「歯周病」カテゴリーアーカイブ

虫歯治療の根本概念が変わる?虫歯治療には削るのではなく、オーラルケアが大事

SAKURAKO - Brushing of teeth.

by MIKI Yoshihito(画像:Creative Commons)




■虫歯治療の根本概念が変わる?

虫歯を削る必要はないと判明、虫歯治療の根本概念が変わる可能性

(2016/1/20、GIGAZINE)

シドニー大学のウェンデル・エバンス准教授らの研究チームは、22の歯科医療機関と連携してのべ1000人の患者を調査する7年間にもわたる実験の結果から、「ほとんどの虫歯治療にはドリルで削ったり、詰め物したりする必要はない」との結論を出しました。

<中略>

ドリルで削らなかったオーラルケア・グループの虫歯は30%から50%が減少し、中でも1年間に2本の虫歯治療が必要とされる虫歯リスクの高い層に限って言えば、虫歯の減少率は80%も高かったことが分かりました。

ほとんどの虫歯治療のケースで、虫歯をドリルで削ったり、詰め物をする必要はないそうです。

以前歯医者に行ったときに、「虫歯を削らなくていいんですか?」とたずねたら、今は削らない方法をとっているということでしたが、虫歯治療のやり方が変わってきているようです。

■なぜ虫歯治療において歯を削る処置を避けたほうがいいのか?

参考画像:むし歯治療に革新をもたらす歯の神経(歯髄)の創傷治癒を促す新たなメカニズムを解明―プロスタグランジン E2輸送経路を介した「削らないむし歯治療」の開発に期待―(2017/8/22、新潟大学プレスリリース)

むし歯治療に革新をもたらす歯の神経(歯髄)の創傷治癒を促す新たなメカニズムを解明―プロスタグランジン E2輸送経路を介した「削らないむし歯治療」の開発に期待―

(2017/8/22、新潟大学プレスリリース)

むし歯は進行すると歯の内部組織である歯髄に波及し、炎症や痛みを生じます。歯科医師は、こうしたむし歯による感染が歯髄にまで達してしまうと歯髄を除去(抜随処置、いわゆるシンケイを抜く治療)しますが、この除去に伴い歯をやむを得ず削ってしまうため物理的に歯を脆弱化させ、将来的に喪失リスクが高まります。

虫歯が進行して、歯髄にまで達してしまうと、いわゆる神経を抜くと呼ばれる治療を行いますが、この際に歯を削ってしまうことが歯の脆弱化を招き、将来の喪失リスクを高めてしまうそうです。




■虫歯治療には削るのではなく、オーラルケアが大事

エバンス准教授は正しいオーラルケアとしてCaries Management System (CMS)という方法を提唱しています。

オーラルケアが大事だということですね。

●初期段階の虫歯に高濃度のフッ素塗布治療を施すこと

子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景によれば、歯磨き習慣が身についていることやフッ素を使ったうがいなどによる予防策が浸透していることによって、子どもの虫歯が減少しているそうです。

【参考リンク】

●正しい歯磨き方法を身につけること

歯磨き粉(フッ素入り)

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要によれば、歯に穴が開くと元には戻りませんが、初期段階で歯が溶けていくのを防ぐことはできるそうです。

これに効果的なのが「フッ素」です。

穴の開く手前の段階で、フッ素入り歯磨き剤を使うと、失った歯の成分を補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなります。

フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的なのだそうです。

歯磨き方法

虫歯予防のための歯みがき方法|がっちりアカデミー 6月25日

1.歯ブラシに、フッ素入りの歯磨き粉を1cm出す。

2.できるだけ泡立てて2分間磨く。

3.水10ccの水を含み、1分間ブクブクうがいをする。

4.吐き出す。その後は、もうすすがないようにする。

オーラルケア

オーラルケア|予防歯科で歯周病予防

基本はやはりブラッシングですが、ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが大事です。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。

フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうです。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

