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アルツハイマー型認知症(AD)の患者の約3分の2が女性である理由とは?男性ホルモン・テストステロンがアルツハイマー型認知症のリスクを下げている!




テストステロンがアルツハイマー型認知症のリスクを低減~性差が認知症リスクを決める?テストステロンとオートファジーの関係を解明~(2025年4月1日、九州大学)によれば、アルツハイマー型認知症(AD)の患者の約3分の2が女性であることが知られているのですが、男性ホルモンであるテストステロンが、脳内の免疫細胞であるミクログリアに作用し、オートファジー(細胞が不要になったタンパク質や細胞内小器官、異常タンパク質などを分解し再利用するしくみ)を活性化することでアミロイドβの蓄積を抑えていることを発見しました。

■まとめ

女性は閉経によってエストロゲンが急激に減少し、最終的には男性よりも低くなります。

一方、男性のテストステロンレベルは、加齢によって緩やかに減少するものの、生涯にわたって女性よりも高いレベルを維持します。

近年、血中テストステロンの低下が AD の発症リスクを高めることや、高齢女性に対するテストステロン補充が認知機能を改善することが報告されています。

これらの知見は、男性にはテストステロンによる AD 発症抑制機構があることを示唆しています。

MCI(軽度認知障害)は女性の方が速く悪化し、腎機能の低下という特徴がみられる|東大教授の調査によれば、軽度認知障害(MCI)の女性は男性よりも症状が悪化しやすく、また、認知障害の悪化が早い女性には腎機能の低下がみられるという特徴がみられたそうです。

今回の研究によれば、女性に比べてテストステロン値の高い男性は、ミクログリアのオートファジーが維持され、アミロイドβ除去能力が高く保たれるため、アルツハイマー型認知症(AD)リスクが低く抑えられていると考えられることがわかりました。

今後は、まずアルツハイマー型認知症について性差の理解を深めること、そして、生物学的な性別を考慮したアルツハイマー型認知症の予防・治療につなげていくことが必要ですね。







長嶋茂雄さん(89歳)が肺炎のため死去!2004年に脳梗塞に倒れた

長嶋茂雄さんが肺炎のため死去 89歳によれば、長嶋茂雄さんが肺炎のため亡くなりました。89歳でした。

■長嶋茂雄さんと脳梗塞

長嶋さんは中程度の脳梗塞 右半身に軽いまひ 病院発表

心臓の左心房で不整脈の一種の心房細動が起き、心臓の中に血栓ができた。この血栓が血管を通って左の大脳で詰まったとみられるという。

心臓で生じた血栓が脳動脈まで運ばれて、血管をふさぐと脳梗塞の原因となる。これを心原性脳塞栓症という。静脈からの血液を心室に送る役目の心房で、正常の5倍を超える速さで不規則に震える心房細動が起きると、心房内の血液の流れが遅くなり、血液がよどみ、血栓(血液の塊)ができやすくなる。心房細動は発作型と持続型があり、発作を繰り返すと慢性化することがある。高血圧や弁膜症など器質的な心疾患が心房細動の原因となっていることが多い。

脳梗塞」は、血栓が脳の血管に詰まることで発症する病気ですが、寝たきりや重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が最近増えていることが分かってきているそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞とは、血栓のサイズが大きいものの場合です。

通常の血栓のサイズは直径2-6mmなのですが、最大で3cmを超えるものもあるそうです。

なぜこれほどまで大きい血栓ができてしまうのでしょうか?

それは大きな血栓ができる場所が「心臓」であり、心臓の震えによって、直径数センチもの大きな血栓を作り出すからです。

この心臓の震えは「左心房(さしんぼう)」で起こり、「心房細動」といいます。

なぜ心房細動による脳梗塞が増えているのか?2つの理由によれば、高齢化に加えて、高血圧糖尿病などの生活習慣病の人が増加傾向にあるため、心房細動になる人が増えていると考えられるそうです。

重症化しやすいタイプの脳梗塞を防ぐには、この「心臓の震え」に気づくことが重要になります。

それでは、どのようにすれば、心臓の震え=「心房細動」に気づくことができるのでしょうか?

