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自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援

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【目次】

■自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援

自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援
自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援

参考画像:Sony Startup Acceleration Programが開発支援!自宅でできる乳がんチェック MAMMOECHO(2020/7/7、ソニー)

自宅でできる乳がんチェック MAMMOECHOを開発(2020/7/7、SONY)

ソニー(Sony Startup Acceleration Program)がコンセプトデザインなどで協力しているのがマイクロソニック株式会社が開発を行なっている、超音波検査機を小型化する技術を応用した、自宅で簡単に乳がんチェックが行える「MAMMOECHO(マンモエコー)」です。

MAMMOECHOは、超音波で乳房をスキャンして、スマホに画像を転送し、その画像を専門医が診断するシステムです。

■背景

自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援
自宅で簡単に乳がんチェックが行えるデバイス「MAMMOECHO(マンモエコー)」、ソニーが開発支援

なぜ自宅で乳がんチェックが行えるシステムの開発に取り組まれたのでしょうか?

#01 MAMMOECHO開発のきっかけと、描く未来(2020/7/7、SONY)によれば、入江さんは数年前に乳がんの検診率が一向に上がらない現状を憂う知り合いの医師から「乳がん検診車に搭載するための装置として、新しい乳がん検診システムを開発して欲しい」という熱意に胸を打たれたこと、近藤さんは学生時代ファンだったオリビア・ニュートン・ジョンが乳がんになったという報道を見たことがきっかけで乳がんから救えるものを開発しないといけないという使命感からなのだそうです。

■まとめ

日本のがん検診受診率は欧米に比べて低い!?で紹介したがん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診および子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しているそうで、欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20〜30%ととても受診率が低いのが現状です。

なぜ検診を受けないのかの理由には「診療時間中に行くことが困難だから」「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」などいくつか挙げられますが、マンモグラフィ検査が痛みを伴うイメージを持たられていることがその他の理由の一つとして挙げられています。

乳がん検診を受けない理由とはで紹介したアストラゼネカによる乳がん検診に対する意識についての聞き取り調査によれば、受診しない理由の第2位には「マンモグラフィは痛そうだから」が挙げられています。

「痛くない」「恥ずかしくない」マンモグラフィにすることで乳がん検診の受診率が上がることが期待されます。

ただ気になるのは「自分のお部屋で、簡単に、乳がんチェック」をしたい女性がどれほどいるのかということ。

乳がんの早期発見のためにはセルフチェックをすることが有効だと考えられていますが、女性の54.5%が「最近1年以内に乳がん早期発見のための乳房のセルフチェックをしていない」|乳がんセルフチェック3つのポイント(しこり・くぼみ・分泌物)によれば、「auのほけん」を提供するKDDIは、全国の30歳~59歳の女性1,000名を対象に「女性の将来への備えに関する調査」を実施したところ、最近1年以内に、乳がん発見のために行う乳房のセルフチェックをしたかという質問に対して、「した」と回答した割合は45.5%、「しなかった」は54.5%となったそうです。

また、女性の8割超が「がんの罹患率」を現実の数字よりも低く予想している!|早期発見のためガン検診を受けよう!【リスク認知のバイアス】によれば、「auのほけん」を提供するKDDIは、全国の30歳~59歳の女性1,000名を対象に「女性の将来への備えに関する調査」を実施したところ、日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性で62% (約2人に1人)、女性で46% (約2人に1人)なのですが、がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか聞いたところ、「2人に1人くらい」と正しい回答をした割合は13.2%と、大多数の人が現実の罹患率よりも低く予想している傾向となっています。

人間の多くは病気になって改めて健康を意識するものであり、また、自分のリスクを他者のリスクよりも低く見積もる傾向があるリスク認知のバイアスがあるのが現実です。

つまり、わざわざ自宅で乳がんチェックをしたいと思う女性は少ないと考えられます。

理想としては、乳がんチェックをわざわざすることなく、普段通りの生活をしている中で乳がんチェックができる仕組みです。

例えば、スポーツブラやスマートブラのように、エクササイズをするときや日常で着用するものでチェックするもの。

スマートブラ「WONDER BRA」が乳がんを発見する方法とその課題とは?によれば、乳がんの発症初期には小さなしこりができたり、発熱するという特徴があるそうで、センサーで胸の表面の凹凸や皮下組織の柔軟性、温度変化をチェックすることで早期発見できることが期待されるそうです。