【関連記事】

【参考リンク】

●砂糖の入ったスナック菓子や飲み物の間食を控えること

知らぬ間に歯を溶かす飲食物を摂取している?酸蝕歯の原因・症状・対策によれば、歯のエナメル質が溶け出すpH値5.5以下となる酸性の飲食物を摂取することで、酸蝕歯になる人が増えているようです。

【pH値5.5以下の酸性飲食物の例】

  • 炭酸飲料
  • スポーツ飲料をはじめ酒類
  • 野菜・果物ジュース(レモン・グレープフルーツなどのかんきつ類)
  • 黒酢

大事なポイントとしては、酸性の飲食物を口にしたら、口をゆすいだり、水やお茶を飲むようにすることと、フッ素入りの歯磨きやガムをかむようにしたら良いようです。

●虫歯の経過を観察し続けること

定期的に歯医者でチェックを受けることで、様子を見るとよいようです。







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歯周病

歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因

歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ)

歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係

歯磨きが苦手なお子さんをお持ちのお母さん!『はの うた』を一緒に聴いて歯磨きをしましょう!

hanouta

参考画像:しまじろうのわお!(ペトロールズ) 『はの うた』|YouTubeスクリーンショット




■歯磨きが苦手なお子さんをお持ちのお母さん!『はの うた』を一緒に聴いて歯磨きをしましょう!

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初心では応急処置以外の治療を行なわないところがあるそうです。

子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景によれば、子どもの虫歯が大幅に減少しているそうです。

歯磨き習慣が身についていることやフッ素を使ったうがいなどによる予防策が浸透していることが良い結果を生んでいるようです。

それでも、歯磨きが苦手なお子さんもいるかと思います。

そこで、紹介するのが、この歌。

しまじろうのわお!(ペトロールズ) 『はの うた』

歯は、歯の持ち主のことを大事に思っているよという歌です。

歯磨きしてくれないお子さんにぜひ聴かせてみてください。

「シャカ シャカ ティース♪」

→ 歯周病とは|歯周病の症状・予防 について詳しくはこちら




■セルフケア

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要です。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめで、表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもよいそうです。

また、歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要なようです。

そして、日々のセルフケアに加えて、定期的にプロの歯科医によるケアを受けるのがより効果的なようです。

■プロの歯科医によるケア

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)によれば、ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%で、フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうですが、それ以上はプロでなければ難しいそうです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

→ 歯周病 について詳しくはこちら







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歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因

歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ)

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【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)

Brushing My Teeth

by Cody Long(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 歯周病 > 【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)

2016年1月28日放送のカンブリア宮殿では『予防すれば虫歯ゼロ!ニッポンの歯科を変える歯医者さん』が取り上げられました。

日吉歯科診療所理事長の熊谷崇さん

【目次】




■初診では応急処置以外はしない

日吉歯科診療所の診療方針は、初診では応急処置以外はしないことです。

それは、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるためです。

しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってから、治療を行ないます。

  • 歯科衛生士が、歯のケア方法を徹底的に教える。
  • 口内の状態を検査した後は、ケアの仕方を教えていく。
  • ケア指導と歯の掃除は5回目の通院まで続く。

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■歯周病とは

歯周病は、歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)の総称です。

歯肉炎と歯周炎ともに歯ぐきに炎症が起き、腫れたり出血を伴ったりします。

また、歯周炎では歯を支える土台となる歯槽骨が溶けて歯ぐきが下がり、歯を失うことにもつながります。

歯周病の原因の一つが、歯と歯ぐきの間にたまった汚れである歯垢です。

歯垢の中の毒素などにより、歯ぐきなどの歯周組織が炎症を起こします。

炎症が進むと、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる深いすき間ができてしまいます。

歯周ポケットが汚れのたまり場となって炎症がより進行しやすくなります。

【関連記事】

虫歯治療の根本概念が変わる?虫歯治療には削るのではなく、オーラルケアが大事

●初期段階の虫歯に高濃度のフッ素塗布治療を施すこと

子どもの虫歯が激減|就寝前の歯磨き習慣やフッ素を使ったうがいの予防策の浸透が背景によれば、歯磨き習慣が身についていることやフッ素を使ったうがいなどによる予防策が浸透していることによって、子どもの虫歯が減少しているそうです。

