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なぜ虫歯は、長時間メディア(特にゲーム)利用、睡眠不足、朝食欠食の子供に多いの?|唾液分泌量が少なくなると虫歯になりやすい!?|富山大学




【目次】

■虫歯は、長時間メディアを利用する子供、睡眠時間が短い子供、朝食を欠食する子供に多い!

Reagan in Red

by Javcon117*(画像:Creative Commons)

富山大学地域連携推進機構地域医療保健支援部門によれば、虫歯は、長時間メディア(特にゲーム)を利用する子供、睡眠時間が短い子供、朝食を欠食する子供に多いことがわかったそうです。

虫歯は、メディア利用時間が長い子供に多い
虫歯は、メディア利用時間が長い子供に多い

参考画像: 虫歯は、メディア利用時間が長い子供に多い|長時間メディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供は虫歯になりやすい?(2017/5/29、富山大学)|スクリーンショット

虫歯は、睡眠時間が短い子供に多い
虫歯は、睡眠時間が短い子供に多い

参考画像: 虫歯は、睡眠時間が短い子供に多い |長時間メディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供は虫歯になりやすい?(2017/5/29、富山大学)|スクリーンショット

虫歯は、朝食を欠食する子供に多い |富山大学
虫歯は、朝食を欠食する子供に多い |富山大学

参考画像: 虫歯は、朝食を欠食する子供に多い |長時間メディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供は虫歯になりやすい?(2017/5/29、富山大学)|スクリーンショット




■なぜ、長時間メディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供に虫歯が多いの?

長時間メディア利用、睡眠不足、朝食欠食の子供は虫歯になりやすい?

(2017/5/29、富山大学)

長時間メディア利用(とくにゲーム)は、精神的な興奮により交感神経活動が高くなることが知られています。睡眠不足の状態では、交感神経活動が高くなることが知られています。さらに、朝食欠食は、空腹ストレスのために交感神経活動が高くなることが知られています。

富山大学地域連携推進機構地域医療保健支援部門が考える仮説としては、長時間メディア(特にゲーム)利用、睡眠不足、朝食欠食といった生活習慣が自律神経の活動に影響を与え、唾液分泌の量や質に変化が起きていることにより、むし歯になりやすいと考えられるそうです。

【唾液による虫歯予防作用】

① 洗浄作用 (口腔内を洗浄して清潔にする)
② 緩衝作用 (食事により酸性に傾く(虫歯になりやすい)口腔内pH(酸性度)を安定させる)
③ 抗菌作用 (唾液に含まれる化学物質に抗菌作用がある)
④ 再石灰化作用 (カルシウムやミネラルを歯に定着させる)

虫歯に『なりやすい人』と『なりにくい人』の差|唾液の分泌量を増やすマッサージ方法|#この差って何ですかによれば、唾液には抗菌作用があり、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」を洗い流してくれるそうです。

隠れむし歯(初期むし歯)の段階であれば、だ液が毎日治してくれている|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、だ液にはカルシウムが含まれていて、穴が大きく空いてしまったむし歯は、だ液では治せないのですが、隠れむし歯(初期むし歯)の段階であれば、だ液が毎日治してくれているそうです。

そうした虫歯を予防してくれる効果のある唾液の分泌は交感神経・副交感神経の両方で調節されているそうです。

リラックスしているときは副交感神経活動が高くなり、漿液性唾液(サラサラの唾液)が分泌され、唾液量も多くなります(リラックスしているとき口の中がサラサラの唾液で満たされる)。

一方、緊張しているときは交感神経活動が高くなり、粘液性唾液(ネバネバの唾液)が分泌され、唾液量も少なくなります(緊張しているとき口の中がネバネバでカラカラになる)。

長時間メディア利用→精神的興奮、睡眠不足、朝食欠食→空腹ストレスによって、交感神経活動が高くなり、唾液分泌量が低下する可能性があり、その唾液分泌の減少によって虫歯になりやすいと考えられるそうです。

つまり、むし歯を予防するためにも、適度なメディア利用、十分な睡眠、朝食を食べるようにしたほうが良いということですね。

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■唾液の分泌量チェック

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親の教育歴が低い家庭の子どもほど未就学児の虫歯治療経験が高くなっている|東北大学【#健康格差】