【関連記事】

わざわざでもなく、痛くもなく、恥ずかしくもなく、お金もそれほどかからずに、乳がんのセルフチェックができるものが開発されるといいですね。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







沖縄県内の男性の4割が生活習慣病になるリスクが高いお酒の飲み方をしている

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■沖縄県内の男性の4割が生活習慣病になるリスクが高いお酒の飲み方をしている

Beer

by Wagner T. Cassimiro “Aranha”(画像:Creative Commons)

酒の飲み方に「問題あり」男性の4割 沖縄県内調査、有病率と相関

(2016/12/28、沖縄タイムス)

男性では35%が減酒支援の必要な「危険な飲酒群」、5%が専門医療機関の受診につなげる必要がある「アルコール依存症疑い群」とされ、合計40%が「問題飲酒群」に該当した。

 「問題飲酒群」と「危険の少ない飲酒および非飲酒群」の比較では、「問題飲酒群」は肝機能異常や高尿酸血症、メタボリック症候群などの有病率が高かった。

全国健康保険協会沖縄支部は、WHOの「アルコール使用障害同定テスト(AUDIT)」を用いて国立病院機構琉球病院と共同で分析した「飲酒に関するアンケート結果と健診結果の分析(中間報告)」によれば、沖縄県内の男性の4割が生活習慣病になるリスクが高い飲み方をしている「問題飲酒群」と分類されたそうです。

「問題飲酒群」は肝機能異常や高尿酸血症、メタボリックシンドロームなどの有病率が高いため、アルコールを控えるようにしてほしいですね。




■沖縄県に関する健康のニュース

【長寿の質】沖縄は全国最下位 「健康寿命」男47位、女46位|聖徳大教授調査で紹介した茨城県立健康プラザ研究員の栗盛須雅子聖徳大学看護学部教授が2010~14年の5年間について調べたところ、「平均寿命」のうち「健康寿命」が占める割合が沖縄県は男性90・4%で47位、女性は83・7%で46位で、全国最下位だったことがわかったそうです。

沖縄、男女とも中性脂肪値が全国最悪 男性の3人に1人が基準値を超えている!?

全国健康保険協会が公表している2011年度から13年度の健診の結果、沖縄県の男女の中性脂肪の基準値を超えた人の割合は全国ワーストだったそうです。

→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら。

メタボ「要指導」人口比21・3% 全国最悪 【沖縄】(2009/7/30)によれば、沖縄県で特定健診(メタボ健診)を受けた人のうち、特定保健指導が必要な人が、人口比21.3%で、全国一でした。

沖縄県では、食生活の変化(食生活の欧米化)に伴って、肥満が増加しているというニュースを時々目にしますが、それを裏付ける結果となったようです。

その時のデータによれば、厚生労働省の調査で、沖縄県は、生活習慣病の要因となる肥満者の割合が男女とも全国1位、生活習慣病の代表である糖尿病による死亡率も1位でした。

沖縄県は大腸がんの死亡率が高い!?その理由とは?によれば、沖縄県健康長寿課が調べた2013年の沖縄県内死亡率は、全国で男性が5位、女性が2位と高いそうです。

その理由の一つとして、人間ドックや健康診断の受診率の低さが挙げられています。

大腸がんの受診率は全国平均が19・1%に対し、沖縄県内は13%で、順位も10年から46~43位と低迷が続いているそうです。

■まとめ

最近の国際的な評価では、アルコールが直接触れる消化管(口腔・咽頭・喉頭・食道)、アルコールを代謝する肝臓、そして女性ホルモンの影響が大きい乳房のがん、大腸がんのリスクが確実に高くなるとされています。

また、日本におけるアルコールによるがんのリスクは、2008年7月現在、肝臓、食道、大腸については「確実」と判定されています。

アルコールのがんのリスクに対する国際的な評価と日本の評価では分かれる点もあるようですが、肝臓、食道、大腸については共通した意見のようです。

がん最新ニュースまとめによれば、大量飲酒は肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんなどのガンのリスクを上げる条件となっています。

