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ストレスを抱える女性は妊娠しにくい|米国立衛生研究所(NIH)・英オックスフォード大




■ストレスを抱える女性は妊娠しにくい|米国立衛生研究所(NIH)・英オックスフォード大

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by Aimee Heart(画像:Creative Commons)

ストレスは妊娠妨げ、失敗するとなお悪循環も

(2010/8/12、読売新聞)

ストレスを抱える女性は妊娠しにくいとする初の研究結果を、米国立衛生研究所(NIH)と英オックスフォード大が11日、発表した。

研究チームは、18~40歳の英国人女性274人を対象に、妊娠の有無を定期的に検査。

それと並行して、身体的、心理的ストレスの指標とされる唾液(だえき)中の消化酵素「アルファアミラーゼ」を計測した。

その結果、アミラーゼの濃度が高い人は、低い人に比べ、妊娠する割合が12%低いことが分かった。

米国立衛生研究所(NIH)と英オックスフォード大の研究によれば、ストレスを抱える女性は妊娠しにくいとする研究結果が出たそうです。

以前テレビ番組(おそらく世界仰天ニュースだったと思います。)でみたのですが、不妊に悩んでいた夫婦が代理出産を友人に依頼し、その友人が妊娠した時期と同時期に妊娠したということが紹介されていました。

これも、もしかすると、ある意味妊娠に対するストレスが減ったことから起きたことなのかもしれません。

妊娠を望む人は、いかにストレスない環境をつくることができるのかが大事なのではないでしょうか。







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えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?

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■えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?

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by photogramma1(画像:Creative Commons)

1mlあたりの精子の数 40代は8400万個、20代は4600万個

(2011/12/11、NEWSポストセブン)

衝撃のレポートがある。

20代男性の精子数は、40代前後にくらべて半数ほどしかない。

1ミリリットルあたりの平均精子数――40代は8400万個、20代は4600万個という数値が出た。(帝京大学医学部調べ)

日本だけではない。デンマークの医師も40代7800万個、20代4580万個と、日本と変わらない数値を発表している。20年間で、3200万~3800万個の精子が減少したことになる。

帝京大学医学部の調査やデンマークの医師による調査によれば、20代男性の精子は40代の半分という数値が出たそうです。

以前読んだ本(「だから、男と女はすれ違う」)では、次のようなことが書かれていました。

●人間の精子を詳しく調べた結果、正常な人でも85%の精子に異常があると報告(ニューカッスル大学 ジョン・エイトキン)

●世界のカップルの6組に一組が不妊に悩んでいると言われている。その原因の半分は男性にあり、男性の原因の大半は精子の質が問題となっている。

●デンマークでは、すでに生殖補助技術なしには、国民の人口を維持できないという状況に

●人間は乱婚を排除し、一夫一妻を基本としているから精子の質が悪い

●このままいくと、自然な受精は難しくなっていく。男の繁殖力は失われていく。

●ひとたび生殖補助技術に頼るようになると、次の世代にはそれがもっと必要になるのは自明の理

人間の精子に正常な人でも85%の精子に異常にあるという報告や不妊の原因の半分は男性にあり、男性の原因の大半は精子の質が問題となっているなど、男性の精子に問題が起こっているようです。

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今回紹介した記事では、男性の精子に異常または減少している理由として、様々な仮説が考えられているようですが、まだその答えは出ていないようです。

厚労省は「仮説の段階だ」として規制に乗り出してはいないが、学校給食、インスタントラーメンのカップ容器、水道水、さらに広範囲に、若者の食生活から検出される環境ホルモン=内分泌攪乱物質が、不妊や少子化にいたる原因ではないかという学者もいる。

『はらメディカルクリニック』原利夫院長の分析。

「環境ホルモンがいわれ始めた20年ほど前から、精子減少、女性ホルモン化が分かってきました。レイチェル・カーソンが『沈黙の春』でワニのメス化、サカナのメス化は、一部、食品容器に含まれている化学物質による作用かと指摘しました。以来、それが睾丸にある種の害を及ぼして、精子数を減少させているのではないかと。

ほかにも工場排水、電柱の変圧器から漏れ出してくる物質、たばこ、牛を早く出荷させるため、鶏に卵をたくさん産ませるためにエサに混ぜる成長ホルモン剤など、奇形の精子、不妊の問題にまで広がって、なにが精子減少を引き起こしているのか、解答は容易ではないのです」

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このままの状態が続けば、自然な受精は難しくなっていき、生殖補助技術なしには、国民の人口を維持できないということになってしまうかもしれません。

ただ、男性機能低下は亜鉛で防げる?亜鉛が豊富な牡蠣を食べて元気に!という意見や毎日の性交渉で精子の質改善、妊娠の可能性高める=豪研究者という研究があるようですので、今後の研究に期待したいところです。

亜鉛を多く含む食品 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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精子も35歳から老化する!?不妊原因の半分は男性にある!

