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米保険会社はスマホで健康管理する契約者の保険料を優遇するサービスを開発している!?

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by Anne Worner(画像:Creative Commons)




米保険大手、スマホで健康管理する契約者支援 保険料を優遇

(2015/2/21、日本経済新聞)

米国の保険会社はスマホで健康管理する契約者の保険料などを優遇するサービスを開発しているそうです。

日本では、国が医療費を削減するために、健診の数値が改善した人には健康保険料を安くする仕組みを検討していて、医療費を減らすことは企業だけではなく国の財政を守るためにも重要な問題となっています。

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アメリカでは、雇用主が従業員の健康保険料を負担することが多く、肥満など健康が悪化することによる医療費の増大は問題となっています。

以前紹介したホールフーズ・マーケットを例にあげると、米流通大手ホールフーズ・マーケットでは、医療費の削減のために、従業員へのダイエット支援を行い、ダイエットや健康の改善を行うと報酬が得られるような制度を設けているそうです。

社員割引でダイエット応援 米WHOLE FOODS MARKET

同社は従業員を対象とした自社運営の健康保険に2008年で1億5000万ドル(約130億円)を費やしている。今回の計画は医療費の給付節減を狙ったものだ。
<中略>
すでに同社は、肥満や2型糖尿病など危険度の高い健康問題を抱えている従業員に対し、療養所での治療制度を提供している。
具体的な数字は挙げられなかったが、マッケイ氏によると5~10日間の治療で1人当たり数千ドルの経費がかかっているという。

医療費削減は健康保険料の多くを負担する企業にとっては重要な問題になっており、健康に関するデータをウェアラブルデバイスで集め、それを保険契約に盛り込むというニュースも出ているぐらいですので、今後ますます保険とITを融合した健康増進サービスの開発は活発になるのではないでしょうか。







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ナノ粒子を用いたアテローム性動脈硬化症の新治療法とは−米研究

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by Juhan Sonin(画像:Creative Commons)




「超小型無人機」で血流からコレステロール除去、米研究

(2015/2/20、AFPBB)

超小型無人機のように動作する微小ナノ粒子を使い動脈内に蓄積したプラークまで薬剤を運んで治療する実験的治療法を開発中との研究論文が、18日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」に掲載された。

以前、GOOGLEX、ナノ粒子とウェアラブル端末を用いてがんを早期発見するプロジェクトを発表という記事を紹介しましたが、今回のニュースによれば、ナノ粒子に抗炎症薬を組み込んで運ばせ、プラークが蓄積されている部位で治療薬を放出させるという研究が行われているそうです。

今後さらに安全性試験を重ねる必要があるが、現在のところ科学者らは、アテローム性動脈硬化症の治療に新たな道が開ける可能性があるのではと注目している。アテローム性動脈硬化症は、米国やその他の先進国における死因トップの心疾患を引き起こす。

アテローム性動脈硬化症とは何なのでしょうか。

アテローム性動脈硬化症−UNEX

アテローム性動脈硬化症とは動脈硬化の一種で、高血圧高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり アテローム状(粥状の塊)になり、血管のしなやかさが失った状態であると考えられています。

アテローム性動脈硬化症とは、アテロームと呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態のことをいうようです。

アテローム性動脈硬化症をそのままにしておくと、脳梗塞心筋梗塞などの病気になる恐れがあります。

つまり、今回の研究が進めば、よりピンポイントに治療薬を届けることができることで、動脈硬化の治療がよりよいものになると考えられます。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

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カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっている-理化学研究所

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by fdecomite(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > カルシウム > カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっている-理化学研究所




筋肉を動かすカルシウムは筋肉を作る指令役も担う-カルシウム枯渇の指標となる多層化した小胞体膜構造を発見-

(2015/2/17、理化学研究所)

したがって、小胞体内のカルシウムは、筋肉を動かしているだけではなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっていることになります。

カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっていることがわかったそうです。

今後、筋芽細胞内の小胞体内カルシウム濃度を人為的に制御できるようになれば、筋芽細胞の融合を促すことによって、筋肉作りの効率を上げることが期待できます。病気や高齢化などに伴う筋委縮の予防や改善などにも役立つ可能性があります。

今回の研究によって、今後筋肉づくりの効率を上げることができれば、高齢化に伴う筋力の減少を予防することにできることが期待できます。







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補聴器の出荷台数、3年連続50万台を突破|日本補聴器工業会

hearing aid

by Steve Johnson(画像:Creative Commons)




補聴器の出荷台数、3年連続50万台を突破-日本補聴器工業会

(2015/2/5、QLifePro)

日本補聴器工業会は2月3日、2014年の補聴器出荷状況を発表した。14年は出荷台数が525,980台(前年比99.5%)、出荷金額が311億3,700万(前年比99.5%)と、前年比微減ながら3年連続の50万台、2年連続の300億円を突破した。

日本補聴器工業会が発表した2014年の補聴器出荷状況によれば、出荷台数が50万台を超えたそうです。

シニア人口が増加することから、補聴器を利用する人は今後も増加していくのではないでしょうか。

ウェアラブルデバイス、次に注目されるのは「耳の中」!?によれば、ウェアラブルデバイスの装着場所として、1.ながら作業が可能、2.耳の中は様々な生体情報が取得可能、ということから耳の中が最も好ましいそうです。

補聴器+○○というアイデアからヒット商品ができるかもしれませんね。







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ES細胞から網膜に近い組織を効率的に作ることに成功 「網膜色素変性症」などの再生医療に役立つ可能性|理研・住友化学

Eye

by Alper Çuğun(画像:Creative Commons)




<網膜再生>より現実的に ES細胞から作製、理研など成功

(2015/2/19、毎日新聞)

ヒトのES細胞(胚性幹細胞)から、従来より生体の網膜に近い組織を効率的に作ることに成功したと、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)と住友化学が発表した。目の難病「網膜色素変性症」などの再生医療に役立つ可能性があるという。

以前、ヒトES細胞から目の網膜組織の形成に世界初成功-理化学研究所などというニュースをお伝えしましたが、理化学研究所多細胞システム形成研究センターと住友化学によれば、ES細胞から従来よりも網膜に近い組織を効率的に作ることに成功したそうです。

ヒトES細胞から目の網膜組織の形成に世界初成功-理化学研究所などによれば、眼の網膜は脳などと同様に中枢神経組織から生まれますが、再生力が弱く、網膜色素変性症など重い疾患にかかると自然回復は見込めませんでした。

しかし、今回の研究によって、これまで治療が難しいと思われた目の病気である網膜色素変性症などの治療法として期待されます。

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