がんや生活習慣病を予防するためにもアルコールの飲み方には気を付けましょう。

→ 休肝日の取り方(過ごし方)・ペースの目安・休肝日は必要か? について詳しくはこちら







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血液1滴(採血1回)で13種類のがんを早期発見する検査法を開発 3年以内をめどに事業化申請|国立がん研究センターなど




■血液1滴(採血1回)で13種類のがんを早期発見する検査法を開発 3年以内をめどに事業化申請|国立がん研究センターなど(2017/7/24)

Checking Blood Sample

by National Eye Institute(画像:Creative Commons)

血液1滴、がん13種早期発見…3年めど事業化

(2017/7/24、読売新聞)

同センターや検査技術を持つ東レなどは、がん患者ら約4万人の保存血液から、乳房や肺、胃、大腸、食道、肝臓、膵臓(すいぞう)など13種類のがんで、それぞれ固有のマイクロRNAを特定した。血液1滴で、がんの「病期(ステージ)」が比較的早い「1期」を含め、すべてのがんで95%以上の確率で診断できた。乳がんは97%だった。

国立がん研究センターなどは、血液1滴で13種類のがんを早期発見する検査法を開発し、8月から臨床研究を始め、早ければ3年以内に国に事業化の申請を行うそうです。

がん患者の血液中エクソソーム測定法に係わる共同研究開始について(2017/10/16、シスメックスプレスリリース)によれば、国立がん研究センター、JVCケンウッド、シスメックス、第一三共株は、がんの診断および治療の質の向上に向けた共同研究を開始すると発表しました。




■採血1回で13種のがんが診断できるようになる!?(2014/8/22)

国立がんセンター、採血1回で13種のがん診断 企業と開発へ

(2014/8/18、日本経済新聞)

一回の採血で13種類のがんを発見するシステムの開発が行われるそうです。

対象となるのは、胃がんや食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱がん、乳がん、肉腫、神経膠腫の13種類のがん。

このシステムが確立されれば、人間ドックや健康診断で早期発見・早期治療ができ、将来的には、日本人の死因第一位ががんではなくなるかもしれません。

ところで、どのようにして一回の採血で13種類のがんを発見することができるのでしょうか?

1回の採血で13種のがんを発見するシステム開発へ – NEDOやNCC、東レなど

(2014/8/21、マイナビニュース)

がん早期発見マーカーの鍵となる「マイクロRNA」とは、血液や唾液、尿などの体液に含まれる22塩基程度の小さなRNAで、近年の研究から「がんなどの疾患にともない、患者の血液中でマイクロRNAの種類や量が変動すること」が報告されているほか、抗がん剤に対する感受性の変化や転移、がんの消失など病態の変化に相関することも知られているため、新たな疾患マーカーとして活用が期待されているという。

がんによって、患者の血液中のマイクロRNAの種類や量が変動することがわかっており、それを目印として活用するそうです。

■まとめ

参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)

新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、患者のQOLの最⼤化に向けて、個⼈の健康・医療データを活かす新たなシステムが必要であるとして、患者⾃らが納得して選択できる医療、患者の満⾜度の⾼い医療、時間・場所を問わず、必要な医療が提供される環境の実現が必要とあり、その中でも、より早く、より効果的で、より優しい医療の実現に資する、先制・個別化・再⽣医療等の先進医療や、先端技術を⽤いた医療機器の開発等取り組みが重要となるとあります。

その一つが、今回取り上げた、血液一滴から病気を早期発見できる診断技術です。

新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、1滴の⾎液から、がんや認知症を早期に発⾒できる、低侵襲な早期診断技術を確⽴すれば、患者の満⾜度が⾼い医療の実現につながることから、こうした先制医療の実⽤化・産業化に向けた研究開発等が必要とあります。

今後ますます「先制医療」への注目が集まるのではないでしょうか?







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11月13日は「#世界膵臓がんの日(World Pancreatic Cancer Day)」

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【目次】

■11月13日は「#世界膵臓がんの日(World Pancreatic Cancer Day)」

Dreamarena Extreme

by Denis Dervisevic(画像:Creative Commons)

11月13日は「世界膵臓がんの日」です。

世界膵臓がんの日(World Pancreatic Cancer Day)は、膵臓がんの啓発を訴える日です。

パープル(紫色)が世界すい臓がんの日のシンボルカラーです。

すい臓がんは、自覚症状がなかなか現れず、早期に発見されにくいです。

すい臓のことを少しでも知ることで、すい臓がんの予防につなげましょう。

→ すい臓がん について詳しくはこちら

■すい臓がんの5年生存率はあらゆるがんの中で最も低い!