それは「脈をとること」!

心房細動になると、心臓は不規則に拍動するため、脈をとる習慣を持つことで、自分の脈のリズムを知ることができれば、心房細動に気づくことができます。

→ 脈をとって脳梗塞の原因となる心房細動を見つけよう! について詳しくはこちら

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■肺炎は高齢者にとって怖い病気!

高齢者は注意したい!誤嚥性肺炎の気づきにくい症状のサイン!唾液がよく出る健口体操のやり方|高齢者(老人)の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎(厚生労働省統計)で紹介した厚生労働省の人口動態統計の死因別統計によれば、「肺炎」で亡くなる人が年間12万人を超え、肺炎は「がん」「心臓病」に次ぐ第3位となっています。

高齢者にとって肺炎は怖い病気であり、肺炎を引き起こす原因としては、「嚥下障害(えんげしょうがい)」によって起こる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」が挙げられます。

肺炎について
肺炎患者の約7割が75歳以上の高齢者。また、高齢者の肺炎のうち、7割以上が誤嚥性肺炎。誤嚥性肺炎を引き起こす嚥下障害の原因疾患は脳卒中が約6割を占め、脳卒中の後遺症が誤嚥性肺炎の発生に大きく関係していることが示唆される。

参考画像:高齢化に伴い増加する疾患への対応について(2016/9/2、厚生労働省)|スクリーンショット

高齢化に伴い増加する疾患への対応について

(2016/9/2、厚生労働省)

肺炎患者の約7割が75歳以上の高齢者。また、高齢者の肺炎のうち、7割以上が誤嚥性肺炎。

誤嚥性肺炎を引き起こす嚥下障害の原因疾患は脳卒中が約6割を占め、脳卒中の後遺症が誤嚥性肺炎の発生に大きく関係していることが示唆される。

厚生労働省の資料によれば、高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎です。

【用語解説】嚥下・嚥下障害・誤嚥の意味

■「嚥下(えんげ)」の意味

嚥下とは、食べ物や飲み物を飲み込む動作のことです。

■「嚥下障害(えんげしょうがい)」の意味

嚥下障害とは、嚥下が上手くできず食道ではなく気管から肺に行ってしまうことです。

→ 要介護者の約6割に咀嚼や嚥下に問題がある|嚥下障害チェックテスト・嚥下障害対策(健口体操・嚥下体操) について詳しくはこちら

■「誤嚥(ごえん)」の意味

誤嚥性肺炎|一般社団法人日本呼吸器学会

食べ物や飲み物、胃液などが誤って気管や気管支内にはいることを「誤嚥」といいます。

誤嚥とは、食べ物や飲み物が間違って気管や気管支に入ることです。

■「誤嚥性肺炎」とはどんな病気?

肺炎予防と口腔ケア

(2015/10/15、日本訪問歯科協会)

高齢者の肺炎の7割以上は、細菌を含む唾液や食物が気管や肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎だと言われています。

誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物、唾液に含まれた細菌が気管から入り込むことが起こる病気です。

誤嚥性肺炎の症状

誤嚥性肺炎|一般社団法人日本呼吸器学会

発熱、せき、喀痰など通常の症状を訴えないことも多く、なんとなく元気がない、倦怠感を訴えることもあります。食事中のむせこみ、常に喉がゴロゴロ鳴っている、唾液が飲み込めない、食事に時間がかかる、たんが汚いなども疑わしい症状です。また、酸素低下をきたし、重症の呼吸不全になることもあります。

誤嚥性肺炎の症状をまとめてみます。

  • 発熱
  • 咳が出る
  • 喀痰(たんを吐く)
  • 元気がない
  • 倦怠感
  • 食事中にむせる
  • 喉が常にゴロゴロ鳴っている
  • 唾液が飲み込めない
  • 食事に時間がかかる
  • たんが汚い
  • 呼吸が苦しい