■親の教育歴が低い家庭の子どもほど未就学児の虫歯治療経験が高くなっている|東北大学

虫歯治療を過去一年に受けた子の割合を両親の教育歴で比較
虫歯治療を過去一年に受けた子の割合を両親の教育歴で比較

参考画像:乳幼児の「むし歯の健康格差」は成長とともに拡大(2017/5/19、東北大学)|スクリーンショット

乳幼児の「むし歯の健康格差」は成長とともに拡大

(2017/5/19、東北大学)

過去 1 年間のむし歯治療を受けた割合は、2 歳 6 か月の時点で 10%未満でしたが 5 歳 6 か月の時点で 30%以上に増加していました。

親の教育歴が低い家庭の子どもでは、むし歯治療経験は 8.5%から 41.5%に増加、一方教育歴の高い家庭の子どもでは 5.6%から 31.5%の増加でした(表)。

東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の相田潤准教授のグループが、厚生労働省が実施している「21 世紀出生児縦断調査」の追跡データを分析したところ、親の教育歴が低い家庭の子どもほど未就学児の虫歯治療経験が高くなっていることがわかったそうです。




■まとめ

むし歯は所得や学歴が低いほど多いという健康格差があることが知られていますが、今回の分析によれば、親の教育歴が子供の虫歯治療経験に影響を及ぼすことが明らかになりました。

健康格差は、保健医療の知識の差というよりも、知識を行動に移せるだけの時間的・経済的な生活の余裕の差から生まれている部分が大きいことが分かっています。

健康格差のポイントは、知識の差ではなく、その知識を行動に移すだけの生活の余裕の差によるものが大きいそうです。

日本の「健康社会格差」の実態を知ろうによれば、個人・家族の学歴、職業、所得などの社会階層が低いほど、次のような影響を与えることで、健康状態が悪化したり、寿命が短くなってしまうそうです。

物質的な制限がある
・低所得で物やサービスを購入できない
・医療へのアクセス抑制

ストレスが大きい
・仕事の裁量と努力への報酬が小さい
・他人と比べた劣等感、相対的剥奪感

人間関係が乏しい
・孤立しやすく、サポートが少ない

健康に悪い生活習慣

胎児期・子供時代の低栄養、逆境体験によるストレスの長期的影響

【子供の虫歯二極化】歯科の受診が確認できない子供が65%、「口腔崩壊」の子どもがいる学校の割合も35%で紹介した兵庫県保険医協会の調査によれば、歯科の受診が確認できない子供が65%、「口腔崩壊」の子どもがいる学校の割合も35%にのぼったそうです。

同協会によれば、この背景には「貧困(仕事が忙しく、子供の歯に気をつかう時間的・経済的余裕がない)」があると考えられるそうです。

子供の健康を守るためには、生活の余裕が得られるように、社会的なサポートが重要になるのではないでしょうか。

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歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学

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■歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学

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by COMSEVENTHFLT(画像:Creative Commons)

歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差があることを解明

(2017/7/28、岡山大学)

森田教授と岩崎教授らの研究グループは、岡山大学の大学生 2,220 人を対象とした調査において、歯科医院で歯科に関する知識を得ている者とそうでない者を比較。

前者は後者に比べ、1.49 倍デンタルフロスを使用する傾向にあること、また、2.92 倍定期的に歯科受診をしている傾向にあることが分かりました。

情報源としての歯科医院は、個人の行動変容を促す良い影響がある可能性があります。

さらに、デンタルフロスを使用している者や定期的に歯科受診をしている者では歯周病である者の割合が少なかったことから、歯科保健行動だけでなく、歯周病の有病率にも影響を及ぼしている可能性があります。

一方で、学校もしくはテレビから歯科に関する知識を得ている人は、そうでない人よりもそれぞれ 0.69 倍、0.71 倍定期的に歯科受診をしている傾向、つまり、定期的な歯科受診をしない傾向にあるということが分かりました。

岡山大学の森田学教授と岡山大学保健管理センターの岩崎良章教授らの共同研究グループによれば、歯科医院で歯科に関する知識を得ることによって、歯科保健行動を促し、また歯周病の有病率に影響を及ぼす可能性があること、また、学校やテレビから歯科に関する知識を得ても必ずしも行動変容を促すわけではないということが分かったそうです。