がん患者の「5年相対生存率」推計62.1%|国立がん研究センターによれば、男性におけるがんの種類ごとの生存率によれば、すい臓がんが最も低い7.9%、女性もすい臓がんが最も低い7.5%となっています。

■すい臓がんはなぜ「最悪のがん」だといわれるのか?

すい臓がんはなぜ「最悪のがん」だといわれるのか?|すい臓がんの5年生存率はあらゆるがんの中で最も低い!によれば、すい臓がんが最悪のがんだといわれる理由は3つ。

1.検査で発見しにくい

すい臓の位置が体の奥深く(肝臓や胃などの裏側の隠れた場所)にあるため、検査が難しいそうです。

2.がんが転移しやすい

すい臓がんの多くは「すい管」に発生しますが、そのすい管はリンパ管や血液とつながっているため、転移しやすいそうです。

3.特徴的な自覚症状がない

すい臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れず、また、すい臓がん特有の特徴的な症状がないためです。

すい臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがありますが、いずれもすい臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちです。

すい臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになります。

しかし、小さなすい臓がんでは腹痛や黄疸などの症状も出ないことがあるため、すい臓がんが見つかった時にはすでに手遅れという場合も多いそうです。




■すい臓がんのリスク要因

●タバコ

喫煙者が発症するリスクは、非喫煙者に比べ、男性は1.6倍、女性は1.7倍だ。

がんになっても長生きできる生活習慣|たけしの本当は怖い家庭の医学によれば、すい臓がんのリスクを上げる条件として「喫煙」が挙げられています。

●燻製や加工肉、血糖値の上がりやすい食品を多くとる

また、燻製や加工肉、血糖値の上がりやすい食品を多くとることもリスク上昇につながる。

加工肉を毎日50グラムを摂取すると「がんリスク」18%増|WHOで紹介した世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関によれば、ハムやソーセージなどの加工肉を食べると、がん発症リスクが高まるという発表をしたそうです。

●肥満

BMI(肥満度を表す体格指数)が30以上になると、標準体重の人に比べ発症リスクが男性で3.5倍、女性は1.6倍に上昇する。

肥満がすい臓がんの危険高めるで紹介したテキサス大の研究グループによれば、米国内での疫学調査の結果、若いころから体格指数(BMI)が25以上の「過体重」だったり、30以上の肥満だったりすると、膵臓がんを発症する危険性が高くなったそうです。

●糖尿病

実はすい臓がん患者の26%は糖尿病患者というデータがある。糖尿病の男性は、すい臓がんの発症リスクが健康な人に比べ2.1倍、女性でも1.5倍高い。

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、すい臓がんになるリスクは1.85倍なのだそうです。

すい臓がんに関しては、すい臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人がすい臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。

すい臓の病気と糖尿病によれば、膵がんができると、糖尿病を発症したり血糖のコントロールが急に悪くなったりすることがあります。

日本膵臓学会の報告によると、膵がんの方の既往歴の中で糖尿病が18%と最も頻度が高いのです。

2センチ以下の比較的小さな膵がんでも糖尿病の悪化が8%の患者さんに認められていますので早期診断のためにも糖尿病への注意が重要です。

最近、糖尿病の症状が出てきたという人、あるいは、かねてからの糖尿病が急に悪くなってきたという人などは、早めにすい臓がんの検査を受けてみることをおすすめします。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病チェック について詳しくはこちら

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●膵炎

すい臓がんのほとんどは、すい臓が炎症を起こす「すい炎」が原因で発症する。そして、すい炎は血液中に糖分が増える(糖尿病の現象)ことによって起こる。

すい臓がんを早期発見する鍵は「血糖値」|ためしてガッテン(NHK)によれば、すい臓でインスリンを作るβ細胞が、すい臓がんができると働きが悪くなり、その結果として血糖値が急上昇することがわかってきたのだそうです。

また、脂質異常症高脂血症)はすい炎の原因となっています。

高脂肪・高カロリー食によって中性脂肪が増えると、すい臓に負担がかかり、すい炎を引き起こす原因になると考えられるからです。

●アルコール

アルコール類は、飲むとすぐ顔が赤くなる人は控えた方がいい。アルコールを分解する酵素を持たない人のすい臓がん発症リスクは、タバコを吸う場合と合わせると、10倍に上昇するからだ。