誤嚥性肺炎の場合は、眠っている間に細菌を含む唾液を少しずつ誤嚥することがあり、気づきにくいため、高齢者で上記に挙げた症状がみられる場合には、注意が必要です。

【参考リンク】

→ せきとたんが止まらない時の原因とは?病気を見分ける方法・ポイント について詳しくはこちら

→ たんが出る|痰の色(黄色・緑)や原因でどんな病気かがわかる!? について詳しくはこちら

誤嚥性肺炎の原因・リスク要因

肺炎予防と口腔ケア

(2015/10/15、日本訪問歯科協会)

高齢者の肺炎の7割以上は、細菌を含む唾液や食物が気管や肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎だと言われています。特に寝たきりや脳血管障害、認知症の患者ほどリスクが高くなります。これは、嚥下反射(食べ物を飲み込むときに気道が閉じ、食道が開く)や、気道内に異物が入ったときに激しくせき込んで排除する、せき反射が低下して、細菌が気道を通じて肺に入り込みやしくなるためです。

誤嚥性肺炎の原因は、食べ物や飲み物、唾液に含まれた細菌が気管から入り込むことですが、眠っている間に細菌を含む唾液を少しずつ誤嚥することがあるため、気づきにくいです。

寝たきりや脳血管障害、認知症の患者の場合は、嚥下反射やせき反射が低下し、細菌が気道を通じて肺に入り込みやすくなるため、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるそうです。

誤嚥性肺炎の治療

嚥下障害と誤嚥性肺炎

治療には抗生物質を用いますが、ステロイド剤を用いることもあります。さらに呼吸がうまくできずに酸素欠乏状態になった場合は、酸素吸入や状態によっては人工呼吸器を装着することもあります。

誤嚥性肺炎の治療では、肺炎の原因となる細菌を殺す抗生物質を用い、場合によってはステロイド剤を用いることもあるそうです。

また、呼吸がうまくできずに酸素欠乏状態になった場合には、酸素吸入や人工呼吸器をつけることもあるそうです。

誤嚥性肺炎になって何度も治療を行なうと、菌が薬に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくくなるため、まずはかからないように予防することが重要になります。

誤嚥性肺炎の予防

誤嚥性肺炎の予防は、細菌を含む食べ物や唾液の誤嚥を防ぐことが重要となります。

そのため、口の中を清潔に保つ口腔ケアと誤嚥を防ぐ対策が必要になります。

1.口腔ケア

口の中の細菌を繁殖させないようにするために、歯磨き(入れ歯の人は入れ歯の洗浄)で口の中を清潔に保ちましょう。

また、唾液の分泌が減ると、口が乾きやすくなり、雑菌だらけの唾液が肺に入ることで、誤嚥性肺炎を引き起こすおそれがあるので、唾液の分泌をうながすようにしましょう。

唾液がよく出る健口体操

童謡の「むすんでひらいて」に合わせて口を動かす

「むすんで ひらいて ベロを出して むすんで

またひらいて ベロ出して そのベロを鼻に

ベロを右に ベロを左 ベロをぐるぐる回します」

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また、ドライマウスにも気を付けましょう。

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2.誤嚥を防ぐ対策(嚥下反射を改善する嚥下障害対策)