■まとめ

オーラルフレイルを知って健康寿命を延ばそう|自分の歯が多く保たれている人は、健康寿命が長く、要介護期間が短い|東北大学で紹介した東北大学の松山祐輔歯科医師が行なった研究によれば、自分の歯が多く保たれている人は、寿命が長いだけではなく、健康寿命(日常生活に制限のない期間)が長く、要介護でいる期間が短いことがわかったので、健康寿命を長くするためにもいかに歯の健康を保つかが重要になっています。

収入に関係なく高学歴ほど病気リスクが低い|なぜ高学歴ほど循環器疾患(心筋梗塞や脳卒中)の発症リスクが下がるのか、仮説を考えてみたで紹介したミネソタ大学の久保田康彦・客員研究員(公衆衛生学)が行なった45~64歳の男女1万3948人を学歴や収入でグループ分けし、45~85歳までに心筋梗塞、心不全、脳卒中といった循環器疾患を発症するリスクを分析したところ、収入に関係なく、高学歴ほど心筋梗塞や脳卒中になるリスクが低いということがわかったそうです。

これまで健康格差は所得や学歴など社会的・経済的な格差が要因と考えられてきましたが、ミネソタ大学の久保田康彦・客員研究が行なった分析結果によれば、収入は関係なく高学歴ほど循環器疾患の発症リスクは低いという結果が出たことから、健康格差は学歴が大きな要因であると仮定し、今回の研究結果を合わせて考えると、こういう仮説が生まれないでしょうか?

「高学歴の人ほど、知識の情報源を専門的なところから収集し、行動変容を促す良い影響があり、病気のリスクを減らしているのではないか」という仮説です。

つまり、この仮説が正しければ、いかに情報の質が高い知識の情報源を持つかどうかが病気のリスクを減らす方法といえます。

ただ、今回の研究は、ある一時点においての観察を行う「横断研究」であり、強い関連性を見出すためには、同一の対象者を一定期間継続的に追跡調査する「縦断研究」が必要になるそうです。

→ 歯周病の症状・原因 について詳しくはこちら

→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら







【参考リンク】
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歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイント

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■歯周病から糖尿病が悪化する?|そのメカニズムと歯周病予防のポイント

28/2011 Freshing up

by Marc Samsom(画像:Creative Commons)

歯周病菌で糖尿病が悪化…日本歯科大臨床教授

(2015/6/4、読売新聞)

倉治ななえ・日本歯科大病院臨床教授が4日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、歯周病の原因となる菌は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きを弱めて糖尿病を悪化させるほか、心筋梗塞や脳梗塞など様々な病気の原因になると説明した。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、糖尿病と歯周病には悪循環を起こす関係があるそうです。

  1. 糖尿病が進行すると、免疫機能が低下し、歯周病を起こす細菌が増えることから。
  2. 歯周病が重症化すると、その細菌と戦おうと「TNF-α」と呼ばれるタンパク質が出されるが、そのTNF-αがインスリンの働きを悪くして、血糖値のコントロールをも悪化させるから。

また、歯周病になり、歯を失うことになれば、糖尿病患者に適した繊維質の豊富な、噛みごたえのある食事ができなけくなり、少ない食事量では食事の満足感が得られなくなってしまいます。

さらには、糖尿病患者に歯周病があると、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まるともいわれています。

歯周病と生活習慣病の関係

年齢が進むに従って、症状の進んだ歯周炎の比率が高くなり、35歳から44歳では82・5%の人が歯周病に罹患(りかん)しているそうです。(厚生労働省の2005年度歯科疾患実態調査)

歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

■歯周病予防のポイント

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要からポイントをまとめます。

  • フッ素入り歯磨き剤を利用すると、失った歯の成分が補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなる
  • フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的

糖尿病予防のためにも、歯周病予防のためにも、歯ブラシ選び・歯磨き粉選びをきちんと行ないましょう。

→ 歯周病とは|歯周病(歯肉炎と歯槽膿漏)の症状・原因 について詳しくはこちら

→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら







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ラジカル殺菌歯周病治療器を用いた歯周病治療は、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることを実証|東北大