飲酒は60以上の病気やケガの原因になりうる-WHOによれば、アルコールは消化やホルモン機能を担う膵臓にも影響が出ることがわかっており、男性では急性膵炎の30%、慢性膵炎の65%が飲みすぎが原因で起きるそうです。

■すい臓がんの早期発見につながる研究が進んでいる

現在すい臓がんについては様々な研究が進んでいて、早期発見につながる方法が見つかるのではないかという期待があります。

「BiliScreen」|スマホカメラの自撮りで膵臓がんを簡単にスクリーニングできるアプリ|膵臓がんのサイン「黄疸」の原因となる「ビリルビン値」を測定|ワシントン大学

ワシントン大学の研究者らが開発しているのは、スマホのカメラで自撮りをすることで、膵臓がんなどの病気を簡単にスクリーニング(ふるいわけ)できるアプリ「BiliScreen」です。

膵臓がんの初期症状の一つには、ビリルビンの蓄積によって肌や目に黄色の変色が起こる「黄疸(おうだん)」があり、「BiliScreen」は、スマホカメラ、コンピュータビジョンアルゴリズム、マシンラーニングを使用して、目の強膜または目の白い部分のビリルビン値の増加を検出します。

膵臓がんの早期発見を目指し「アポリポプロテインA2(apoA2)アイソフォーム」をバイオマーカーに用いた膵臓がん検診の臨床研究を実施|国立がん研究センター

膵臓がんを早期発見できる検査キットを開発|国立がん研究センターによれば、国立がん研究センター研究所の本田一文ユニット長らは、膵臓がんを早期に検出できる血液中のたんぱく質「アポリポプロテインA2(apoA2)アイソフォーム」を見つけ、検査キットを開発したと発表しましたが、「アポリポプロテインA2(apoA2)アイソフォーム」をバイオマーカーに用いたすい臓がん検診の検証を行う臨床研究を2017年7月より鹿児島県で行われる地域健康診断で実施することを発表しました。

すい臓がんと肺がんの悪化に「DKK1」と「CKAP4」と呼ばれるたんぱく質が関与していることを発見|大阪大

Dkk1とCKAP4がすい臓がんと肺がんを診断する際のバイオマーカー(指標)になる可能性があり、また、CKAP4に対する抗体が将来治療に応用できる可能性がでてきたことになるそうです。

今回の発見により、すい臓がんと肺がんの早期発見につながる診断薬や治療薬の開発が期待されます。

肥満がすい臓がんの危険高める|BMIが25以上の「過体重」や30以上の肥満の場合は、膵臓がんを発症する危険性が高い|テキサス大

テキサス大の研究グループによれば、米国内での疫学調査の結果、若いころから体格指数(BMI)が25以上の「過体重」だったり、30以上の肥満だったりすると、すい臓がんを発症するリスクが高くなるそうです。

すい臓がんを血液検査で早期発見する方法を開発 RNAに着目|東大

東京大学のチームによれば、すい臓がん患者の血液に特定のRNAが健康な人より多く含まれていることに着目し、膵臓がんを血液検査で見つけ出す技術を開発したそうです。

検索の質問履歴からすい臓がん早期発見につながる方法|マイクロソフトの研究者ら

米マイクロソフトの研究者(MSヘルス部門CTOで情報検索が専門のライエン・ホワイト博士と、MSの研究所長で人工知能を担当し医師の資格も持つエリック・ホービッツ博士、MSのインターンだったコロンビア大学の博士課程大学院生ジョン・パパリゾス氏の3人)が、病気の症状について検索した過去の検索履歴の質問パターンから、将来膵臓がんの診断を示唆する質問内容の出現を5~15%の割合で特定し、病気を予測することにつながる手法を編み出したそうです。

すい臓がんを早期発見する方法を開発したのは15歳!?将来的には生存率が100%になる可能性も?