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by Colby Stopa(画像:Creative Commons)

卵子だけでなく精子も35歳から老化…不妊原因

(2014/4/17、読売新聞)

精子も年齢を重ねると、最近話題になっている「卵子の老化」と同様に、受精能力が低下する可能性があるという研究を、独協医大越谷病院(埼玉県)泌尿器科の岡田弘教授らのグループがまとめた。

<中略>

その結果、35歳未満の男性の精子では約7割に活性化能力があったが、35~39歳では62%、40~44歳では52%、45~49歳では39%と、35歳を境に低下した。

卵子が老化することが以前話題になりましたが、精子も同様に老化するそうです。

35歳未満の男性の精子では約7割に活性化能力がありますが、35~39歳では62%、40~44歳では52%、45~49歳では39%と、35歳を境に低下していっています。

不妊原因は女性だけにあるという偏見を取り除き、男性にも不妊の原因の半分はあると考え、夫婦で不妊を乗り越えていきたいですね。

ちなみに、運動してる男性の精子は優れている!?によれば、適度に運動している男性は、ホルモンの働きが改善されることで、運動をしていない男性の精子と比べると、形が優れ、より速く移動することができるそうです。

また、食事の面で言えば、魚や植物油に含まれるオメガ3脂肪酸は精子によい影響があり(オメガ3脂肪酸は精子によい影響がある)、男性機能低下には、亜鉛が良いと言われています。(男性機能低下は亜鉛で防げる?|ホンマでっかTV

⇒ オメガ3脂肪酸を多く含む食品についてはこちら

⇒ 亜鉛 を多く含む食品について詳しくはこちら







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丸岡いずみさん、代理母出産で第一子を授かる|6年の不妊治療、2度の流産を経て

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産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルで紹介した2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(※妻50歳未満の初婚夫婦)

丸岡いずみさんも不妊治療に取り組んでいたことを明かし、今回は代理母出産でお子さんを授かったというニュースが話題になっています。

【目次】




■丸岡いずみさん、代理母出産で第一子を授かる|6年の不妊治療、2度の流産を経て

Baby!

by Jesse Davis(画像:Creative Commons)

丸岡いずみ 代理母出産 2度の流産を経て“奇跡の46歳ママ”に

(2018/1/23、デイリースポーツ)

2012年に結婚してすぐに自然妊娠。しかしわずか10週で流産。その後、体外受精での不妊治療を開始したが、再び10週で流産したという。

 流産の原因として、子宮内膜に十分な厚さがなく、着床しても妊娠継続が難しい「不育症」である可能性が高かった。

キム・カーダシアン&カニエ・ウェスト夫妻、代理母出産で第3子 名前も公表(2018/1/21、モデルプレス)によれば、米モデルのキム・カーダシアンとカニエ・ウェスト夫妻に第3子となる女の子が代理母出産で誕生したと米メディアが報じましたが、丸岡いずみさん・有村崑さん夫妻が6年の不妊治療、2度の流産を経て、代理母出産で第一子を授かったそうです。

丸岡いずみさんのケースは、子宮内膜に十分な厚さがなく、着床しても妊娠継続が難しい「不育症」が流産の原因の可能性が高いということでしたが、産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルで紹介した2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(※妻50歳未満の初婚夫婦)

また、体外受精は年間21万件で、世界最多となっています。

急増する不妊の増加の原因は、「卵子の老化」。

年をとると、卵子の質が低下するのです。

しかし、不妊治療を行う女性の中には、卵子が老化するという事実を知らない人も多いようです。




■体外受精と卵子の老化

卵巣の中に卵胞があり、卵胞の中に卵子が入っています。

専用の針で吸い出し、素早くシャーレの上に移します。

※年齢を重ねると、卵子のない空の卵胞が増えてしまいます。

見つかれば、夫の精子と受精させます。

卵子の老化による影響が出るのはこのあとです。

20代の女性の受精卵は、活発に細胞分裂を繰り返し、やがて胎児へと成長していきます。

30代後半からの女性の受精卵は、成長が止まってしまうことが増えていきます。

体外受精など不妊治療で出産できる確率は、35歳で16.8%、40歳で8.1%、45歳では0.5%に低下します。(日本産科婦人科学会 2009年)