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■ラジカル殺菌歯周病治療器を用いた歯周病治療は、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることを実証|東北大

ラジカル殺菌歯周病治療器を用いた歯周病治療は、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることを実証|東北大
ラジカル殺菌歯周病治療器を用いた歯周病治療は、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることを実証|東北大

参考画像:ラジカル殺菌歯周病治療器の臨床効果の実証‐東北大学で開発した医療機器の実用化に向けて‐(2017/10/25、東北大学プレスリリース)|スクリーンショット

ラジカル殺菌歯周病治療器の臨床効果の実証‐東北大学で開発した医療機器の実用化に向けて‐

(2017/10/25、東北大学プレスリリース)

歯周病は、デンタルプラークに含まれる歯周病原因菌によって引き起こされる疾患です。病状の進行に伴って歯を支える骨が失われ、最終的には歯の喪失に繋がります。重度の歯周病になると歯周ポケットが深くなってしまい治療が困難になってしまいます。

佐々木啓一教授(東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野)および菅野太郎教授(同研究科先端フリーラジカル制御学共同研究講座)らの研究グループは、ラジカル殺菌歯周病治療器の臨床的有効性を医師主導治験において実証することに成功したと発表しました。

東北大学では、重度の歯周病を効率的に治療するために、消毒薬として用いられる3%過酸化水素に対して青色の光を照射することで発生するラジカルを応用した殺菌法を考案し、ラジカル殺菌歯周病治療器の臨床的な有効性を検証するために東北大学病院主導で治験を行なった結果、ラジカル殺菌歯周病治療器を用いた歯周病治療は、従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることが実証されたそうです。




■まとめ

歯周病の原因の一つが、歯と歯茎の間にたまった汚れである「歯垢(しこう)」。

歯垢に含まれる毒素などによって、歯茎などの歯周組織が炎症を起こし、炎症が進むと、歯と歯茎の間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間ができて、さらに汚れがたまりやすくなってしまい、炎症が進行しやすくなってしまいます。

歯周病になると、歯茎が腫れたり(歯肉が赤く腫れる)、出血したり、口臭が気になったりします。

また、歯周炎になると、歯を支える土台となる歯槽骨が溶けて歯茎が下がってしまい、場合によっては歯を失ってしまう恐れがあるそうです。

<歯周病予防>歯と歯ぐきの境目を磨いて|45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者で紹介した厚生労働省の調査によれば、45歳以上の人で4割以上の方が歯周炎患者だったそうです。

お口の悩み|口内環境の消費者意識実態調査
お口の悩み|口内環境の消費者意識実態調査

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

また、花王の調査でも40代以上の人は歯と歯の隙間の汚れに悩んでいる人が多いそうです。

加齢と口内環境|口内環境の消費者意識実態調査
加齢と口内環境|口内環境の消費者意識実態調査

参考画像:口内環境の消費者意識実態調査(2007/10/29、花王ニュースリリース)|スクリーンショット

ストレスを感じることの多い30代後半から40代にかけて、口内を洗浄する働きがある唾液の分泌量が低下し、口内細菌の増加を招き、歯垢ができて、口がねばついたり、口臭を感じることが増えていくようです。

つまり、多くの方が歯周病に悩んでいるのですが、しっかりとした対処ができていないということがわかります。

【関連記事】

歯周病を予防するには、日々のブラッシングなどで、歯周病の原因となる細菌をできる限り取り除くことが重要です。

【#カンブリア宮殿】予防すれば虫歯ゼロ!(熊谷崇さん・日吉歯科診療所)によれば、しっかりと歯のケア方法ができるようになり、口腔内を清潔にできるようになってからではないと、詰めた歯は4、5年で再感染してしまい、また治療を繰り返すことになるため、初診では応急処置以外の治療を行なわない歯科医院もあるそうです。

大事なのは、しっかりとした歯のケアの仕方を学び、それを実践していくことなのです。

今回の研究結果によれば、ラジカル殺菌歯周病治療器が従来の治療法よりも歯周病菌を減少させて歯周ポケットを浅くする効果に優れることが実証されたことから、新しい医療機器として紹介される時も近いかもしれません。

→ 歯周病の症状・原因 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら







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