●胃液の逆流を防ぐ

嚥下障害と誤嚥性肺炎

ゲップや胸焼けなどがある場合は、胃液の逆流が起こりえます。その場合、食後2時間ほど座って身体を起こしていることで、逆流を防止できます。

誤嚥予防のために、食後すぐに横にならずに、2時間程度座った姿勢を保つことで、胃液の逆流を防ぎましょう。

→ 逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事 について詳しくはこちら

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嚥下体操

嚥下反射を改善させるために、嚥下体操を行ないましょう。

(1)腹式呼吸

鼻から息を吸って、口からゆっくり吐きます。

吸うのを4回、吐くのを8回。

(2)首の体操

  1. 前に後ろに動かします。
  2. 右に左に動かします。
  3. 首筋を伸ばします。

(3)肩の体操・腕の体操

肩をゆっくり上げてそのままにして、ストンと落とす。

片方の腕を上げて、もう片方の手で引っ張ります。

(4)発音練習

唇を使って、「ぱっ・ぱっ・ぱっ」「まっ・まっ・まっ」と発音し、舌を使って「たっ・たっ・たっ」「らっ・らっ・らっ」と発音します。

【参考リンク】

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続きを読む 長嶋茂雄さん(89歳)が肺炎のため死去!2004年に脳梗塞に倒れた

「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」「すごい人はみんな体力がある」について考えてみた!【Grokと壁打ち】




為末大さんのXの投稿「体力の正体」をきっかけに、「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」「すごい人はみんな体力がある」についてGrokといっしょに考えてみたいと思います。

■体力の定義(論文ベース)

体力の定義について、論文では多角的な視点が提示されています。

  • 健康長寿ネットによると、「体力とは、ストレスに耐えて生を維持する防衛能力と、積極的に仕事を行う行動力を指す」とされる(公益財団法人長寿科学振興財団、2016年7月25日)。
  • スポーツパフォーマンス研究では、体力を「運動能力と回復力の総和」と捉える傾向がある。鹿屋体育大学の論文では、持久力や筋力だけでなく、精神的な持続力も含まれると指摘(日本スポーツパフォーマンス学会、公開日不明)。
  • 明治安田厚生事業団 体力医学研究所の研究では、体力を「身体的・精神的ストレスに対する適応能力」と定義。2019年の論文では、長時間ランニング時の血圧変動を通じて、体力が心身の恒常性維持に関与すると報告(体力研究、2019年1月21日、60巻、p.13-24)。
  • 医学的観点では、体力は「エネルギー産生能力」とも関連付けられる。同研究所の別の研究で、基礎代謝や酸素摂取量が体力の指標として測定されている(体力研究、更新日2025年5月8日)。
  • スポーツ科学では、体力を「競技パフォーマンスを支える総合的な能力」とする定義も。身体能力だけでなく、疲労回復速度や集中力も含まれる(日本スポーツパフォーマンス学会、公開日不明)。

体力と言えば、身体的な能力だけを意識していましたが、それだけではなく、精神的ストレスに耐える力や回復力、集中力などといったパフォーマンスを支える総合的な能力という考えた方になっているんですね。

■「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」「すごい人はみんな体力がある」について考える!

爲末大さんの投稿をきっかけに、「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」「すごい人はみんな体力がある」という考えについて、体力の定義を基に考察してみましょう。

まずは、体力の定義を整理し、それをもとにこのテーマを掘り下げます。

1. 体力の定義(論文ベース)

健康長寿ネット(公益財団法人長寿科学振興財団、2016年7月25日):
「体力とは、ストレスに耐えて生を維持する防衛能力と、積極的に仕事を行う行動力を指す」。
→ これは身体的な能力だけでなく、ストレスへの耐性や精神的な持続力も含む広い概念です。

明治安田厚生事業団 体力医学研究所(体力研究、2019年1月21日、60巻、p.13-24):
「身体的・精神的ストレスに対する適応能力」。
→ 心身の恒常性維持(ホメオスタシス)が強調されており、例えば長時間ランニング時の血圧変動など、身体がストレスに適応する能力が体力の指標とされています。

スポーツ科学(日本スポーツパフォーマンス学会、公開日不明):
「競技パフォーマンスを支える総合的な能力」として、持久力や筋力だけでなく、疲労回復速度や集中力も含まれる。
→ 特にアスリートの文脈では、身体能力だけでなく精神的な要素が重要視されます。

医学的視点(体力研究、更新日2025年5月8日):
体力はエネルギー産生能力と関連し、基礎代謝や最大酸素摂取量(VO2max)が指標となる。
→ 全身持久力(メッツで測定される)が、体力の客観的な尺度として用いられます。

