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(1)紫外線・たばこ避けよう
(2010/2/9、読売新聞)
年を取れば、多くの人に老眼や白内障の症状が表れる。
老眼で近くが見づらくなるのは、レンズにあたる水晶体が弾力を失って硬くなり、厚さを変えてピントを調節する機能が低下するため。
白内障は水晶体が白く濁り、目がかすんだり視力が落ちたりする。
ともに、水晶体のたんぱく質の変性が主な原因とされる。
老眼や白内障といった目の病気は老化現象によるもので、誰もがなる可能性があります。
しかし、最近の研究では、予防の可能性もあるそうです。
慶応義塾大学医学部眼科の教授でアンチエイジング(抗加齢)医学の第一人者でもある坪田一男さんは「水晶体のたんぱく質の変性は、活性酸素が大きな要因と考えられる。そのコントロールにより老眼や白内障の発症・進行を抑えられる可能性が高い」と話す。
水晶体のたんぱく質の変性が白内障・老眼の主な原因とされており、その水晶体のたんぱく質の変性は活性酸素が大きな要因と考えられているそうです。
つまり、活性酸素を増やさないようにする努力が必要ということになります。
活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、がんや老化を引き起こすことが知られている。
加齢黄斑変性などほかの加齢性の病気でも、活性酸素の関与を示す研究報告がある。
活性酸素は紫外線を受けても発生するため、目の老化防止に紫外線は避けたい。
外出の際は、つばの広い帽子やUVカット加工のサングラスで防衛する。
サングラスはできるだけ目の周り全体を覆う大きなレンズを。
特に紫外線の量が増える春、夏は要注意だ。
たばこは、自分で吸うだけでなく、他人の煙を浴びても目の表面に活性酸素を発生させる。
たばこはやめ、受動喫煙も極力避けたい。
活性酸素を避けるためにも、UVカットのサングラスやつばの広い帽子などによる紫外線対策が必要で、またタバコを吸わない方がよいようです。
その他には、サプリメントを利用するのも良い方法なのだとか。
サプリメントも一つの方法だ。
ビタミンA、C、E、亜鉛の摂取が加齢黄斑変性の予防・治療に有効と確認されている。
坪田さんは「老眼への効果は証明されていないが、期待できると考えている」と話している。
ビタミンA、C、E、亜鉛の摂取が加齢黄斑変性の予防・治療に有効ということですので、目の病気予防のためにも、積極的にビタミン・ミネラルを含んだ食品を摂取していきましょう。
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