●正しい歯磨き方法を身につけること

歯磨き粉(フッ素入り)

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要によれば、歯に穴が開くと元には戻りませんが、初期段階で歯が溶けていくのを防ぐことはできるそうです。

これに効果的なのが「フッ素」です。

穴の開く手前の段階で、フッ素入り歯磨き剤を使うと、失った歯の成分を補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなります。

フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的なのだそうです。

歯磨き方法

歯磨き方法には様々な方法があります。

虫歯予防のための歯みがき方法|がっちりアカデミー 6月25日

  1. 歯ブラシに、フッ素入りの歯磨き粉を1cm出す。
  2. できるだけ泡立てて2分間磨く。
  3. 水10ccの水を含み、1分間ブクブクうがいをする。
  4. 吐き出す。その後は、もうすすがないようにする。

<歯周病予防>歯と歯ぐきの境目を磨いて

  • 歯磨きの際には、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシを斜め45度に当て、すき間に毛先が届くよう小刻みに丁寧に磨くことを心がけましょう。
  • 歯ブラシの当て方が弱すぎると歯垢が残ってしまうので、痛くない程度の力で磨きましょう。
  • 歯周病を防ぐ効能の歯磨き剤や、歯周ポケットに入りやすい歯ブラシを使うのも歯周病予防に効果的です。

オーラルケア

オーラルケア|予防歯科で歯周病予防

基本はやはりブラッシングですが、ただし1つの歯ブラシではなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが大事です。

ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%。

フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうです。

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

【関連記事】

【参考リンク】

●砂糖の入ったスナック菓子や飲み物の間食を控えること

知らぬ間に歯を溶かす飲食物を摂取している?酸蝕歯の原因・症状・対策によれば、歯のエナメル質が溶け出すpH値5.5以下となる酸性の飲食物を摂取することで、酸蝕歯になる人が増えているようです。

【pH値5.5以下の酸性飲食物の例】

  • 炭酸飲料
  • スポーツ飲料をはじめ酒類
  • 野菜・果物ジュース(レモン・グレープフルーツなどのかんきつ類)
  • 黒酢

大事なポイントとしては、酸性の飲食物を口にしたら、口をゆすいだり、水やお茶を飲むようにすることと、フッ素入りの歯磨きやガムをかむようにしたら良いようです。

●虫歯の経過を観察し続けること

定期的に歯医者でチェックを受けることで、様子を見るとよいようです。




■虫歯と病気の関係

国立循環器病研究センターによれば、虫歯の原因菌として知られるミュータンス菌の一種が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症に関与しているそうです。

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歯周病と生活習慣病の関係

歯周病と生活習慣病の関係によれば、年齢が進むに従って、症状の進んだ歯周炎の比率が高くなり、35歳から44歳では82・5%の人が歯周病に罹患(りかん)しているそうです。(厚生労働省の2005年度歯科疾患実態調査)

歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

歯周病は、悪玉コレステロール・動脈硬化と関連がある!?によれば、歯周病細菌の一つであるポリフィロモナスジンジバリス菌に対する免疫抗体が多い患者は、動脈硬化に関わる悪玉コレステロールの値が高いことがわかったそうです。

歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイント糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、糖尿病と歯周病には悪循環を起こす関係があるそうです。

  1. 糖尿病が進行すると、免疫機能が低下し、歯周病を起こす細菌が増えることから。
  2. 歯周病が重症化すると、その細菌と戦おうと「TNF-α」と呼ばれるタンパク質が出されるが、そのTNF-αがインスリンの働きを悪くして、血糖値のコントロールをも悪化させるから。

また、歯周病になり、歯を失うことになれば、糖尿病患者に適した繊維質の豊富な、噛みごたえのある食事ができなけくなり、少ない食事量では食事の満足感が得られなくなってしまいます。