これらの定義を総合すると、体力とは身体的・精神的ストレスに適応し、長期間にわたり活動を持続する能力であり、具体的には以下の要素を含むとされます:

身体的要素:持久力、筋力、エネルギー産生能力(酸素摂取量など)

精神的要素:集中力、ストレス耐性、疲労回復力

適応力:身体の状態を察知し、適切に対処する能力(自己調整力)

2. 「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」について

活動量と体力が密接に関連:

体力の定義の一つである「積極的に仕事を行う行動力」(健康長寿ネット)や「長期間活動を持続する能力」(スポーツ科学)から考えると、活動量が多い人は必然的に体力を必要とします。

活動量が多い=長時間、高いパフォーマンスを持続できる、という点で体力がある人が有利になります。

例えば、明治安田厚生事業団の研究(2019年)では、長時間ランニング時の血圧変動が少ない人は、全身持久力が高く、疲労が蓄積しにくいとされています。

これは、ビジネスやクリエイティブな仕事でも、長時間集中して取り組む能力に直結する可能性があります。

活動量の質と量:

活動量が多いだけでは成功に直結しない可能性もありますが、体力があれば「質の高い活動」を長く続けられます。

爲末さんの投稿でも「長く元気に集中して活動し続けられる力」が体力と定義されており、成功には「持続的な集中力」が重要だと指摘されています。

例えば、論文執筆やプロジェクト遂行のような知的労働では、集中力が途切れずに長時間取り組める人が成果を出しやすい。これは体力が支えている部分が大きいと考えられます。

体力が活動量を可能にする:

体力がない人は、活動量を増やそうとしても疲労が早く蓄積し、結果的に活動が途切れがちになります。

爲末さんの経験(引退後、運動をやめたら集中力が低下したが、運動再開で回復した)もこれを裏付けます。

運動による体力向上が、活動量の増加と質の向上をもたらし、それが成功につながる、という因果関係が考えられます。

【論文ベースの裏付け】

エネルギー産生能力と活動量:

医学的視点(体力研究、2025年5月8日更新)では、体力は最大酸素摂取量(VO2max)で測定されるエネルギー産生能力と関連します。

VO2maxが高い人は、長時間にわたり高い活動量を維持できるため、仕事やスポーツでのアウトプットが多くなり、成功に近づきやすいといえます。

精神的ストレスの影響:

明治安田厚生事業団の研究(2019年)では、精神的ストレスに対する適応能力も体力の一部とされています。

活動量が多い人はストレスも多くなりがちですが、体力があればストレスに耐え、活動を持続できます。

逆に、体力がない人はストレスで活動が中断しやすく、成功から遠ざかる可能性があります。

■結論

「成功を決めるのは活動量」という考えは、体力がある人にとっては当てはまりやすいといえます。

体力が活動量の「量」と「質」を支え、それが持続的な成果(=成功)につながるからです。

ただし、体力がなければ活動量を増やすこと自体が難しく、成功には他の要素(戦略、スキル、環境など)も必要です。

体力が活動量の基盤として重要な役割を果たす、という点でこの命題は一定の妥当性を持つと考えられます。

3. 「すごい人はみんな体力がある」について

すごい人の特徴と体力:

ここでの「すごい人」は、ビジネスリーダー、アスリート、芸術家など、各分野で高い成果を上げる人を指すと仮定します。

体力の定義(特に「長く元気に集中して活動し続けられる力」や「ストレスへの適応能力」)に基づくと、すごい人は以下のような形で体力を活用していると考えられます:

長時間の集中力:

例えば、アスリートは長時間のトレーニングに耐え、ビジネスリーダーは長時間の高負荷な意思決定を続ける必要があります。

爲末さんの投稿でも、体力が集中力を支えると述べられており、運動不足で集中力が低下した経験が例として挙げられています。

自己調整力:

体力がある人は「身体内部の状態がわかる」(爲末さん)ため、疲労や不調を早期に察知し、適切に対処できます。

明治安田厚生事業団の研究(2019年)でも、体力が高い人は心身の恒常性維持が優れているとされており、これが「すごい人」の安定したパフォーマンスにつながると考えられます。

精神的余裕:

体力がある人は「余計な考えを止められる」(爲末さん)とされ、精神的ストレスへの耐性が高い。

健康長寿ネットの定義でも、精神的ストレスへの抵抗力が体力に含まれるとされています。

すごい人は、不安や後悔に囚われず、目標に向かってエネルギーを集中できるため、高い成果を上げやすいといえます。

体力の個人差とすごい人:

順天堂大学の研究(goodhealth.juntendo.ac.jp)では、運動能力の66%が遺伝要因で決まるとされていますが、必ずしも遺伝だけで決まるわけではありません。

すごい人は遺伝的な体力の素質に加え、トレーニングや生活習慣を通じて体力を維持・向上させている可能性が高いです。

爲末さんも、引退後に運動を再開することで体力を取り戻し、集中力を回復させています。

【論文ベースの裏付け】

全身持久力とパフォーマンス:

健康長寿ネットでは、全身持久力(最大酸素摂取量)が体力の重要な指標とされています。

すごい人は、この持久力が高く、長時間のパフォーマンスを持続できる傾向があります。

例えば、トップアスリートはVO2maxが一般人より圧倒的に高い(体力研究、2025年5月8日更新)。

精神的要素の重要性:

日本スポーツパフォーマンス学会の定義では、体力には集中力や疲労回復力も含まれます。

すごい人は、これらの精神的要素を活用し、プレッシャーの中でも高いパフォーマンスを発揮できると考えられます。

爲末さんの「余計な考えを止められる」という指摘も、精神的体力が高い人が成果を出しやすいことを示唆しています。

ストレス適応力:

明治安田厚生事業団の研究(2019年)では、体力がストレスへの適応能力と関連することが示されています。

すごい人は、ストレスが多い環境(競技、ビジネス、創作活動など)でも、体力があるため適応しやすく、結果的に高い成果を上げやすいといえます。

■結論

「すごい人はみんな体力がある」という命題は、かなりの程度妥当性があると考えられます。

体力(特に身体的持久力、精神的集中力、ストレス適応力)が、高い成果を上げるための基盤として機能しているからです。

ただし、体力だけで「すごい人」になれるわけではなく、スキルや環境、機会も重要です。

体力は必要条件の一つであり、すごい人の多くがそれを備えている、というのが現実的な解釈でしょう。

4. 総合的な考察と爲末さんの投稿との関連

爲末さんの投稿では、体力を「長く元気に集中して活動し続けられる力」と定義し、その背景として以下の3点を挙げています:

身体を元気に保つ(運動による体力向上)

身体内部の状態がわかる(自己調整力)

余計な考えを止められる(精神的体力)

これらは、論文ベースの体力定義と一致します:

「身体を元気に保つ」は、全身持久力やエネルギー産生能力(健康長寿ネット、明治安田厚生事業団)と関連し、運動が体力を向上させるという研究結果とも合致します。

「身体内部の状態がわかる」は、ストレスへの適応能力(明治安田厚生事業団)や自己調整力(スポーツ科学)とリンクします。体力がある人は、疲労や不調を早期に察知し、適切に対処できるため、大崩れしにくいのです。

「余計な考えを止められる」は、精神的ストレスへの抵抗力(健康長寿ネット)や集中力(日本スポーツパフォーマンス学会)と一致します。不安や後悔に囚われないことで、体力を無駄遣いせず、目標に向けた活動に集中できます。

活動量と成功、すごい人と体力との関係

活動量と成功:

爲末さんの言う「体力がある人は活動量が多い」という点は、体力が活動の「量」と「質」を支えるという論文の知見と一致します。

成功には持続的な努力が必要であり、体力がその基盤となるため、「成功を決めるのは活動量」という考えは、体力がある人にとっては妥当です。

すごい人と体力:

すごい人が体力を持つ理由として、爲末さんの3つの要素(運動、自己調整力、精神的余裕)が論文でも裏付けられています。

体力があることで、長時間の集中、ストレスへの適応、疲労回復が実現し、高いパフォーマンスを持続できるのです。

補足:不安と体力の関係(関連投稿より)

爲末さんの別の投稿では、不安が体力を奪うと述べられています。

論文でも、精神的ストレスが体力に影響することが指摘されており(明治安田厚生事業団、2019年)、不安を減らすことで体力を有効に使えるという考えは合理的です。

すごい人が体力がある背景には、不安をコントロールする能力も含まれているのかもしれません。

5. 結論

「結局、成功を決めるのは活動量じゃないか」:

体力が活動量の「量」と「質」を支えるため、この命題は体力がある人にとっては妥当です。

論文でも、体力が長時間の活動やストレス適応を可能にすることが示されており、成功には持続的な努力が重要である以上、体力は成功の基盤として機能します。

「すごい人はみんな体力がある」:

すごい人の多くが体力を持っているという命題も、論文ベースで裏付けられます。

体力は身体的・精神的要素を含む総合的な能力であり、長時間の集中力、ストレス適応力、自己調整力を通じて、高い成果を支えるからです。

ただし、体力だけで「すごい人」になれるわけではなく、他の要素も必要です。

爲末さんの投稿は、体力の多面的な側面(身体的・精神的)を捉えており、論文ベースの定義とも整合性があります。

体力は成功や高いパフォーマンスの基盤として重要な役割を果たす、という点で、両命題はいずれも一定の真実を含んでいると結論付けられます。

■感想

体力は成功の必要条件であるということですね。

体力があるからと言って成功するとは限りませんが、体力があることでパフォーマンスを保つことができ、量と質を担保し、ストレスにも適応できるからこそ、成功に近づきやすいということなんですね。

だからこそ、子供の時から体力づくりをするのは大事なことですし、大人になっても運動をすることで体力を維持することは重要なので、ぜひあなたも運動をやっていきましょう。







紫外線と目の病気(翼状片・黄斑変性症・白内障)|アイメイクと目の病気|#世界一受けたい授業

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2010年7月31日放送の世界一受けたい授業では、「紫外線・アイメイクと目の病気」について取り上げていました。




●紫外線と翼状片

Cheeky Look

by Antoine K(画像:Creative Commons)

紫外線をあびると、目の病気である翼状片になりやすい。

翼状片には、漁師や南国に住んでいる人に多い。

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●紫外線と黄斑変性症

青色の光を浴びると、黄斑変性症になりやすくなるため、黄色(黄色に近いオレンジ色)のサングラスをかけることをオススメ。

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●紫外線と白内障

紫外線を浴びたことで発生した活性酸素が白内障の原因となるようです。

●紫外線対策のためのサングラスの選び方

紫外線対策のためのサングラスの選び方としては、

●薄い色のサングラスを選ぶ。

暗い色のレンズだと瞳孔が開いた状態になるため、サングラスと顔の隙間から入ってきた紫外線が目に入ってきやすくなるためです。

●サイズは大きめで、顔の側面まで覆うサングラスを選ぶ。

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●紫外線と日焼け

肌のケアのために紫外線対策をする人は多いですよね。

しかし、実は、目から紫外線が入り、その刺激が脳に届いて皮膚のメラニン色素を活性化させます。

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●紫外線から目を守る効果的な食材とは?