卵子は女性が生まれた時から体の中にあります。

男性の精子が日々生み出されるのに対し女性の卵子は新しく作られません。

女性が年令を重ねるほど、数が減少し、質も低下するのです。

■まとめ

不妊と女性の社会進出との関係は大きいですよね。

  • 女性が社会進出した時代は結婚・出産することがはばかられる時代。
  • 就職氷河期でようやく手にした正社員の座を簡単には手放せない。
  • 20代は仕事で、30代は大きな役割を担うようになり、結婚・出産を先延ばしにしてしまった。

もう一つ、忘れてはいけないのは、不妊の原因の半分は男性にあり、不妊の原因の大半は精子の質が問題となっています。

片方だけが問題を抱えるのではなく、こうしたことを一緒に考え、そして、もう少し早い時期にこうしたことを夫婦で考える機会を持っていかないといけないと思います。

→ 不妊|不妊の原因・不妊治療・妊活 について詳しくはこちら

→ 男性不妊の原因・不妊治療・検査 について詳しくはこちら







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TBS吉田明世アナが不妊治療を乗り越えての妊娠を明かす「人工授精にも挑戦」|たまむすび

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【目次】




■TBS吉田明世アナが不妊治療を乗り越えての妊娠を明かす「人工授精にも挑戦」|たまむすび

iPad Pregnancy

by Thomas van de Weerd(画像:Creative Commons)

TBS吉田明世アナが不妊治療の経験を明かす「人工授精にも挑戦」

(2018/3/20、スポニチアネックス)

「子供が欲しい」との思いからホルモン検査を受け、卵子が大きく育たないためにうまく排卵されない「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されたが、判明するまでに半年以上かかったという。「結局、排卵誘発剤を飲んで、排卵させて。タイミングも見て授かった子供なんです。人工授精にも挑戦しましたし」と吉田アナ。

TBSの吉田明世アナウンサー(29歳)がTBSラジオ「たまむすび」に出演し、不妊治療をしていたことを明かしたそうです。

最近は有名人の方が不妊治療の経験を明かすことが増えています。

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産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャルで紹介した2010年国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、6組に1組が不妊に悩んでいるそうです。(※妻50歳未満の初婚夫婦)

また、体外受精は年間21万件で、世界最多となっています。




■体外受精と卵子の老化

急増する不妊の増加の原因は、「卵子の老化」。

年をとると、卵子の質が低下するのです。

しかし、不妊治療を行う女性の中には、卵子が老化するという事実を知らない人も多いようです。

卵巣の中に卵胞があり、卵胞の中に卵子が入っています。

専用の針で吸い出し、素早くシャーレの上に移します。

※年齢を重ねると、卵子のない空の卵胞が増えてしまいます。

見つかれば、夫の精子と受精させます。

卵子の老化による影響が出るのはこのあとです。

20代の女性の受精卵は、活発に細胞分裂を繰り返し、やがて胎児へと成長していきます。

30代後半からの女性の受精卵は、成長が止まってしまうことが増えていきます。

体外受精など不妊治療で出産できる確率は、35歳で16.8%、40歳で8.1%、45歳では0.5%に低下します。(日本産科婦人科学会 2009年)

卵子は女性が生まれた時から体の中にあります。

男性の精子が日々生み出されるのに対し女性の卵子は新しく作られません。

女性が年令を重ねるほど、数が減少し、質も低下するのです。

■まとめ

不妊と女性の社会進出との関係は大きいですよね。

  • 女性が社会進出した時代は結婚・出産することがはばかられる時代。
  • 就職氷河期でようやく手にした正社員の座を簡単には手放せない。
  • 20代は仕事で、30代は大きな役割を担うようになり、結婚・出産を先延ばしにしてしまった。

現代女性が将来的に子供がほしいならば、パートナーがいなくても、妊娠のための準備をしておく必要があるでも紹介しましたが、現代の女性は、妊娠しづらい、子供ができにくい身体になっているといわれています。

それは、晩婚化・晩産化、女性の社会進出による仕事の増加に伴うストレスの増加、エアコンによる体温調節機能の低下、食生活の乱れ(バランスよい食事ができない)、無理なダイエットによる筋肉の低下・ホルモンバランスの乱れ、体温の低下など原因はさまざまです。

つまり、現代の女性が将来的に子供がほしいと思うならば、独身でパートナーがいなかったとしても、妊娠のための準備をしておく必要があるのです。

もう一つ、忘れてはいけないのは、不妊の原因の半分は男性にあり、不妊の原因の大半は精子の質が問題となっています。

片方だけが問題を抱えるのではなく、こうしたことを一緒に考え、そして、もう少し早い時期にこうしたことを夫婦で考える機会を持っていかないといけないと思います。

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