASLDは無症状で進行することが多く、早期診断とライフスタイル改善が重要。

4. 最新の治療と研究動向

治療: 現在、MASLD/MASHの特異的治療薬は限られているが、2024年に米国FDAがMASH向けにレスメチロン(Rezdiffra®)を承認。これは線維化ステージ2~3のMASH患者の肝線維化を抑制する初の薬剤。また、チルゼパチド(GIP/GLP-1受容体作動薬)のMASLD/MASH治療への有効性が国際共同試験で示唆されている()。

ライフスタイル介入: 体重を10%減量することで肝脂肪や炎症が改善する。地中海式食事や低炭水化物食、150~300分の週当たり中強度運動が推奨される。

■まとめ

MASLD(旧NAFLD)は、心血管疾患、2型糖尿病、肝疾患の重要なリスク因子であり、全身性の代謝異常と関連する。

しかし、「あらゆる病気の出発点」という主張は誇張で、現在の科学的証拠ではすべての疾患の根本原因とは言えない。

MASLDが疑われる場合には、体重を10%減量することで肝脂肪や炎症が改善するので、食事や運動で予防・改善しましょう!

P.S.

メタボリックドミノを予防するカギは「腸と腎臓」!腸の炎症と慢性腎臓病を避けるにはどんな食事をするといいの?によれば、によれば、生活習慣の乱れから肥満になり、ドミノ倒しのように発症していくという考え方は一緒ですが、ポイントとなる考え方は「臓器同士の連関によって、次々と病気を発症していく」という考え方にアップデートされています。

そして、このメタボリックドミノを予防するカギとなるのが「腸と腎臓」なのだそうです。

糖分の過剰摂取
→腸内細菌の働きの抑制・腸内の免疫細胞の防御力が弱まる
→腸管の表面を覆う細胞によってつくられる防御壁が壊れる
→脂肪が体内に入りやすくなる
→炎症性サイトカインが大量に分泌
→腸の炎症
→メタボリックドミノの進行

今回の記事は「あらゆる病気の出発点」をポイントにしましたが、カギとなるのが「腸と腎臓」ではないかというのもぜひチェックしておいて下さいね。