紫外線を浴びると目の中に活性酸素が発生しますが、活性酸素を取り除くには、抗酸化作用の高いルテインを多く含む食品がオススメなのだそうです。

ルテインを多く含む食品として紹介されたのは、青汁の原料として有名なケールです。

●アイメイクと目の病気

過剰なアイメイクでマイボーム腺が隠れてしまい、涙の油の成分が出なくなり、涙が蒸発しやすくなる。

ドライアイにより、角膜に傷がついたり、視力低下の恐れもあるそうです。

マスカラが目・まつげに直接触れると、容器の中で細菌が繁殖する恐れがあるそうです。

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【免疫力UP】リポポリサッカライド(LPS)が多く含まれる食べ物|#世界一受けたい授業(杣 源一郎)

2016年4月2日放送の世界一受けたい授業では「リポポリサッカライド」について取り上げました。




【目次】

解説 杣 源一郎 先生

香川大学医学部統合免疫システム学寄附講座客員教授、新潟薬科大学特別招聘教授

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■リポポリサッカライドとは?

リポポリサッカライド(LPS、リポ多糖)は、土壌や自然に含まれる微生物にあるものです。

マクロファージ(貪食細胞)が悪い菌や死んだ細胞を食べてくれているのですが、免疫力が低い人はマクロファージがあまり活動していません。

リポポリサッカライド(LPS)はこのマクロファージを活性化させてくれるのです。

リポポリサッカライドを取り入れると、マクロファージを活性化させることで、免疫力がアップし、風邪やインフルエンザの予防、肌荒れ改善、花粉症がん糖尿病認知症骨粗しょう症の予防ができると期待されるそうです。

■リポポリサッカライドが少ない人=免疫力が低い人の特徴とは?

リポポリサッカライドは、土壌や自然に含まれる微生物にあるため、キレイ好きでよく掃除をしたり、殺菌をする人は免疫力を下げてしまう可能性があるそうです。

■リポポリサッカライドの推奨摂取量

一日500μg(マイクログラム)

一日500μgのLPSを摂取する食事の例

  • 玄米 150g
  • めかぶ 50g
  • 岩のりの佃煮 5g
  • ヨーグルト 180g




■リポポリサッカライドを含む食材ベスト5

第一位 玄米(玄米の周りのヌカにLPSが含まれている)

par cooked brown rice

by jules(画像:Creative Commons)

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第二位 めかぶ

第三位 れんこん

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第四位 ヒラタケ

第五位 岩のり

■リポポリサッカライドの多い食品と一緒に食べると良い食べ物とは?

リポポリサッカライドの多い食品と一緒に食べると良い食べ物とは、「ヨーグルト」。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌とリポポリサッカライドを同時に摂取すると、相乗効果が生まれるそうです。

■LPSは加熱してもよい

LPS(リポポリサッカライド)は加熱しても物質は残りますので、安心して調理してよいそうです。

■「そば」にもリポポリサッカライドが含まれる

Soba 蕎麦

by happynick(画像:Creative Commons)

今回新しくリポポリサッカライドが含まれる食材として紹介したのは「そば」。

リポポリサッカライドは皮の部分に含まれているので、お米であれば玄米、そばであれば十割そばがオススメです。

蕎麦を茹でた蕎麦湯にもリポポリサッカライドは含まれているので飲むほうがいいそうですよ。

外皮以外の全てが含まれている全粒粉の蕎麦粉で作った十割蕎麦にすると一食分のリポポリサッカライド量が多いそうです。

■免疫力を高めるとろとろそば
  • 十割そば
  • めかぶ
  • なめこ
  • 自然薯(じねんじょ)
  • レンコン(すりおろしたレンコンをスープに入れる)

■LPS食材を3週間食べると免疫力はアップするか?

免疫力が低いと診断された俳優の竹内涼真さんが免疫力を高めるためにLPSを多く含む食材を3週間食べるという実験を行なったところ、免疫力の高さを判断する基準であるマクロファージの貪食能が5倍以上になったそうです。

■まとめ

子供の頃から土いじりなどの土に触れる生活というのはアレルギー体質にならないようにすることにつながっているんですね。

LPS食材はまとめてとっても免疫力の改善に繋がるわけではなく、継続して取り入れることが重要です。

アレルギーを予防するためにも、病気にならないためにも、リポポリサッカライド(LPS)を含む食品を摂っていきたいですね。







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