さらには、糖尿病患者に歯周病があると、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まるともいわれています。

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■歯周病予防のポイント

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要からポイントをまとめます。

  • フッ素入り歯磨き剤を利用すると、失った歯の成分が補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなる
  • フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的

糖尿病予防のためにも、歯周病予防のためにも、歯ブラシ選び・歯磨き粉選びをきちんと行ないましょう。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら







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イングランドリーグのサッカー選手、37%が虫歯で、10人中8人の選手に歯周病 プレーに影響も

Posession

by Matthew Wilkinson(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 歯周病 > 英リーグのサッカー選手、37%が虫歯で、10人中8人の選手に歯周病 プレーに影響も




■イングランドリーグのサッカー選手、37%が虫歯で、10人中8人の選手に歯周病 プレーに影響も

英リーグのサッカー選手、40%が虫歯 プレーに影響も

(2015/11/4、AFP)

選手の年齢層は18~39歳で、平均24歳だった。各チームとも少なくとも9割の選手が検査を受け、問診に答えた。その結果、全体の37%の選手に進行中の虫歯が見つかり、半数以上の選手に酸による歯の侵食がみられた。また10人中8人の選手に歯周病があり、4人中3人の選手は口内の半分が冒されていた。20人に1人の割合で、歯茎のダメージが元に戻せない状態だった。

英国でプレーするプロサッカー選手の37%が虫歯を持っており、また、10人中8人の選手に歯周病があることがわかったそうです。

また選手の半分近くが、虫歯や歯周病が気になっていると答え、5人に1人が生活に支障が出ていると述べた。さらに7%の選手が、歯の状態が悪いせいで、試合やトレーニングに悪影響が出ていると回答した。

選手によっては、場合によってはピッチ上でのパフォーマンスに影響が出るほど深刻なことが最新の研究で明らかになった。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら




■セルフケア

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初心では応急処置以外の治療を行なわないところがあるそうです。

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)

歯周病予防の基本はブラッシングですが、歯ブラシだけでなく、糸状のフロスやインタースペース・ブラシで歯のすき間の汚れも落とすことが重要です。

※フロスには、糸状のものや柄が付いたものがありますが、歯と歯の間に挿入してスライドさせながら歯垢を取り除くための道具です。

※インタースペース・ブラシとは、歯と歯の間や歯と歯肉の間、奥歯の周り、歯並びが悪いところを清掃するために役立つブラシのことです。

歯磨き剤には、歯の表面を硬くコーティングするフッ素入りのものをおすすめで、表面のエナメル質を補う成分の入ったものを、定期的に使うのもよいそうです。

また、歯周病を進行させる因子として喫煙(たばこ)も挙げられているので、禁煙することも重要なようです。

そして、日々のセルフケアに加えて、定期的にプロの歯科医によるケアを受けるのがより効果的なようです。

■プロの歯科医によるケア

オーラルケアで歯周病予防|予防歯科(セルフケアと歯科医によるケア)によれば、ブラッシングで落とせるプラーク(歯垢)は全体の50%で、フロスやインタースペース・ブラシを正しく使えば70%までは高められるそうですが、それ以上はプロでなければ難しいそうです。

プロの歯科医によるケアはどのようなことをするのでしょうか?

ブラッシングでプラークは落とせますが、実はその下にバイオフィルムと呼ばれる膜が付着しています。

細菌の巣窟であり、プラークをつきやすくするバイオフィルムを除去するために行なうのがPMTC。

「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、日ごろ自分で行なっている歯磨きでは落ちない歯の汚れをプロ(歯医者)が専用機器を使ってクリーニングすることです。

専用のブラシやラバーカップでこすり取っていきます。

そのあとで、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ化物(フッ素)を塗布します。

つまり、車でいう油膜であるバイオフィルムを除去し、歯の石灰化度を高めて酸に溶けにくくするためにフッ素を塗るわけですね。

次に、歯周病菌が多く存在する歯肉が作るポケットと呼ばれる溝に、専用の器具を挿入し、先端から薬剤を薄めた液を吹き出し、超音波の振動を作用させることで細菌を洗い流していくという予防処置を週に1回、4週間行なうと歯は驚くほどきれいになるそうです。