すい臓がんになると検出される8000種類のタンパク質を納めたデータベースの中から、1.がんの初期段階からすべての患者において血中レベルが高くなる、2.がんである場合のみ変化が見られる

というタンパク質を発見し、一種類の特定のタンパク質にだけ反応するという性質をもつ「抗体」の性質を組み合わせるというものです。

すい臓がんを早期発見する鍵は「血糖値」|ためしてガッテン(NHK)

番組で紹介したすい臓がんの早期発見に役立つその鍵は「血糖値」。

ポイントは、血糖値が理由がないのに急上昇すること。

番組によれば、すい臓でインスリンを作るβ細胞が、すい臓がんができると働きが悪くなり、その結果として血糖値が急上昇することがわかってきたのだそうです。

このことは、がんの初期から現れるということですので、すい臓がんの前兆・初期症状として捉えるといいかもしれません。

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■すい臓がんの予防法

●運動

運動習慣がある人はない人に比べ、リスク低下がみられることが明らかになっている。

運動習慣がある人はない人に比べて、すい臓がんのリスクが低下することがわかっているそうです。

糖尿病の予防方法として運動が挙げられるように、すい臓がんの予防としても運動は効果的なようです。

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●青魚(DHA)

マグロやイワシ、サンマなどの青魚をたくさん食べ、魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸を多く摂取すると、発症リスクが3割減るという報告がある。

青魚に含まれるDHAを多く摂取すると、すい臓がんの発症リスクが減るそうです。

青魚の脂肪酸が日本人の膵臓がんを減らす?

(2015/11/27、medley)

ω-3多価不飽和脂肪酸の消費量が多いと膵臓がんを発症する危険性が30%下がる

<中略>

海産物に含まれるω-3多価不飽和脂肪酸、またはその中でもDHAの消費量が多い人では、膵臓がんを発症する危険性が低いという結果でした。

オメガ3脂肪酸の中でもDHAの消費量が多い人では、すい臓がんを発症するリスクが低いという結果が出たそうです。

●コーヒー・緑茶

コーヒー(1日3杯未満)や緑茶を飲む習慣も予防効果が期待できるという。

コーヒー・緑茶で死亡リスク減|国立がん研究センターによれば、コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いそうです。

コーヒーを飲む量を増やした人は、糖尿病にかかりにくくなる!?によれば、コーヒーを飲む量を増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けている人よりも成人で発症する糖尿病(2型糖尿病)にかかりにくくなるそうです。

糖尿病を予防することがすい臓がん予防にもつながると考えられるので、コーヒーや緑茶を飲むことが勧められているのではないでしょうか。

→ すい臓がん について詳しくはこちら

→ 糖尿病を予防する方法 について詳しくはこちら







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すい臓がんを早期発見する方法を開発したのは15歳!?将来的には生存率が100%になる可能性も?

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■すい臓がんを早期発見する方法を開発したのは15歳!?将来的には生存率が100%になる可能性も?

Jack Andraka 2012 ISEF Winner

by Intel Free Press(画像:Creative Commons)

15歳の天才高校生が、すい臓がんの早期発見法を開発!5年後には生存率が100%に?

(2015/3/5、TABI LABO)

アンドレイカ君が開発した方法は、すい臓がんをたったの3セント(3円)、時間にして5分で判定できるというもの。

従来の方法と比べると168倍速く、26,000分の1以下の費用ででき、400倍の精度がある。

この検査によってがんが早期に発見されれば、患者には100%に近い生存率がある。そして今後2〜5年で、すい臓がん患者の生存率は現在の5.5%から100%近くに引き上げられる可能性がある。

2013年にすい臓がんを早期発見する画期的な方法を発見したのは当時15歳のジャック・アンドレイカ君だったそうです。

→ すい臓がん について詳しくはこちら

詳しくは元記事をご覧頂きたいのですが、すい臓がんを発見する方法を簡単にまとめると、

すい臓がんになると検出される8000種類のタンパク質を納めたデータベースの中から

・がんの初期段階からすべての患者において血中レベルが高くなる
・がんである場合のみ変化が見られる

というタンパク質を発見し、一種類の特定のタンパク質にだけ反応するという性質をもつ「抗体」の性質を組み合わせるというものです。

■まとめ

今回の記事の中にもある通り、すい臓がんは早期発見が難しく、見つかった時には手遅れである場合が多いと思い込んでいました。

「すい臓がんの85%が見つかった時には手遅れで、生存率は2%以下」

常識を疑うことから新しい発見があるんですよね。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・チェック について詳しくはこちら







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