やはりここまで聞くと、セルフケアだけでは歯周病予防は難しいようです。

プロの力を借りたほうがより効果的なようですね。

→ 歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因 について詳しくはこちら







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血管若返りアドバイス|血管年齢|駆け込みドクター

Happy Boy

by Alexandre Normand(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 > 血管若返りアドバイス|血管年齢|駆け込みドクター




2015年3月15日放送の駆け込みドクターのテーマは「血管若返り」です。

■血管クイズ

1.入浴時、声を出しながら入ると突然死の予防になる

入浴時の温度差は突然死のリスクが高くなるので、おすすめのお風呂の温度は38度。

血圧の上昇を抑えられるお風呂の温度は38度。

2.血管は寝ている時に修復される

血管は寝ている時に修復されるので、質の良い睡眠をとることが大事。

3.血圧を計るだけで血管にとって良いマッサージになる

血管を圧迫し開放すると、血管を柔らかくして拡張させる一酸化窒素がでるため。

縄などで縛るのはNG

手クロス運動 1日3回ほどでよい。

【方法】

  1. 握りこぶしを胸の前で交差し、前かがみになって脇を締めて15秒キープ 。
  2. 両手を広げて解放する。

4.口の中の菌が原因で動脈硬化を引き起こす

歯周病菌は歯茎から血管に侵入し、菌の毒素により血管が炎症する。

動脈硬化予防のため、歯のケアは大切に!

■血管若返りアドバイス

中性脂肪やコレステロールを抑制する EPA動脈硬化を抑制)の多い魚(マグロ/鯖/イワシなど)を多くとるようにしましょう。

脂質異常症

血液中の中性脂肪・コレステロールLDLコレステロール)が高い状態

サラダ油はアラキドン酸(AA)が多い。

AA は炎症を引き起こし、動脈硬化を促進するように働く。

●超悪玉コレステロール(小型化した悪玉コレステロールのこと)になると動脈硬化になりやすい。

中性脂肪が多い=超悪玉コレステロールが多い

【関連記事】

●低たんぱく血症

タンパク質が不足すると、血管がもろくなる。

●新型栄養失調:偏った食事により必要な栄養素が不足している

過度のダイエットも原因となる。

栄養をとり運動する事が大事!

【関連記事】

●血管内皮機能が低下すると、動脈硬化に

●魚嫌いの人は『えごま油』『アマニ油』がおすすめ。

αリノレン酸は加熱に弱いので、加熱せず、サラダなどにかけて摂取すると良い。

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NASH:非アルコール性脂肪肝炎

お酒をあまり飲まない、コレステロール値・中性脂肪値が高い人は、NASHの可能性がある。

肝硬変肝臓がんに進行する可能性もある。

●血管を広げるには、運動が大事。

座る→立つ→歩く→小走り

●喫煙(血管を収縮させダメージを与える)+LDLコレステロール値が高い→動脈硬化のリスクが高い

●缶コーヒーを多く飲むことによる糖の過剰摂取、早食いによる血糖値の上昇によって、糖尿病予備群の可能性がある。

インスリンが過剰に出ると脳にダメージを与え、認知症のリスクが高まる

●塩分の取りすぎは良くない。

高血圧を予防する1日の塩分量は6g未満が良い

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■血管年齢が若返ると見た目年齢も若返る

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●血管年齢が高いとシミが出やすい

血管の老化による血液の流れが関係しているのではないか。

血管年齢が若返るとシミが薄くなる。

【血管年齢若返りポイント】

●食事

  • クルミ(αリノレン酸が血中の老廃物除去・動脈硬化予防)
  • EPAが豊富なサバアジを食べる
  • 野菜を食べる

●運動

  • 会話が楽しめる程度のウォーキングなど有酸素運動

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







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